ときめきトゥナイト
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『ときめきトゥナイト』は池野恋による日本の漫画作品、及びそれを題材としたテレビアニメ。1982年7月号~1994年10月号まで『りぼん』(集英社)にて連載された。
概要
- 世代の違う3人のヒロインによる3部構成になっており、単行本全31巻(本編全30巻+完結編「星のゆくえ」)、文庫全16巻で出版されている。2011年11月からは全12巻の新装版も出版されている。
- また、2002年よりキャラクターの名前と設定を若干変更したリメイク「ときめきミッドナイト」が連載された(2009年完結、全9巻、文庫全6巻)。
- 2013年より電子書籍Reader Storeで、デジタル彩色されたカラー版と通常(モノクロ)版がダウンロード販売されている[1]。
- アニメは日本テレビ系列で1982年10月7日~1983年9月22日に放送された。ただし、放送時点での日本テレビの該当時間帯は非マストバイ局ではローカルセールス枠だったため、放送しなかったり、放送日時を差し替えた系列局も少なくないうえ、日本テレビ系列局が所在しながら、同地域内の別のテレビ局で放送されたケースもあった[2]。全34話。
- ときめきトゥナイト 真壁俊の事情は、宝島社「このマンガがすごい!」2014年オンナ編2位。
あらすじ
第1部の主人公・江藤蘭世、第2部の主人公・市橋なるみ、第3部の主人公・真壁愛良、3人の主人公が織り成すストーリーである。3人のヒロインは、それぞれ能力を持ち、その能力に振り回されながらも様々な困難に立ち向かうことになっていく。
第1部(1巻 - 16巻)
第1部前半 あけぼの中学校編(1 - 4巻)
吸血鬼と狼女を両親に持つ魔界の女の子・江藤蘭世は、同級生の真壁俊に片思いをしている。持ち前の変身能力を使って俊に接近しようとするが、俊の幼なじみの神谷曜子に邪魔されたり、両親に「人間なんかに恋するな」と注意を受けたり、蘭世に一目惚れした魔界の王子アロンが同居することになったりと、蘭世の恋は前途多難である。
恋に浮かれていた蘭世だが、両親は魔界の大王から「人間界にいるはずの王子を探せ」と命令される。手がかりは、左腕に星型のあざがあることだけだった。蘭世は俊に近づこうと、積極アプローチするも、俊は「今のところ女には興味ねえな」と想いは届かず、ライバルの曜子と張り合う毎日。蘭世に一目惚れして、蘭世を振り向かせたいアロンは、蘭世と俊の仲を、王子探しに呼ばれた魔界人を王子命令で使い走りにしたり、夢魔のサリを呼び、俊に夢で催眠をかけてサリを惚れさせたりと、あの手この手で妨害するなど、蘭世の恋は前途多難である。
第1部前半 王子転生編(4巻 - 7巻)
王子探しが行き詰まる中、売れない小説家の父.望里の小説「スーパーマント」が昆竹賞を受賞し、ベストセラー作家に。話しはトントン拍子に進み、「スーパーマント」が映画化される。映画の主役を「左腕に星型のあざがある男の子」でオーディションし、筒井圭吾が選ばれる。筒井は蘭世に一目惚れして積極アプローチされ、曜子に「筒井と蘭世のロマンスが進行中」とデマ情報を流され、芸能記者に追われるが、文化祭で俊と二人きりになった際、俊へ告白する。蘭世と俊はクリスマスイブの夜、俊に星型のペンダントをもらえるまでに進展する。幸せにひたる蘭世だが、死神ジョルジュから死亡者のリストに俊が入っていることを知らされる。だが俊は死亡するのではなく、赤ん坊に生まれ変わってしまった。実は俊こそが探していた王子であったことが判明し、魔界を滅ぼす存在として命を狙われることになる。蘭世は赤ん坊の俊と俊の母親である王妃ターナを守りながら、逃亡することを決意する。アロンや死神ジョルジュに助けられながら、逃亡を続ける中で俊は少しずつ成長していた。だが俊の成長を待つ間に、王妃ターナが大王に捕らえられてしまう。ターナを救うため、魔界に乗り込んだ俊は、大王と直接対決をする。戦いの最中に俊は元の16歳に戻ったが、その瞬間、魔界に太陽が現れ、魔女メヴィウスの水晶は吉兆を告げていた(新世紀という意味であった)。俊が不吉の象徴であるとの誤解は解け、蘭世達は大王と和解する。
第1部後半 冥王復活編(8 - 12巻)
正式に魔界の王子となった俊だったが、人間界に戻り江藤家で暮らすようになっていた。近頃よくみる奇妙な夢について考え込む俊を見て、蘭世は内緒で俊の夢の中へ入ることを思いつく。しかし途中で俊が目覚めてたことによって、夢の中に閉じ込められた蘭世は、ダーク・カルロという人物の夢にたどり着く。カルロは驚くほど俊に似ていた。実はカルロは二千年前の魔界の王子ジャンの子孫であり、俊はジャンの生まれ変わり、また蘭世もジャンの恋人ランジェの生まれ変わりだったのだ。
一方魔界では、二千年前に起きた双子の王子の戦争から魔界を救ったという、勇者ゾーンが復活していた。だがそのゾーンこそが、双子の王子の内の一人をそそのかして戦争を引き起こした張本人、冥王ノーゼだった。蘭世達は魔界を救うため冥界へ行き、辛くも勝利を収めるが、カルロは命を落とし、俊は魔界人としての能力を失ってしまう。人間同然になってしまった俊は、生き延びた冥王が魔界再攻略の準備を進めていることを知らないまま、蘭世達の前から姿を消してしまう。俊はカルロに瓜二つな容姿を見込まれ、ギャングのボスであるカルロの代役としてルーマニアにいた。追ってきた蘭世は、俊を見つけた直後にギャングの陰謀に巻き込まれてしまったが、俊は江藤ファミリーの活躍で日本に戻ることになった。
