藍本駅
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藍本駅(あいもとえき)は、兵庫県三田市藍本字ふけにある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。
アーバンネットワークおよび「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。
歴史
- 1899年(明治32年)3月25日 - 阪鶴鉄道の三田駅 - 篠山駅(現在の篠山口駅)間延伸により開業。旅客・貨物取扱開始。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 鉄道国有法により阪鶴鉄道が国有化。国有鉄道の駅になる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。阪鶴線所属駅となる。
- 1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定。阪鶴線の福知山駅以南が福知山線に改称し、当駅もその所属となる。
- 1960年(昭和35年)12月15日 - 貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 篠山口鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード・ICOCAの供用開始。
- 2009年(平成21年)6月1日 - 篠山口鉄道部廃止に伴い福知山支社直轄に戻され、篠山口駅の被管理駅となる。
駅構造
2面2線の相対式ホームを持つ地上駅で、停留所に分類される。元は2面3線で、その名残として大阪方面行きホームは島式であるが、2番線の反対側にあった線路は撤去されている。また、ホーム間の移動には跨線橋を使う。
駅舎の本屋は西側(1番線側)にあるが、東側にも国道176号からのアクセス道路ができ、出入口が設置されている。
国鉄時代から篠山口駅が管理する無人駅だが、1980年代前半に信号設備がCTC化されるまでは、ポイント切り替えの業務に携わる係員が常駐していた。
ICOCA(および相互利用対象のICカード)が利用可能で、自動券売機および自動改札機(ICOCA対応、集札機能のない簡易型)が設置されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 下り | 篠山口・福知山方面 |
2 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 上り | 三田・宝塚方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
ダイヤ
日中は両方向共に、1時間あたり2本が停車する。朝晩は本数が多くなる。
利用状況
兵庫県統計書[1]及び三田市統計書[2]によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 224 |
1996年 | 252 |
1997年 | 232 |
1998年 | 243 |
1999年 | 253 |
2000年 | 245 |
2001年 | 240 |
2002年 | 244 |
2003年 | 231 |
2004年 | 219 |
2005年 | 208 |
2006年 | 206 |
2007年 | 212 |
2008年 | 231 |
2009年 | 232 |
2010年 | 223 |
2011年 | 223 |
2012年 | 219 |
駅周辺
東西に山が迫る。西側には僅かな人家や廃商店、東側には国道が走るのみ。
バス路線
周辺を神姫バスおよび神姫グリーンバスが運行しており、東口のロータリーに「藍本駅」、北東の国道176号沿いに「藍本駅前」の各バス停がある。
藍本駅
藍本駅前
- 神姫グリーンバス(全て系統番号なし)
- 日出坂北 行き
- 藍小学校 行き ※休校日を除く平日朝の1本のみ
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:ColorJR宝塚線(福知山線)
- テンプレート:Color丹波路快速・テンプレート:Color快速・テンプレート:Color普通
その他
三田駅前のペデストリアンデッキにある「三田市総合案内所」(キッピーナビ)には、私設による当駅の駅スタンプが設置されている。