忠岡町
テンプレート:Infobox 忠岡町(ただおかちょう)は、大阪府泉北地域に位置する町である。
日本一面積の小さい町であり、人口密度も町の中で(また町村の中で)福岡県糟屋郡志免町・広島県安芸郡府中町・愛知県海部郡大治町に次いで第4位である。2009年(平成21年)10月1日、愛知県西春日井郡春日町が清須市に編入したことに伴い、日本一面積の小さい町になった。
目次
地理
大阪府の西南部、大阪湾に面する臨海平坦部に位置し、北東は大津川・牛滝川を境界に泉大津市・和泉市、南西は岸和田市にそれぞれ隣接していて、東西に長く、南北に短い地形で、その面積は4.03km2である。また、大阪市中心部からは鉄道で約30分の通勤圏に位置している。忠岡町の全域が市街地化されていて、臨海部と大津河岸は工業地として利用され、中央線(さつき通り)以南は南海本線忠岡駅周辺とシビックセンター(忠岡町役場 併設施設)周辺部の商業地を中心に住宅地が広がっている。
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.20%増の18,149人であり、増減率は府下43市町村3位、72行政区域中11位。 テンプレート:人口統計
歴史
- 1875年(明治8年):和泉郡下馬瀬村と上馬瀬村が合併して、和泉郡馬瀬村となる。
- 1889年(明治22年)4月1日:町村制施行により、和泉郡忠岡村、馬瀬村、北出村、高月村が合併して、和泉郡忠岡村(町村制)が発足。大字忠岡に村役場を設置。
- 1896年(明治29年)4月1日:泉北郡が成立。
- 1939年(昭和14年)10月1日:町制施行。泉北郡忠岡町となり、現在に至る。
- 2003年(平成15年)7月15日:岸和田市・忠岡町合併協議会を設立。
- 2004年(平成16年)8月22日:『忠岡町が岸和田市と合併することについて町民の意思を問う住民投票』 が行われ、合併賛成2,797票、合併反対6,804票の結果が出て、合併協議会離脱を協議会に申し入れた。
行政
忠岡町長
- 町長:和田 吉衛(わだ きちえ)(2004年10月就任、現在3期目)
忠岡町議会
定数は12人。
- 議長:杉原健士
- 副議長:高迫千代司
(任期は2015年4月30日まで)
構成
会派 | 議席数 | 議席占有率 |
---|---|---|
日本共産党 | 3 | 25% |
自由民主党 | 2 | |
誠政会 | 2 | |
公明党 | 2 | |
無所属 | 3 |
日本共産党は議席占有率が25%であり、議会招集権がある。
町章と町の花・木など
町章は、忠岡の「忠」の字の「中」と「心」を組み合わせ、海辺の鳥のはばたきを図案化したものである。円形は円満なる雄飛発展を表し、チヌの海の波頭に踊る町の姿を象徴したのだという。1973年(昭和48年)2月1日 に制定した。
忠岡町の花は、『さつき』である。さつきは、従前より忠岡町の街路に植樹し、町道「中央線」の西側は、通称「さつき通り」として多くの忠岡町民から親しまれている。また、育苗同好者も忠岡町には多く、一般住民に親しみやすい花であるとして1973年(昭和48年)7月26日に町の花に選定された。
忠岡町の木は、『くす』である。くすの木は、四季を通じて緑を保ち、公害に強く防虫にも適し、樹齢を重ねることが容易であり、長寿を象徴するものとして花と同日に町の木に選定された。
忠岡町のイメージキャラクターは、『ただお課長(ただおかちょう)』である。頭にはだんじりの地車と呼ばれる山車の屋根をかぶり、手には「日本一小さなまち」と書かれたうちわを持ち、法被を羽織っている。町役場の架空の部署「日本一元気課」の課長という設定で、各種イベントで町のPR活動を積極的に行っている[1]。
『支え合うぬくもりのあるまち』をキャッチフレーズとする。
財政
平成21年度決算見込みにおける市町村の財政状況を示す各指数は経常収支比率106.6(大阪府下ワースト1位)、単年度収支36百万円の赤字(同1位)など非常に厳しい状態にある[2]。しかし、職員給与を示すラスパイレス指数は平成22年4月で94.5(府下4番目の低水準)[3]と人件費削減による財政再建も難しい。
経済
忠岡町の特産品として、毛布・ペットボトルリサイクル製品がある。
企業
- 豊興サービス株式会社 泉北郡忠岡町忠岡中3-1551-1
- 三菱ふそうトラック・バス株式会社 大阪ふそう 岸和田支店:泉北郡忠岡町忠岡中3-997-7
- 三田谷建設株式会社 忠岡営業所:泉北郡忠岡町忠岡中2-7-1
- 株式会社オクカメラ(カメラのオク):泉北郡忠岡町忠岡南1-3-12
- 阪南グラフィック株式会社 忠岡オフィス: 泉北郡忠岡町高月南1-206
- 三洋化成株式会社:泉北郡忠岡町忠岡北2-9-13
- 浅田給食株式会社 忠岡工場:泉北郡忠岡町高月北1-4-9