第1部後半 5つの指輪編(12巻 - 15巻)
平和を取り戻した蘭世たちは、普通の生活を送るべく、俊、アロン、アロンの婚約者であるフィラ、押しかけた曜子と共に聖ポーリア学園へ入学する。俊は入学早々ボクシング部を創部したが、部員が揃わないのに対外試合を行なうことになった。相手の企みにより試合前に右手が使えなくなった俊だが、願い通り魔界の力を借りることなく試合に勝利する。人間として生きる決意をした俊は、蘭世に別れを告げる。落ち込む蘭世だが、俊を追い自らも人間になる。
だが冥王は再び魔界を支配するべく、世界を司る5つの石を集めていた。石をめぐる争いの中、俊と蘭世は天上界へ呼ばれ、魔界人としての力を取り戻す。アロンの王位認証式に現れた冥王に俊は戦いを挑む。だがその時、蘭世が冥王の前に立ちふさがった。蘭世の無償の愛「憎しみの心では倒せない」が魔界に平和をもたらしたのだった。
第2部(17 - 22巻)
人間の女の子・市橋なるみは、蘭世の弟である鈴世と幼いころからの恋人同士であった。蘭世と俊の結婚式で貰った花を紅茶にして飲んだことがきっかけで、超能力が芽生えてしまう。一方、鈴世は突然意識不明の状態に陥る。月の涙の力で回復はしたが、月の花の精チップルの策謀で二重人格者に変貌する。そんな中、人気アイドル・安西二葉が転入して鈴世を気に入り、学校の内外にマスコミが押し寄せる。安西を付け回すカメラマンが鈴世を写すが、写真に狼が写っていたり鈴世が写らないという現象が起き、その写真を見た超能力研究所の人間達は、鈴世が人間ではないと見抜き、鈴世の力を世界征服の野望に使おうと企てる。彼らはマスコミなどを使い鈴世達を追い詰め、遂には鈴世達が人間でない事がマスコミに知れ渡ってしまう。鈴世達は、なるみ以外の人間達から自分達の記憶を消して魔界へと帰って行った。
やがて人間界へ戻ってきた鈴世達は、月の花の異変によって存在が知られた「もう一つの世界」の手がかりとなる人物を探す使命を帯びていた。その人物とは、チップルと、なるみの義妹マナで、二人は妖精界の白妖精の王族だと判明する。なるみ達は白妖精を滅ぼした黒妖精達に戦いを挑むが、鈴世が皆を守るために黒妖精の王・ドゥーサの魔法を受けてしまった。鈴世はなるみの記憶を無くしてしまう。目覚めた鈴世は時期国王にふさわしい力を持っているとされ、王女ココと婚約する。しかし、鈴世の変調が人間界や魔界だけではなく地球全体に影響を及ぼすようになっていた。なるみの愛の力で鈴世は全ての記憶を取り戻し、再び黒妖精達に戦いを挑む。
第3部(23 - 30巻・星のゆくえ)
23 - 30巻
蘭世と俊の間に娘の愛良が誕生した日、千年に一度しか咲かない予言花が咲き、「生きとし、生けるもの、すべてのものに愛を与え、世界を救うことになるであろう娘」と告げる。愛良は七色に光る石を持って誕生した。愛良が幼稚園に通うようになると、予言花が告げた潜在能力を見せるようになった。愛良が泣くと雨が降り、笑うと周りの者まで心が朗らかになった。やがて愛良の幼稚園になるみが赴任してくる。小学校の教師になった鈴世とは一見幸せそうに見えたが、死神の死亡者のリストになるみの名前が書かれていた。心臓病が再発したのだ。鈴世は幼稚園で倒れ入院したなるみに「2人で絶対生きていく」とプロポーズする。愛良と鈴世の力でなるみの命は助かるが、引き換えに鈴世は人間になった。
愛良は、同じペンダントを持っていた謎の少年・水上開陸に出会う。それから数年後、愛良は小学3年生になっていた。新しい力に目覚めた愛良はメヴィウスに魔界の大魔女になると言われ、彼女のもとで修業を始めることになる。そんな時、愛良は夢の中でどこかに幽閉された開陸と再会した。そこは一度入ったら二度と抜け出せない“無の世界”。開陸はそこに父と妹と3人で閉じ込められていた。そのため開陸は魔界人でありながら魔界人を嫌っていた。真相を確かめるために愛良は愛良の兄である卓と共に魔界へ向かう。開陸の父親は、実は王家の側近のアルドであり、王子(俊の父である前大王レドルフ)暗殺未遂事件に関わったとして反逆者の烙印を押され、無の世界に投獄されたというのだ。しかし無実を信じる愛良は過去への扉を開き真実を見る。冤罪を晴らした開陸親子だが、魔界には戻らず海外へ行くことになった。愛良は開陸と再会の約束をして別れる。
中学生になった愛良は、卓のサッカー部のコーチである新庄彬水と出会う。はじめはいがみ合っていた2人だが、愛良はやがて新庄に惹かれ始める。しかし、魔女には恋愛はご法度だった(感情で魔力がコントロールできなくなる)。メヴィウスに諭される愛良だが納得できなかった。一方、ココは自分と卓の関係に悩み、気持ちを確かめに真壁家にやって来るがお互い素直になれない。家を出て行ったココを目の前にしてようやく素直になった卓だったが、ココは倒れてしまう。ココを助けるために夢の中に入っていった卓と愛良は、氷に閉じ込められたココの姿を見つける。必死で氷溶かそうとする卓だが苦戦する。溶けない氷に対処方法が見つからずに諦めかけた時、「素直になっていれば」と流した涙が、ココを氷から開放した。目を覚ましたココに、卓は改めて告白した。ココや新庄を巻き込んでも恋愛を認めないメヴィウスと愛良はついには対決する。最後には覚醒した愛良がメヴィウスに勝利。魔界に出入り禁止になってしまうが、恋愛をすることを認められた。
星のゆくえ
