小渕内閣 (第1次改造)
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自由民主党単独与党の小渕内閣を改造した内閣であり、自由民主党と自由党との自自連立政権である。
特徴
自由党との連立合意に基づく国務大臣の減員および2001年(平成13年)に中央省庁再編を控えているといった理由により、科学技術庁長官を文部大臣が兼ね(科学技術庁と文部省は文部科学省として再編される)、北海道開発庁長官を運輸大臣が兼ね(北海道開発庁と運輸省は、建設省とともに国土交通省として吸収再編される)、沖縄開発庁長官を内閣官房長官が兼ねる(沖縄開発庁は内閣府に吸収再編される)という形で任命された。これ以降、このような中央省庁再編を前提とした兼任形式が2000年(平成12年)7月に発足した第2次森内閣まで続く。
自由民主党と自由党が連立したことにより、自由党衆議院議員の野田毅が閣僚入りした。
大臣
- 内閣総理大臣 - 小渕恵三
- 法務大臣 - 中村正三郎/陣内孝雄(1999年3月8日 - )
- 外務大臣 - 高村正彦
- 大蔵大臣 - 宮澤喜一
- 文部大臣、科学技術庁長官 - 有馬朗人
- 厚生大臣 - 宮下創平
- 農林水産大臣 - 中川昭一
- 通商産業大臣 - 与謝野馨
- 運輸大臣、北海道開発庁長官 - 川崎二郎
- 郵政大臣 - 野田聖子
- 労働大臣 - 甘利明
- 建設大臣、国土庁長官 - 関谷勝嗣
- 自治大臣、国家公安委員会委員長 - 野田毅(自由党)
- 内閣官房長官、沖縄開発庁長官 - 野中広務
- 総務庁長官 - 太田誠一
- 防衛庁長官 - 野呂田芳成
- 経済企画庁長官 - 堺屋太一(非議員)
- 環境庁長官 - 真鍋賢二
- 金融再生委員会委員長 - 柳澤伯夫
政務次官
前内閣の政務次官が留任。
- 法務政務次官 - 北岡秀二(参議院)
- 外務政務次官 - 町村信孝、武見敬三(参)
- 大蔵政務次官 - 谷垣禎一、中島真人(参)
- 文部政務次官 - 森田健作
- 厚生政務次官 - 根本匠
- 農林水産政務次官 - 松下忠洋、亀谷博昭(参)
- 通商産業政務次官 - 高市早苗、保坂三蔵(参)
- 運輸政務次官 - 林幹雄
- 郵政政務次官 - 佐藤剛男
- 労働政務次官 - 小山孝雄(参)
- 建設政務次官 - 遠藤利明
- 自治政務次官 - 田野瀬良太郎
- 総務政務次官 - 阿部正俊(参)
- 北海道開発政務次官 - 石崎岳
- 防衛政務次官 - 浜田靖一
- 経済企画政務次官 - 今井宏
- 科学技術政務次官 - 稲葉大和
- 環境政務次官 - 栗原博久
- 沖縄開発政務次官 - 下地幹郎
- 国土政務次官 - 谷川秀善(参)