UFO戦士ダイアポロン
テンプレート:出典の明記 『UFO戦士ダイアポロン』(ユーフォーせんしダイアポロン)は、エイケンが制作したロボットアニメのタイトルおよび主役ロボットの名称である。
1976年(昭和51年)4月6日から同年9月28日までTBS系で毎週火曜19:00 - 19:30 (JST) に放送。全26話。
新シーンを加えて再編集を施した続編『UFO戦士ダイアポロンII』が1976年(昭和51年)10月7日から1977年(昭和52年)2月24日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で毎週木曜19:00 - 19:30 (JST) に放送。全21話。
目次
解説
『鉄人28号』以来13年ぶりのエイケン制作のロボットアニメ作品である。
原作としてクレジットされている雁屋哲の『銀河戦士アポロン』(少年画報社『週刊少年キング』に連載)は、UFOやエナルジーハートなどを扱っており、終盤に主人公がエナルジーの力を使って巨大化するシーンがあるものの、巨大ロボットは登場しない。
ロボットアニメで初めて、複数の人型ロボットが合体して1体の巨大ロボットとなる設定を導入。さらに、主人公が巨大ロボット体内に取り込まれた後、ロボットを鎧のように見立てその内部にぴったりはまるように「巨大化」(または融合・一体化)する、原理不明の合体ならぬ「合身」をすることを特徴とし、その合体方法はダイアポロンを「操縦する」というよりは「変身する」という言い方が正しいと言える。さらにその合体過程をテロップで表現するとの演出が取り入れられた。
「合身」後のダイアポロンのデザインはアメリカンフットボール選手の容姿をモチーフにしており、顔面のフェイスガード、肩から胸にかけてのプロテクター、武器がラグビー・アメフトのボールだった。また、UFO少年団のコスチュームもアメフトをモチーフにしたものである。
後半から合身シーンに特撮番組『ウルトラセブン』の変身シーンの効果音が流用されている他、敵のメカ獣の鳴き声も特撮映画や特撮番組の怪獣の鳴き声が流用されている。
関連玩具の売れ行きが好調だったことから、メインスポンサーのブルマァクは放送延長を希望。しかし、TBSとの折り合いが付かず、半年で終了した。
直後に制作局を東京12チャンネルに移して、1作目のフィルムをベースに敵側の設定・キャラクターと敵ロボットを変更し、新作カットを加えた『UFO戦士ダイアポロンII アクションシリーズ』が放送された。しかし、シリーズ後半は単なる再放送と変わらないエピソードもあり、また、番組そのものも予定より一ヵ月早く終了した。
この時期のロボットアニメでは珍しく、映像ソフト化はされてない。わずかに1999年12月に発売&レンタルされた「エイケンTVアニメ主題歌大全集」(東映ビデオ。VHS・LD・DVD)に、「無印」・「II」双方のOP・EDが収録されている程度である。なおこれより前の1986年に同社から発売&レンタルされた「TVヒーロー主題歌全集8 エイケン篇」(VHS)には、「無印」のOP・EDは収録されていたものの、「II」は未収録だった。
ストーリー
宇宙規模の強大な力を秘めたエネルギー「エナルジーハート」。それを手に入れるため、ダザーン軍団がアポロン星に攻めて来た。ダザーン軍団の大軍勢の前にはアポロン星の軍隊では歯が立たず、アポロン王国は陥落、アポロン星は滅ぼされてしまった。
しかしその直前、まだ赤ん坊のアポロン星の王子と共に脱出したラビは、エナルジーと共に太陽系第3惑星の地球に逃げ込んだ。そしてラビは幼い王子を孤児院「あおぞら学園」に預け、彼が成長するまで身を隠し、その日を待った。
タケシと名づけられた赤ん坊は成長し、16歳の誕生日を迎えた。しかしそこへラビが現れ、自分がアポロン星の王子だという事と、体内に宇宙規模のエネルギーを解放することができる鍵、「キー・エナルジー」が埋め込まれていることを知らされる。最初は半信半疑だったタケシは、ダザーン軍団の地球侵略を目の当たりにし、戦う決心をする。
