首都高速5号池袋線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox road
首都高速5号池袋線(しゅとこうそく5ごういけぶくろせん)は、東京都千代田区の竹橋JCTで都心環状線と分岐し、埼玉県戸田市の美女木JCTへ至る首都高速道路の路線である。
路線番号
5
出入口など
- 路線名の特記がないものは区道。
出入口 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 竹橋JCT | (C1)都心環状線 | 0.0 | 東京都 | 千代田区 | |
27 | 一ツ橋出入口 | 白山通り | 0.1 | 北池袋・戸田南方面出入口 | ||
501 | 西神田出入口 | 専大通り、神保町・飯田橋方面 | 0.6 | 銀座・目黒方面出入口 | ||
502 | 飯田橋出入口 | 目白通り | 2.2 | 大宮・東北道方面出入口 | 新宿区 | |
503 | 早稲田出口 | 外苑東通り 新目白通り |
3.4 | 銀座・目黒方面からの出口 | ||
505 | 護国寺出入口 | 不忍通り 音羽通り |
4.5 | 銀座・目黒方面出入口 | 文京区 | |
- | 南池袋PA | - | 銀座・目黒方面 | 豊島区 | ||
507 | 東池袋出入口 | サンシャインシティ | 5.9 | 銀座・目黒方面出入口 サンシャインシティと一体化されている | ||
508 | 6.2 | 大宮・東北道方面出入口 サンシャインシティと一体化されている | ||||
509 | 北池袋出入口 | 国道254号川越街道 | 7.5 | 銀座・目黒方面出入口 | ||
- | 熊野町JCT | (C2)中央環状線 中央道・高井戸方面 | 7.8 | 銀座・東池袋方面には行けない | 板橋区 | |
- | 板橋JCT | (C2)中央環状線 東北道・三郷方面 | 8.9 | |||
511 | 板橋本町出入口 | 中山道 | 9.5 | 銀座・目黒方面出入口 | ||
512 | 10.5 | 戸田南方面出入口 | ||||
- | 志村TB | - | 銀座・目黒方面 | |||
- | 志村PA | |||||
513 | 中台出入口 | 徳丸・坂下方面 | 12.9 | 銀座・目黒方面出入口 | ||
515 | 高島平出入口 | 18.0 | 銀座・目黒方面出入口 | |||
517 | 戸田南出入口 | 新大宮バイパス | 18.8 | 銀座・目黒方面出入口 | 埼玉県 | 戸田市 |
518 | 戸田出入口 | 21.0 | 新都心・外環方面出入口 | |||
- | 美女木JCT | 東京外環自動車道 | 構内に信号機有り | |||
(S5)埼玉大宮線 大宮方面 |
- 飯田橋付近・神田川上空で高速内環状線と接続する計画がある。高速内環状線とのJCTを建設するために本線の路盤の一部とJCT分岐路用の梁を増設できる準備工事がされている。直下にもう一段本線を増設できるようになっており、こちらが高速内環状線の本線となる。また、門型橋脚の両脇にはJCT接続分岐となるよう勾配なりに梁が増設できるようになっている。都市計画決定どころかJCTの形状の詳細発表もないが、当時の計画では高速内環状線内回りから池袋線美女木JCT方面、池袋線竹橋JCT方面から高速内環状線外回りへ接続する予定であった。時代の経過とともに環境問題への懸念が強まったため川の上空への道路建設は難しく、3環状道路を優先している国土交通省等の主要機関も主要道路事業には挙げていない。
- 早稲田出口は高速練馬線への西行き分岐の名残である。東行き合流は神田川古川橋付近に路盤や梁の準備工事が見受けられる。
歴史
- 1967年3月30日 : 竹橋JCT-西神田出入口開通。
- 1969年6月27日 : 西神田出入口-護国寺出入口開通。
- 1969年12月19日 : 護国寺出入口-北池袋出入口開通。
- 1977年8月19日 : 北池袋出入口-高島平出入口開通。
- 1990年11月27日 : 高島平出入口-戸田南出入口開通。
- 1993年10月26日 : 戸田南出入口-美女木JCT開通、全線開通。
- 2002年12月25日 : 中央環状王子線が開通し、板橋JCT供用。
- 2007年12月22日 : 中央環状新宿線が開通し、熊野町JCT供用。同時に上り線高松出口廃止。
- 2008年8月3日 : 熊野町JCTでタンクローリー横転・車両火災事故発生。中央環状線を含めた一部区間が通行止になる。
- 2008年8月9日 : タンクローリー横転・車両火災事故に伴う通行止め区間が部分開放される。
- 2008年10月14日 : タンクローリー横転・車両火災事故に伴う通行止め区間が全面開放される。
交通量
平日24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
- 文京区目白台3丁目26 : 2,515
- 板橋区前野町5丁目 : 90,220
- いわゆる飯田橋渋滞、護国寺渋滞というものがある。これは、池袋線下りの飯田橋付近および護国寺付近を先頭とした渋滞であり、主に平日夕方の帰宅ラッシュ時に発生しやすい。この渋滞は大変激しく、都心環状線の内回りや外回りを介して、台場線や深川線にまで渋滞が延びることもしばしばある。渋滞の原因は、飯田橋付近や護国寺付近に傾斜角度3%~4%程度の上り坂があるためと言われている。この上り坂は緩やかなため意識していないと存在に気づきにくいが、無意識のうちに速度が低下し、渋滞が引き起こされると考えられている。また、熊野町JCTでは中央環状線との合流があり、交通量が大幅に増加するため渋滞時にはここまでノロノロ状態が続くことがある。熊野町JCT~板橋JCTの区間は改良計画があり、中央環状新宿線が開通した際も、熊野町JCT-板橋JCT間は中央環状線と完全に重複する構造とされ、2車線+2車線が3車線に減らされてしまう。元々この付近の5号池袋線は熊野町に急カーブが存在することもあって渋滞や事故の起きやすい区間であったが、さらに中央環状線と交通が輻輳することになった結果、両者に激しい渋滞がしばしば発生する。
このため、熊野町JCT-板橋JCT間(内回り・外回り)と小菅JCT-堀切JCT間(内回り)の4車線化(2017年度完成予定)[1][2]を整備する計画となっている。
ギャラリー
- Shutoko expressway 5 Ikebukuro line 2.JPG
竹橋付近
- Shilyutoko sazame bashi.jpg
笹目橋付近