中土駅
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テンプレート:駅情報 中土駅(なかつちえき)は、長野県北安曇郡小谷村大字中小谷字池原下にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)大糸線の駅である。
1957年(昭和32年)の大糸線全通までは当駅が終着駅であった。
駅構造
糸魚川方面に向かって左側に1面1線の単式ホームのみを有する地上駅(停留所)で、糸魚川地域鉄道部管理の無人駅である。2005年(平成17年)頃までは列車交換設備を有していた。2008年(平成20年)7月時点では、行き違い用のレールは残っているが先端は折り曲げられ、かつ枕木等は朽ちており、南小谷側のポイントは残されているものの、北小谷側はポイントも撤去されており、信号機は両側とも撤去されている。またホームに隣接していない部分のレールはすべて撤去されている。
駅舎は、待合室の隣に以前出札口と事務室として使用されていた部屋があるが、室内はリフォームされている。またホームの向かいに乗務員・保線要員が利用していた鉄道建物がある(もちろん立ち入りはできない)。自動券売機は設置されていない。
駅前にある小谷観光タクシーへの直通電話が設置されている。
待合室には、主要駅や周辺駅までの普通運賃表が掲示されているが、東京都区内までは糸魚川駅・北陸本線・信越本線・上越新幹線経由および北陸本線・ほくほく線・上越新幹線経由の運賃のみが表記されている。最も距離が短く所要時間も短い松本駅・中央本線経由の運賃も以前は表記されていたが、2013年9月現在はテープが貼られており、見えないようにされている(甲府駅・八王子駅までの運賃も同様)。
駅周辺
路線バス
- 南小谷駅 - 中央橋前 - 中土駅 - 大凪下 - 小谷温泉山田旅館 - 雨飾荘(冬季は大凪下以遠運休)
- 南小谷駅 - 中央橋前 - 中土駅 - 北小谷駅 - 下寺 - 平岩駅 - 大網(土曜休日運休)
歴史
- 1935年(昭和10年)11月29日 - 国有鉄道大糸南線が信濃森上駅から延伸し、その終着として開業。一般駅。
- 1957年(昭和32年)8月15日 - 当駅から大糸北線小滝駅までの区間が開業し、松本駅 - 当駅 - 小滝駅 - 糸魚川駅間が大糸線となる。同時に途中駅となる。
- 1978年(昭和53年)9月22日 - 貨物営業を廃止。
- 1983年(昭和58年)3月25日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
駅名由来
駅周辺の地名である「中谷」と「土谷」の頭文字を合わせたことに由来するが、駅より北東に中土地区がある。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color大糸線