キー・エナルジーの力でダイアポロンに合身したタケシは、ダザーン軍団の尖兵を倒す。そしてあおぞら学園の仲間たちと共に「UFO少年団」を結成、宇宙の危機を救うために戦うことを誓う。
登場人物
UFO少年団
- タケシ
- 声 - 村山明
- 主人公。UFO少年団のリーダー格。孤児院「あおぞら学園」で育つが、16歳の誕生日に突然現れたラビに自分がアポロン星の王子だと知らされる。ダイアポロンとはロボットの名前と同時にタケシの本名でもある。最初は自分の力に慢心することもあり、そのために合身出来なくなったときがあった。しかし、成長するにしたがって自分の使命の重大さを知る事になる。赤いコスチュームを身につけてスペースクリアー号に乗り、アポロンヘッダーの内部に吸い込まれ、ダイアポロンへと合身することができる。戦闘コスチュームは赤で背番号は10。
- 五郎
- 声 - 山下啓介
- 通称ごろやん。力持ちの番長。戦闘コスチュームは青で背番号は66。
- 松男
- 声 - 千々松幸子
- 通称チョコ松。チビで威勢のいいやんちゃ少年。戦闘コスチュームは黄色で背番号は22。
- ミキ
- 声 - 小宮和枝
- 通称ミキッペ。チームの紅一点で、アニメヒロインとしては珍しいベリーショートのヘアスタイル。戦闘コスチュームはピンクで背番号は00。
- ヒデキ
- 声 - 小宮山清
- メガネをかけた知的キャラ。通称ハカセ。第1話のダイアポロンとダザーン軍団の戦闘の結果、父を失い孤児になってしまい、第2話より「あおぞら学園」に入ってきた。戦闘コスチュームは白で背番号は99。
主人公たちの仲間
- ラビ
- 声 - 千葉順二
- アポロン星の生き残りで、アポロン王国の大臣兼科学者だった。アポロン星に伝わる伝説のエネルギー・エナルジーハートを発見したのも、その器のアポロンロボットを作ったのも彼である。タケシにダイアポロンの必殺技「アポロンデストロイ」を伝授するため、それを生身で実演するという無茶をする。
- 園長先生
- 声 - 荘司美代子
- タケシたちが生活する孤児院の園長。タケシたちUFO少年団の活動には気付いていない。
- クイーンアポロン
- 声 - 増山江威子
- アポロン星の女王でタケシの実母。アポロン星がダザーン軍団の攻撃で滅ぼされた後は囚われの身となっていた。
ダザーン軍団
- ダザーン総統
- 声 - 杉田俊也
- 最高指導者。アポロン星を滅ぼした後もキー・エナルジーの秘密を知るタケシを狙い、地球に攻撃を仕掛けてくる。
- ただし、宇宙征服をたくらむ悪の帝王などでは決して無い。アポロン星に攻撃を仕掛けたのは環境破壊で滅亡寸前の母星を救うための苦渋の決断で、必要な超エネルギー装置、エナルジーハートを奪うためである。
- ギラニク
- 声 - 飯塚昭三
- 総司令にして総統の実の息子。実直な性格でダザーン総統の命令を忠実に実行するが、終盤には戦いに疑問を抱くようになる。
- ヒドー
- 声 - 和久井節緒
- 隊長でギラニクの部下。猪突猛進な性格で自ら戦闘メカを操縦してダイアポロンに戦いを挑む。般若面のような顔が特徴。
- ガメツ
- 声 - 城山知馨夫
- 将軍。冷徹な性格で、様々な作戦を立ててダイアポロンに挑む。ヒドーとは仲が悪い。
- ジョケツ
- 声 - 沢田和子
- 女元帥。ヒドーの妹で、兄の死後仇を討つべく後任として現れる。人間心理を突いた巧妙な戦法が得意。
- ナレーター 市川治
登場メカ
ダイアポロン