高校生になった愛良は、新庄との仲も順調だった。ある時、愛良は新庄の過去が気になり魔界に調べにいくが、衝撃的な事実を知る。新庄は開陸だったのだ。水上親子が乗った船が転覆し開陸は記憶を失い過去にタイムスリップしていた。孤児院で彬水と名づけられ新庄家の養子になっていた。新庄が高校生くらいに成長した開陸の姿に戻ってしまうと、愛良は新庄を失ったような気がして動揺してしまう。
その頃、人間界に異変が起こり、真壁家にメヴィウスがやってきて予言花の内容を告げる。それは七色に光る石を持って生まれた愛良と開陸の協力が必要不可欠だった。しかし新庄が開陸になったことを受け入れることのできない愛良は、真壁家を飛び出してしまう。家を飛び出した愛良を追いかけてきた開陸の行動に愛良は新庄を見る。開陸だったからこそ新庄に惹かれたのだと、ようやく自分の素直な気持ちに気づいた愛良は開陸と協力して地球を救う。
その他
テンプレート:節スタブ 単行本第1巻が発行されてから30年以上経っているため、一部の台詞が時代の流れに合わせ変更されている。
- 単行本第2巻39ページで蘭世が変身した医者が、神谷曜子にでたらめな診断を言った台詞が初版では「脳みそにカビがはえて…」だったが、最新版、電子書籍版では「脳みそにお花がさいて…」に変更されている。
- 同じく第2巻41ページで、蘭世が変身した医者のおかしな行動を見た、真壁俊の心の中の台詞「こいつホモかしら」が「こいつゲイかしら」に変更されている。
登場人物
◎は、原作、アニメ両方に登場。●は、原作のみに登場。
第1部
単行本の1巻~16巻にあたる。新装版全巻、文庫本では1巻~7巻、8巻は番外編の総集編である。
声優は放送当時の芸名で表記。
- ◎江藤蘭世(えとう ランゼ)
- 声 - 原えりこ
- 第1部の主人公。1968年7月27日生まれ。しし座。O型。
- 人間界で生まれ育った魔界人の少女。明朗快活で勉強が苦手。
- 噛み付いた相手の姿に変身ができる。くしゃみをすると元に戻る。母親曰く「姿を吸い取るタイプの吸血鬼」。俊が大好き。前世のランジェ(二千年前の魔界の王子ジャン=カルロの妻)に瓜二つである。名前の由来はフランス語で異邦人を意味する。
- 腰まで伸ばした長い黒髪ストレートのロングヘアがトレードマーク。
- ◎真壁俊(まかべ しゅん)
- 声 - 水島裕
- 1968年4月13日生まれ。おひつじ座。B型。
- 口が悪くてぶっきらぼうな不良少年だが、根は優しい。母子家庭に育ち、将来はプロボクサーになって母親に楽をさせたいと願っていた。実は、かつて王妃とともに追放された魔界の王子。1983年12月25日に覚醒、一度赤ん坊に戻って数ヶ月ごとに4歳ずつ成長し、翌年夏には15~16歳に戻った。覚醒した日を「もう一つの誕生日」とすればやぎ座)。転生後にはかつての不良少年ぶりは影を潜めている。前世は二千年前の魔界の王子ジャン=カルロで、彼に瓜二つ。
- 第2部ではフェザー級のチャンピオンになるが、魔界人の力を封じて人間として戦っている。
- アニメ版では、俊が魔界の王子かもしれないというところで終了している。蘭世の変身を見たため殺されかけるも、彼女に助けられた。また神谷玉三郎からは「真壁青年」と呼ばれている。
- ◎神谷曜子(かみや ようこ)
- 声 - 冨永み~な
- 蘭世と俊の同級生。1968年11月8日生まれ。さそり座。B型。
- 暴力団組長の娘。成績優秀。俊とは幼馴染かつ(自称)婚約者。当初、卑怯な手を使って蘭世を陥れようとするが、俊に自分や蘭世以外の女性が近づいてきたのをきっかけに、次第に蘭世との間に友情が芽生えた。カルロにも一時的に心を奪われていた。
- 人間でありながら、呪文でヨーコ犬に変身する(魔力を持つ魔界人だけでなく、人間がその呪文に相当する言葉を言っても変身する)。ヨーコ犬に変身している間は記憶がないため、高校を退学し聖ポーリア学園高等部に再入学。
- 番外編では、突然現われた力と数週間でスピード結婚するも、新婚旅行中のアクシデントでスピード離婚する。しかし第2部では力に再度プロポーズされ、復縁した。
- 第2部では聖ポーリア学園の養護教員。
- ◎江藤鈴世(えとう リンゼ)
- 声 - 室井深雪
- 蘭世の弟。1976年12月24日生まれ。やぎ座。A型。
- 狼男で、走ると変身する(呪文で元に戻る)。成績優秀、頭脳明晰かつ、姉想いの優しい美少年。ガールフレンドのなるみが通う聖ポーリア学園初等部に転入する。
- 作者は当初、主人公の名前を『リンゼ』と決めていたが、フランス語で異邦人を意味する『エトランゼ』と語呂が合うため、『ランゼ』に変更した。[3]
- ◎江藤望里(えとう モーリ) / モーリ=エトゥール
- 声 - 安原義人
- 蘭世と鈴世の父親。1683年3月3日生まれ。うお座。A型。
- 吸血鬼で、コウモリとコウモリ傘に変身できる。恐妻家。魔界への入り口の番人で、人間界では売れない小説家。魔界の大王の命令で、人間界にいるもう一人の王子を探す。
- 子供思いの優しい性格。自作小説「スーパーマント」が有名な賞を取り、映画化された時は一躍時の人となったが、映画は大失敗した。第1部後半にて、俊と蘭世及び二人の前世に起きた出来事の小説化を発起し、第2部で「四界伝説(しかいでんせつ)」という題で出版。売れ行きは不明だが、なるみは蘭世と俊の絆を改めて知り感涙した。
- ◎江藤椎羅(えとう シーラ) / シーラ=クレリー
- 声 - 小原乃梨子
