もりもりぼっくん
東映不思議コメディーシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第5作 | 勝手に!カミタマン | 1985年4月 - 1986年3月 |
第6作 | もりもりぼっくん | 1986年4月 - 同年12月 |
第7作 | おもいっきり探偵団 覇悪怒組 |
1987年1月 - 同年12月 |
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『もりもりぼっくん』は、1986年4月6日から同年12月28日までフジテレビ系で全39話が放送された、ロボット特撮テレビ番組および主役ロボットの名称。東映不思議コメディーシリーズ第6作目。
目次
概要
動物やペットを主人公にした作品(『ペットントン』『どきんちょ!ネムリン』『勝手に!カミタマン』の3作)から路線を転換し、『ロボット8ちゃん』や『バッテンロボ丸』以来第3作となる、ロボットを主人公とした作品である[1]。ロボットだけではなく擬人化した動物キャラクターも同格で登場しており、両路線のスタンスが融合している[1]。
あらすじ
「夢がなくては真っ暗闇。この世で泣く人嘆く人。泣くな、負けるな、挫けるな!もうすぐあいつがやって来る。
この物語は、昇る朝日に友情を誓い、沈む夕日に愛を叫ぶ、誠のロボット・もりもりぼっくんの真実の記録である。」
(オープニングナレーション)
知蘭博士が夢見ている人間と動物、そしてロボットの共存を図る場として「知蘭ランド」というものを作り上げるために、それと仲良しになるための謎の「サムシング」なるものを探す、もりもりぼっくんと、その仲間のロボットや動物の人間社会での騒動を描いた。
登場キャラクター
ぼっくん
ロボットと動物の仲を取り持つために知蘭博士によって造られたロボット。
お腹の部分は時計になっており、必要に応じて時間を進めたり遅らせたりして時空調整ができる。ウキウキパワーで物体を宙に浮かせることもできる[2][3]。 自力飛行はできないが、背中に通信用ロボット「ピッコロバード」が装着されている[2][3]。 頭の部分はフードで覆うこともできる。
- ぼっくんのデザインは『がんばれ!!ロボコン』のアンテナが付く前のロボコンのデザイン案の流用で、時計などが追加されているテンプレート:Sfn[4]。
- テンプレート:要出典範囲
ロボット
- 学習修
- 勉強を強いる勉強机ロボット。頭の部分に鉢巻をしている。体は木製[5]。
- 救急九太郎
- 途中から登場した救急車ロボット。救急車に変形してけが人のもとへ駆けつけ、自動診断装置により単独で診察から治療までこなす[5]。
- テンプレート:要出典範囲
- 洗面モモコ
- 洗面台ロボット。ラビクリンと知蘭ランド一の美女は誰かで喧嘩する。
動物
- モグランプ
- 勉強嫌いだが博識なモグラ。学習修とは卵の食べ方でも喧嘩をする。
- ラビクリンテンプレート:Refnest
- 清潔好きなウサギ。救急九太郎と秘密裏に交際[5]。
- ジャイタイガー
- 巨人ファンの虎[5]。「ぼっくん殿」など、侍口調で話す。
出演者
- 中山フミヤ - 内藤政也
- 中山マコト - 永井寛孝
- 中山ケーコ - 黒川明子
- 井上まどか - 田山真美子
- 知蘭博士 - 市川勇
- カケフ - 中島義実
- マサミ - 糸冽ゆかり
- アイアンおばさん - 柴田理恵(17 - テンプレート:Sfn)
- 伊藤かずえ(本人役/1、5、39話テンプレート:Sfn)
声の出演
- ぼっくん - 坂本千夏
- モグランプ - 小粥よう子
- ラビクリン - 小林優子
- ジャイタイガー - 神山卓三
- 救急九太郎 - 中原茂
- 洗面モモコ - 向殿あさみ
- サムシング - 及川ヒロオ
- 学習修 - 上田敏也
- ピッコロバード - 星野桜子
- ナレーター - 芥川隆行
スタッフ
- 原作 - 石森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、小学館幼児学習雑誌、テレビランド
- 資料担当 - 青柳誠(石森プロ)
- 企画 - 遠藤龍之介(フジテレビ)、木村京太郎(読売広告社)、平山亨(東映)
- プロデューサー - 植田泰治・西村政行(東映)
- 脚本 - 浦沢義雄、鳥山正晴
- 監督 - 小西通雄、坂本太郎、佐伯孚治、近藤杉雄、冨田義治、岡本明久
- アクションクリエーター - 岡田勝、小泉豊
- 音楽 - 藤本敦夫
