金丸祐三
テンプレート:MedalTableTop テンプレート:MedalCountry テンプレート:MedalSport テンプレート:MedalCompetition テンプレート:MedalSilver テンプレート:MedalSilver テンプレート:MedalCompetition テンプレート:MedalGold テンプレート:MedalBottom 金丸 祐三(かねまる ゆうぞう、1987年9月18日 - )は、大阪府高槻市出身の陸上競技選手、専門は短距離走。北京オリンピック男子400m日本代表。大阪高等学校卒業、法政大学現代福祉学部卒業。大塚製薬工場所属。
ちなみに、名前の「祐」の字は本来は異字体を用いるが、殆どのケースで「金丸祐三」表記となっている。
小学校時代はサッカーの選手だったが、世界記録保持者マイケル・ジョンソンに憧れて中学校入学後に陸上競技へと転向。当時は全日中で200m予選落ちするなど、目立った成績は出していなかった。リレーの名門校である大阪高校に入って急激に記録が伸び、2004年高2の時にインターハイで優勝、同年の国民体育大会では少年A400mに出場して45秒89の日本高校新(当時)を記録した。翌2005年には高校生にして日本選手権を制し、世界選手権に出場した。2014年6月時点で、日本選手権10連覇中。
主な成績
- 2003年 高校1年生
- 第58回国民体育大会少年B200m 優勝(21秒37、大会新記録)
- 2004年 高校2年生
- インターハイ400m 優勝(47秒43) 島根県立浜山公園陸上競技場
- 第59回国民体育大会少年A400m 優勝(45秒89、日本高校新記録(当時))
- 2005年 高校3年生
- IAAFグランプリ大阪大会400m 3位(46秒16)
- 日本選手権400m 優勝(45秒86、予選は45秒69の日本高校新記録(当時))
- インターハイ男子200m 2位(20秒80、大会新記録)、400m 優勝(46秒18、大会新記録)
- スーパー陸上400m 優勝(45秒47、日本高校新記録) 9月19日 日産スタジアム(横浜)
- 第60回国民体育大会少年A100m 優勝(10秒32)
- 2006年 大学1年生
- IAAFグランプリ大阪大会400m 2位(45秒41、自己記録)
- 日本選手権400m 優勝(45秒74、2連覇、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)
- 第15回アジア競技大会400m 4位(46秒47)
- 2007年 大学2年生
- 日本選手権400m 優勝(45秒64、3連覇、大阪市長居陸上競技場)
- 2007年世界陸上選手権400m 途中棄権(一次予選途中に左太もも裏側を肉離れ、大阪市長居陸上競技場)
- 2008年 大学3年生
- 出雲陸上競技大会300m 優勝(32秒32、日本新記録、島根県立浜山公園陸上競技場)
- 静岡国際陸上競技大会400m 優勝(45秒21、自己記録更新、5月3日静岡スタジアム)
- 日本選手権400m 優勝 (45秒69、北京五輪代表内定、6月29日川崎市等々力陸上競技場)
- 北京五輪 予選敗退 43位(予選第四組7位) (46秒39、8月18日 北京国家体育場)
- 日本学生陸上競技対校選手権大会(インカレ)400m 3連覇 (46秒41、9月12日 国立競技場)
- 2009年 大学4年生
- 出雲陸上競技大会300m 優勝(32秒29、日本新記録、4月19日 島根県立浜山公園陸上競技場)
- 静岡国際陸上競技大会400m 優勝(45秒27、5月3日 静岡スタジアム)
- IAAFグランプリ大阪大会400m 2位 45秒16 自己記録更新 日本歴代4位 5月9日 大阪市長居陸上競技場
- 関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)400m 4連覇 45秒54 5月17日 国立競技場
- 第93回日本陸上競技選手権大会 400m 優勝 5連覇 45秒45 6月28日 広島広域公園陸上競技場
- ユニバーシアード・ベオグラード大会400m 優勝(45秒68、7月9日)
- 2010年 社会人1年目
- 第64回出雲陸上競技大会300m 優勝(32秒70 4月18日 島根県立浜山公園陸上競技場)
- 第94回日本陸上競技選手権大会 400m 優勝 45.56 大会6連覇 6月6日 香川県立丸亀競技場
- IAAFコンチネンタルカップ400m 7位(45秒95 9月4日 クロアチア スプリト Poljudスタジアム)