- 蘭世と鈴世の母親。1799年6月26日生まれ。かに座。O型。狼女。専業主婦。怒ると怖い。
- 当初、自分も吸血鬼である望里と種族を超えた駆け落ち結婚した経緯から蘭世の恋に猛反対する。アロンが蘭世を気に入ったことから、玉の輿を夢見てアロンと蘭世のカップル成立を画策し、アロンの惚れ薬を用いた計略を妨げた望里と喧嘩になったこともある。もう一人の王子が俊と分かって以降は応援する。
- 雨(雷雨)を操る能力を持っている。
- ◎ペック
- 声 - 田口昂
- 江藤家で飼われている魔界のオウム。人と会話ができるほど言葉が達者。
- 第2部では妻・クックがいるが、ほとんど登場しなくなる。
- ◎神谷玉三郎(かみや たまさぶろう)
- 声 - 滝口順平
- 曜子の父親。暴力団神谷組の組長。O型。
- 俊が通っている神谷ボクシングジムの経営者。妻を早くに亡くしている。娘を溺愛、俊を神谷組の後継者にと思っている。一方では華枝にベタ惚れで、再婚したと俊から聞かされた時は倒れた。
- 番外編では、かつて妻を取り合った旧友である風間組組長と、「子供同士を結婚させる」約束を交わしていた。
- アニメで俊は玉三郎を「会長」と呼んでいる。
- ◎アロン=ルーク=ウォーレンサー
- 声 - 鈴置洋孝 / 総集編 - 難波圭一
- 魔界の王子で俊の双子の弟。1968年4月13日生まれ。おひつじ座。B型。
- 我がままで自己中心的で屈折しているが、本当は愛に飢えた寂しがり屋で、誰かに甘えたがっている。
- 禁断の書を探しに来た蘭世達と出会ったことがきっかけで、蘭世に一目惚れする。王子の地位を盾に蘭世に、あの手この手で結婚を迫るが失敗する。やがてフィラと婚約させられる。
- 俊とは、蘭世やターナ、王位継承権のことで対立することが多かったが、後に心を開き和解。父王レドルフの死後、魔界の王を継承する。
- アニメ版とは、顔、容姿、髪型が異なっている。これはアニメに魔界の王子が出ると聞いた作者が、「アニメとは違う王子を描こう」と意図的にキャラを変えたからである[4]。
- ◎ターナ=フェリア=ウォーレンサー / 真壁華枝(まかべ はなえ)
- 声 - 梨羽雪子
- 俊とアロンの母親。O型。
- テレポートする能力を持っている。双子を出産したため、不吉な王子(俊)と共に人間界に追放され、想いヶ池に落とされ修道院に。人間界では以前の記憶を無くしており、自分達を保護してくれた修道女から、「真壁華枝」の名をもらう。以後看護師として、幼い俊を1人で育てていた。後に魔界に戻り、王妃の務めを果たす。普段は穏やかで心優しいが、芯が強く賢い性格。
- アロンが、魔界の王に即位後は登場しなくなる。
- ◎レドルフ=エンバレン=ウォーレンサー
- 声 - 田辺宏章 / 総集編 - 玄田哲章
- 魔界の大王にして、俊とアロンの父親。B型。
- 「双子の王子は不吉」とする王家の伝説を信じ込み、妻(ターナ)と息子・俊を人間界に追放するも、後に和解。冥王が魔界を乗っ取ろうとした時には、冥王に洗脳される。冥王との最後の戦いの際、俊を庇って崩御する。
- フルネームはコミックス22巻で初めて明らかになり、作中では第3部のみ使用。愛良が過去にタイムスリップした時、一緒に遊んだ。第1部はずっと「大王様」と呼ばれていた。
- ●ダーク=カルロ
- ルーマニアのマフィアのボス。1955年11月27日生まれ。いて座。A型。
- ジャン=カルロの直系の子孫であるため、超能力が使え、外見は俊とよく似ている。蘭世のことを好きになり、言葉が通じない彼女を、俊に怪我を負わせてまで拉致しようとするなど、あの手この手で蘭世を手に入れようとする。俊のことをライバルとして認識している。冥王との最初の戦いで命を落とし、死後も天上界で蘭世達を見守っている。
- ●ジョルジュ
- 魔界に住む死神。O型。
- 死んだ人間の魂を獲り、魔界人の栄養源として調達している。なるみの魂を獲るはずだったが、蘭世と鈴世に泣き落とされて助ける。以降、蘭世達の協力者となり、蘭世や俊が魔界の王家に命を狙われた時は助けてくれた。
- その後、死神業の人事異動で魔界の給食センターに転勤。魔界人のために、魂を使った献立作りをしているが、様子を見に来たサンドに「こんな仕事、もういやだっ!」と不満を漏らす場面がある。
- 勇者を装った冥王が偽の魂を流通させた際は、職を奪われた悔しさから偽の魂を調べ、冥王の陰謀を暴く切っ掛けを作る。(俊以外で)蘭世から唯一キスをもらった人物。後にサリと結婚した。
- ●サリ / 吉岡沙梨(よしおか サリ)
- 魔界に住む夢魔。彼女が書いた脚本を相棒の魔界羊・ルルが食べ、その通りの夢を見せ(見せられた本人はそれを夢だと思っていない)記憶を操作する。
- 俊の幼馴染として蘭世達のクラスに転校してきたが、俊の記憶をでっち上げてサリに惚れさせ、蘭世に俊を諦めさせるように、というアロンの命令を受けていた。一時はその目論見通りになりかけたが、事前にアロンの計画を知っていた望里が与えたヒントと、「小学校時代の集合写真にサリが写っていなかった」と曜子から告げられたのをきっかけに、蘭世はサリの正体を調べ、計画は露呈した。後に蘭世と親友になる。
- 夢の脚本の能力は、サリやルルが読めない言語を写しても有効なため、2千年前の王家の秘密を解く際に大活躍する。
- ◎サンド
- 声 - 田中秀幸
- 霧を操る魔界人。魔界と人間界を繋ぐ使者。A型。
