レズビアン・ゲイ映画
レズビアン・ゲイ映画(レズビアン・ゲイえいが、英語:Lesbian and Gay Film)は、映画のジャンルのひとつである。ゲイ映画、レズビアン映画と、それぞれ略称で呼ぶ。
なお、ゲイポルノ、薔薇族映画などと呼ばれるポルノ系作品は、1982年から成人映画館で多くの作品が公開されてきたが、そちらは「ゲイ向けピンク映画」参照のこと。
目次
日本
概要
性的少数者をテーマにしており、恋愛映画にとどまらず、レズビアンやゲイとして生きる人間の悲喜劇やドラマなどが主題になっている。
一般の映画で同性愛をテーマにした作品は、メジャー日本映画初のゲイフィルムと呼ばれる木下恵介監督の「惜春鳥」(1959年)、三島由紀夫原作「肉体の学校」(1965年、木下亮監督)、ピーター主演「薔薇の葬列」(1969年、松本俊夫監督)など、数は少ないながらも欧米の有名ゲイ映画が作られたのと同時期か、それより早い時期に作られている。
その後は1980年代後半の「アナザー・カントリー」、「モーリス」といったイギリス・ゲイ映画の日本公開を経て、1990年代に入った頃から「らせんの素描」、「二十才の微熱」など、ポルノではない本格的に同性愛をテーマにした映画作品などが、かつてより多く作られ始めた。因みに「二十歳の微熱」監督の橋口亮輔氏は自らゲイであることをカミングアウトしていた。
かつては同性愛へのタブー視が強かった日本以外のアジアでも同性愛映画は作られており、台湾には「孽子」(1986年)、第43回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞「ウェディング・バンケット」(1993年、台米合作)、「僕の恋、彼の秘密」(2004年)、香港にはカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の「さらば、わが愛/覇王別姫(1993年)、レスリー・チャン主演「ブエノスアイレス 」(1997年)、韓国では「王の男」(2005年)、男性間の性行為が違法となっているシンガポールでは「アニバーサリー」(2009)などが作られている。2000年代以降は、製作本数も急激に増えてきている(参照)。
近年はゲイポルノ映画や薔薇族映画などといわれたジャンルの作品にも、一般のゲイ映画作品と一緒にロッテルダム国際映画祭などの海外の国際映画祭や「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」を含むゲイ・レスビアン映画祭に出品する作品が出てきており(参照)、両ジャンルの境界は薄れつつある。
日本では1992年に第1回目が開催されたは「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」は2012年で20周年(21回目)を迎え、2005年以降は一旦中断されていた関西クィアフィルムフェスティバルも再開された。また2005年以降は香川レインボー映画祭も毎年開催されている。2007年には第一回アジアンクィア映画祭(AQFF)が東京下北沢で開催され、それ以降は毎年開かれている。
主なレズビアン映画作品
- 卍(まんじ)(谷崎潤一郎原作、1964年、1983年、1998年、2006年)
- 美しさと哀しみと(川端康成原作、1965年)
- 櫻の園 (1990年、2008年公開)
- ナチュラル・ウーマン(松浦理英子原作・脚本、1994年)
- blue(魚喃キリコ原作、安藤尋監督、2003年)
- LOVE MY LIFE(やまじえびね原作、2007年)
- TOPLESS (2008年、日本)
- カケラ(桜沢エリカ原作『LOVE VIBES』、安藤モモ子監督、2009年)
主なゲイ映画作品
(キャストの一部にゲイが登場する作品を含む)
- 惜春鳥(1959年、木下恵介監督)
- 肉体の学校(1965年、木下亮監督、三島由紀夫原作)
- 薔薇の葬列(1969年、松本俊夫監督、ピーター主演)
- らせんの素描(1991年、小島康史監督)
- おこげ(1992年、中島丈博監督)
- きらきらひかる(1992年、松岡錠司監督)
- 二十才の微熱(1993年、橋口亮輔監督)
- 眠らない街〜新宿鮫〜(1993年、滝田洋二郎監督、キャストの一部にゲイが登場)
- 渚のシンドバッド(1995年、橋口亮輔監督)
- 御法度(1999年、大島渚監督、司馬遼太郎原作)
- 憚り天使(1999年、今泉浩一監督)
- ウォーターボーイズ(2001年、矢口史靖監督、キャストの一部にゲイが登場)
- ハッシュ!(2001年、橋口亮輔監督)
- メゾン・ド・ヒミコ(2005年、犬童一心監督)
- 初戀 Hatsu-Koi(2007年、今泉浩一監督)
薔薇族映画作品
日本では一般映画と薔薇族映画(成人映画)は分けられてきたが、近年は薔薇族映画にも国際映画祭や東京レズビアン&ゲイ映画祭で上映されるものも多く、両者の境界は曖昧になってきている。 (一部抜粋)
- 薔薇と海と太陽と(1981年制作,成人館での上映は1982年)
- 白い牡鹿たち(松浦康治監督、1982年)
