ジム・ラッセル・レーシングスクール
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ジム・ラッセル・レーシングスクール(Jim Russell Racing Drivers School )は、イギリスにあった名門レーシングスクール。現在はカナダとアメリカでスクールを開いている。
概要
イギリス人レーシングドライバーのジム・ラッセルが、1957年にイギリスのスネッタートン・サーキットで自らの名を冠したレーシングスクールを開校した。その後スクールはドニントンパーク・サーキットに移転し、アンソニー・レイドなどのトップクラスのレーシングドライバーを講師に迎え、アイルトン・セナやジャック・ヴィルヌーヴ、エマーソン・フィッティパルディ(F1)をはじめとする数人のF1世界チャンピオンを含む多くのトップドライバーを育てた。
しかし後援していた自動車メーカー、ボクスホールがスクールで使用していた入門用フォーミュラ「フォーミュラ・ボクスホール・ロータス」および「フォーミュラ・ボクスホール・ジュニア」の運営と生産から撤退し、モータースポーツへのサポートを縮小したあおりを受けて1990年代にイギリスでのレーシングスクールは閉校し、現在は元々分校であったアメリカ(シアーズポイント)とカナダ(モント・トレンブラント)がその後を継いでいる。
主な卒業生
- アイルトン・セナ(F1)
- ジル・ヴィルヌーヴ(F1)
- ジャック・ヴィルヌーヴ(F1)
- エマーソン・フィッティパルディ(F1)
- ジェンソン・バトン(F1)
- ヤン・マグヌッセン(F1)
- ラルフ・ファーマン(F1)
- 井上隆智穂(F1)
- 生沢徹(F2)
- 浮谷東次郎(ツーリングカー)
- 式場壮吉(ツーリングカー)
- ディランタ・マラガムワ(全日本F3000選手権)
- グレッグ・ムーア(CART)
- ジミー・バッサー(CART)
主な講師
- アンソニー・レイド(全日本F3チャンピオン、全日本F3000選手権、ル・マン24時間レース1988年総合3位など)
- タキ上田