摩周駅

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テンプレート:駅情報 摩周駅(ましゅうえき)は、北海道川上郡弟子屈町朝日1丁目7-26にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線である。駅番号B64

旧称は弟子屈駅(てしかがえき)だったが、1990年(平成2年)11月20日に観光振興のために摩周駅に改称された[1][2]

駅構造

2面3線の単式ホーム・島式ホームがある地上駅。かつては貨物ホームや多くの側線を有していた[3]。ホーム間は移動は跨線橋で連絡。

のりば
1 釧網本線 (上り) 知床斜里網走方面
2 釧網本線 (下り) 標茶釧路方面
3 釧網本線 (下り) 標茶・釧路方面

社員配置駅、みどりの窓口(営業時間5時20分から16時30分)設置。釧網本線の運行管理も当駅で行っていて、夜間滞泊も設定されている。

地域の商店がキヨスクの代わりとして出店。観光案内所も設けられている。

駅横には源泉掛け流し足湯「ぽっぽゆ」があるほか、駅舎内には飲用の温泉が引かれている[2]

駅名の由来

弟子屈はアイヌ語の「テシカ・カ(岩盤の上)」が由来[3]。観光振興のために改称した[2]

駅周辺

ファイル:Teshikaga eki.jpg
1977年の弟子屈駅(当時)と周囲約750×500m範囲。左が網走方面。相対式ホーム2面2線と駅裏側に副本線や留置線など4本、駅舎横網走側に貨物ホームと2本の引込み線、釧路側にストックヤードと2本の引込み線、そこから釧路側へ留置線が右の陸橋先まで伸びている。また、本線を挟んで駅裏側にも留置線が1本、陸橋まで伸びている。その外側には水色屋根の車庫があって、かつては本線からの分岐後すぐの所に、この駅に配属されていた弟子屈駅-緑駅間の釧北峠(釧北トンネル)越え補機用蒸気機関車のための転車台が置かれていたが、DLの配属に切り替えられて既に埋められ、白い円弧状の跡だけが残されている。他に網走側本線分岐手前には小さな水色屋根の保線用モーターカーの車庫が置かれている。
駅裏の釧路側にある車庫への分岐付近に、昭和8年から昭和20年頃まで馬力線の殖民軌道弟子屈線の停留所が置かれ、裏の摩周湖外輪山の裾野を回りこむように東の虹別へ連絡していて、一般貨物の他、途中の原生林から伐採された木材を駅へ運搬していた。その後この軌道跡は殆んど一般道や林道に転用された。青い屋根の木工場脇から国道241号を横切って右上に向かう道路がかつての軌道ルート。 国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
ファイル:摩周駅前.jpg
駅前の様子(2005年1月)

弟子屈町の中心駅になっており街なみがつづく。商店街には土産物店も並んでいる。駅前広場中央には摩周湖をイメージしたモニュメントが設置されており、夏期夜間は「摩周湖ブルー」にライトアップされる[2]

歴史

駅弁

  • 摩周の豚丼
  • 摩周の牛丼
  • 摩周のジンギスカン丼
    • 冬期は注文販売となり、5分程度待つこととなる。

1983年頃まではしいたけを使った駅弁が販売されていた[11]

隣の駅

北海道旅客鉄道
釧網本線
美留和駅 (B65) - 摩周駅 (B64) - 南弟子屈駅 (B63)

そのほか

映画『遥かなる山の呼び声』(主演 高倉健 倍賞千恵子 山田洋次監督 1980年3月15日公開)のクライマックスシーンで、網走刑務所に送られる前の田島耕作(高倉)に逢いに来た、風見民子(倍賞)と虻田太郎(ハナ肇)が乗り込んだ列車の車窓から見える駅でもある。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:釧網本線
  1. 1.0 1.1 1.2 “「摩周駅」よろしく 旧名「弟子屈」改め”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1990年11月21日)
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 『北海道鉄道駅大図鑑』 p. 301
  3. 3.0 3.1 『北海道 釧網本線』 p. 84
  4. 『鉄道百年の歩み』 p. 85
  5. 5.0 5.1 『鉄道百年の歩み』 p. 87
  6. 『鉄道百年の歩み』 p. 101
  7. 『鉄道百年の歩み』 pp. 111 - 112
  8. 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  9. 『鉄道百年の歩み』 p. 125
  10. 北海道630駅 小学館 1993年発行。
  11. 相賀徹夫 編著,宮脇俊三・原田勝正 共編(1983)『国鉄全線 各駅停車 - 1 北海道690駅』小学館