YAMATO2520
『YAMATO2520』(ヤマトニーゴーニーゼロ)は、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』の続編として企画・製作されたオリジナルビデオアニメである。
目次
概要
新ヤマトのデザイナーには、シド・ミードを起用。初代ヤマトの時代から300年あまり後の宇宙を舞台に若者たちの冒険を描いた。
ヤマトシリーズ第1作(宇宙戦艦ヤマト)の世界観を継承してはいるが、第1作から完結編までと違ってガミラス帝国をはじめとする地球外の星間国家・勢力はいっさい登場せず、ともに地球を起源とする地球連邦とセイレーン連邦との対立のみが描かれている。
全7巻若しくは9巻が予定されていたが、製作会社の倒産により3巻までしか発売されなかった。以後再版されず、ヤマト関係の書籍でも取り上げられていない。ただし、西崎義展と東北新社の間で結ばれたヤマトシリーズに関する著作権等譲渡契約には、西崎が「将来完成させる「YAMATO 2520 VOL.4~7」等の映像著作物」[1]も対象作品として含まれている。
ストーリー
星暦2520年、銀河100年戦争と呼ばれた、地球連邦とセイレーン連邦との戦いが終わってから17年後、両陣営の境界線に位置するM27球状星団の惑星リンボス。
セイレーンの軍政下で、抑圧された暮らしを余儀なくされていた若者たちは、郊外に墜落していた宇宙戦艦(第17代宇宙戦艦YAMATO)のデータディスクを発見し、その中にあった設計図を元に放置されていた自動造船工場のドックで第18代YAMATOを建造する。
しかし、そのデータディスクには、銀河100年戦争の一因となった超古代文明に関する情報も記録されており、それを巡って地球連邦とセイレーン連邦は、再び戦争を始めてしまう。
登場キャラクター
リンボスの人物
- ナブ・エンシェント
- 声 - 錦織一清
- リンボスの少年グループのリーダー。閉鎖的なリンボスの環境に鬱屈しており、ハンドメイドのマシンで行う危険なレース(セイレーンが張った警戒高度ラインギリギリまで近づくチキンレース。ラインを越えると問答無用で攻撃される)などで憂さを晴らしていた。ある日地底戦艦と呼んでいた沈没艦(第17代YAMATO)のデータディスクを発見し手に入れたのを機に、2大星間国家の覇権争いに巻き込まれていくこととなる。第18代YAMATOでは戦闘班長(ロココ星域戦までは副長)を担当。
- マーシィ・シマ
- 声 - 桜井智
- ナブの幼馴染。セイレーン規格のコンピュータに精通している。第18代YAMATOではコンピュータオペレータとして情報解析を担当。
- ロココ星の遺跡において意識を失い、精神生命体となったゴーダ人と意識下で会話し、次元運河の存在を教えられる。
- アガ・セリーヌ
- 声 - 松本保典
- もう一方の少年グループのリーダーでナブとはライバル関係。リンボスに最初に入植した集団の家系で100年戦争の影響で住み着いた世代(ナブたち)に反感をもっている。セイレーンの士官学校への入学を希望していたがセイレーン人以外は入学できないと知り、ナブ達と協力してYAMATO建造に参加することを決意する。モノポール機関の知識に詳しく、第18代YAMATOでは機関長を担当。
- マキ
- 声 - 三石琴乃
- ナブたちに協力してセイレーンの倉庫からチョロまかした物資を一時預かっていた。かつて兄がセイレーン軍士官学校を受験したが、前述の理由で落とされており、その事をアガに教えた。
- コンマン
- 声 - 結城比呂
- ナブのグループに所属する少年。地球製コンピュータの操作に長けており、沈没戦艦の第17代YAMATOから見つけたデータディスクの解析をおこなった。
- フリック
- 声 - 中村大樹
- ナブのグループに所属する少年。第18代YAMATOでは機関制御室を監督している。
- ピート
- 声 - 林延年
- ナブのグループに所属する少年。肥満体型。第17代YAMATOの設計図を見て、宇宙船が造れるんじゃないかと発言し、ナブを閃かせた。
- ボブ
- 声 - 林延年
- ゴリ
- 声 - 真柴摩利
- トンベ
- 声 - 山口健
- ジョグ
