和田岬駅
テンプレート:駅情報 和田岬駅(わだみさきえき)は、兵庫県神戸市兵庫区にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・神戸市営地下鉄(地下鉄)の駅である。かつては神戸市電の電停も設置されていた。
駅周辺は三菱重工業・三菱電機(およびその関連企業)の工場が広がる工場街であり、当駅の利用者も工場への通勤者が多数を占める。
目次
乗り入れ路線
JR西日本の山陽本線支線(通称:和田岬線)と、地下鉄の海岸線が乗り入れている。和田岬線は当駅が終点である。海岸線の駅には駅番号としてK06が付与されているほか、駅名版下広告として「三菱神戸病院前」が併記されている。
JR和田岬線は、朝晩の通勤旅客向けに特化した路線という性格から、日中は全く列車の運行がないほか、日曜・祝日も2往復のみの運行となる。 そのため、市営地下鉄では和田岬駅でのJR乗り換えの案内はしていない。
IC乗車券は、両社・局の駅ともICOCAおよびPiTaPaが利用可能。なお、JRはICOCAエリア、地下鉄はPiTaPaエリアであるため、相互利用可能なIC乗車券は両駅で異なる。また、磁気カードのスルッとKANSAI対応各種カードは地下鉄の駅でのみ利用可能である。
歴史
- 1890年(明治23年)7月8日 - 山陽鉄道の和田崎町駅として開業する。当時は貨物営業のみの貨物駅であった。
- 1895年(明治28年) - 和田岬駅に改称する。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称が制定され、山陽本線の所属となる。
- 1911年(明治44年)11月1日 - 旅客営業を開始する。
- 1924年(大正13年)8月5日 - 神戸市電が駅前に乗り入れる。
- 1945年(昭和20年)2月 - 駅舎を移転する。
- 1971年(昭和46年)3月14日 - 神戸市電が廃止される。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 貨物の取り扱いを廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1999年(平成11年)2月26日 - 無人化される(Jスルー導入に伴い兵庫駅構内に出改札設備を新設)。
- 2001年(平成13年)
- 2003年(平成15年)11月1日 - JR駅でICカードICOCAの供用を開始する。
- 2009年(平成21年)7月27日 - JR駅の駅舎を解体する。
- 2011年(平成23年)4月 : 地下鉄駅で、この年度より2年間を期限とした駅名板下広告として「三菱神戸病院前」が掲出される[1](以後、2014年度まで掲出を更新している[2])。
駅構造
JR西日本
テンプレート:駅情報 単式ホーム1面1線を有する地上駅である。
現在は神戸駅管理の無人駅だが、国鉄時代からJR化後にかけての自動改札機が設置されるまでの期間は駅員が配置されており、有人改札口や出札窓口があったが、現在は駅内には改札や券売機などはなく、兵庫駅の和田岬線ホームに設置された自動改札機(中間改札)と自動券売機がその役割を代替している。
改札がない構造も相まって、ホームの中ほどには敷地外(一般道路)に直接接続する出入口が設けられている。
線路は構内に車止めが設置されており、来た列車が折り返すだけの構造となっているが、和田岬線の貨物営業が廃止された1980年までは三菱重工業神戸造船所への専用線が続いていた。また、神戸市電が走っていた頃はこの専用線を跨ぐため、路面電車としては比較的珍しい鉄軌道同士の立体交差があった。
かつて、1943年完成の木造平屋建て駅舎が存在していた[3]が、2009年8月31日までに駅舎と付属建物の撤去工事が行われた。この撤去された駅舎の跡地には、コンビニエンスストアが同年12月22日に開業している。
和田岬線沿線では兵庫運河を活かした街づくりが始まっているが、テンプレート:要出典範囲。
- Wadamisaki Station.JPG
駅入口
- WASDAMISAKI103.JPG
構内
- Wadamisaki sta.jpg
旧和田岬駅舎(解体済)
(2007年3月28日)
神戸市営地下鉄
テンプレート:駅情報 島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札口が地下1階、ホームが地下2階にある。
のりば
1 | テンプレート:Color海岸線 | 三宮・花時計前方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color海岸線 | 新長田方面 |
- 神戸市営地下鉄 和田岬駅01.JPG
駅舎(2007年11月19日)
- 神戸市営地下鉄 和田岬駅02.jpg
駅舎(2007年11月19日)
- Platfome at Wadamisaki Station(Subway).JPG
1番線ホーム(2008年12月26日)
利用状況
駅南側にある三菱重工業、三菱電機(およびその関連企業)工場への通勤者が多数を占める。
年間乗車人数は次のとおり[4]。
- JR和田岬線(山陽本線)
- 2000年度:2,804千人(2,671千人)
- 2001年度:2,458千人(2,344千人)
- 2002年度:2,196千人(2,116千人)
- 2003年度:1,975千人(1,883千人)
- 2004年度:1,829千人(1,732千人)
- 2005年度:1,751千人(1,664千人)
- 2006年度:1,688千人(1,596千人)
- 2007年度:1,759千人(1,664千人)
- 2008年度:1,865千人(1,768千人)
- 2009年度:1,934千人(1,837千人)
- 2010年度:1,969千人(1,867千人)
- 神戸市営地下鉄 海岸線
- 海岸線各駅の中では新長田駅の次に多い。
- 2001年度:1,931千人(828千人)
- 2002年度:2,306千人(1,175千人)
- 2003年度:2,618千人(1,540千人)
- 2004年度:2,593千人(1,494千人)
- 2005年度:2,569千人(1,474千人)
- 2006年度:2,680千人(1,492千人)
- 2007年度:2,787千人(1,527千人)
- 2008年度:3,053千人(1,689千人)
- 2009年度:3,527千人(1,938千人)
- 2010年度:3,647千人(2,033千人)
※括弧内は定期利用者の再掲。
駅周辺
- 兵庫津の道
- 和田岬砲台
- 三菱重工業神戸造船所
- 三菱電機神戸製作所、電力システム製作所
- 三菱神戸病院
- 厚生労働省 神戸検疫所
- 兵庫県立兵庫工業高等学校
- 兵庫県立神戸工業高等学校
- 御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸)
- 和田神社
- 三石神社
路線バス
- 3系統:吉田町一丁目 止
- 3系統(循環):吉田町一丁目→東尻池二丁目→地下鉄長田駅前→名倉町→夢野町二丁目→新開地方面
- 3系統(循環):新開地→夢野町二丁目→名倉町→地下鉄長田駅前→東尻池二丁目→吉田町一丁目方面
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color和田岬線(山陽本線支線)
- 兵庫駅 - 和田岬駅
- 神戸市営地下鉄
- テンプレート:Color海岸線
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
- ↑ 平成23・24年度 市営地下鉄「駅名板下広告」の広告主の決定 - 神戸市(2011年3月25日付、2013年6月23日閲覧)
- ↑ テンプレート:PDFlink - 神戸市(2013年3月22日付、同年6月23日閲覧)
- ↑ テンプレート:Cite webテンプレート:リンク切れ
- ↑ 神戸市統計書 - 神戸市企画調整局総合計画課
関連項目
外部リンク
- テンプレート:外部リンク/JR西日本駅
- 和田岬駅 駅構内図 - 神戸市交通局