羽後本荘駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月3日 (日) 18:12時点におけるかげやまさん (トーク)による版 (撤退に伴い、高速バス「酒田・鶴岡・仙台」から宮城交通を削除。)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報 テンプレート:Vertical images list 羽後本荘駅(うごほんじょうえき)は、秋田県由利本荘市西梵天(にしぼんてん)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・由利高原鉄道である。

本稿では、駅周辺にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地、羽後本荘オフレールステーションについても記述する。

概要

JR東日本の羽越本線と、由利高原鉄道の鳥海山ろく線が乗り入れ、接続駅となっている。鳥海山ろく線については当駅が起点である。

由利本荘市の中心駅であり、特急いなほ」・臨時寝台特急「あけぼの」が停車する。また年に数回、臨時快速「きらきらうえつ」が当駅発着となる。

歴史

  • 1922年大正11年)
  • 1924年(大正13年)4月20日 - 羽越線(後の羽越本線)に所属線を変更。
  • 1937年昭和12年)9月1日 - 横荘鉄道西線が国有化され国鉄矢島線となる。
  • 1984年(昭和59年)2月1日 - コンテナ貨物の取扱を開始。
  • 1985年(昭和60年)10月1日 - 国鉄矢島線が第三セクター化、由利高原鉄道鳥海山ろく線となる。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物・貨物の取扱を廃止。羽後本荘コンテナセンターを設置。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)が継承。羽後本荘コンテナセンターはJR貨物が継承。
  • 2006年平成18年)4月1日 - 羽後本荘コンテナセンターが羽後本荘オフレールステーションに改称。
  • 2007年(平成19年)3月25日 - JR線乗り場の自動改札機が稼働開始。
  • 2009年(平成21年)3月9日 - JR線乗り場の新しい電光掲示板が稼働開始。これにより、首都圏に導入の電光掲示板と同じタイプの物となった。
  • 2010年(平成22年)4月1日 - 本楯駅 - 上浜駅間各駅の管理が象潟駅から当駅に変更となる。
  • 2012年(平成24年)6月30日 - 駅前に特設広場が設けられ、開業90周年記念イベントが行われた。
  • 2013年(平成25年)4月1日 - 本荘駅前バス停に高速バス仙台 - 酒田・本荘線が乗り入れ開始。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎はホームの西側にある。JRは、1・2番線(第1ホーム)、3番線(第2ホーム)を使用する。由利高原鉄道は、4番線(第2ホーム)を使用している。出札・改札口はJR改札となりの専用ブースにあるが、通路と陸橋はJRと同一構内にある。

JRの駅は直営駅である。管理駅として、本楯駅 - 道川駅間の各駅を管理する(象潟駅を除く)。駅舎には自動券売機自動改札機3機、待合室、みどりの窓口(営業時間5:55 - 21:40)、びゅうプラザ(営業時間10:30 - 17:30・土曜17:00、日曜休業)がある。

のりば

1 テンプレート:ColorJR羽越本線(下り) 秋田方面
2 テンプレート:ColorJR羽越本線(上り) 酒田新潟方面
3 テンプレート:ColorJR羽越本線 (待避線・当駅始発)
4 テンプレート:Color由利高原鉄道鳥海山ろく線 前郷矢島方面
  • 別に留置線が敷設されているが、電化されていないため使われていない。
  • 夜間滞泊列車は3番線を使う。
  • 1番線西側(駅舎側)には、架線の張られている線路があるが、使用されていない。貨物駅時代に使用されていた名残と思われる(下り本線信号機付近に貨物列車停車位置標が残されている)。なお、この線路は、長きに渡って整備されていないのか、錆が多い。
  • 同じく、由利高原鉄道4番線の東側にも同様に貨物列車停車位置標のみがある線路があるものの、こちらは、上記にもあるように、電化されていない上、1番線西側同様、線路自体も錆が多く、使用されていない。
  • 由利高原鉄道4番線のすぐ隣に羽越本線3番線秋田方と由利高原鉄道をつなぐ側線があり、由利高原鉄道がメーカーからの車両を搬入するときにだけ使用されている(通常は途中に簡易車止めが置かれ、由利高原鉄道の保守用車が留置)。

羽後本荘オフレールステーション

羽後本荘オフレールステーション(略称、羽後本荘ORS)は、駅の東側にあるJR貨物のコンテナ集配基地(オフレールステーション)。線路は敷設されていないため貨物駅ではなく、貨物列車の発着もない。現在は列車代替のトラック便が1日3往復、秋田貨物駅との間に運行されている。

取扱貨物は、コンテナ貨物のみで、12ftコンテナを取り扱っている。

1986年に駅での貨物取扱が廃止され、代替として羽後本荘コンテナセンターが設置された。その後2006年の名称整理の際に羽後本荘オフレールステーションに改称した。

利用状況

  • JR東日本
乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 2,021
2001 1,951
2002 1,868
2003 1,762
2004 1,703
2005 1,642
2006 1,600
2007 1,516
2008 1,415
2009 1,367
2010 1,338
2011 1,316
2012 1,301
2013 1,333

駅周辺

周辺は由利本荘市(旧・本荘市)の中心部である。

バス路線

羽後交通の路線バスが、「本荘駅前」または「本荘駅前角」で連絡する。

  • 本荘駅前
    • 由利本荘市循環バス 東西線
    • 由利本荘市循環バス 南北線
    • (市内線)本荘市内
    • (本荘中央線)中央通り・飛鳥大橋 ・組合病院 ・イオン本荘
    • (特急由利工業高校線)矢島駅・矢島案内所
    • (本荘伏見線)矢島駅・鳥海総合支所前・菜らんど
    • 本荘営業所
    • (高速バス)「ドリーム鳥海号東京駅(羽後交通、JRバス東北
    • (高速バス) 酒田・鶴岡・仙台(羽後交通、庄内交通
  • 本荘駅前角
    • (急行 本荘・秋田線)下浜駅秋田駅・県庁前・県立体育館前
    • (本荘・象潟線)西目高校前・仁賀保公園前・金浦駅前角・象潟駅
    • 本荘営業所

その他

隣の駅

東日本旅客鉄道
テンプレート:Color羽越本線
テンプレート:Color快速(下り1本のみ運転)
羽後本荘駅羽後岩谷駅
テンプレート:Color普通
西目駅 - 羽後本荘駅 - 羽後岩谷駅
由利高原鉄道
テンプレート:Color鳥海山ろく線
羽後本荘駅 - 薬師堂駅

脚注

  1. 高崎線本庄駅と区別するため「羽後」が付いた。
  2. 横荘鉄道はのちに羽後鉄道から羽後交通になる。

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:鉄道路線ヘッダー テンプレート:羽越本線 テンプレート:由利高原鉄道鳥海山ろく線 テンプレート:鉄道路線フッター テンプレート:東北の駅百選 テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