兵庫県立姫路西高等学校
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兵庫県立姫路西高等学校(ひょうごけんりつ ひめじにしこうとうがっこう)は、兵庫県姫路市北八代二丁目にある県立高等学校。姫路・福崎学区に属す[1]。略称「西高」(にしこう)、「姫西」(ひめにし)。2006年に大規模改修工事が行われた(2008年完成)。
沿革
旧制姫路中学校(姫中)
- 1878年(明治11年)6月13日 - 6郡組合立姫路中学校設立認可。
- 1878年(明治11年)8月8日 - 景福寺を仮校舎として開校。
- 1883年(明治16年)9月10日 - 国府寺町に校舎新築移転。
- 1886年(明治19年)1月25日 - 播磨14郡組合立姫路中学校となる。
- 1887年(明治20年)4月1日 - 中学校令に基づき兵庫県尋常中学校となる(当時は兵庫県唯一の尋常中学校[2])。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 兵庫県姫路尋常中学校と改称(県が神戸・豊岡にも尋常中学校を開校したため)。
- 1899年(明治32年)4月1日 - 兵庫県姫路中学校と改称。
- 1901年(明治34年)5月6日 - 兵庫県立姫路中学校と改称。
- 1919年(大正8年)4月8日 - 現在地に校舎を移転。
- 1936年(昭和11年) - 野球部が第13回選抜中等学校野球大会で甲子園初出場(初戦敗退)。
- 1938年(昭和13年)12月25日 - 姫路中学校校歌を制定。
姫路西高等学校
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により兵庫県立姫路西高等学校となる。
- 1948年(昭和23年)6月30日 - 兵庫県立姫路東高等学校(旧制兵庫県立姫路高等女学校)と職員・生徒を折半交流し、男女共学となる。
- 1955年(昭和30年)1月15日 - 校歌「友にあたう」制定(阿部知二作詞・山田耕筰作曲)。
- 1998年(平成10年)11月14日 - 創立120周年記念式典挙行。
- 2008年(平成20年)11月1日 - 創立130周年記念式典挙行。
特色
2学期制、55分授業が採用されている。 4月に行われる文化祭、年2回行われる球技大会、姉妹校である姫路東高と合同で行われる東西対抗、体育祭、全校読書会などがある。
学校行事
- 4月 入学式、離任式、文化祭
- 5月 野外教育活動、定期考査
- 6月 姫路東西高等学校体育大会、修学旅行
- 7月 定期考査、芸能鑑賞会、球技大会
- 8月 オーストラリア研修(希望者)
- 9月 体育大会
- 10月 定期考査
- 11月
- 12月 定期考査
- 1月
- 2月 卒業式
- 3月 学年末考査、球技大会、全校読書会
部活動
運動部
- 陸上競技部
- 水泳部
- サッカー部
- バスケットボール部
- 野球部
- ソフトテニス部
- テニス部
- 卓球部
- 柔道部
- 剣道部
- バドミントン部
- バレーボール部
- ソフトボール部
- バトントワリング部
- ワンダーフォーゲル部
文化部
- 新聞部
- 放送部
- 図書部
- 物理部
- 化学部
- 家庭科学部
- 茶華道部
- 書道部
- 美術部
- 音楽部
- 吹奏楽部
- ギター・マンドリン部
- 室内合奏部
- 箏曲部
- 演劇部
- 写真部
- ESS部
- 文芸部
- 囲碁・将棋部
- 生物部
- かるた同好会
著名な出身者
- 高史明(社会心理学者)
- 芥田武夫(東京六大学野球・早稲田大学選手、リーグ戦初代首位打者、野球殿堂)
- 竹田助一(元プロ野球選手)
- 釣常雄(元プロ野球選手)
- 西端利郎(元プロ野球選手)
- 川石酒造之助 (柔道家、フランス講道館柔道連盟創設者)
- 浦山桐郎(映画監督)
- 阿部知二(小説家、校歌「友にあたう」の作詞家でもある)
- 五十嵐播水(俳人・医師)
- 飯田操朗(洋画家)
- 清瀬一郎(弁護士、第49・50代衆議院議長)
- 椎名麟三(小説家)
- 桂米朝 (3代目)(落語家)
- 高田賢三(ファッションデザイナー)
- 永井一正(グラフィックデザイナー)
- 平野敬子 (グラフィックデザイナー)
- 永田秀次郎(東京市長、貴族院議員、兵庫県立洲本中学校校長、俳人)
- 藤岡重慶(俳優)
- 藤岡琢也(俳優)
- 和辻哲郎(思想家・哲学者)
- 野田誠三(阪神電気鉄道社長・会長、阪神タイガースオーナー、甲子園球場設計者)
- 吉田正樹(フジテレビプロデューサー)
- 池内紀(ドイツ文学者)
- 池内了(宇宙物理学者)
- 辻善之助(歴史学者)*広沢孝夫(スズキ専務、特許庁総務部長、大阪府商工部長、通産官僚)
- 合田宏四郎(通商産業省関東通産局長、灘高校を経て入学、再度中退、大検)
- 杉本和行(財務事務次官)
- 崎谷康文(文部省生涯学習局長(2000~))
- 安積成美(宝島社刊「永遠の愛を誓って」ヒロイン)
- 藤保秀樹(宝島社刊「永遠の愛を誓って」ヒロインの恋人)
- 佐伯弘文(神鋼電機社長)
- 渡海紀三朗(政治家)
- 神吉晴夫(光文社社長)
- 伊賀弘三良(祥伝社社長)
- 多淵敏樹(神戸大学名誉教授・大手前大学教授・学部長・工学博士)
- 藤本知哉(弁護士)
- 石見利勝(姫路市長、立命館大学教授)
- 大杉謙一(中央大学教授)
- 日高正巳(兵庫医療大学教授)
- 奥田恭士(兵庫県立大学教授)
- 小林潔司(京都大学教授)
- 高田隆(広島大学教授)
- 古賀隆治(岡山大学教授)
- 藤崎浩幸(弘前大学准教授)
- 沖本竜義( 一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授)
- 池淵周一(京都大学名誉教授)
- 前野育三(関西学院大学名誉教授)
- 米花稔(経営学者、神戸大学名誉教授)
- 丸田章博(大阪大学大学院工学研究科准教授)
- 千原和夫(神戸大学名誉教授)
- 森川輝紀(埼玉大学名誉教授)
- 柴田良貴(筑波大学教授)
- 岡知史(上智大学教授)
- 松本麻衣子(毎日放送アナウンサー)
- 高橋ひろ子(声優・女優)
- 中野由崇(中部大学教授)
- 白瀧博通(独協医科大学教授)
脚注
- ↑ 兵庫県教育委員会 兵庫県公立高等学校の通学区域
- ↑ 兵庫県立の旧制中学として存在した学校でもっとも古い歴史を持つのは現在の兵庫県立篠山鳳鳴高等学校だが、当初は旧藩士による私立で、1919年に県立移管された。