- 椎羅やアロンの我がままに振り回されている苦労人。いきなり人を驚かせるのが趣味で、驚かないと拗ねる。字が下手。兄弟が6人いるが、第3部で甥のイッチが1度だけ登場する。ジョルジュとは友人で、王家や江藤家の事情を色々喋っている。2人の名前はジョルジュ・サンドから命名されている。
- ◎羅々(らら) / ララ=クレリー
- 声 - 峰あつ子
- 椎羅の祖母。普段は「御先祖のとびら」内の墓で眠っている。この状態を江藤家では「隠居中」と言う。
- 蘭世が俊を庇って椎羅に噛まれ、昏睡状態になったのを回復させるも、それに伴った狼の耳が生える症状は彼女には治せず、禁断の書というヒントを与えるに留まる。アニメでは、自分で魔界図書館へ行き、調べた呪文を唱えて蘭世を元に戻した。その後しばらく椎羅の頼みで蘭世と俊を監視していたが、次第に影ながら2人を応援する。俊が好みのタイプの様子。彼女の傾向は、孫(椎羅)や曾孫(蘭世)に受け継がれている。冬馬からは「羅々ちゃん」と呼ばれている。
- 第2巻で狼に変身するが、高齢のため弱々しい体に。
- ●トーマス=エトゥール / 江藤冬馬(えとう トーマ)
- 望里の祖父だが、人間界では望里の兄と名乗っている。隠居中だが時たま呼ばれなくとも出てくる。プレイボーイで多妻。望里曰く「いつも素晴らしい提案をしては問題を起こして帰ってゆく」。「スーパーマント」の映画の大失敗の元凶。
- 2千年前の王家の秘密を解く際はサリの能力を使う提案をした。
- ●オーソン=エトゥール
- 望里の高祖父で、登場した中で最も前の代の先祖(隠居中)。江藤家の地下室入口には彼の胸像がある。厳格な雰囲気で、望里が王家への忠誠と蘭世の気持ちの間で葛藤した際は前者を最優先する様に説いた。覚醒した俊を匿った際は渋々協力。
- ●キートン=エトゥール
- 望里の曽祖父(隠居中)。人間の女性を同族化して娶ったため、蘭世達の人間との恋愛には容認的。チャップリンとロイドという三つ子の兄弟がいたが、キートン以外は故人(隠居ではなく死亡)。
- ●アーサー=エトゥール
- 望里の父で魔界・吸血鬼村の村長。家系図と、冥界人に操られた場面のみ登場。
- ●フィラ=ドリュー=ウォーレンサー
- アロンの婚約者。のちに妻となる。1968年10月15日生まれ。てんびん座。A型。
- 普段は淑やかな美女だが、怒るとメドゥーサに変身する(冥界人も逃げ出す程の恐ろしさ)。嫉妬深く、その矛先は専らアロンに向かう。彼に近付く女性には睨みつける程度だが、なぜか蘭世には殆ど睨まず、寧ろ将来の義姉妹として親しくしていた。蘭世達と共に聖ポーリア学園に通う。俊と蘭世の結婚式の日、想いヶ池の花のブーケを蘭世に贈る。
- ●メヴィウス
- 魔界の魔女。魔術だけでなく医学薬学・占い・歴史学等多くの才能を持っているため、魔界の王家に信頼されている。
- 俊とアロンを生んだ直後のターナを、記憶を消して俊と共に追放。後に大王による俊の捜索に協力する。先達魔女ヘガーテの霊からの警告で「双子の王子」の伝説の真実に迫るが、王家への伝達は冥王の妨害で遅れた。
- 第3部では愛良の師匠。
- かつて、「無の世界」の王と恋仲だった。
- ●筒井圭吾(つつい けいご)
- 望里の小説「スーパーマント」が映画化された時にオーディションで主人公役に選ばれた青年。後に売れっ子俳優となる。A型。実家は小さな医院を営んでおり、心臓の移植手術を控えていた市橋なるみが入院していた。
- 蘭世に一目惚れするが振られる。俊とは生い立ちが似ていたため馬が合う。蘭世が魔界の追っ手から逃げている際に出くわし、魔界人の存在を知るも、彼女に協力する様になる。かつてもう1人の王子と疑われて殺されかけた。
- 第2部以降はDJとなった。第2部でもチョイ役で2度ほど出ている。
- ●河合ゆりえ(かわい ゆりえ)
- 蘭世達が通う聖ポーリア学園高等部の生徒会長。才色兼備なお嬢様で、周囲に恐れられている。AB型。
- 幼馴染の克を一途に想っている。後に蘭世の恋の相談相手となる。実は養女であり、本物の河合家の娘が生まれて間もなく死亡、母親も子が産めなくなった為に、良く似ていると言う理由で赤ん坊の頃孤児院から引き取られた。
- ●日野克(ひの すぐる)
- 聖ポーリア学園高等部の生徒。B型。
- 俊が入学早々に創部したボクシング部に入部する。亡き母は河合家の使用人だった。ゆりえを好きだったが、住む世界が違うと身を引き、彼女に反抗的な態度を取る学園の問題児。俊の良き友人になる。
- ●冥王(ノーゼ / ゾーン)
- 魔界侵略を企む冥界の王。
- 2千年前、王位とランジェ、両方を手に入れたがっていたアレンの前に「ノーゼ」という名で現われ、自分の持ち込んだ樹の樹液をアレンに飲ませて操り、ジャン=カルロと対立するよう仕向けた。ジャン=カルロによって一度は封印されるものの、次にアロンに呼びかけて封印を解かせ、偽りの言い伝えの中に存在する勇者「ゾーン」として復活した。西の魔女を配下に置き、かつてアレンに飲ませた樹液と同じ効果を持たせた魂を魔界人達に食べさせて操るなどして、魔界を壊滅状態に追い込む。俊とカルロの尽力で退けられてからも、かつて人間界・魔界・冥界・天上界が一つだった頃の聖なる石の破片で出来た5つの指輪を集め、4つの世界を支配しようと企んだ。
- 最終戦の後は「惣」という名の人間に生まれ変わり、神谷組に入り曜子のボディーガードとして人間界で暮らす。
- ◎小塚楓(こづか かえで)
- 声 - 小林優子
