アンドロメダ座
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アンドロメダ座(アンドロメダざ、Andromeda)は、ペガスス座の北東にある星座。トレミーの48星座の1つ。
有名なアンドロメダ銀河(M31)があることで知られている。
主な天体
恒星
テンプレート:See also α星、β星、γ星の3つの2等星がある[1][2][3]。
- α星:アルフェラッツは、かつて、ペガスス座の一部分であり、「ペガスス座δ星」でもあった。この星とペガスス座のα星、β星、γ星の4つの星により形作られる四角形はペガススの大四辺形と呼ばれる。
- β星:ミラク(腰布)と呼ばれる。赤色巨星[2]。
- γ星:アルマクは、対照的な色の美しい二重星である。
- κ星:直接観測された惑星を1つ持つ。
- υ星:最低でも惑星を3つ持つ。それぞれの惑星の質量は、木星の0.71倍、2.11倍、4.61倍である。
星団・星雲・銀河
- M31(アンドロメダ銀河):アンドロメダ座で最も有名な恒星以外の天体であり、肉眼で見ることのできる最も遠い物体とされる[注 1]。天の川銀河が属する局部銀河群で最大の渦巻銀河。天球上では、アンドロメダ座β星とμ星に線を引き、それをμ星方向にほぼ等距離伸ばした場所にある。
- M32:M31の伴銀河
- M110:M31の伴銀河
神話
テンプレート:See also 王女アンドロメダーは、神話上のエチオピア王ケーペウス(ケフェウス座)と王妃カッシオペイア(カシオペヤ座)の娘である。カッシオペイアが「自分の美貌はネーレーイス(海のニュムペー)に優る」と自惚れたことに腹を立てたネーレーイスたちがポセイドーンに訴えたところ、ポセイドーンはエチオピアに海の怪物ケートス(くじら座)を遣わし、災害を引き起こした。ケーペウスが神託を立てたところ、災害を止めるにはアンドロメダーをケートスに生贄として捧げなければならないとのことだった[4]。鎖につながれたアンドロメダの上空を、たまたま別の冒険から帰る途中のペーガソス(ペガスス座)に乗ったペルセウス(ペルセウス座)が目撃し、剣で切って倒した[4][5]テンプレート:Refnest。以後若干の紆余曲折はあったがアンドロメダーはペルセウスの妻となり、6人の子を為した。後にアテーナーにより天に上げられ、星座になったと言われている[4]。
ファイル:And bode.jpg
アンドロメダ