頭頂高120m、重量35,000t。3体のアポロンロボットが合体し誕生する巨大ロボットで、太陽光線(光エネルギー)をエネルギー源とする超動力発生装置エナルジーハートで駆動する。ただしエナルジーハートを起動させるには、起動キーであるキー・エナルジーを体内にもつタケシが合身する必要がある。装甲材質は不明。腹部にエネルギーゲージとなる黒い三角模様があり、合体後には赤、青、黄色の三色の丸いゲージが灯る。この黒い三角はエネルギーの消耗とともに減る様子が描かれており、日照がなければエネルギー補充は出来ず、夜間での戦闘では窮地に陥るシーンが度々見られた。また、日食時にはエナルジーハートが起動できず、合身が不可能になる。そのため、その時間を狙ったダザーン軍に攻撃を仕掛けられてしまい、タケシたちは最大のピンチを迎えることになってしまった。戦闘開始時には口元のフェイスガードを上げることによりエネルギー回路が作動してこれを全身に充填させる。そのため、エネルギー消耗時にはフェイスガードが下がる表現が見られる。
本作では「合体」の代わりに「合身(がっしん)」という造語が生み出されている。「合体」と「変身」を組合せたもので、作品中では合体の意味で用いられている。これは「合体」を青島文化教材社が商標登録していて使用できなかったため、ブルマァクによって考案されたもので、以後、同社提供の「合身戦隊メカンダーロボ」や「小さなスーパーマン ガンバロン」にも使用されている。
- 合身の条件
- ダイアポロン内のエナルジーハートとタケシの体内にあるキー・エナルジーが一つにならなければ、超エネルギーを開放することはできない。
- 合身者(キー・エナルジー所持者 = タケシ)は悪の心(傲慢や自信過剰など)を打ち払い、善き心を持たなければならない。もし悪の心を持つようなことがあれば、エナルジーハートに拒絶され、合身ができなくなる。
- 合身者は心身ともに成長しなければならない。己が成長することによりエナルジーハートもそれに応え、様々な能力・武器が追加され進化する。エナルジーハートは言わば成長・進化するエネルギーであり、タケシと共に成長することでその力を無限大に発揮することが可能になる。
- 武器・技
- ダイアポロンボール:とがった両肩の突端をはずし、左右合体させてラグビーボール状の武器とする。必要に応じてブレードを出す場合もある。カッター・剣・盾と三役兼ねる汎用性の高い武具。
- ダイアポロンビーム:胸部から発射される太陽エネルギーを変換した光線。ただしエネルギーを多く消費するため、多用はできない。初期には決め技として使われることが多かった。
- ヘリオススペクトラ:同じく胸部から発射される七色の光線。ダイアポロンビームの強化版だが、アポロンソーサーと併用して使われることが多い。
- アポロンデストロイ:ラビから伝授された大技。アポロン星に代々伝えられている戦法で、それを防ぐ手立てはないといわれている。その原理は不明だが、アポロン星人の能力と関係があるらしい。きりもみ回転で小さくなって敵の体内に入り込んで(僅かな隙間があれば入り込める)元の大きさに戻る反動を利用することで内部から破壊する。合身の融合と巨大化の特性を利用した破壊技ともいえる。
- アポロンソーサー:腹部から発射されたエッジつきソーサーで相手を切り裂く。エネルギーに覆われているため、かなりの威力がある。
- カッターソーサー:アポロンソーサー同様の小型エッジソーサーだが、こちらはエネルギーに覆われていない。発射位置は両手。
- マグネットソーサー:手甲から発射される磁気吸着円盤。威力はそれほどなく、牽制に使われる。
- ショルダーウィッパー:右肩に収納されている鞭。高圧電流を流す事ができ、3話でアンゴーラの口を縛る際に使用。
- エルボーガード:右腕に装備されている楯。
- レッガーミサイル:脚と脛の付け根から発射する小型ミサイル。
- アポロンカッター:腕部及び脚部に装備されている4枚刃のカッター。
- ブーメランカッター:つま先の部分が飛び出し両脇から翼状の刃が出て目標物を切り裂く。
- アポロントライアングル:分離状態のヘッダー、トラングー、レッガーが三角形に並び放つ技。三体のロボを結んだ三角形の内側が超高温になり、敵を焼き尽くす。
- ムーンクロス:ダイアポロンの背中に五郎達の操るUFOが付き、UFOをXの字に結ぶように頭部方向に巨大なハサミのような刃が伸びた武器。敵をタックルするように抱え込み、背中の刃で切断する。更に切断した上部を背中から分離した刃が追撃しX字に切断する。