- 声 - 茶風林
- ストック
- 声 - 石井康嗣
- モアイ
- 声 - 石井健嗣
- ハチマキ
- 声 - 中博史
- ケムシ
- 声 - 千葉一伸
- ドク
- 声 - 千葉一伸
- ローズ
- 声 - 岡村明美
- ミミ
- 声 - 岡村明美
- エミリオ
- 声 - 堀内賢雄
- サングラスをかけた色黒の少年。常に踊っている。
- スピード
- 声 - 千葉繁
- 第18代YAMATOでは火器管制を担当。また、エミリオとともに艦載機で無断出撃もしている。
- カール
- 声 - 岡野浩介
- スーシャ
- 声 - 吉田古奈美
- メガネ
- 声 - 置鮎龍太郎
- 気の弱い少年。リンボスでの戦闘において、自身が人を殺したことに怖気づく。第18代YAMATOでの担当部署は安定せず、副砲管制を担当していたりレーダーを担当していたりする。
- 中々にロマンチストらしく、かつて銀河を席巻したゴーダ文明に興味をもっており、「ゴーダおたく」とも呼ばれている。
- トーゴー・シマ
- 声 - 永井一郎
- ナブとマーシィの保護者で解体屋を営む老人。かつては地球連邦軍の軍人で、第17代YAMATOの艦長だった。第18代YAMATOでも艦長を務める。
地球連邦の人物
- シュミット
- 声 - 山口健
- ロココ星に駐留している地球連邦宇宙軍第7艦隊の司令。階級は大佐。シマとは旧知の仲。
- トンプソン
- 声 - 成田剣
- レノン・オサリバン
- 声 - 子安武人
- 地球連邦第9士官学校訓練生。セイレーン艦隊がロココ星を奇襲した際に緊急に戦闘機で出撃。ワープアウトした第18代YAMATOに遭遇する。以降、他の訓練生と共にYAMATOに乗り込む。YAMATOでは副長を担当。
- 坂本博士(さかもと - はかせ)
- かつてロココ星のゴーダ文明遺跡を調査・研究していた科学者。ナブかマーシィと何らかのつながりがあるらしいが…。
セイレーン連邦の人物
- リキヤード
- 声 - 神谷明
- セイレーン軍リンボス駐留部隊司令。階級は少佐。将来を嘱望されたエリートだったが左遷されリンボスに派遣されている。ナブ達の境遇にも理解を示す話の判る人物で地球との戦いをなんとか回避しようとするが失敗する。
- リンボス崩壊時に民間人に紛れてYAMATOへ密かに乗艦し脱出するが、リンボス崩壊の原因となったYAMATO、そしてナブ達の行動を発見・制止できずにYAMATOを生み出させてしまった自身に対し、激しい怒りを持ち、YAMATOから脱出する。脱出後にセイレーン軍に救出され、再び軍務に就くが、性格は冷酷非情となっており、YAMATO撃沈に執念を燃やす。
- パッカード
- 声 - 梅津秀行
- リンボス駐留部隊の士官。階級は少尉。トーゴーを怪しみ、調査を命じる。アメシスのことも怪しんでいたが、ブローネの末子と知り、驚愕して非を詫びる。
- 第18代YAMATOの発進を阻止するべく軍を率いてドックに侵攻するが、発進を阻止することはできず、その後ワグア星からのミサイル攻撃に巻き込まれて戦死する。
- アメシス
- 声 - 麻上洋子
- ブローネの末子。階級は少尉。リキヤードに入れ込んでいる。
- 下士官
- 声 - 岩永哲哉
- 兵士
- 声 - 北島淳司
- レーダー担当兵士
- 声 - 河合義雄
- スラウザ
- 声 - 若本規夫
- 皇帝親衛隊長。階級は少佐。
- マスカネン
- 声 - 中田浩二
- 元帥。中央科学局長官でブローネの地球脱出以来の同志。270年間ブローネの体をメンテナンスしている。
- ネロス
- 声 - 飯塚昭三
- 外宇宙軍総司令官。
- ブローネ
- 声 - 伊武雅刀
- セイレーン連邦皇帝。天才科学者だが、優性人種覇権主義を提唱したためネオ・ファシストとして迫害を受け、同志と共に地球を出奔。セイレーン連邦を建国し皇帝となる。クローン代謝処置により長寿となっている。セイレーン側のゴーダ文明研究の第一人者でもある。
その他
登場メカ
特に言及がない場合、「YAMATO」は第18代YAMATOを示すものとする。
無所属
- 第18代宇宙戦艦YAMATO