- 撮影 - 村上俊郎、利根川曻、米原良次、大町進、大沢信吾、林迪雄、小野寺修
- 照明 - 大須賀国男、篠崎豊治
- 美術 - 北郷久典
- 助監督 - 近藤杉雄、辻野正人
- 録音 - 東映仕上センター
- 編集 - 水間正勝、中野博
- 選曲 - 秋本彰
- 効果 - 原田千昭
- 記録 - 森美禮
- 装飾 - 装美社
- 衣裳 - 東京衣裳
- 美粧 - 佐藤泰子
- 装置 - 金子光夫
- 造型協力 - レインボー造型企画
- 衣裳協力 - ピノチオ子供服
- 現像 - 東映化学
- プロデューサー補 - 北崎広実(東映)
- 進行 - 井口喜一
- 製作デスク - 田辺史子
- 製作担当 - 鈴木勝政、大櫛敬介
- 制作 - フジテレビ、東映、読売広告社(ノークレジット)
主題歌
放送日程
- 登場、不思議ロボット(1986年4月6日)
- 恋のウキウキパワー(1986年4月13日)
- 出動!ピッコロバード(1986年4月20日)
- 恋のライバル カケフ君(1986年4月27日)
- カケフの仲良し大作戦(1986年5月4日)
- 私は伊藤かずえです(1986年5月11日)
- 父さんは素敵な香り!?(1986年5月18日)
- わてが救急九太郎だす(1986年5月25日)
- 妖怪ヘルシーばばあ(1986年6月1日)
- ズッコケ!真昼の決斗(1986年6月8日)
- 燃えろジャイタイガー(1986年6月15日)
- 九太郎!涙の純愛物語(1986年6月22日)
- 知蘭博士の愛のムチ(1986年6月29日)
- 危険なハイキング(1986年7月6日)
- 怪談かえるヶ池の姫君(1986年7月13日)
- 名医救急九太郎を救え!(1986年7月20日)
- アイアンおばさん現わる(1986年7月27日)
- サムシング探しに夢中(1986年8月3日)
- 忍術使い児雷也参上!(1986年8月10日)
- アイアンおばさんの陰謀(1986年8月17日)
- 謎の覆面美少女剣士(1986年8月24日)
- 学習修の勉強とは何だ(1986年8月31日)
- 原始人がやってきた!(1986年9月7日)
- 恐怖の信玄袋マシーン(1986年9月14日)
- 知蘭ランド恐怖の遠足(1986年9月21日)
- ぼっくん過労で倒れる(1986年9月28日)
- サムシングついに登場(1986年10月5日)
- サムシングの涙を奪え!(1986年10月12日)
- 友情のトライアングル(1986年10月19日)
- サムシングの露天風呂(1986年10月26日)
- マドカは過激な女の子(1986年11月2日)
- ファーストフードの恐怖(1986年11月9日)
- バイキングの贈り物(1986年11月16日)
- サムシングの風立ちぬ(1986年11月23日)
- 怒りのタコ大明神(1986年11月30日)
- ターザンはひとりぼっち(1986年12月7日)
- サムシングは泣かない(1986年12月14日)
- 花よめはアイアンおばさん(1986年12月21日)
- 愛の涙は永遠に!(最終回、1986年12月28日)
視聴率
- 最高視聴率:17.7(東映不思議コメディーシリーズ歴代9位)
ビデオリサーチ調べ、関東地区
映像ソフト化
2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録され、初のソフト化となった。
コミカライズ
- テレビランド 山田ゴロ
脚注
参考文献
関連項目
- 不思議コメディーシリーズの作品
- テレビ朝日の『もりもりぼっくん』路線の作品
- その他の関連番組
- ポニーテールはふり向かない:本作と同様、伊藤かずえと芥川隆行が共演したドラマ。伊藤かずえが主演、芥川隆行がナレーター。
テンプレート:前後番組 テンプレート:東映不思議コメディーシリーズ
テンプレート:Asbox- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ 2.0 2.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ それに関連するのか、石ノ森氏が比較的近年に描いたロボコンの絵(復刻単行本の表紙になっている)には、ぼっくんのように両手が指になっているものがある(原作のロボコンは3本指だがそれとも異なる)。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 テンプレート:Harvnb