サンシャインシティ
サンシャインシティは、東京都豊島区東池袋三丁目にある、株式会社サンシャインシティが運営する複合商業施設。
目次
概要
サンシャインシティは池袋のランドマーク的役割を果たしている。1971年に小菅に移転し東京拘置所となった旧・巣鴨拘置所跡に建設され、1978年(昭和53年)4月6日にサンシャイン60が竣工し、展望台のオープンとオフィス・テナントの入居を開始、約半年後の10月5日にプリンスホテルを除く全館が竣工しグランドオープン(街開き)を迎えた。
2008年(平成20年)2月から3月にかけ、それまで株式会社サンシャインシティの筆頭株主で持分法適用会社としていた三菱地所が、協業体制を強化する目的で同社の株式公開買付けを実施し、他株主より全発行株数の59.59%を取得、同年3月25日に同社の連結子会社になった。
高層ビルとしては展望台の高さ都内一のサンシャイン60を中心に、複数のビルや地下街・専門店街で構成される。オフィスや専門店街を中心とする商業施設、ホテル(プリンスホテル)にとどまらず、水族館、ナンジャタウンやJ-WORLD TOKYOといった屋内型テーマパーク、 プラネタリウム、劇場などのレジャー施設、コンベンションホール、さらにはマンションまで擁する、日本初の複合都市施設である。2007年(平成19年)までの15年間、毎年約3千万人が来場している。
キャッチコピーは、「なんか面白いこと、ある。」サンシャイン60開業35周年の2013年上半期には「おかげ様で35周年。」が加わった。
サンシャインシティはサンシャイン60、プリンスホテル、ワールドインポートマート、文化会館、専門店街アルパの5つのエリアに分かれており、エリアごとにシンボルカラーが制定されている。エリアごとのシンボルカラーは、館内の案内表示板や地下駐車場内の駐車位置の目印になる柱番号表示などに使用されている。
主な施設
各エリアに様々な施設が入っている。
- ワールドインポートマート(シンボルカラー:赤)
- サンシャイン水族館
- ナンジャタウン(2013年7月11日リニューアルオープン。)
- J-WORLD TOKYO(週刊少年ジャンプのマンガ作品の世界を題材にしたテーマパーク。2013年7月11日オープン。)
- コニカミノルタプラネタリウム満天 in Sunshine City(旧サンシャインスターライトドーム満天)
- 専門店街アルタ(ALTA)(三越系)
- パスポートセンター
- 京都きもの友禅(呉服)
- 文化会館(シンボルカラー:青)
- 古代オリエント博物館
- サンシャイン劇場
- サンシャインシティ コンベンションセンターTOKYO(展示ホール・ワールドインポートマートビルにもある)
- コナミスポーツクラブ池袋
- 東池袋地下通路 - 東池袋駅への地下道。2011年2月に開通[1]。
- メゾンサンシャイン - ワンルームを中心とした分譲マンション。各区分所有者が保有・管理組合法人の自主管理物件であり、サンシャインシティの所有物件ではない。所有者・居室によっては分譲賃貸として運用されている。
- バスターミナル
専門店街は、ALTA(アルタ)とalpa(アルパ)という類似した名称のものが併存している。
なお、そごうはかつて現サンシャインシティへの出店を計画していたが、池袋駅から地下道を通す条件がクリアできず出店を断念した。
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左側がサンシャイン60、右側はサンシャインシティプリンスホテル
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下から見上げて撮影したサンシャイン60
サンシャインシティプリンスホテル
サンシャインシティ敷地内にプリンスホテルによりサンシャインシティプリンスホテルが1980年に開業(1996年に改装)。客室総数1166室、定員1,945人収容の大型シティホテルである。2006年3月の西武グループ再編まで、西武鉄道やコクドなどがプリンスホテルの建物を所有していた中、当施設はプリンスホテル(旧社)が直接保有する唯一の物件だった。
2007年(平成19年)には2・3階にあった宴会場を閉鎖し、跡地に株式会社プリンスホテルの本社が移転した。かつてサンシャイン60の59階にあった、本ホテルが運営するレストラン「トリアノン」は、同年に閉店している。また、本ホテルの1階にあったメインバー「ウィンザー」も同年に閉店し、その跡にファミリーマートが入っている。
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サンシャインシティプリンスホテルの外観
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サンシャインシティプリンスホテルの出入口
バスターミナル
サンシャインシティには文化会館1Fにバスターミナルが設置されている。都市計画法に基づく都市計画事業(都市施設)名称は、「東京都市計画自動車ターミナル第1号西巣鴨バスターミナル」である。 また、サンシャインシティプリンスホテルにサンシャインシティプリンスホテルバス停が設置され、空港連絡バスが発着している。
敷地内ではないが、南側の道路を挟んだアウルタワー前に国際興業バスの「サンシャインシティ南」停留所が存在し、池07系統江古田二又行きが発着する。
文化会館1F
高速路線バス
- WILLER EXPRESS:仙台駅行(新宿 - 仙台線のうち1往復のみ立ち寄る)
- グレースライナー(グレース観光):名古屋行/京都・大阪・なんば行
- ハートライナー(神姫観光バス):京都・大阪・神戸行
- ユタカライナー(ユタカ交通):大阪・神戸行
- OTBライナー(オー・ティー・ビー):大阪行
上記の他にバスツアーや団体観光バスの乗降場、バス待機所・バス駐車場として使用されている。バスツアーの例として国際興業トラベルが、浦和レッズが埼玉スタジアム2002で主催試合を開催する場合に催行する、Here We号の例が挙げられる。
都営バス池86系統:渋谷駅行きや池65系統:目白駅・練馬方面行きが発着していた時期がある。ヤマダ電機日本総本店シャトルバスが2009年の開店当初から運行されていたが、次第に減便され、2012年2月末で廃止された。
サンシャインシティプリンスホテル(バス停)
- サンシャインシティプリンスホテル・ホテルメトロポリタン - 成田空港
- サンシャインシティプリンスホテル・池袋駅西口・ホテルメトロポリタン - 羽田空港
以前は、西武バス系列の高速バスが当所に停車していた。
最寄駅
- 東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線 東池袋駅 - ライズシティ池袋・アウルタワーを経由する地下通路(東池袋地下通路)を介して直結。
- 都電荒川線 東池袋四丁目停留場・向原停留場 - 東池袋四丁目停留場は「サンシャイン前」の停留所副名称を持つ。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道東上線・西武鉄道池袋線・東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線 池袋駅
株式会社サンシャインシティ
以前は株式会社サンシャインシティの主要な株主の一社だった西武鉄道[3]は、TOBにより株式売却したことから現在は主要株主リストから外れている。また、西友などかつてのセゾングループの多くがサンシャインシティに本社を構えていたが、2000年を境に移転している。また、西鉄ライオンズの西武鉄道グループの国土計画による買収、埼玉移転による西武ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)誕生に伴いサンシャインシティに球団事務所を構えていたが、1986年に西武球場(現:西武ドーム)内に移転している。
脚注
関連項目
- サンシャイン60
- 東池袋出入口(首都高速5号池袋線)
- 日本の見本市会場一覧
- 超高層ビル
- AKB48佐藤亜美菜の「この世に小文字はいりません!」(2012年下半期に一社提供でスポンサー)
- 高柳明音(SKE48)の暗黙の了解(一社提供でスポンサー)