東平尾公園博多の森球技場
テンプレート:スタジアム情報ボックス 東平尾公園博多の森球技場(ひがしひらおこうえん はかたのもりきゅうぎじょう)は、福岡県福岡市博多区の東平尾公園内にある球技場。施設は福岡市が所有し、福岡市森と緑のまちづくり協会が指定管理者として運営管理を行っている。
なお、福岡市に本社を置くゲームソフトメーカーのレベルファイブが命名権を取得しており、2008年3月から「レベルファイブスタジアム」(略称「レベスタ」」)の呼称を用いている(後述)。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するアビスパ福岡がホームスタジアムとして使用する他、ジャパンラグビートップリーグの九州電力キューデンヴォルテクス、コカ・コーラウエストレッドスパークス、日本女子サッカーリーグ所属の福岡J・アンクラスが本拠地として使用している。
目次
施設概要
立地
福岡空港滑走路東側に隣接する、糟屋郡志免町との市町境にほど近い丘陵地をスポーツ公園として造成した東平尾公園(通称:博多の森)内にある。1995年に福岡市とその近郊で開催されたユニバーシアード福岡大会のサッカー主会場として使用するために建設された福岡市初のサッカー・ラグビー専用スタジアムである。
スタンド
ピッチの四辺に平行に一層式のスタンドが設けられている。メインスタンド(7073人収容)とバックスタンド(9094人収容)は屋根付きのベンチシートで、サイドスタンド(ゴール裏、6396人収容)は屋根なしのベンチシートとなっている。最大収容人員は22,563人。
サイドスタンドは傾斜が緩く、サッカー開催時にはピッチとの距離もあるためか、アビスパ福岡のゲームではホーム側のサポーターはゴール裏ではなくバックスタンドのサイド寄りで応援する姿が見られる(このためか、Jリーグ開催時での席割も、バックスタンドのホーム側のみ自由席となっている)。
メインスタンド内部は4階建てとなっており、1階が事務室、会議室、医務室、ロッカー室、審判控室、エントランスホール、トイレに、2階が券売所、エントランスホール、トイレに、3階が特別室、控室に、4階が記者室、放送室になっている。
照明設備は屋根と一体型となっており、照明柱はない。
大型映像装置
ホーム側ゴール裏(サイドスタンド上部)に電光掲示板(電球式・単色)、アウェー側ゴール裏にフルカラーLED方式の大型映像装置が設置されている。電光掲示板は開設当初から設置されていたが、大型映像装置は2008年12月6日のJ2第45節・対湘南ベルマーレ戦より稼働開始した。
大型映像装置はグッズ売り場や売店、トイレなどがあるメインスタンド・バックスタンド双方のコンコースにも同じ映像が流れるモニターと共にソニーブロードバンドソリューションが導入したもの[備考 1]で、縦 9.42m × 横 16.15m。設置以前には、J1に復帰を果たすアビスパ福岡の2006年シーズンに合わせて、それまでヤフードームで使用されていたホークスビジョンを移設する予定[1]であったが、折り合いがつかず破談になった。そのために2006年頃から2007年オフの大型映像設置に向けて募金活動を行っていた。ただし福岡市は当初、要望に対し早急な設置は困難との回答を示していた。
その他
名島飛行場(現・福岡空港)に訪れたチャールズ・リンドバーグの愛機「シリウス号」の復元模型が1階エントランスに展示されている。
- Levelfive studium appearance.jpg
スタジアム外観から
- レベルファイブスタジアム2.jpg
スタジアム側面から
- レベルファイブスタジアム大型ビジョン.jpg
大型映像装置
施設命名権
