八戸ノ里駅
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八戸ノ里駅(やえのさとえき)は、大阪府東大阪市小阪三丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線の駅である。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ待避可能な高架駅。ホーム有効長は6両(ただし、回送にそなえ、待避線自体の有効長は10両)。改札・コンコースは1階、ホームは2階にある。改札口は1ヶ所のみ。自動改札機は東芝製が設置されている。赤い自動改札機(EG-2000)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
2007年9月中に、ホームに列車案内表示機が設置された。各駅停車のみの停車のため、フルカラーではないLED式1段表示のタイプ(三山木駅とほぼ同一のタイプ)が導入されている。
定期券・特急券は自動発売機で購入が可能。駅窓口でも定期券・特急券の購入が可能だが、2008年10月1日より営業時間が縮小され、朝夕のみの販売(定期券は7 - 9時と18 - 20時、特急券は6 - 9時と18 - 23時)となっている。
駅長が置かれ、河内永和駅 - 東花園駅間の各駅を管理している[1]。
のりば
1・2 | テンプレート:Color奈良線(下り) | 東花園・生駒・大和西大寺・奈良・天理方面 |
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3・4 | テンプレート:Color奈良線(上り) | 布施・大阪上本町・大阪難波・尼崎・甲子園・三宮方面 |
内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。なお、4番のりばからは非常渡り線を使用して奈良方面への出発も可能である。
利用状況
- 2012年11月13日の調査結果によると、1日の乗降人員は24,708人。
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は23,837人[2]。
- 近鉄の全調査対象駅の中では287駅中29位。
- 難波線・奈良線の駅(大阪線複々線区間や他線接続駅含む)としては24駅中14位。ちなみに奈良線内で優等列車の停車のない駅では最も利用客が多い。
- 大阪府内の近鉄の駅としては61駅中13位。
- 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は24,781人、2005年11月8日の調査では24,828人。
駅周辺
「八戸ノ里」の駅名の由来は、この地域の開発が始まった江戸時代初期に入植した豊臣家旧臣達の家の数が8戸であったことに由来する。ただし、この地域は古代、河俣御厨(かわまたみくりや)の一部(現在も駅の北側には御厨の地名が残存している)であり、室町時代には近隣の若江(若江岩田駅南)に河内国守護の畠山氏の居城である若江城があり、戦国時代にはカトリックの宣教師によって若江城およびその城下の繁栄が記されているなど比較的早い時期から開発されていたと思われる。ただし、近年の研究で大坂の役の際に、淀川の堤防が決壊し、この地域も一時的に沼地と化したとされることから、この時期に以前にこの地にいた住民は他所へ移り、その後、沼地となったこの地域を開発したのが上記の8戸の家々であった可能性が指摘されている。1950年代半ばまでは辺り一面何もない田園地帯であったが、今では住宅や中小ビルがびっしりと建て込み、雑然とした町並みで、再開発の動きもない。
東花園車庫が出来る1967年まで、八戸ノ里に車庫があった。河内小阪駅にあった車庫を移転させたものである。東花園駅への再移転後、跡地は近鉄によりマンションが建設された。
また、1952年から1982年までは、当駅と東隣の若江岩田駅の中間に玉川工場があり、奈良線・京都線車両の重要部検査・全般検査の業務を行っていた。五位堂検修車庫の完成で廃止され、跡地は商業施設「近鉄ハーツ」となったが2010年3月31日に閉鎖された。同地にはその後2011年10月5日に、ニトリ・スーパービバホームなどを中心とした新しい商業施設「ニトリモール東大阪」が開業した。
- 大阪中央環状線(駅前に旧道、東側に新道)
- 近畿自動車道(大阪中央環状線新道に並行)
- 司馬遼太郎記念館
- 布施警察署(2010年11月29日より、水道局旧庁舎跡地に建設された新庁舎にて業務開始。)
- 東大阪市立総合病院(中央環状線新道沿い。以前は駅北の中央環状線旧道沿いにあった。当駅から100円バスが出ている。)
- 大阪府立中河内救命救急センター
- 八戸の里公園・東大阪市立総合体育館(東大阪アリーナ)
- 東大阪労働基準監督署
- 東大阪下小阪郵便局
- 勤労市民センター(ユトリート東大阪)
- 東大阪市水道局
- 西友八戸ノ里店
- 山陽マルナカ東大阪店
- 万代八戸ノ里店
- サンクス八戸ノ里駅前店
- 八戸ノ里ドライビングスクール
- TSUTAYA八戸ノ里駅店
- 三菱東京UFJ銀行八戸ノ里ATMコーナー
学校
- 近畿大学本部キャンパス
- 近畿大学附属高等学校・中学校
- 樟蔭東女子短期大学
- 樟蔭東中学校・高等学校
- 大阪府立布施高等学校
- 大阪府立布施工科高等学校(旧称:大阪府立布施工業高等学校)
- 大阪商業大学高等学校
- 東大阪市立八戸の里小学校
- 東大阪市立八戸の里東小学校
- 八戸の里幼稚園
バス
近鉄バスが乗り入れている。ロータリーは南口にある。
駅改札内にはバス発車時刻案内表示装置(LED式)が設置されている。
- 1番のりば(中央環状線)
- 71番:久宝寺口駅前行 (平日の朝夕に運行)
- 76・77番:金物団地前行
- 73番:樟蔭東前→金物団地前→上小阪住宅前回り循環 (土曜の朝1便のみ)
- 74番:上小阪住宅前→金物団地前→樟蔭東前回り循環 (土曜の夜1便のみ)
- 他に近鉄バスによる近畿大学付属中学校・高等学校行のスクールバスが停車するが、生徒、保護者以外の乗車はできない。
- 2番のりば(春宮線)
- 3番のりば(布施線)
- 4番のりば(東大阪病院線)
- 25番:東大阪市立総合病院行(100円バス)
また、駅北口西側にも乗り場があり、以下の路線が乗り入れている。
- 15・21・77番:小阪駅前行
かつて吹田八尾線が運行していた頃は京阪バスや阪急バス、さらに国鉄バスも乗り入れていた。
歴史
- 1936年(昭和11年)11月19日 - 大阪電気軌道の小阪(現・河内小阪) - 若江岩田間に新設開業。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 参宮急行電鉄との合併により関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年)9月26日 - 高架化完成。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
※付近に学校が多く、その要請で準急などが臨時停車することがある。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 奈良線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急
脚注
- ↑ 『HAND BOOK 2010』、近畿日本鉄道総合企画部編、2010年9月
- ↑ 近畿日本鉄道 駅別乗降人員