- 第65回国民体育大会(千葉国体)成年男子400m 優勝(45秒55、10月4日 千葉県総合スポーツセンター陸上競技場)
- 2010年アジア競技大会400m 2位(45秒32、11月22日 広東オリンピックスタジアム)
- 2011年 社会人2年目
- 静岡国際陸上競技大会400m 優勝 45秒74(5月3日 静岡スタジアム)
- 大邱国際選手権 400m 優勝 45秒23 (5月12日 大邱スタジアム)
- 第95回日本陸上競技選手権大会 400m 優勝 45秒68 (大会7連覇 6月12日 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
- 第19回アジア陸上競技選手権 兵庫・神戸大会 400m 3位 46秒38 (7月8日 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)
- 2012年 社会人3年目
- 第96回日本陸上競技選手権大会 男子400m 優勝 46.18 長居陸上競技場6月9日 8連覇
- ロンドンオリンピック 男子400m 予選5組4着 46.01 オリンピックスタジアム 8月4日
- 2013年 社会人4年目
- 第97回日本陸上競技選手権大会 男子400m 優勝 45.56 味の素スタジアム 6/8 9連覇
- 第14回世界陸上競技選手権大会 男子400m 予選4組6着 46.18 準決勝1組8着 46.28 モスクワルジニキ・スタジアム 8/11,12
- 2014年 社会人5年目
- 静岡国際陸上競技大会 男子400m 優勝 45.46 5月3日 静岡・エコパスタジアム
- 第98回日本陸上競技選手権大会 男子400m 優勝 45.69 6月8日 福島・とうほう・みんなのスタジアム 10連覇
自己記録
種目 | 記録 | 年月日 | 大会 | 会場 |
---|---|---|---|---|
100m | 10秒32(大阪高校記録) | 2005年10月23日 | 岡山国体 | 桃太郎スタジアム |
200m | 20秒69 | 2006年5月 | 関東インカレ | 国立競技場 |
300m | 32秒29(日本歴代2位) | 2009年4月19日 | 出雲陸上 | 島根県立浜山公園陸上競技場 |
400m | 45秒16(日本歴代4位) | 2009年5月9日 | 大阪グランプリ | 長居陸上競技場 |
年別記録
100m | 備考 | 200m | 備考 | 400m | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2002年 (中学3年) |
11秒60 | 22秒83 | ||||
2003年 (高校1年) |
10秒73 | 21秒37 | 高1歴代7位タイ | 48秒81 | ||
2004年 (高校2年) |
10秒55 | 21秒21 | 45秒89 | 高2歴代最高 当時高校記録 | ||
2005年 (高校3年) |
10秒32 | 高校歴代10位タイ | 20秒79 | 高校歴代5位タイ | 45秒47 | 高校記録 |
2006年 (大学1年) |
- | 20秒69 | 45秒41 | ジュニア日本歴代2位 | ||
2007年 (大学2年) |
10秒77 | 21秒44 | 45秒64 | |||
2008年 (大学3年) |
- | 21秒11 | 45秒21 | |||
2009年 (大学4年) |
10秒60 | - | 45秒16 | 日本歴代4位 | ||
2010年 | 10秒64 | 21秒61 | 45秒32 | |||
2011年 | - | 21秒56 | 45秒23 | |||
2012年 | - | 21秒31 | 45秒47 | |||
2013年 | 10秒67 | 21秒28 | 45秒56 |
太字は自己ベスト
関連項目
パフォーマンス
金丸は成績に加え、レース前に行うパフォーマンスでも知られている。これはファンやマスメディアからは金丸ダンスと呼ばれる。元々は緊張をほぐすためとストレッチを目的としていたと本人は述べているが、この時にたまたま記録が良かったことからゲンを担ぐ意味もあって恒例化したという。 当初は奇異の目で見られたが、やがて記録とともに注目を集めるようになった。ただし、2005年にヘルシンキ世界選手権に出場した際には、スターターの声がよく聞こえなかったためダンスができなかった。
ダンスのほか、1着でゴールした後には手を大きく突き上げるなど喜びのポーズを見せる。また高校時代には、「有言実行」と書かれた黄色の鉢巻を常に身に着けて走った。