金融機関
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 忠岡郵便局(忠岡南)
- 東忠岡郵便局(馬瀬)
- 大阪支店 忠岡町シビックセンター内出張所(忠岡東)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- その他上記の各郵便局にもATMが設置されている。
※忠岡町内の郵便番号は「595-08xx」で、集配業務は泉大津郵便局(泉大津市小松町)が担当している。
姉妹都市・提携都市
公共施設
町の施設
- 忠岡町役場併設施設
- 保健センター
- 児童館
- ふれあいホール
- 忠岡町スポーツセンター
- 忠岡町公民会館:泉北郡忠岡町忠岡東1-39-19
- 忠岡町文化会館:泉北郡忠岡町忠岡南1-18-17
- 公民館
- 働く婦人の家
- 町立図書館
- 勤労青少年ホーム:泉北郡忠岡町忠岡南1-9-15
- 公立忠岡病院: 泉北郡忠岡町忠岡北1-3-7
- 忠岡町消防本部:泉北郡忠岡町忠岡北1-1-23
- 総合福祉センター:泉北郡忠岡町忠岡中2-16-25
- 忠岡町社会福祉協議会:泉北郡忠岡町忠岡中2-16-25
- 東忠岡老人憩いの家:泉北郡忠岡町北出2-1-21
- ピープルハウス忠岡:泉北郡忠岡町高月北1-11-3
- 特別養護老人ホーム
- ケアハウス
- 身体障害者通所施設
- ピープル在宅介護支援センター
- 北出浄水場:泉北郡忠岡町北出3-1-8
- 忠岡雨水ポンプ場:泉北郡忠岡町新浜1-9-1
- クリーンセンター:泉北郡忠岡町新浜2-5-46
- し尿処理場
- 忠岡斎場:泉北郡忠岡町忠岡南2-17-33
- 忠岡墓地:泉北郡忠岡町忠岡南2丁目
- 浜霊園:泉北郡忠岡町忠岡南3-1563-6-24
- 町民運動場
- 町民第2運動場
- 大津川河川公園
- 新浜緑地公園
- 緑水園
- 高月向井田公園
- 新浜緑地公園
- 新浜テニスコート
- 高月コミュニティーセンター:泉北郡忠岡町高月南3-3-5
- 泉北西部農業協同組合 忠岡支店:泉北郡忠岡町忠岡中1-12-16
- 忠岡町漁業協同組合:泉北郡忠岡町新浜1-8-11
- 忠岡町商工会:泉北郡忠岡町忠岡中1-12-16
- 南大阪湾岸北部流域下水処理場:泉北郡忠岡町新浜3丁目
- 大阪南下水汚泥広域処理場(エースセンター):泉北郡忠岡町新浜3-1-4
府の施設
- 阪南港(地元では、「忠岡港」と呼ばれる。大阪府港湾局が管理している)
教育施設
中学校
- 忠岡町立忠岡中学校:泉北郡忠岡町忠岡東1-17-5
小学校
- 忠岡町立忠岡小学校:泉北郡忠岡町忠岡南1-12-30
- 忠岡町立東忠岡小学校:泉北郡忠岡町馬瀬2-17-1
幼稚園
- 忠岡町立忠岡幼稚園:泉北郡忠岡町 忠岡南1-12-44
- 忠岡町立東忠岡幼稚園:泉北郡忠岡町馬瀬2-17-2
保育所
- 忠岡町立忠岡保育所:泉北郡忠岡町忠岡中2-16-27
- 忠岡町立東忠岡保育所:泉北郡忠岡町馬瀬2-17-3
- チューリップ保育園
交通
鉄道路線
路線バス
- 一般路線バスの運行はない。
- 町内巡回の町営福祉バスを運行(中日臨海バスに委託:無料だが、高齢者など、障害者優先)
主要な自動車道
一般国道
大阪府道
- 大阪府道204号堺阪南線(旧国道26号)
- 大阪府道29号大阪臨海線
- Hanshin-EX-Tadaoka001.JPG
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 忠岡だんじり祭 - 毎年10月の第2土曜日・日曜日に行われる。町内に4台のだんじりがあり、全て岸和田型の「下だんじり」である。「明治甚五郎」の異名を持ち、彫師も兼ねる大工棟梁「櫻井義國」の出身地であり、道之町のだんじりは特に有名。
- 正木美術館
忠岡町出身または忠岡町にゆかりのある人物
- 正木嘉美(柔道家)テンプレート:要説明
- 武田康廣(株式会社ガイナックス取締役統括本部長)テンプレート:要説明
- 西谷岳文(ショートトラックスピードスケート選手、競輪選手)テンプレート:要説明
- 梁勇基(ベガルタ仙台MF)テンプレート:要説明
- 前田健太(広島東洋カープ投手)テンプレート:要説明
- 藤本博史(福岡ソフトバンクホークスコーチ)テンプレート:要説明
- 木村政信(プロゴルファー)
脚注
関連項目
外部リンク
- 忠岡町 - 公式ウェブサイト
- 忠岡町商工会
- 泉北地域広域行政推進協議会
- ↑ ただお課長の部屋 - 忠岡町観光ガイド
- ↑ 平成21年度市町村決算見込の概要 - 大阪府
- ↑ 平成22年4月1日現在の大阪府内市町村(政令指定都市を除く)のラスパイレス指数等について - 大阪府