トールワゴン
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トールワゴンとは、日本の自動車雑誌などで、3列シートを持たない「1.5ボックス」タイプのミニバンを指す日本独自の和製英語である。
概要
車高が一般的な立体駐車場に入らない1,550mmを超え、3列シートを持たないハッチバックがトールワゴンに分類される。車内が通常のハッチバックより広いのが特長。
「ハイトワゴン」と呼ぶ専門誌も多く、「2列シートミニバン」と呼ばれることもある。またハッチバックと合わせてコンパクトカーと呼称する場合もある。
ヨーロッパなどではミニバンの呼称であるMPVに含み、呼び分けはおこなわれない。
日本においては1980年代から全高1,500mmで「セミトールワゴン」とも言えるトヨタ・スプリンターカリブや、ミニバンの日産・プレーリーの二列シートモデルなどがあったが、1991年に登場した三菱・RVRが先駆けといえる。1993年、軽トールワゴンのスズキ・ワゴンRが爆発的に売れその人気がコンパクトクラスにも波及した。その後日産・キューブやトヨタ・ファンカーゴ、トヨタ・bBなどがベストセラーとなり一定の市場を獲得し、現在に至る。
トールワゴン車種一覧(現行車種)
- 2013年5月現在。
- 現行車種以外については、Category:トールワゴンを参照。