クイズ日本人の質問

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テンプレート:独自研究 テンプレート:基礎情報 テレビ番組

クイズ 日本人の質問』(クイズ にっぽんじんのしつもん)は、1993年4月6日から2003年3月30日まで放送されたNHK総合テレビクイズ番組である。開始当初から1994年3月までは火曜日の20:00 - 20:40、同年4月から最終回までは毎週日曜日の19:20 - 20:00に放送された。

概要

内容はかつて放送された『ゲーム ホントにホント!?』とほぼ同じ形式で、出演者は「司会」の古舘伊知郎・4人の「ものしり博士」・2人1組の「解答者」4チームで構成。視聴者から寄せられた素朴な疑問・質問(番組名に「日本人」とあるが、日本以外の国籍の視聴者からの質問も取り上げたことがある)に、4人の博士が持論と共に「答え」を紹介する。

その後質問タイムが設けられ、解答者がそれぞれの博士に質問をする。博士はスタッフから事前に資料を用意されているが、資料にない質問をされた時に博士がどうやって返答するのかが見どころの一つであった。その後、解答者は正しいと思われる答えを一つ選び出して解答する。

正解発表はBGMとともにものしり博士の席とセットの電飾が点灯、そのうち3つが消え、1つだけ点灯している博士が正解である。全チーム不正解の場合でも観客からの拍手は必ずあった。

前半の3問は「チーム戦」で、2人で相談して一つの答えを出し、正解すると20点。最終問題は解答者8人がそれぞれ答える「個人戦」で、正解すると1人25点、2人正解で50点。最終的にポイントを多く獲得したチームがトップ賞として、針すなおが描いた出演者のイラストが描かれたジグソーパズルをプレゼント、リニューアルされた後期では、組み合わせると4面に各チームの解答者が描かれた立方体になるブロックパズルがプレゼントされた。

また質問が採用された視聴者にトップ賞と同じパズルがプレゼントされるが、初期の頃は全員にではなく、ユニークな質問・答えがユニークな質問を寄せた視聴者1名を出演者全員の合議によって選び、その人に「目からウロコ賞」としてジグソーパズルをプレゼントしていた。

『新・クイズ日本人の質問』放送時に1回だけ解答者チーム全チームが0点だったためトップ賞獲得なしというのもあった。また、この数週間後には全員が20点を獲得し全員がトップ賞であったにもかかわらず、パズルが2組分しかなかったということもあった。初期には『クイズ面白ゼミナール』と同様、オープニングで各解答者に視聴者から寄せられた質問から作られた一問一答の2択問題を出し、正解で10点獲得出来るコーナーがあった(正解の時はチャイムが鳴り、不正解時の時は「ビーヨヨヨン」の効果音が流れた)。また、最終問題は初期には1人20点だった。そのため稀なケースではあったが、第3問終了時点で1チームが60点、2チームが40点、残り1チームが20点だったが、最終問題の結果、全チームが60点で並んだことがあった(同点が多くなるため変更されたと思われる)。

得点表示は初期は最終問題出題前に、CG合成によるテロップで表示されるだけで、すぐに消えたが、その後解答者席にデジタル表示の電光掲示板が取り付けられ、常時得点が表示されるようになった。

1992年12月25日に放送されたパイロット版の司会はNHKアナウンサー徳田章だった。この時は『バラエティー日本人の質問 クイズ&ドキュメント』というタイトルで、前半が本番組のパイロット版、そして「世の中には正解のない質問もあります」として後半は『平成世の中研究所』のパイロット版だった。なお、1993年2月11日には古舘司会のパイロット版も放送された。このパイロット版は、MBS関西ローカル)『テレビのツボ』の中でも、当時NHKの番組レポートを担当していた藤井隆によって紹介された。

1994年4月から2年程、ステレオ放送のマークがVTR編集時に挿入されていた(他のNHKの地上波・衛星波の番組では既にステレオ放送のマークの表示がなくなっていた)。

全盛期には関東地区での視聴率が20%台を超えることもあった[1]

古舘は1994年 - 1996年に本番組を担当していた縁で『NHK紅白歌合戦』の白組司会に起用された[2]。紅白内で本番組のレギュラーが応援ゲストとして出演する演出もあった。

リニューアル

2000年4月2日からは『新・クイズ 日本人の質問』としてリニューアルされ、「ものしり博士」のメンバーが一部入れ替えられた。ルールは前と同じだが、第1問に限り出題後にものしり博士がまず答えを発表し、解答者が個々でプレートを立てて答えを選ぶ部分が追加され、古舘は解答者の紹介がてら答えをチェックする。その後、ものしり博士の詳しい説明を聞いてから通常通り答えをフリップに記入、それが正式な解答となる。

出演者

司会

ものしり博士

  • 1枠() - 高橋英樹
  • 2枠(ピンク) - 大桃美代子(1993年4月6日 - 2000年3月26日)→吉本多香美(2000年4月2日 - 2003年3月30日)
  • 3枠() - 矢崎滋(1993年4月6日 - 2000年3月26日)→佐藤B作または井上順(2000年4月2日 - 2003年3月30日、交代制)
    • 矢崎については形式上は2000年3月26日までだが、実際には2月13日までの出演であった。これは本人の都合により番組を休んでいたところ、そのまま降板になったためである。この時の代役のなかに4月からのリニューアルに際してものしり博士となった佐藤と井上も含まれていた。
  • 4枠(黄色) - 桂文珍
  • それぞれの博士の唱える説は1枠から順に「起承転結」のように構成されており、1枠は最も常識的に思える説、2枠は1枠に対抗する説、3枠はそれまでの2説とは全く違う説、4枠はまるで"オチ"のような笑いの漏れるような変わった説を唱えるような構成が多かった。とは言え4枠の説が正解であるケースも多く、時には4問中3問が4枠の説が正解であった回もあった。
  • その他都合により出演できない博士の代理として、宮尾すすむ宝田明竜雷太渡辺徹山田邦子桂ざこばなど、不定期に出演したものしり博士もいた。通常、代役のものしり博士は休んでいる博士の席に座っていたが、1994年の放送で高橋英樹の代役として宝田明が出演した時は桂文珍以外のものしり博士が席を移動し、矢崎が青、宝田がピンク、大桃が緑の席だった。
  • ものしり博士には本当の正解は知らされておらず、正解が発表されると博士自身がその答えに驚くという光景も見られた。これに関しては1995年頃にNHKの広報番組「日曜プラザ」で紹介された。

主な回答者

(五十音順)

アシスタント

ナレーション

スタッフ

  • 構成:井上頌一、武田浩、高梨安英、長野容子、章田宙谷 ほか

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. ビデオリサーチ社調べ
  2. 牧山泰之『想い出の紅白歌合戦』