東旭川駅
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東旭川駅(ひがしあさひかわえき)は、北海道旭川市東旭川北3条5丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅。駅番号はA32。
駅構造
互い違いに配置された、2面2線の千鳥式ホームをもつ地上駅。跨線橋はなく、2つのホームは構内踏切で連絡する。ちなみに旭川市内の駅で構内踏切が存在する駅は、当駅と千代ヶ岡駅(富良野線)の2駅しかない。
簡易駅舎を有する無人駅である。自動券売機は設置されていない。
駅周辺
旭川市と合併する以前の東旭川町の中心駅。
- 旭川市役所東旭川支所
- 旭川東警察署東旭川駐在所
- 東旭川郵便局
- 旭川信用金庫東旭川支店
- 東旭川農業協同組合(JA東旭川)
- HBC北海道放送旭川放送局(AMラジオ送信所のみ)
- STV札幌テレビ放送旭川放送局(AMラジオ送信所・放送局事務所併設)
- 瀧乃湯温泉(龍乃湯温泉)(駅裏手、徒歩約5分。鉄泉、日帰り・宿泊とも可)
- 旭川兵村記念館
- 旭川神社
- 東旭川農村環境改善センター(旭川電気軌道電車保存場所)
- 旭川電気軌道「東旭川1条6丁目」停留所(徒歩7分)
- 旭山動物園(徒歩40分。東旭川6丁目からバス5分。5月3日 - 5日のみ、直通無料シャトルバスが運転され、JRでも一部の特急・快速が臨時停車する)
歴史
- 1922年(大正11年)11月4日 - 国有鉄道の東旭川駅(ひがしあさひがわえき)として開業。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 当駅から宗谷本線の北旭川駅に至る貨物支線が開通。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物・荷物の取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)11月10日 - CTC導入・第2次合理化に伴い、無人化。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物支線休止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道が継承。貨物支線廃止。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 駅名の読みを「ひがしあさひかわえき」に変更。旭川駅・新旭川駅と同時の変更。
その他
貨物支線は国道39号陸橋下の地点(現在の南永山駅付近)から新旭川駅を経由せずに、直接北旭川駅まで乗り入れできる1キロにも満たない短絡線(デルタ線)であった(構内扱いが新旭川駅か北旭川駅かは不明。その際、宗谷本線の旅客列車通過専用の通過線も新設されたが、ポイント配置の関係で現在の北旭川駅6番線に相当する宗谷本線の通過線に直接入ることはできなかった)。短絡線廃止後は北旭川駅・北見駅間の貨物列車は、機関車の付け替えを遠軽駅と新旭川駅で2度行うことになる(2004年10月以降の貨物列車の運行においてはディーゼル機関車は先頭と最後尾に連結して運転を行うプッシュプル方式になったため、機関車の付け替えが行われなくなった分、所要時間が短縮された。運転士は先頭と最後尾にそれぞれ1人ずつ乗務し、無線でやり取りする)。この地点ではその名残として分岐器を雪から守るためのスノーシェルターが残っていたが、後に撤去された。
2006年~2007年のゴールデンウィーク期間は特別快速きたみが臨時停車していた。