アポロンロボ
三体とも頭頂高40m、重量30t。トラングーとレッガーは当初無人で動いていたが、合身によるタケシの負担を軽減するため、UFO少年団メンバーが搭乗してサポートすることになる。搭乗するときは胸のエンブレムから体内に収納され、UFOを内部に固定した後にロボット用の操縦桿とモニターが出現、操縦する。
- アポロンヘッダー
- 頭部と胴を構成する。メインカラーは赤とシルバー。胸のエンブレムからスペースクリアーが収納され、合身準備に入る。中盤からは合身の負担を減らすために、タケシがヘッダーを直接操縦する場面も多く見られる。
- アポロントラングー
- 胸部装甲と背部と腕を構成する。メインカラーは赤と黄色で重量級のデザイン。後半からは主に五郎が搭乗。分隊作戦でも五郎が操縦する時もある。
- 不要部分収納により頭と下半身を収納する。その後ヘッダーがトラングーを着込む様に合体する。
- アポロンレッガー
- ダイアポロンの腰と脚部を構成する。メインカラーは青とシルバーでスマートなデザイン。搭乗するときはダイアポロンのエネルギーゲージになるところから入る。主にミキが搭乗。不要部分収納の描写が無く、合体時にはいつの間にか上半身が消えている。分隊作戦ではミキが操縦する時もある。
なお、玩具版ではアニメで「不要部分収納」される合体に使用しない部分を組み合わせ、ダイアポロン以外に2体のロボットを組み立てることが可能である。
UFO
- スペースクリアー
- タケシの操縦するUFOタイプの戦闘機。円盤状だが飛行機のような機首とコックピットを持つ。コックピットは分離してバイク型のマシン・アポロンバイダーになり、通常はタケシの足として利用している。機首に収納された後はハンドルが変形してスペースクリアーの操縦桿になり、バイクの操縦系をそのまま使用する形をとる。機首にビーム砲を持ち(バイダーのときにも使用可能)、ミサイルも装備している。
- UFO戦闘機
- UFO少年団に与えられたUFOタイプの戦闘機。スペースクリアーと比べてUFOに近い外見である。戦闘コスチュームのナンバーが書かれ、UFO-00などと分類される。搭乗するときは牽引ビームを介してコックピットに乗り込む。アポロンベース内に4機搭載されている。武装はビーム砲やミサイルなど。
アポロンベース
ラビがアポロン星を脱出するときに使用した宇宙船で、移動基地でもある。地球では南海の珊瑚礁「ムーンリーフ」近くの海中に停泊。基地内にはアポロンロボット3体とスペースクリアー1機、UFO戦闘機が4機搭載されている。アポロンロボット発進時には後部にある三つの発進口がせり上がり、それぞれのロボットを射出する。ロボットを呼び出すときは、タケシがスペースクリアーのコックピット内で各ロボットの名前をコールする事で発進できるようにプログラムされている。しかし物語の中盤でダザーン兵士によってアポロンベースが乗っ取られ、結局タケシたちはベースを破壊してしまった。
ニューアポロンベース
アポロンベース破壊直後に姿を見せた、新たなベース。旧ベースが破壊される事があっても戦闘や補給・修理に支障がないように、ラビが別の場所で建造していた。そのことを裏付ける出来事として、ダイアポロンがアポロンベース内ではなく、別の場所で修理されるシーンが第11話にあり、その場所でタケシに「アポロンデストロイ」を教えている。ラビは旧ベースが占領される直前、誰にも気付かれずにニューベースがある場所へ移動したため、旧ベース消滅に巻き込まれることはなかった。それ以降はニューベースを拠点とし、最終決戦時にはダザーン星に向けて飛び立っている。
ダザーン軍団
- ギルデラ本部
- ダザーン軍団の地球侵略本部。太平洋の孤島に有る「ギルデラ火山」と呼ばれる火山の噴火口近くに設けられている。内部には「司令室」「メカ獣製造工場」「戦闘機の格納庫」「幹部や兵士達の部屋」などで構成されている。また下部には、アポロン星から奪った「エナルジー・ハート」を保管している。