- 蘭世の中学校での友達。聖ポーリア学園高等部で蘭世達と再会するも、学年は楓の方が上になっている(蘭世達は俊の覚醒や冥王の侵略の間、学校に行っていなかったため)。
- ◎鷹羽邦彦(たかば くにひこ)
- 声 - 塩屋翼
- 蘭世のクラスの優等生。原作ではほとんど登場していない[5]が、アニメでは登場回数が多い。
- アニメで蘭世からは「邦彦くん」と名前で呼ばれ、俊と曜子は、「秀才」と呼ばれている。
- 蘭世とのデートを賭けて、俊とマラソン対決をしたこともある(結果は最下位)[6]。
- ●市橋なるみ(いちはし なるみ)
- 鈴世のガールフレンド。1977年3月1日生まれ。魚座。O型。
- 母を早くに亡くし、父と祖母との3人家族。心臓病で余命わずかという時に鈴世と出会う。手術中に亡くなる運命だったが、蘭世と鈴世がジョルジュに頼んで命を救われる。その時に殺しても絶対に死なないような強い魂(曜子の魂)を少し融合される。
第2部
単行本の17巻~22巻にあたる。文庫本では9巻~12巻にあたる。
- 市橋なるみ
- 第2部の主人公。想いヶ池の花を食べたことにより、人以外のものと会話ができる人間。鈴世とは幼馴染で大好き。ロマンティストかつ、明るく前向きな性格。髪型はショート→ロングの姫カット。
- 成人後は幼稚園教諭になったが、心臓病が再発。一時は生命の危機に陥るが、鈴世と愛良の力で一命を取り留める。結婚後は2人の息子の母親になり、「星のゆくえ」で力が戻る。
- 江藤鈴世
- なるみの幼馴染で恋人。狼男。頭脳明晰、スポーツ万能で学校の人気者。第1部の主人公・蘭世の弟。
- 安西二葉に言い寄られている。直情的な性格。トラブルメーカー。成人後は小学校教諭になり、後に愛良のクラス担任となる。なるみと結婚して緋生(ひう)・千綺(ちき)を儲ける。なるみの命を助ける為に人間になるが、「星のゆくえ」で力が戻り、子供達も狼男になる。
- 安西二葉(あんざい ふたば)
- 我がまま放題のアイドル。1976年8月20日生まれ。しし座。A型。
- 転校当初は鈴世のことを好きだったが、後になるみの親友となる。また、当初は大嫌いな相手だった幸太に次第に惹かれてゆく。自身が主役の番外編では、夏休みにロケが始まった主演映画のロケ地で、自身にそっくりな宇宙人の少女と知り合い、彼女が自身の身代わりとしてロケに臨むが、相手役の俳優にキスを迫られた事(彼女が抵抗したため、事なきを得た。)などで、「安西二葉に宇宙人説」と報道されてしまう。
- 成人後は人気女優になり、なかなか結婚を切り出せなかったが、偽の記者会見を開き幸太にプロポーズ。そのまま結婚・引退した。
- 青柳幸太(あおやぎ こうた)
- なるみと鈴世の幼馴染。1976年5月5日生まれ。おうし座。AB型。鈴世の親友。
- 子供の頃からなるみを想っていたが、鈴世には敵わないと思っている。鈴世が転入した日に喧嘩を仕掛けたが、軽くあしらわれた末に友人となる。江藤家へ遊びに行った際、蘭世の制服のスカートをめくり、怒った蘭世ととっくみ合いの大ゲンカをした。
- 中学では新聞部員で、校内に入ってくるマスコミから鈴世達をガードした。鈴世が魔界人と知ってもなお親友として理解を示したが、後に記憶は消される。安西二葉の隠れファン。成人後はスポーツ新聞の芸能記者になり二葉と結婚した。
- チップル
- 月の花の精。1976年9月18日生まれ。おとめ座。A型。
- なるみが月の涙を取りに来た際に、月の涙に細工をし鈴世を二重人格にした。なるみにちょっかいを出して困らせ、留学生と称して彼女達のクラスに転入までしてくる。実は妖精界の王子で、小さい頃に魔界に逃がされ月の花に育てられた。なるみに近付いたのは月の花が予言した「故郷を見つけてくれる少女」と直感したため。後に妖精界の王となる。
- 市橋マナ(いちはし マナ)
- なるみの義妹(なるみの父の再婚相手の連れ子)。1980年4月21日生まれ。おうし座。O型。
- 意地っ張りな性格。実は妖精界の女の子でチップルの従妹。なるみとは本当の姉妹のように仲が良い。
- チップルが市橋家を訪れた際、2人同時に妖精の証である羽根が生え、母を驚愕させた。
- 成人後もチップルとの約束を守り続け、ずっと彼を待っていた。
- 真壁蘭世(まかべ らんぜ)(旧姓・江藤)
- 第1部のヒロインで鈴世の姉。
- 第2部の第1話で俊と結婚する。単行本20巻では卓の母親。髪を二つ結びに結っている事が多い。
- 神谷曜子
- なるみ達の通う聖ポーリア学園の養護教員(保健室の先生)。
- かつては蘭世のライバルだったが、現在はなるみ達の良き相談相手。1度離婚した力と再婚する。想いヶ池の花を食べた影響でヨーコ犬を出産。
- 完結編後の番外編では市会議員で国会議員を目指して精力的に活動している。
- 神谷力(かみや りき)
- 曜子の夫。1963年1月1日生まれ。やぎ座。A型。風間組組長の長男。
- 第1部の番外編では、父親同士の取り決めとはいうものの、16歳だった曜子を気に入り結婚するが、極度の犬嫌いが原因でハネムーン直後に離婚。犬嫌いを克服して曜子に再度プロポーズして、めでたく再婚。神谷組に婿に入る。旧姓:風間。
- 佐伯一郎(さえき いちろう)
- なるみの後輩。なるみのことを好きになるが、鈴世には敵わないと悟る。鈴世に関する記憶を消されていた時期になるみに迫ったことがある。実は風間組組長の隠し子で、力の異母弟。母親からは父親は亡くなったと聞かされて育ったため、力との血縁を知らなかった。
- 神谷組に婿に入った力に代わり風間組の後継者となる。