- 薔薇の星座 (松浦康治監督、1982年)
- 巨根伝説 美しき謎(中村幻児監督、大杉漣出演)1983)
- 木又三郎君の事 ぼくらの時代(廣木隆一監督、1983年、ENK)
- 薔薇の館 男男(ホモ)達のパッション (東郷健監督、1983年)
- ぼくらの季節(同、1984年、ENK)
- 黄昏のナルシー(小林悟監督、1984年)
- アポロ MY LOVE(新倉直人監督、1984年)
- 狂った舞踏会(佐藤寿保監督、1989年、ENK)
- シネマHOMOパラダイス(山本竜二監督、1993年)
- あなたがすきです、だいすきです(大木裕之監督、1994年、ENK)1995年度ロッテルダム国際映画祭正式招待作品
- たまあそび(大木裕之監督、1997年)
- 思いはあなただけ~I Thought About you~(北沢幸雄監督、1997年、ENK)1997年度ピンク大賞ベストテン第1位
- こんな、ふたり(池島ゆたか監督、1998年)
- 天使の楽園(鈴木章浩監督)2000年度ロッテルダム、バンクーバー国際映画祭正式招待作品、トリノ国際ゲイ&レズビアン映画祭正式招待作品、02年度ソウル・クィア映画祭正式招待作品
- キミニ惚レテル(樹かず監督、2002年)
- 恋する男たち(池島ゆたか監督、2003年、オーピー) 第12回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭出品
- せつないかもしれない(吉行由美監督、2004年、オーピー) 第13回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭出品
主なレスビアンドラマ作品
- 魔性(1984年、原作:一色次郎)
- 麗わしき鬼(2007年、中島丈博脚本)
- 「制服のイブ」 (2007年、テレビ東京恋愛診断 第3章より)
- 佐藤家の朝食、鈴木家の夕食(2013年、BSジャパン)
主なゲイドラマ作品
(キャストの一部にゲイが登場する作品含む)
- あすなろ白書(1993年、フジテレビ系、キャストの一部)
- 同窓会(1993年、日本テレビ系。主役がゲイで脇役がバイセクシャル。全編に渡り同性愛がテーマ)
- 告白(1997年、日本テレビ系。エンディング主題歌も同性愛をテーマにしたユーミンの『告白』)
- ロマンス(1999年、日本テレビ系、つかこうへい原作)
- 麗わしき鬼(2007年、中島丈博脚本、フジテレビ系)
- 肩ごしの恋人(2007、TBS系、キャストの一部のみ)
- 花ざかりの君たちへ(2007年、フジテレビ系)
- 「翼のカケラ」 (2007年、テレビ東京恋愛診断第1章より)
- 「運命のコドウ」 (2007年、テレビ東京恋愛診断第4章より)
- ママはニューハーフ(2009年、テレビ東京)
- クレオパトラな女たち(2012年、日本テレビ系)
- シェアハウスの恋人(2013年、日本テレビ系)
- 佐藤家の朝食、鈴木家の夕食(2013年、BSジャパン)
世界
詳細は「en:List of lesbian, gay, bisexual or transgender-related films」参照。
概要
テンプレート:Sectstub 欧米やアジアのこのジャンルの作品は日本で輸入・公開されることは少ない。
主なレズビアン映画作品
- 噂の二人(1961年、アメリカ)
- 美しさと哀しみと(1985年、フランス)
- 彼女の彼は、彼女(1994年、フランス)
- ナチュラル・ウーマン(松浦理英子原作・脚本、1994年)
- GO fish(1994年、アメリカ)
- バウンド(ウォシャウスキー兄弟監督、1996年、アメリカ)
- 月の瞳(1996年、カナダ)
- ジーア/悲劇のスーパーモデル(1997年、アメリカ)
- ショー・ミー・ラヴ(1998年、スウェーデン)
- Go!Go!チアーズ(1999年、アメリカ)
- マルコヴィッチの穴(1999年、アメリカ)
- 少女たちの遺言(1999年、韓国)
- ウーマン・ラブ・ウーマン(2000年、アメリカ)
- LOVE/JUICE (2000年)
- 火星のカノン(2001年)
- マルホランド・ドライブ(デヴィッド・リンチ監督、2001年、アメリカ・フランス)
- 翼をください(2001年、カナダ)
- 華の愛(原題:遊園驚夢(2001年、香港、宮沢りえら主演)
- Kissingジェシカ(2002年、アメリカ)
- モンスター(2003年、アメリカ)
- 蝴蝶 羽化する官能(2004年、香港)
- 中国の植物学者の娘たち(2006年、フランス・カナダ)
- LOVE MY LIFE(やまじえびね原作、2007年)
- 刺青(2007年、台湾)
- 彷徨う花たち(2008年、台湾)
- キャンディレイン(2008年、台湾)
- 漂浪青春(2008年、台湾)
- 水の中のつぼみ(2008年、フランス)
主なゲイ映画作品
東アジア
- テンプレート:仮リンク(英:Crystal Boys、1986年、台湾。2003年にはドラマ化)
- さらば、わが愛/覇王別姫(1993年1月、香港・中国。カンヌパルム・ドール受賞)