- ヒドー機
- ヒドー隊長用の戦闘機。ダザーン戦闘機よりも形状が長い。戦闘機群を指揮するほか、後部からケーブルが出てメカ獣とドッキングし、メカ獣を操縦する事が出来る。
- ガメツ機
- ガメツ将軍用の戦闘機。ヒドー機同様形状が長い。
- ダザーン戦闘機
- ダザーン軍団の量産型戦闘機で、兵士が操縦する。カブトガニの甲羅の様な形状であり、体当たり攻撃を得意とする他、機体下部からの「マグマミサイル」というミサイルを装備している。メカ獣の支援が主。
- メカ獣
- ダザーン軍団最大の戦力兵器である巨大ロボット。モチーフは特に決められていないが、動物型が多い。また基本的にはフルオートだが、幹部機がドッキングする事で、幹部によって操縦される事もある。
スタッフ
- 演出 - りんたろう、芦田豊雄、高垣幸蔵、奥田誠治ほか
- 企画 - 桑田真菅(東宝アド・センター)
- プロデューサー - 渡辺米彦(エイケン)、池田仁男(東急エージェンシー)、忠隈昌、井上博(TBS)
- 制作主任 - 小林征史郎
- 制作マネージャー - 関孝行
- 原作 - 雁屋哲、土山しげる (「銀河戦士アポロン」より)
- 連載 - 小学館学習雑誌、てれびくん
- 脚本 - 松元力、城山昇、吉川惣司、松岡清治、小山高男
- キャラクターデザイン(作画設定) - 芦田豊雄
- 本作は芦田のキャラデザイナーデビュー作品だが、後年のデザインとのギャップに驚くファンも多い。これは直前に『宇宙戦艦ヤマト』 の作画監督を行っていた事が影響している。後に『ミンキーモモ』をきっかけに名前の露出が増えた芦田は、月刊OUTのロボットアニメ特集でダイアポロンが「ブサイクなロボットNo.1」(2位はレインボーセブン)に選ばれた際、芦田が本作のキャラクターデザインを手掛けたことをみんだ☆なおにバラされ、「みんだには酒をおごってやったのに」と(誌面での演出上)怒り、以後は同誌でのペンネームを「ダイアポロン・カリスマ・芦田」と改名した。後に芦田が描き下ろしたOUT特製ポスターには、ミンキーモモやワタルと並んでタケシが描かれている。
- メカニックデザイン - 高橋邦生
- 作画総監督 - 角田利隆
- 作画監督 - 木村圭市郎、宇田川一彦ほか
- 原画 - 林政行、安部正巳、坂口尚ほか
- 音楽 - 武市昌久
- 録音演出 - 斉藤敏夫
- 音響制作担当 - 沼田かずみ
- 編集 - 矢吹敏明、川名雅彦、西出栄子
- チーフディレクター - 小野辰雄
- アートディレクター - 大隅敏弘
- テクニカルディレクター - 高橋照治
- 制作協力 - アドコスモ、アニメルーム、アートアニメスタジオほか
- 制作 - エイケン、東急エージェンシー、TBS
主題歌
本放送時には、主題歌と数曲の挿入歌(村山明歌唱の「アポロンデストロイ」という挿入歌のアレンジ曲が、各ロボの変形合体時に劇中で使われている)を収録したアルバムも、ポリドール・レコードから発売されていた。
- オープニングテーマ - 「UFO戦士ダイアポロン」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 武市昌久 / 歌 - 子門真人&ブッシュ・シンガーズ(発売 - ポリドール・レコード)
- 当初この曲は声楽出身の別の人が歌うことで決まっており、レコーディングも行われたが作品のイメージに合わないという結論に達し、子門が歌うこととなった。企画段階でも子門の名前が挙がっていたがスケジュールの都合から一度断念していた[1]。
- 第1話のOPフィルムは、第2話以降のフィルムとは違うところがある。下記のシーンは、その後の再放送でも使われている。なお、東映ビデオ『エイケンTVアニメ主題歌大全集』(ビデオソフト、DVD)には収録されていない。
- 冒頭のタケシとダイアポロンが重なるシーンで、背景が宇宙になっている。
- アポロンベースの角度がやや異なっている。
