伊藤整文学賞
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伊藤整文学賞(いとうせいぶんがくしょう)は、地元・小樽市出身の文学者伊藤整を記念して1990年に小樽市が創設した文学賞である。小説と評論の2部門がある。受賞者には斎藤吉郎作「カモメ呼ぶ少女」のブロンズ像と、副賞100万円が贈られる。主催は伊藤整文学賞の会、小樽市、北海道新聞社。なお、主催している小樽市の資金難などから2014年の第25回を以って終了となった[1]。
受賞作
第1回から第10回
- 第1回(1990年)
- 第2回(1991年)
- 第3回(1992年)
- 第4回(1993年)
- 小説:上西晴治『十勝平野』
- 評論:該当作無し
- 第5回(1994年)
- 第6回(1995年)
- 第7回(1996年)
- 第8回(1997年)
- 第9回(1998年)
- 小説:該当作無し(車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』が選ばれるも受賞辞退)
- 評論:加藤典洋『敗戦後論』
- 第10回(1999年)
第11回から第20回
- 第11回(2000年)
- 第12回(2001年)
- 第13回(2002年)
- 第14回(2003年)
- 小説:多和田葉子『容疑者の夜行列車』
- 評論:該当作無し
- 第15回(2004年)
- 第16回(2005年)
- 第17回(2006年)
- 第18回(2007年)
- 第19回(2008年)
- 第20回(2009年)
第21回から第25回
選考委員
- 第1回から第2回 - 井上靖(委員長として)、大庭みな子、菅野昭正、黒井千次、高橋英夫、八木義徳、安岡章太郎
- 第3回から第5回 - 大庭、菅野、黒井、高橋、八木、安岡
- 大庭に代わり津島佑子
- 八木に代わり川村二郎
- 第12回から第17回 - 川村、菅野、黒井、高橋、津島、安岡
- 第18回から - 菅野、黒井、津島、松山巌