- ドゥーサ
- 黒妖精の王。妖精界、人間界、魔界を支配しようとする。
- 敵を茸に変える、花(白妖精の活力源)を枯らす、人間社会に不和を掻き立てるといった魔法を使う。人間の負の感情をエネルギーとし、過去にも人間界の戦争を多数仕組んだと言う。気の強い女性が好みで、なるみや曜子を自分の妻に迎えようとする。力以上の犬嫌い(黒妖精全体の弱点)。最終的には白妖精に光の輪を取り戻されて力を失い降参した。
- ココ=ティナ=ウォーレンサー
- アロンの娘。1986年5月31日生まれ。ふたご座。B型。
- 我がままな王女様。わずか5歳ながらイイ男に目がなく、鈴世がお気に入り。なるみをライバル視している。無理やり鈴世と婚約しようとするなど、第2部では憎まれ役。
- 真壁卓(まかべ たく)
- 蘭世と俊の長男。1991年2月14日生まれ。みずがめ座。O型。
- 20巻で登場。自分が生まれる前の母親に会っている。髪は祖母譲り。生まれた直後の息子を見た俊が、ダーク=カルロの存在が頭に浮かび「卓」と命名する。まだ1歳にもならないのに、なるみ達に重要なキーワードを数度しゃべる。
- ヨーコ犬
- 想いヶ池の花を食べた曜子から誕生した超能力犬。能力を失ったなるみとも会話が出来た。後に市橋家の雄犬ルンと結ばれ、3匹の子犬が産まれる。雄のププ、ペペと雌のポポ。ポポは市橋家に譲られた。
第3部
単行本の23巻~30巻と完結編「星のゆくえ」にあたる。文庫本では12巻~15巻、完結編「星のゆくえ」は16巻にあたる。
- 真壁愛良(まかべ あいら)
- 第3部の主人公。蘭世と俊の娘。1994年9月9日生まれ。おとめ座。B型。
- 魔界の大魔女になると言われている。勉強は不得意だが、スポーツ万能で明るい女の子。時間を戻す能力を持つ。まっすぐで向こう見ずでお節介な性格は母親似だが、彼女より気が強い。自分で人生を歩いていこうとする意志も強い。芯が強いゆえに自分の運命を受け入れることが出来ない時期もあった。師匠のメヴィウスとは魔女の掟について意見が対立し、原作の最終話で対決。大王アロンの計らいで魔界への出入り禁止になり大魔女の修行を中断していたが、「星のゆくえ」の一件後は運命を受け入れ、修行も再開した。作者デビュー30周年記念の番外編「いつもときめいて」では水上開陸と結婚、出産間近である。
- ポテト
- 愛良の5歳の誕生日プレゼントとして、なるみから贈られた子犬。ポポの子供で、ポルカとポンチという兄弟がいる。ヨーコ犬の孫息子。愛良の良きパートナー。
- 真壁卓
- 蘭世と俊の息子で、愛良の兄。第1部で登場したダーク=カルロの生まれ変わりとも言われる。ぶっきらぼうで口が悪いのは父親似。小学生時代は野球のリトルリーグに属していたが、坊主は嫌なので中学からサッカー部に転向する。後に美しく成長したココに惚れ、高校卒業を機に同棲を始め、できちゃった結婚をする。「いつもときめいて」では娘のねねが生まれている。
- 真壁蘭世
- 第1部の主人公で、卓&愛良の母親。第2部で俊と結婚後、専業主婦として真壁家を切り盛りする。
- 第3部ではトレードマークのロングヘアを、愛良の幼稚園時にはセミロング、愛良の中学生時には肩上ショートのボブカットに、2度髪を切っている。
- 水上開陸(みなかみ かいり)
- 愛良が幼稚園時代に出会った少年。父アルドは魔界人で、魔界王子(俊とアロンの父レドルフ)の元側近。父が犯罪者として魔界から追放され、人間界に逃亡してきたことや、自分が魔界人であることを知らなかった。愛良の初恋の人。スタリオン星の生き残り(「星のゆくえ」より)。
- 新庄彬水(しんじょう あきみ)
- 卓の所属するサッカー部の鬼コーチでありながら、花屋でバイトをする優しい大学生。施設で育ち、新庄家に引き取られる。愛良を妹扱い→恋人同士となる。実は水難事故で記憶を失い6年前にタイムスリップした開陸であり、世界の危機の時に本来の開陸としての姿に戻って記憶を取り戻した(「星のゆくえ」より)。
- 水上亜流土(みなかみ アルド)
- 開陸の父親で、無実の罪を着せられ人間界に逃亡してきた。普段は画家として生活しているが、周りの住人と付き合いがなく真壁家や江藤家へも冷たい態度をとっていた。
- 水上まりか(みなかみ まりか)
- 開陸の妹、無の世界に投獄されていた。
- 神谷夢々(かみや むむ)
- 曜子の娘。風と双子。1994年9月10日生まれ。おとめ座。AB型。
- 母親と同じ眉毛が特徴。好きな卓を追いかける姿は母親譲り。母親の性格を120%引き継ぐ、騒がしくて自己中心的な性格。愛良とは、良きライバル兼親友。
- 神谷風(かみや ふう)
- 曜子の息子。夢々とは双子。1994年9月10日生まれ。おとめ座。A型。
- 母親と同じ眉毛が特徴。大人しめで細かいことによく気が付く。愛良が好き。後に愛良が魔界人だと知るも、自分の心に留めている。将来は弁護士を目指している。
- ココ=ティナ=ウォーレンサー
- アロンの娘。魔界の王女様。愛良と卓の従姉。鈴世への想いを吹っ切り、卓を好きになるが、歳の差から素直になれない。完結編で卓の高校卒業に合わせて同棲を始め、終いにはできちゃった結婚する。
- レオン=パドック=ウォーレンサー
- アロンの息子。魔界の王子様。ココの弟で愛良と卓の従兄弟。1991年8月1日生まれ。しし座。AB型。
- 二重人格で世渡り上手。愛良を気に入っている。外見は母親そっくりだが、中身は父親以上の食わせ者。一時は真壁家に居候していた事も。完結編後の番外編では、紆余曲折を経て夢々にプロポーズする。「いつもときめいて」では、夢々と順調に交際している。