- 「コスモアドベンチャー式スーパー宇宙戦艦」(ナブによる命名)。銀河100年戦争末期の終戦間際に沈没した地球連邦艦隊旗艦第17代宇宙戦艦YAMATOの設計データをもとに、惑星リンボスのセイレーン軍自動造船工場にて建造された。その際、セイレーンの規格に合うように改設計されている。主機関にセイレーン製モノポールエンジンを1基、補助機関にはセイレーンに鹵獲されていた地球製波動エンジンを2基採用している。ナブ曰く「波動モノポールエンジン」だが、工場内にモノポールエンジンの起動装置が無かったため、波動エンジンを代わりに使うと言う泥縄的システム(初起動の切っ掛けはセイレーン軍に船台を破壊されて艦がこけた衝撃による物だった)。リンボス脱出後もエンジン出力は安定せず、ロココ星基地において修理・調整を受けた結果、漸く使い物になるレベルになった模様。艦外見及び技術的にも地球製とセイレーン製との折衷となっている。第17代YAMATOに較べ、セイレーンの技術を加えられ、大幅に性能が向上している。ナブ曰く、「宇宙最強の戦艦」。艦長はトーゴー・シマ。
- その特殊な建造経緯から、地球連邦軍にもセイレーン軍にも所属しておらず、軍艦ではない。第18代というのも地球連邦軍に正式に公認されたものではない。ナブとその仲間の民間人と、地球連邦軍より厚意で派遣された士官候補生達によって運用されているほか、操船用アンドロイドも多数配置されている。軍籍に入っていないとはいえ、地球連邦に協力し、セイレーン連邦とは敵対関係にある。
- 通称、「第18代ヤマト」「18代ヤマト」「2520ヤマト」。
- 諸元
- 全長:約400 m
- 機関
- 主機:モノポールエンジン:1基
- 補機:波動エンジン:2基
- 兵装
- 艦首マルチモード波動砲:1門 - プラズマ波動砲(収束/拡散モード)・超波動砲(モノポール砲)・ツインノヴァ波動砲(波動・モノポールの融合砲)に切り替え可能。
- 主砲:3連装プラズマショックカノン:12基 - 前部は上下に2列8基、後部は上下に2列4基。
- 副砲:3連装プラズマショックカノン:4基 - 上部のみ、艦橋前後に2基ずつ装備される。
- 副砲:2連装プラズマショックカノン:2基 - 艦橋後部の両弦ウイングに装備。
- 副砲:3連装移動式プラズマショックカノン:2基 - 艦橋前後部中央部に装備。艦体より分離し、攻撃機としても使用可能で小型ミサイルやパルスレーザーも搭載。遠隔操作の際は波動爆弾としても使用可能らしい。
- 恒星間弾道弾(次元跳躍ミサイル)
- 対空連装パルスレーザー砲・ミサイルなど:多数
- 艦載機:SR-1型多数
地球連邦のメカ
- ブルーノア
- 第7艦隊の旗艦を務める宇宙空母。YAMATOが出現するまでは、臨時で「第18代YAMATO」を名乗っていた。
- 波動砲のほか、ホーミング波動砲やプラズマショックカノンなどを複数装備している。次元潜航能力も有しているが、劇中では潜航するシーンはない。
- 後年に制作された『宇宙戦艦ヤマト復活篇』にも登場。そこでは『初代ヤマトが現役の時代に作られた宇宙空母と同一艦』と描写され、希少かつ、就役当時は地球防衛軍(本作では地球連邦軍へ改称されている)随一の性能を誇った艦故に、本作の年代まで300年もの間、改修を重ねつつも高い性能を維持し続け、現役であった[2]。なお、本作の時点で300年間運用され続けているという設定は存在した模様[3]。
- 第17代YAMATO
- 100戦争停戦間際、ゴーダ文明の本拠地へ向かうべく発進した後、セイレーン艦隊の襲撃を受け、撃沈。惑星リンボスに墜落し、朽ち果てた姿で横たわっていた。
- しかし、コンピュータは生き続けており、内部へ侵入したナブ達がデータディスクを持ち出した。
- ナレーションではドレッドノート型戦艦とされているが、後述のドレッドノート型とは形状が異なっている。
- ドレッドノート型戦艦
- 地球連邦の主力戦艦。
- 巡洋艦
セイレーン連邦のメカ
- アメシス艦
- 劇中アメシスが乗艦した艦で、2種類登場する。
- 1種類目はリンボスに視察に来た際に乗艦していた艦で、グリフォン恒星系での軍艦の航行が禁じられていることから、外見上は輸送船のような形状をしている。しかし、武装はしっかりとされており、発進してきたYAMATOを攻撃するが、逆に撃沈される。