- ウェディング・バンケット(原題:喜宴、1993年8月、台湾/米国、第43回ベルリン国際映画祭金熊賞)
- 東宮西宮(1996年、中国。中国本土初?の同性愛映画)
- ブエノスアイレス (1997年、香港、ウォン・カーウァイ監督、主演はトニー・レオンやレスリー・チャン)
- 男男女女(1999年、中国、英題:Men and Women)
- 夜奔(英:Fleeing by Night、2000年上映、台湾)
- 藍宇 〜情熱の嵐〜(2001年、香港)
- 天使(英:「I Am Not What You Want」、2001年、香港)
- 今年夏天(2001年、中国、英題:en:Fish and Elephant)
- 旧约(2001年、中国、英題:The Old Testament)
- 丑角登场(2002年、中国)
- 哎呀呀,去哺乳(2003年、中国、英題:Feeding Boys, Ayaya)
- 夜景(2003年、中国、英題:Night Scene)
- 僕の恋、彼の秘密(原題「十七歳的天空」2004年、台湾)
- 星星相吸惜(2004年、中国、英題:Star Appeal)
- 王の男(2005年、韓国)
- 我如花似玉的儿子(2005年、中国、英題:My Fair Son)
- 後悔なんてしない(2006年、韓国)
- 花蓮の夏(2006年、台湾、英題:ETERNAL SUMMER)
- 黒い瞳のオペラ(2006年、Malaysia/Taiwan/France/Austria)
- Go Go G-Boys (2007年、台湾、原題:當我們同在一起)
- 蓬の花 (2008年、台湾、ドラマ版も)
- 無野之城 (2008年、香港)
- 彼岸浮生 (英:Tongzhi in Love、2008年、米国/中国)
- 霜花店(2008年、韓国)
- 九月に降る風(2008年、台湾)
- 永久居留(2009年、香港)
- スプリング・フィーバー(2009年、香港/フランス/中国)
- 愛到盡(2009年、香港、英題:End of Love)
- 安非他命/アンフェタミン(2010年、香港)
- 愛恨爛 (en)(2011年、香港)
- 花と眉(2011年、中国、原題「花為眉」)
- REC (Korean Movie)(2011年、韓国)
東南アジア
- Silom Soi 2(2006年、タイ)
- Daybreak(2008年、フィリピン)
- アニバーサリー(2009年、シンガポール)
- Pagnanasa(2010年、フィリピン)
- Chub Chaser(2010年、フィリピン)
- Hinala(2011、フィリピン)
- The Man in the Lighthouse(2000年代?東南アジア)
- Antonio's Secret(2000年代?東南アジア)
欧米など
- 1960 - 1970年代
- 真夜中のカーボーイ(1969年、アメリカ)
- 真夜中のパーティ(1970年、アメリカ)
- ベニスに死す(1971年、イタリア、ルキノ・ヴィスコンティ監督、ダーク・ボガード出演)
- ロッキー・ホラー・ショー (1975年、イギリス、アメリカ)
- 80年代
- クルージング(1980年、アメリカ)
- SPETTERS/スペッターズ(1980年、オランダ)
- メーキング・ラブ(1982年、アメリカ)
- ケレル(1982年、西ドイツ/フランス)
- アナザー・カントリー(1984年、イギリス)
- 蜘蛛女のキス(1985年、アメリカ/ブラジル)
- マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年、イギリス)
- Parting Glances (1986年、アメリカ)
- プリック・アップ(1987年、イギリス)
- モーリス(1987年、イギリス)
- 欲望の法則(1987年、スペイン)
- トーチソング・トリロジー(1988年、アメリカ)
- 1990年代
- ロングタイム・コンパニオン(1990年、アメリカ)
- マイ・プライベート・アイダホ(1991年、アメリカ)
- メーキング・ラブ (1992年、アメリカ)
- 苺とチョコレート(1993年、キューバ/メキシコ/スペイン)
- トータリー・ファックト・アップ(1993年、アメリカ)
- フィラデルフィア(1993年、アメリカ)
- ウェディング・バンケット 喜宴 The Wedding Banquet (1993年、アメリカ/台湾、アン・リー監督)
- プリシラ(1994年、オーストラリア)
- 人生は上々だ!(1994年、オーストラリア)
- 司祭(1994年、イギリス)
- インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年、アメリカ)
- 太陽と月に背いて(1995年、アメリカ、レオナルド・ディカプリオ主演)
- セルロイド・クローゼット The Celluloid Closet (1995年、アメリカ)
- ジェフリー Jeffrey (1995年、アメリカ)
