針すなお
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テンプレート:Sidebar with collapsible lists 針 すなお(はり すなお、1933年3月15日 - )は、日本の漫画家、イラストレーター。武道家でもある。佐賀県佐賀市出身。本名、高閑者 順(たかがわ すなお)。佐賀県立佐賀高等学校(現・佐賀県立佐賀西高等学校)卒業。
主に政治家や芸能人、スポーツ選手など著名人の似顔絵を描くことで彼の存在を広く知られている。
人物
旧佐賀藩の菩提寺、高伝寺の前前住職の五男。紡績会社、銀行員を経て、1953年(昭和28年)に上京、経済雑誌の記者を経て、1956年(昭和31年)に漫画家デビュー。合気道8段の段位を持ち、神道夢想流杖術を学んで独自の杖術「体の杖」を編み出した。3か月のみ、歌手として活動した過去がある。 朝日新聞と佐賀新聞に政治漫画連載中の他、産経新聞の政治家の似顔絵を担当している。
ものまね王座の審査員
フジテレビ『ものまね王座決定戦』の審査員を長年務め、挿絵も担当。90年代は末席に座っていたが、どんなに芸の立つものまねをしても彼だけ9点、もしくは8点をつけることが度々あり、淡谷のり子同様、審査員として出演していた頃は満点を出すのは至難の業であった。しかし、末期は8点を付けることはほとんど無く9点、10点で採点する姿が目立った。また、対戦同士が両者ともに完璧と言える芸を披露した際、わずかの差を見出し片方に10点、もう片方に9点を付けるという姿勢も見られた(これにより、100点同士のじゃんけん対決が回避されるという場面も複数回あった。この時、針は「じゃんけんは可哀想だから、ここで誰かが1人鬼にならなきゃいけない」と度々発言)。
主な作品
- ウィークエンド笑(週刊漫画TIMES)
- たばこと私(日本専売公社→日本たばこ産業 (JT) の新聞広告。有名人のタバコに関わるコラム。有名人の似顔絵を担当。)
- NHK紅白歌合戦の司会者の似顔絵(第33・37・43・44・52回)。
- クイズ日本人の質問(番組特製ジグソーパズルの出演者の似顔絵を描いていた。)
- ニッポン放送タイムテーブル(1970年代後半から1980年代前半まで、パーソナリティの似顔絵を描いていた)
- アメリカ横断ウルトラクイズ(スタジオ・電飾ルート挿入絵)第5回から12回・15回
- ものまね王座決定戦
- 料理天国(TBS、タイトル絵司会者〔芳村真理・西川きよし〕の似顔絵を担当)
- 2008年(平成20年)『体の杖(たいのじょう)イラスト皆伝』と『体の杖D.V.D』出版(BABジャパン社)
著書
- 『針すなおのそっくり画入門』永岡書店・ナガオカ入門シリーズ 1981
- 『体の杖イラスト皆伝』BABジャパン 2008テンプレート:Manga-artist-stub