- 2種類目はロココ星域戦でアメシスが乗艦していた艦。艦体色は赤で、1隻の本体と2隻の盾船で構成されている。本体の形状はドレッドノート級に似ているが、艦首中央にモノポール砲を装備している。
- 盾船は非常に強固な装甲を有しており、YAMATOの主砲斉射に、損傷しつつも耐え切っている。
- ロココ星域戦で第7艦隊と別れたYAMATOを襲撃。ロココ星のゴーダ文明の遺跡に逃走していくYAMATOを追撃したが、後一歩のところでゴーダ文明の次元運河に突入されて取り逃がす。
- ドレッドノート型戦艦
- セイレーン連邦の主力戦艦。地球連邦の艦と同一級名だが、全く別種の艦。円盤状の艦体の左右に大型の砲身を備えている。
- 性能面では地球連邦のドレッドノート型より若干高く、プラズマショックカノンをバリアで数発防いでいる描写がある。
- 潜宙艦
- ロココ星域戦でリキヤードが乗艦していた艦。大型の艦艇で、艦首にモノポール魚雷発射管を備えている。
- ロココ星域での戦闘開始直前、YAMATOに奇襲をかけようとするが、民間人を収容して地球へ向かうべく分離されたロココ星基地の居住区画が偶然間に入る。「地球」と名のつくものを全て見逃そうとしないリキヤードの指示により、居住区画をモノポール魚雷で攻撃して破壊し、両軍艦隊の間に戦端が開かれる。
- 戦闘終了後、アメシス艦と共にYAMATOを襲撃するが、後一歩のところで取り逃がした。
登場勢力・登場天体
- 地球連邦
- 23世紀の宇宙大航海時代を経て地球から独立した植民星と地球の間に西暦2345年に結成された恒星間連邦国家。略称はE.F(Earth Federation)。
- セイレーン連邦
- 23世紀後半、優生学的思想を理由に「ネオ・ファシスト」と呼ばれ迫害された天才科学者ブローネと、その同志たちが地球連邦の勢力圏を離れ、六分儀座C銀河に建国。地球連邦の波動エネルギー文明に対し、モノポールをエネルギー源とした文明を築き上げた。ブローネは292歳になっても、なお皇帝として君臨し続けている。
- 首都星は、元々は人類の生存に適さない環境で、人工太陽を設置して居住可能にしている。
- なお、六分儀座C銀河は宣伝ビデオの内容から天の川銀河の伴銀河であるろくぶんぎ座矮小楕円体銀河(en:Sextans Dwarf Spheroidal)と推測される。地球からの距離は65万光年。
- ゴーダ文明
- かつて銀河系に栄えたという超古代文明。その科学力はすさまじく、恒星を一撃で破壊する砲などが存在する。現在ではゴーダ人は精神生命体となって宇宙を見守っている。
- 竜座銀河
- 古代ゴーダ文明の本拠地があると推定される。宣伝ビデオの内容から、天の川銀河の伴銀河であるりゅう座矮小銀河(en:Draco Dwarf)と推測される。地球からの距離は25万光年。
- M27球状星団
- 銀河100年戦争の主戦場。モノポールが豊富に存在している。150年ほど前に地球連邦によって開拓された。
- なお、実在のM27は亜鈴状星雲と呼ばれる惑星状星雲である。
- ロココ星
- 地球連邦に属する惑星。古代ゴーダ文明の遺跡がある。
- グリフォン恒星系
- 星団の一恒星系。100年戦争停戦後、リンボス星にセイレーン軍が、ワグア星に地球連邦軍が駐留している。停戦状態維持のため、星域ではほとんど一切の軍事行動を禁じられており、軍艦が航行することすら禁止となっている。
- 惑星リンボス
- ナブ達の出身星。元々は地球連邦の移民者によって開拓された星であったが、後にセイレーン軍に占領され、停戦後は駐留しているセイレーン軍の権威が強い。
- ゴーダ文明の本拠地のデータが入ったディスクを破壊しようとしたブローネの策略により、モノポール爆弾を仕掛けられており、第18代YAMATOの騒動によりワグア星駐留の地球連邦軍よりミサイル攻撃を受けた際に、モノポール爆弾も爆発。第18代YAMATOが市民を乗せ離脱した後、惑星そのものが爆発した。
- 惑星ワグア
- 停戦後に地球連邦軍が駐留していた惑星。リンボスを常に監視しており、第18代YAMATOの騒動でセイレーン軍の動いた際にそれを感知し、停戦状態を破って軍事行動に出たと判断してミサイル攻撃を敢行した。
