こども動物自然公園
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こども動物自然公園(こどもどうぶつしぜんこうえん)は、埼玉県東松山市にある埼玉県立の動物園。
概要
開園は1980年(昭和55年)5月5日。岩殿丘陵に広がる46ヘクタールにおよぶ巨大な敷地を利用して、一部の動物は放し飼いにされており、動物は200種を越え、1600点余りが飼育されている埼玉県内最大の動物園である[1]。中でも日本国内では9カ所の動物園にしかいないコアラ、世界最大のフンボルトペンギン生態園、冬場におけるカピバラの露天風呂で知られている。
敷地内には『国際児童記念館』(こどもの城)、ピーターラビットなどの絵本の資料館『ビアトリクス・ポター資料館』、『アスレチック』施設など動物園以外の施設も多く設置されている。
また、動物園に隣接して埼玉県平和資料館があり、展望塔からは関東平野が一望できる。埼玉県平和資料館には休日のみ最寄りの西ゲートから徒歩で直接移動可能である。
料金
- 入場料(2014年4月1日改定後)
- 大人(高校生以上)510円(30人以上の団体1人410円)
- 小人(小・中学生)210円(30人以上の団体1人170円)
- 駐車料金
- 大型1200円
- 普通600円
動物園施設・主な飼育動物
- 動物がいる施設
- キリン・シマウマ舎
- ポニー舎
- ポニー等
- シラコバト舎
- コアラ舎
- カンガルーコーナー
- エデュケーションハウス
- エミュー放飼場
- オーストラリア区の鳥
- カピバラ・ワラビー広場
- シカとカモシカの谷
- ピーターラビットの森
- キツネザル舎
- ツル舎
- フラミンゴコーナー
- 希少鳥類養殖ケージ
- フライングケージ
- コウモリ舎
- インコ舎
- なかよしコーナー
- 乳牛コーナー
- 野鳥舎
- 小動物コーナー
- 小動物舎
- クジャク舎
- サイチョウ舎
- フンボルトペンギン生態園ペンギンヒルズ
- マーラ(テンジクネズミの仲間)が放し飼いになっており、園内を歩いていると突然出くわすことがある。
- 2005年2月、メスのワラビー1頭(正確には子供が飼育嚢にいたので2頭?)が逃げ出し、周囲の大捜索が行われた。結局8日後近くの森で発見され、無事保護された。
- その他の施設
- 天馬の塔
- ポニー乗馬コーナー
- ふれあいコーナー
- 恐竜コーナー
- こどもの城
- レストランガゼボ
- ジャブジャブ池
- コバトンロード
- コバトンとりで
- 森の教室
- 野外ステージ
- ビアトリクス・ポター資料館
- 動物病院(非公開)
彩ポッポ
動物園内を走る蒸気機関車型のバス。機関車に客車が連結されている。
ルートは「正面入口前」から園内を回って「東園(集合広場)」までを約20分かけて結び、主要カ所に乗降場が設けられている。平日5往復、休日9往復運行されている。(3歳以上運賃200円、平日は300円の乗り放題フリーパスがある)
アクセス
- 公共交通機関
- 自動車
- 関越自動車道「東松山インターチェンジ」から約5km
- 関越自動車道「鶴ヶ島インターチェンジ」から約6km
- 国道407号「高坂神社(東)」交差点から埼玉県道212号岩殿観音南戸守線で約3km
- 自転車道
- さいたま市の北浦和駅前から、「森林公園自転車道」を経由して、こども動物自然公園まで「こども動物自然公園自転車道」で行くことが出来る。
周辺
周辺にはレジャースポットが多い。
- 埼玉県平和資料館
- 展望塔 - 館内にある41mの展望塔
- 岩殿観音 - 坂東三十三箇所の十番札所
- 物見山公園 - ツツジの名所
- 石坂ゴルフ倶楽部
- 高坂カントリークラブ
- 地球観測センター
- 大東文化大学東松山キャンパス
- 山村学園短期大学
- 高坂ニュータウン - 都市景観100選選定地区
- 高坂駅西口彫刻通り - 高田博厚の彫刻作品32点を野外展示
- 高坂駅 - 関東の駅百選選定駅
- ピオニウォーク東松山