ジャネット八田
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ジャネット八田(-はった 1953年7月21日 - )は元女優。本名(日本名)・田淵 有加(たぶち ゆか、旧名・旧芸名八田 有加)。フジテレビアナウンサーの田淵裕章は息子である。
来歴・人物
貿易商をしていたポーランド系アメリカ人の父と、日本人の母の間にひとり娘としてアメリカ・バージニア州で生まれる[1]。
3歳の時に日本へ戻る。1972年:高校卒業後、日本航空の客室乗務員として勤務を始めるが、勤務三ヶ月後に資生堂の専属モデルとしてスカウトされ、ジャネット八田の芸名でモデルデビュー。その類稀なる優雅で美麗な容貌から一躍売れっ子となる。その後は芸能界でテレビの時代劇や映画などに出演。1974年ごろ、『11PM』の水曜日にジャネット八田がゲストの各界著名人にキスをしてどんな反応をするか、というコーナーがあった。一時期、芸名を本名(日本名)の八田有加に改めたこともある。
1981年に田淵幸一(当時西武ライオンズ)と結婚し、芸能界から引退。その後サクラカラー(現・コニカミノルタ)、ゼリア新薬工業のCMに夫婦で出演した。
出演
映画
- しあわせの一番星(1974年、松竹)
- あさき夢みし(1974年、ATG) - 四条
- 櫛の火(1975年、東映) - 征子
- 強盗放火殺人囚(1975年、東映) - 小川幸代
- 撃たれる前に撃て!(1976年、松竹)
- 爆発! 750cc族(1976年、東映)
- ドーベルマン刑事(1977年、東映) - 春風美樹
- 人間の証明(1977年、東映) - 三島雪子
テレビドラマ
- 特捜記者 第3話「密航者は誰だ」(1974年、KTV)
- 荒野の素浪人 第2シリーズ 第14話「白狼の牙」(1974年、NET) - 小鳥
- 花は花よめ 第3シリーズ(1974年、NTV) - 金魚(芸者)
- 破れ傘刀舟 悪人狩り(1974年 - 1976年、NET) - むっつりお竜
- 銀河テレビ小説 / 家庭戦争(1975年、NHK)
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第52話「兇悪の再会」(1975年、NET) - 伸子
- 子連れ狼 第3部 第1話「狼止メ衆は不死にて候」(1976年、NTV) - 柳生鞘香
- お耳役秘帳 第21話「悪女・風の中」(1976年、KTV) - おりん
- 愛と死の夜間飛行(1977年、NET)
- 江戸を斬るIII(1977年、TBS) - お京
- 新・河原町東入ル(KTV)
- 第7話「手のひらに紅のあと」(1977年)
- 第8話「くちびるに紅のあと」(1977年)
- Gメン'75(TBS)
- 第106話「女刑事殺人第一課」(1977年) - メアリー
- 第165話「ジープに乗った悪魔」(1978年) - アキコ
- 特捜最前線(ANB)
- 第12話「地獄に墜ちる愛」(1977年)
- 第99話「悲劇のシンデレラ・復讐0秒前!」(1979年)
- 第199話「悪魔のような女!」(1981年)
- 破れ奉行 第32話「さすらいの異人花」(1977年、テレビ朝日) - 理沙
- 桃太郎侍 第68話「浮かれ女も恋をする」(1978年、NTV) - およう
- 達磨大助事件帳 第22話「御金蔵破りの謎」(1978年、ANB) - お紺
- 若さま侍捕物帳(1978年、ANB) - お紺
- 土曜ワイド劇場 / 新春推理シリーズ2 猫が運んだ新聞(1979年、ANB)
- 土曜ワイド劇場 / 0計画を阻止せよ(1979年、ABC)
- ザ・スーパーガール(1979年、12ch)
- 長七郎天下ご免!(1979年、ANB)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第98話「狼の里から来た娘」(1980年、ANB) - ユリ
- 大激闘マッドポリス'80 第5話「シンジケートの女」(1980年、NTV)
- 鬼平犯科帳 萬屋錦之介版 第1シリーズ・第24話「おみね徳次郎」(1980年、ANB)- おみね
- 加山雄三のブラック・ジャック 第10話「灰色の館」(1981年、ANB)
- 銀河テレビ小説 / 青春戯画集(1981年、NHK)
その他
参考文献
- ↑ 日本映画俳優全集・女優編、キネマ旬報社1980年12月記載