福岡市は、博多の森球技場に施設命名権を導入する決定がなされ、2007年12月7日から2008年1月8日の約1ヶ月間公募した。その結果、期限までに結果数社の応募があり審査を行なった上で、福岡市のゲームソフト開発メーカー・レベルファイブと年間3150万円3年契約で合意。2008年3月1日より「レベルファイブスタジアム」(略称レベスタ)へ名称変更された。略称は当初「L5スタ(エルゴスタ)」にする予定であったが、サポーターなどから呼びづらいとの意見が多数寄せられたため「レベスタ」へ変更された。
2010年11月には再びレベルファイブとの契約再延長が決まり[2]、2014年2月28日まで契約を延長。2013年11月には、2017年2月28日までの契約更新を行い[3]、引き続き「レベルファイブスタジアム」と呼称されている。
なお、大型映像装置の命名権もレベルファイブが取得[4]している。
開催された主な試合
Jリーグ・トップリーグ・なでしこリーグのリーグ戦は除く。
- 1995年8月22日-9月2日 - 1995年夏季ユニバーシアードサッカー競技[5]
- 1996年5月29日 - キリンカップサッカー1996・日本対メキシコ(現在まで唯一のサッカー日本代表公式戦[備考 2])
- 1998年11月19日 - J1参入決定戦1回戦・アビスパ福岡対川崎フロンターレ
- 2004年12月4日 - J1・J2入れ替え戦第1戦・アビスパ福岡対柏レイソル
- 2006年12月9日 - J1・J2入れ替え戦第2戦・アビスパ福岡対ヴィッセル神戸
- 2009年6月17日・6月21日 - U20世界ラグビー選手権順位決定戦(各日2試合ずつ、計4試合)[6]
- 2010年11月7日 - 第89回全国高等学校サッカー選手権大会福岡大会決勝・九州国際大学付属高校対東福岡高校(PK戦で22人目まで縺れこんだ試合)
エピソード
- Jリーグのリーグ戦が荒天のため中止になったことが2度ある。2002年8月31日のJ2・対大分トリニータ戦と、2007年7月14日のJ2・対ベガルタ仙台戦で、いずれも台風(前者は台風15号、後者は台風4号)の接近によるものであった。
- スポーツの試合ではないが、2009年7月26日にFNSの日26時間テレビ 2009 超笑顔パレード 爆笑!お台場合宿!!の企画として当所で行われる予定だったイベント『ヘキサゴンオールスターズ「泣いてもいいですか」をみんなで歌おう! 全国弾丸イベント[7]』が平成21年7月中国・九州北部豪雨に伴い直前で中止となっている。
交通アクセス
- 福岡空港および市営地下鉄福岡空港駅より徒歩25分
- 福岡空港から西鉄バス「宇美営業所」「イオンモール福岡」行きにて「東平尾公園入口」バス停下車
- 博多バスターミナル(博多駅)から西鉄バス「ひばりヶ丘」行きにて「東平尾公園入口」バス停下車
- Jリーグ開催時には博多バスターミナル及び市営地下鉄福岡空港駅4番出口前バス停よりスタジアム正門前行きのシャトルバスが運行されている。
関連項目
- 東平尾公園博多の森陸上競技場
- 福岡市雁の巣レクリエーションセンター球技場 - アビスパ福岡の練習場
備考
脚注
外部リンク
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タグがありません- ↑ 大型ビジョンが博多の森移設へ 西日本スポーツ 2005年11月24日
- ↑ 平成22年11月22日 株式会社レベルファイブ 『レベルファイブ スタジアム』ネーミングライツ契約延長のお知らせ
- ↑ 『レベルファイブ スタジアム』ネーミングライツ契約更新のお知らせ - レベルファイブ 2013年11月22日
- ↑ レベルファイブスタジアムに大型ビジョン完成 九州企業特報 2008年12月2日
- ↑ 第18回ユニバーシアード大会'95福岡 競技日程表 - ユニバーシアード福岡大会公式サイト内
- ↑ 試合日程・結果 - U20世界ラグビー選手権公式サイト
- ↑ ヘキサゴンオールスターズ「泣いてもいいですか」をみんなで歌おう!全国弾丸イベント実施決定! - BIGLOBE MUSIC 編集日記 2009年7月2日