マルハン
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テンプレート:Infobox 株式会社マルハン(英称:Maruhan Corporation)は、京都府京都市(京都本社)と東京都(東京本社)に本社を持つパチンコチェーン店「マルハン」を中心にボウリング場、映画館も運営するアミューズメント系総合企業。
概要
韓昌祐が1972年に設立し(創業は1957年)、2013年10月20日現在、徳島県、鳥取県、島根県、沖縄県を除く全国293店舗を展開するパチンコホール最大手企業で、創業者一族の同族企業でもある。2009年3月期に売上高が2兆円を突破し、業界2位のダイナム(2009年3月期・約9,706億円)を倍以上上回った。企業ブランドメッセージは、「人生にヨロコビを」、「We need たのしい!!」。
株式公開(上場)を目指し東京証券取引所と協議をした過去があるが、別のパチンコホール企業がジャスダックに上場申請した際に、「パチンコホールの営業形態には完全に合法とは言い切れない側面があり、厳密な意味で投資家の保護を保証できない」という理由で上場申請を却下された事例[1]があることから、日本国内での株式公開は今のところ極めて厳しいとされている。
各種レジャー産業にとどまらず金融業への進出もはかっており、2008年5月22日にはカンボジアで"MARUHAN Japan Bank Plc" マルハンジャパン銀行を開業している。 同行はカンボジアで初めて日本企業の出資により開業する商業銀行である。資本金は2500万ドルでマルハンの出資比率は85%で残り15%はカンボジア国内資本となっている。
社名の由来
会長・韓昌祐がボーリングの玉、パチンコの玉を連想させる玉の「丸い」に民族名の「ハン(韓)」からマルハンとした。[2]。
沿革
- 1957年5月 - 京都府峰山町(現・京丹後市)にオープンした喫茶「るーちぇ」内に個人経営のパチンコ店を開設。
- 1967年 - ボウリング場経営を始める。
- 1972年 - 「西原産業株式会社」設立。静岡市にボウリング場(静清フレンドボウル→プラザアピア、現在のボウルアピア静岡)オープン。
- 1988年10月 - 社名を「株式会社マルハンコーポレーション」に変更する。
- 1995年 - 東日本地区での事業の基盤として「マルハン パチンコタワー」を渋谷区に開設する。
- 1999年10月 - 「株式会社マルハン」へ商号変更。
- 2001年 - パチンコ店100店舗を達成。
- 2002年 - パシフィックセンチュリープレイス丸の内に東京本社設立。東日本地区の事業拡大を進めるとともに京都本社との2本社体制を確立。
- 2004年 - スロット専門店「マルハンスロット」1号店を神戸市西区潤和にオープン。また、NOMOベースボールクラブのスポンサー企業となる。
- 2004年6月 - 「株式会社ダイエー」および「東洋テクノ株式会社」と株式売買契約を締結し、東証1部上場の株式会社イチケンを子会社化。
- 2005年 - パチンコ店として初の売上高1兆円企業となる。
- 2005年6月 - 大分トリニータとオフィシャルスポンサー契約結ぶ。しかしコンプライアンス抵触カテゴリー企業のため費用対効果が薄いとして2009年に撤退。
- 2005年 - 売上高1兆円に相当する資本金とするため、3億9300万円から100億円とする。
- 2006年 - パチンコ店200店舗達成。
- 2007年 - 創業50周年。本店を東京都に移転[3]。
- 2007年 - カジノ事業に参入。
- 2008年 - カンボジアでマルハンジャパン銀行 (MARUHAN Japan Bank Plc) を開業。
- 2009年 - 大阪市浪速区のフェスティバルゲート売却に関する競争入札に参加し、同施設を14億2000万円で落札。同社ではスポーツを中心とするアミューズメント施設として2013年に再オープンさせる予定。
- 2013年5月 - ゴルフ場大手の太平洋クラブ(2012年に民事再生法の適用を申請し経営再建中)とスポンサー契約を締結、同社を事実上傘下に収める[4]。
事業所
登記上の本店は東京側である。
関連会社
- 株式会社イチケン
- 株式会社エムエムインターナショナル
- 株式会社マルハンダイニング(旧名:株式会社エムフーズ、2008年6月2日商号変更)
脚注
関連項目
- アントニオ猪木 - 2010年夏まで、マルハンのCMに出演していた。
- 和田アキ子 - 2010年夏より、マルハンのCMに出演中。
- 藤江均(横浜DeNAベイスターズ)-NOMOベースボールクラブ在籍時、堺店でアルバイトをしていた。
- マルハンドリームカップ・全国ベースボールトーナメント
- マルさまぁ〜ず - 提供番組の一つであり施設がロケに使われることがある(スタッフロールにも明記されている)。
- 日本テレビ放送網 - 同系列(NNS)のネットセールス番組に多く提供してきた。現在は読売テレビ制作の『秘密のケンミンSHOW』や日本テレビ制作の『行列のできる法律相談所』『ザ!世界仰天ニュース』、ローカル枠では『アッコにおまかせ!』(MBS)に提供。過去にはntv製作の『人生が変わる1分間の深イイ話』やテレビ東京製作の『日経スペシャル カンブリア宮殿』が番組スポンサーについていた。
- 毎日放送/朝日放送 - 共に野球中継のローカルスポンサーとして不定期で付いている。
- フジテレビジョン - ネットスポンサー番組は現在でも0である。
外部リンク
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