リービ英雄
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テンプレート:Infobox 作家 リービ 英雄(リービ ひでお、Ian Hideo Levy, 1950年11月29日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー生まれの小説家・日本文学者。本名、リービ・ヒデオ・イアン。日本語を母語とせずに日本語で創作を続けている作家の一人。現在、法政大学国際文化学部教授。ユダヤ系アメリカ人。
来歴・人物
”ヒデオ”は父の友人に因んで付けられたもので、幼少時からの本名である。父は外交官で、少年時代から台湾、香港、アメリカ、日本と移住を繰り返す。プリンストン大学東洋学専攻卒業、同大学院に学び、1978年、柿本人麻呂論で文学博士。プリンストン大学助教授ののち、スタンフォード大学准教授(テニュア付)を辞して、日本に渡る[1]。
プリンストン大学では、中西進に『万葉集』を学んでいる。小説を書き始めたのは、中上健次の示唆がきっかけだった。また、司馬遼太郎とコロンビア大学(日本学専門)のポール・アンドラー教授(カトリックドイツ系/フィラデルフィア出身)と交流を持っていた[2]。
2009年2月16日放送のNHKテレビ「日めくり万葉集」に出演し、大伴旅人「わが園に梅の花散る、ひさかたの天より雪の流れ来るかも」の「かも」は現代語の「かも知れない」であると繰り返し強調した[3]。
受賞歴
- 1982年『万葉集』の英訳で全米図書賞。
- 1992年『星条旗の聞こえない部屋』で野間文芸新人賞。
- 2005年『千々にくだけて』で大佛次郎賞。
- 2007年 国際交流基金主催の国際文化奨励賞。
- 2009年 『仮の水』で伊藤整文学賞受賞。
著作
小説
- テンプレート:Cite book のち文芸文庫
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- テンプレート:Cite book のち文庫
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- Levy Hideo, A Room Where the Star-Spangled Banner Cannot Be Heard: A Novel in Three Parts, Christopher D. Scott 英訳 (Columbia University Press, 2011) ISBN 978-0-231-15744-5
評論
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- テンプレート:Cite book のち岩波現代文庫
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- 『大陸へ アメリカと中国の現在を日本語で書く』岩波書店 2012
万葉集関連
翻訳
関連項目
脚注
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 司馬の著作の『アメリカ素描』と「街道をゆく」シリーズの『ニューヨーク散歩』より。
- ↑ 読売新聞「平成万葉集」のページでも檀ふみがこの説を紹介している。