京都市西京極総合運動公園野球場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Pathnav テンプレート:野球場情報ボックス 京都市西京極総合運動公園野球場(きょうとしにしきょうごくそうごううんどうこうえんやきゅうじょう)は、京都府京都市右京区京都市西京極総合運動公園内にある野球場。施設は京都市が所有し、京都市体育協会が指定管理者として運営管理を行っている。

なお、京都市下京区に本社を置くサプリメントメーカーの株式会社わかさ生活命名権を取得しており、2009年4月から「わかさスタジアム京都」の呼称を用いている(詳細は後述)。

概要

東宮(昭和天皇)成婚奉祝記念として、1930年昭和5年)に京都市内初の運動公園として整備が開始され、野球場は1932年(昭和7年)8月に完成。以来、高校野球大学野球社会人野球などアマチュア野球公式戦が開催されている。

両翼100mと当時の野球場としては広かったことから、両翼にはその後ラッキーゾーンが設置され、92mとされた。1965年(昭和40年)3月にはナイター設備が設置された。第43回国民体育大会(京都国体、1988年(昭和63年))開催に合わせて1987年(昭和62年)にラッキーゾーンが撤去された。但し、日本女子プロ野球機構2012年から当球場で行う開催に限り、両翼90mの箇所にラッキーゾーン(仮設ネット)を25年振りに設置した[1]2009年(平成21年)12月から翌年3月末まで、総工費約2億6000万円を投じて改修した。

歴史

テンプレート:出典の明記 かつては松竹ロビンス(後に大洋ホエールズと合併・洋松ロビンズを経て、現・横浜DeNAベイスターズ)、近鉄バファローズ阪急ブレーブス(共に現在のオリックス・バファローズ)が準本拠地と位置づけ、年間数試合公式戦を開催していた。この他1955年(昭和30年)には東京都に本拠があった大映スターズも主催公式戦を行った。

1967年(昭和42年)10月、阪急は東映フライヤーズとの試合を行い、日没コールドゲームで敗れたものの、創設以来32年目でリーグ戦初優勝する。

阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)を本拠地とする阪神タイガースは、主に8月の全国高等学校野球選手権大会の本大会開催期間の間、阪神甲子園球場が使用できないため、かつては主催公式戦を開催したが、神戸総合運動公園野球場(現:ほっともっとフィールド神戸)や大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)などの完成により、西京極での公式戦は開催時期を4月から6月の間に移行すると共に年1試合の開催となった。2006年(平成18年)以降は球団再編の影響もあり公式戦の開催そのものが無くなった。

2010年(平成20年)4月21日、読売ジャイアンツ1954年(洋松ロビンス戦)以来、56年ぶりとなる同球場での一軍公式戦(横浜ベイスターズ戦)を開催した(試合は4-2で巨人の勝利)。

社会人野球では、毎年4月下旬から5月上旬にかけてJABA京都大会が開催される他、2010年(平成22年)は社会人野球日本選手権大会第1ステージ(関西大会)の会場に指定された。(本来は2011年も同様に行う予定だったが中止となり、2012年以後は大阪ドーム(京セラドーム大阪)1箇所だけで全日程を行うことが決まったため、当地での日本選手権開催はこの1回限りで終わりとなった)

古くからフェンス広告などの掲出を行っているが、一時期は関西電力NTT西日本などの関西中心の大口インフラも含め、スコアボードに残っていた広告が無くなり、わかさ生活の広告1社のみ[2]が提供したことがあった(2010年の時点で、全国の政令指定都市におけるフェンス広告が導入されない野球場は、現在は大宮公園球場相模原球場静岡草薙球場、わかさスタジアム京都、岡山県野球場の5球場であった)。2011年(平成23年)夏頃より、地元企業(稀に隣の大阪府大阪市滋賀県に本社のある企業も含む)を中心に数社がフェンス看板を掲示するようになった。

2010年(平成22年)、日本女子プロ野球機構の発足初年度より同リーグに属する京都アストドリームスが本拠地と定めていた。

施設概要

  • 内野:クレー舗装、外野:天然芝
  • 両翼:100m、中堅:117m
  • ナイター照明設備:6基
  • スコアボード:磁気反転式
  • 収容人数:20,000人(内野:座席13,300人、外野:芝生席6,700人)

テンプレート:Wide image

命名権

京都市は2008年(平成20年)11月21日、西京極総合運動公園内の3施設(陸上競技場、野球場、体育館)を対象(野球場は年間契約額2,500万円以上、契約期間5年以上、施設名称に「京都」もしくは「西京極」を付与することなどを条件)として施設命名権(ネーミングライツ)を募集。2009年3月16日、サプリメントメーカーのわかさ生活が京都市西京極総合運動公園野球場の命名権を年額2,500万円で取得した。契約期間は2009年4月1日から10年間で、命名権により「わかさスタジアム京都」の呼称を使用している[3][4]

アクセス

テンプレート:Main

ギャラリー

公園内その他の施設

ほか

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

  • 参照 日本女子プロ野球機構「日本女子プロ野球リーグ2012 前期日程・ルール発表(2012/3/12)
  • 掲出場所は1・3塁のベンチ上、バックネット裏、右中間にあるスコアボード下。
  • テンプレート:Cite pressrelease
  • 京都市ネーミングライツのご案内 - 京都市