三川駅 (北海道)
三川駅(みかわえき)は、北海道(空知総合振興局)夕張郡由仁町西三川にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。電報略号はミカ。
稀府駅から当駅まで複線、当駅から岩見沢駅までは由仁駅 - 栗山駅間を除き単線である。
歴史
- 1897年(明治30年)2月16日 - 北海道炭礦鉄道追分駅 - 由仁駅間に新設開業。一般駅。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名を室蘭本線に制定、それに伴い同線の駅となる。
- 1972年(昭和47年)7月1日 - 貨物取扱い廃止。
- 1980年(昭和55年)5月15日 - 荷物取扱い廃止。同時に無人(簡易委託)化。
- 1982年(昭和57年) - 駅舎改築[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 時期不詳[注 1] - 簡易委託廃止、完全無人化。
駅構造
単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する地上駅で、単線区間と複線区間の接点となる列車交換可能な交換駅。互いのホームは単式ホーム南側と島式ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[2]。跨線橋はL字を背中合わせに付けた形態である[2]。線路東側の駅舎側単式ホームが上り1番線、対向側島式ホームが下り2番線(旧3番線)となっている[2]。そのほか1993年(平成5年度)3月時点では、1番線の長万部方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線、2番線の岩見沢方から長万部方面へ構内外側へ分岐する行き止まりの側線を1線、2番線側に安全側線を1線有していた[2]。かつては単式ホーム・島式ホーム複合型2面3線の配線であった(1983年(昭和58年)4月時点ではこの配線[3])。このうち上下共用の中線(旧2番線)が撤去された形となっている[2](現在の2番線は旧3番線である[3])。
1 | ■室蘭本線(上り) | 追分・苫小牧方面 |
---|---|---|
2 | ■室蘭本線(下り) | 栗山・岩見沢方面 |
無人駅となっている。駅舎は構内の東側(岩見沢方面に向かって右手側)に位置し単式ホーム中央部分に接している[2]。有人駅時代の駅舎は改築され、安平駅、古山駅、栗丘駅と同型の[4]駅舎となっている。破風および側面のラインの配色は青色となっている[4]。駅舎内に待合所のほか管理事務室、トイレを有する[4]。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は当地が愛知県(旧・三河国)からの入植者によって開拓されたことにより、故郷にちなんで付けられた[2][3][4][5]。 テンプレート:Ambox
利用状況
駅周辺
駅前広場には煉瓦造り、軟石造りの倉庫が並んでいる[4]。周辺は田園地帯である[4]。
- 北海道道870号幌内三川停車場線
- 国道274号・国道234号
- 由仁町役場三川支所
- 栗山警察署三川駐在所
- 三川郵便局
- そらち南農業協同組合(JAそらち南)三川出張所
- 岩見沢道路事務所三川分遣所
- 由仁町立三川中学校
- 由仁町立三川小学校
- 由仁川
- 北海道中央バス「三川駅通」停留所
バス路線
隣の駅
脚注
注釈
出典
関連項目
テンプレート:室蘭本線3- ↑ 北海道630駅 小学館 1993年発行
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)90ページより。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)87ページより。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)115ページより。
- ↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)58ページより。
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