- 原作テロップの「土山しげる」の部分が、土山の筆名「海堂りゅう」となっている。
- ダザーン総統をバックにしたシーンに、ギラニク・ヒドー・兵士がいる。第2話以降はダザーン戦闘機軍になっている。
- アポロンヘッダーが空を飛ぶシーンのバックが、アポロンベースのある島。第2話以降は大空。
- ラストは、宇宙空間で合身し終えたダイアポロンがその場で直立した所で、左上隅に制作テロップが出て終わる。第2話以降は、大空で合身し終えたダイアポロンが大地に降り、上半身のシーン中央に制作テロップが被さる。
- エンディングテーマ - 「UFO少年団」(クレジット表記は「UFO少年団の歌」)
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 武市昌久 / 歌 - 子門真人&ブッシュ・シンガーズ(発売 - ポリドール・レコード)
各話リスト
カッコ内は登場メカ獣。
UFO戦士ダイアポロン
- 合身!!悪魔軍団を倒せ!!(七首ジーガー)
- 暗黒星雲から魔獣バグラドン来襲!!(魔獣バグラドン)
- 旅客機をのむメカ獣アンゴーラ追撃!!(アンゴーラ)
- 激闘!!サソリンガー対UFO少年団(サソリンガー)
- 鉄騎兵+円盤鉄人=破壊軍団(サイボーグ鉄騎兵、円盤鉄人)
- なぜだ!?合身できない!!(ギルダロス)
- 強襲!カンガール・キックの嵐!!(カンガール)
- メカ獣から小犬を助けろ!(トカケイラ)
- 少年の笛に巨獣が泣いた(ベガドン)
- 合身!危機一髪!!(バチーバ)
- 出た!!必殺デストロイの秘密(ファイアーダロス)
- 行くぞ!!友情のX攻撃(メカモグラン)
- おいらの母ちゃんはアポロン星人!!(メカアメフト軍団、ムカデーラ)
- どうする!?氷結・絶体絶命!!(ギルゴーラ)
- 砕け!M作戦=大地震攻撃(ミザイラー)
- 潜入!宇宙からの暗殺団!!(メカ怪人バンザイン)
- 敵か!?味方か!?謎の星人現わる!!(メカロボットカマラーマン)
- 処刑3秒前!決死の救出作戦!!(死刑執行獣ギローガ)
- UFO22!秘密改造計画完了!!(メカ怪人ドグラス)
- ニューアポロン基地南極に浮上!!(合体怪人ヒドラー)
- がんばれ!黒い太陽は13分だ!!(隕石ロボマグダム)
- マコを救え!敵中突破で一直線!!(古代獣グリーンビングス、オレンジビングス、パープルビングス)
- 突入せよ!敵陣ギルデラ火山発見!!(ダザーンX)
- 幻の母は鋼鉄獣にいた!!(鋼鉄ブルガンダー(バンマル、ギーナス、ガマラー))
- すぐ行くぜ母さん!ダザーン星突入!!(メカ巨人ザ・ヘル)
- 母さんの涙が宇宙に平和を呼んだ!!(メカ巨人ザ・ヘル)
UFO戦士ダイアポロンII
※の付く話数は前作の再放送。
- 破壊魔獣ダロガンダーの猛攻 (ダロガンダー)
- 真夜中の恐怖!ドクロ将軍見参!!(ドクロ将軍、ガムダン)
- 死闘!分解獣スビンガーの挑戦 (分解獣スビンガー)
- 燃えよ、正義のアポロンデストロイ(メカバギー)
- 激突!!ガンガール軍団!(ガンガールII)
- 空中戦!!空飛ぶキャプラー対UFO少年団(キャプラー)
- 合身させるな!!強襲バチーバ作戦(バチーバ)
- 合体変身!!黒ヘルロボ軍団!(黒ヘルロボ軍団)
- 死刑!!首狩り獣ギローガ(ギローガ)
- 救え!アポロン基地危機一髪(合体怪人ヒドラー)
- 砕け!M作戦=大地震攻撃 ※
- 潜入!宇宙からの暗殺団!!※
- 敵か?味方か?謎の星人現わる ※
- 少年の笛に巨獣が泣いた ※
- 行くぞ!!友情のX攻撃 ※
- UFO22!秘密改造計画完了 ※
- がんばれ!黒い太陽は13分だ ※
- マコを救え!敵中突破で一直線 ※
- 吠えろ!!鋼鉄ブルガンダー(鋼鉄ブルガンダー)
- 砕け!!地獄からの挑戦状(メカ巨人ザ・ヘル)
- 守れ!!宇宙の平和を永遠に(メカ巨人ザ・ヘル)
雑誌連載
- 小学館の学習雑誌
- てれびくん 1976年6月号-10月号 久松文雄