- とても素敵なこと-初恋のフェアリーテール- (1996年、イギリス)
- バードケージ (1996年、アメリカ)
- イン&アウト(1997年、アメリカ)
- ゴッド・アンド・モンスター(1998年、アメリカ)
- 同級生(1998年、イギリス、原題はGet Real、日本公開は2001年)
- ベルベット・ゴールドマイン (1998年、イギリス/アメリカ)
- Edge of Seventeen (1998年、アメリカ)
- トリック Trick (1999年、アメリカ)
- 2000年代
- ブロークン・ハーツ・クラブ The Broken Hearts Club (2000年、アメリカ)
- Juste une question d'amour (Just a Question of Love) (2000年、フランス/ベルギー)
- Big Eden(ビッグ・エデン) (2000、アメリカ)
- ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年、アメリカ)
- オール・オーバー・ザ・ガイ All Over the Guy (2001年、アメリカ)
- The Trip (2002年、アメリカ)
- ヨッシ&ジャガー Yossi and Jagger (2002年、イスラエル)
- Mambo Italiano (2003年、カナダ)
- エンジェルス・イン・アメリカ Angels in America (2003年、アメリカ)
- レター・デイズ Latter Days (2003年、アメリカ)
- バッド・エデュケーション(2004年、スペイン)
- Eating Out (2004年、アメリカ)
- サマー・ストーム Sommersturm (Summer Storm) (2004年、ドイツ) 『夏の突風』
- 謎めいた肌 Mysterious Skin (2004年、アメリカ/オランダ)
- ぼくを葬る(2005年、フランス)
- C.R.A.Z.Y. (2005年、カナダ)
- ブロークバック・マウンテン(2005年、アメリカ、アン・リー監督)
- バブル The Bubble (2006年、イスラエル)
- ショートバス(2006年、アメリカ)
- ボーイ・カルチャー Boy Culture (2006年、アメリカ)
- 愛のうた、パリ Les Chansons D'Amour (Love Songs) (2007年、フランス)
- シェルター Shelter (2007年、アメリカ)
- ミルク(2008年、アメリカ)
- パトリックは1.5歳 Patrik, Age 1.5 (2008年、スウェーデン)
- Noah's Arc: Jumping the Broom(2008年、アメリカ)
- シェイクスピアと僕の夢 Were the World Mine (2008年、アメリカ)
- シングルマン(2009年、イギリス)
- スプリング・フィーバー(2009年、中国/フランス)
- Redwoods (2009年、アメリカ)
- フィリップ、きみを愛してる! I Love You Phillip Morris (2009年、アメリカ/フランス)
- Prayers for Bobby (2009年、アメリカ)
- 2010年代
- スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 Scott Pilgrim vs. the World (2010年、アメリカ)
主なレズビアンドラマ作品
- Lの世界(2004~2008年、アメリカ)
- South Of Nowhere(アメリカ)
主なゲイドラマ作品
- クィア・アズ・フォーク(2000年 - 2005年、アメリカ)
- テンプレート:仮リンク(2003年、台湾)
- 蓬の花 (2008年、台湾、映画版も)
- 美しき人生(2010年、韓国)
- ルッキング(2014年、アメリカ)
関連項目
- 百合
- 同性愛
- LGBTの文化
- ゲイ雑誌
- セルロイド・クローゼット(映画における同性愛について考察したドキュメンタリー)
- 国内映画祭
- 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
- 関西 Queer Film Festival
- 青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル [1]
- 香川レインボー映画祭 [2]
- アジアンクィア映画祭(AQFF) [3]
- 海外映画祭
関連文献
- 『ラヴェンダー・スクリーン/ゲイ&レズビアン・フィルム・ガイド』 The Lavender Screen
- 『菫色の映画祭/ザ・トランス・セクシュアル・ムーヴィーズ』
外部リンク
- 「ゲイ映画の現代史」 (東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)
- 「ゲイ・レズビアン映画監督インタビュー」 (レズビアン・ウェブマガジン)