- M33
- 宣伝ビデオで物語の舞台になると予告されている。地球からの距離250万光年。
用語
- 銀河100年戦争
- 地球連邦とセイレーン連邦の間に起こった戦争。
- 物量で勝る地球と科学力で勝るセイレーンは拮抗し、約100年もの長きに亘って戦争は続いた。
- 後に停戦し、グリフォン恒星系のリンボス星にセイレーン軍が、同ワグア星に地球連邦軍が駐留し、緊張状態が続いていたが、リンボスでの第18代YAMATOの騒動の際に、異変を感知したワグア星の地球連邦軍がリンボスにミサイル攻撃を敢行。ブローネの策略もあってリンボスは破壊されることになり、再び両国は戦闘状態に入る。
- モノポール
- ブローネが六分儀座C銀河で発見し、実用化させた物質。
- 銀河百年戦争は、ゴーダ文明の遺跡の争奪だけでなく、モノポールの争奪も原因となっている。
- モノポールエンジン
- モノポールをエネルギー源とする機関。波動エンジンより高性能である。
- 波動エンジン
- 地球連邦艦艇の主機関。第18代YAMATOには副機関として搭載されており、主機関のモノポールエンジンと連動して高エネルギーを生成している。
- 次元運河
- ロココ星に残されていたゴーダ文明の遺跡にある異次元航路。
- 星暦
- 劇中で用いられている紀年法。地球連邦結成時に西暦から年数を引き継ぐ形で制定された[4]。
スタッフ
- 企画/原作/製作総指揮:西崎義展
- フューチャーコンセプトデザイン:シド・ミード
- ヤマト・オリジナルデザイン:松本零士
- 総監督:白土武
- 監督:西崎義展、影山楙倫
- 監修:舛田利雄
- 脚本:平野靖士、山本暎一、西崎義展
- キャラクターデザイン:窪岡俊之、北爪宏幸、つなきあき、長野伸明、宇田川一彦
- メカニックデザイン:小林誠、竹内敦志、橋本敬史
- 作画監督:宇田川一彦、橋本敬史
- 美術監督:竹田悠介、高遠和茂
- 絵コンテ:前田真宏、白土武、影山楙倫
- 作曲/編曲:デビッド・マシューズ
- 音楽監督:羽田健太郎
- 制作:スタジオ テイク・オフ、STUDIO YAMATO
主題歌
- 主題歌『All That I Need is You (アメシスのテーマ)』(歌:キャロリン・レンハート;Carolyn Leonhart)
- イメージソング
各巻リスト
※括弧内の日付は発売日である。
宣伝用ビデオ
- 『ヤマト・我が心の不滅の艦(ふね)-宇宙戦艦ヤマト胎動篇-』(VHS・LD共に1994年2月21日)
- 主にYAMATO2520(この時は「新・宇宙戦艦ヤマト」という仮題で呼称されていた)の製作風景やイメージ映像、ヤマトシリーズの旧作品を振り返りながらの西崎義展プロデューサーをはじめとする関係者へのインタビューの他、当時企画されていた劇場映画作品「宇宙戦艦ヤマト復活編」の製作風景や関係者へのインタビューも収録されたドキュメンタリービデオ。
- Vol.0『銀河100年戦争』(VHS:1994年11月21日、LD:同年12月17日)
本編
- Vol.1『明日への希望』(VHS:1995年2月21日、LD:同年3月25日)
- Vol.2『YAMATO発進!!』(VHS・LD共に1995年12月18日)
- Vol.3『戦闘』(VHS・LD共に1996年8月25日)
- Vol.4『 古代遺跡の謎 』(未発売)
- Vol.5『 惑星宇宙船 』(未発売)
- Vol.6『 宇宙存亡の危機 』(未発売)
- Vol.7『 ビックバン 最後の選択 』(未発売)
1997年に製作会社が倒産し、上記のビデオソフトはいずれも販売中止となった。なお、宇宙戦艦ヤマトシリーズ旧作品のビデオも同時に販売中止となったが、こちらの方は翌年以降再び発売されている。
出典
- ↑ 平成 11年 (ワ) 17262号 著作権損害賠償等請求事件 1審判決文
- ↑ 『宇宙戦艦ヤマト復活篇』より。
- ↑ 『艦船模型スペシャル別冊 HYPERWEAPON2009 宇宙戦艦と宇宙空母』より。
- ↑ 「週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE」の記述より。