書籍
- ときめきトゥナイト 全30巻
- ときめきトゥナイト 星のゆくえ
- ときめきトゥナイト 文庫版 全16巻
- ときめきトゥナイト ロマンチックアルバム
- ときめきミッドナイト 全9巻
- いつもときめいて 星のゆくえその後のストーリー
- 作者デビュー30周年記念の番外編 コミック「ifの額縁」に収録。
- ときめきトゥナイト 新装版 全12巻 - 第一部のみ
- ときめきトゥナイト 真壁俊の事情
- ときめきトゥナイト全5巻(ノベライズ) 文:田中雅美
テレビアニメ
アニメ版は日本テレビ系列で、毎週木曜19:00 - 19:30に放送。10年3ヶ月に渡って放送された教養番組『驚異の世界・ノンフィクションアワー』の後番組として開始したが、本枠でのアニメは、読売テレビ制作の『タイガーマスク』以来11年振り、日本テレビ制作では1959年5月 - 12月放送の海外作品『ベティちゃん』以来実に22年10ヶ月ぶりで、国産では初であった。
同時期に開始した『忍者マン一平』と『一ッ星家のウルトラ婆さん』(読売テレビ制作)が13回で打ち切り後も、本番組は放送されたが、ナイターシーズン中はプロ野球中継で中断する事も多く[7]、1年の放送ながら放送回数は3クール(39回)にも満たない34回だった。
なお開始した1982年10月7日は、TBSで『パリンコ学園No.1』、フジテレビで『スペースコブラ』、テレビ東京で『サイボットロボッチ』と、テレビ朝日を除く各局で新番組が開始した。
スタッフ
- 原作 - 池野恋
- 総監督 - 笹川ひろし
- シリーズ文芸構成 - 岡部俊夫
- 音楽 - 大谷和夫
- 美術監督 - 門野真理子
- チーフディレクター - 永丘昭典
- プロデューサー - 初川則夫(日本テレビ)、大野実(読売広告社)、藤原正道(東宝)、対木重次(グループ・タック)
- 制作 - 大橋雄吉(東宝)、田代敦巳(グループ・タック)
- 総作画監督 - 高沢孫一
- 原画 - 高野登、都丸保、大塚典子、大貫健一、洞沢由美子、大島秀範、水田めぐみ、細谷秋夫、江口俊介、金海由美子、志村宣子、小林勝利、池上裕之、志村宣子、柳瀬譲二、後藤紀子、なべじまよしつぐ、古川達也、多賀深美、青木悠三、吉本桂子、上妻新作、加藤鏡子、平田かほる、宮脇貴子、中野彰子、鈴木英二、生野裕子、伊藤富士子、金沢勝眞、辻久子
- 動画チェック - 安西慶江
- 動画 - アドコスモ、清水一代、松本明子、生野裕子、石黒篤、沢田博子、野村誠司、辻久子、飯田知憲、池田知奈美、山本佳子、神田郁子、増田文子、鈴木玲子、平井ちあき、藍原裕之、スタジオK2、島村有美子、西森真由美、遠藤裕己、篠崎治子、緒方多江子、高木弘樹、荒井佐知子、野津真、望月智充、矢野篤、勝田茂、伊藤由紀子、堀江多智子、原鉄夫、柳田吉秋、小野島二美子、吉田悦子、鈴木加代子、門多ひとみ、高針誠、木口準
- 色彩設計 - 横瀬瑠美子
- 仕上 - スタジオM、シャフト、スタジオジュニオ
- 背景 - 亀谷三良、亀崎経史、福井のり子、田中静恵、渡辺由美、永島幸夫、加藤雅子、藤井和子、大崎美良紀、遠山実子、渡部尚美、石川山子、松崎ゆかり、吉田陽子、安藤ひろみ、東潤一、高橋美智子
- 撮影 - 緒方プロダクション、ぎゃろっぷ、旭プロダクション
- タイトルアニメーション - 杉井ギサブロー
- 編集 - 古川雅士
- タイトル - 片山悟
- 現像 - 東洋現像所(現:イマジカ)
- 音響制作 - ザック・プロモーション
- 音響監督 - 藤山房延
- 効果 - 加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)
- 録音 - 伊東忠美
- 製作協力 - パンメディア、亜細亜堂、プロダクション・ルーズ、スタジオジュニオ
- 制作担当 - 金正廣
- 制作進行 - 篠原昭、小泉淑子、須崎博志、菅原啓太、豊住政弘
- 代理店 - 読売広告社
- 製作 - 東宝株式会社、グループ・タック
主題歌
- オープニングテーマ - 「ときめきトゥナイト」
- エンディングテーマ - 「Super Love Lotion(スーパー・ラブ・ローション)」
- 作詞・作曲 - 古田喜昭 / 編曲 - 大村雅朗 / 歌 - 加茂晴美
放送リスト
話数 | 初回放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1982年 10月07日 |
エトランゼの秘密 | 岡部俊夫 | 笹川ひろし | 棚橋一徳 | 高沢孫一 |
2 | 10月14日 | 魔界への扉 | 芝山努 | 吉本桂子 | ||
3 | 10月21日 | バスルームの危機 | 九代三留 | 棚橋一徳 | 木場田実 | |
4 | 10月28日 | 小さな友情 | 小山高男 | 永丘昭典 | 高沢孫一 | |
5 | 11月04日 | ランゼ魔界へ行く | 岡部俊夫 | 芝山努 | 吉本桂子 | |
6 | 11月11日 | 霧の夜のロマンス | 筒井ともみ | 小暮輝夫 | 川端蓮司 | 古川達也 |
7 | 11月18日 | 恐怖の文化祭 | 五武冬史 | 石黒昇 | 棚橋一徳 | 高野登 |
8 | 11月25日 | 恋のアクションカメラ | 三宅直子 | 芝山努 | 吉本桂子 | |
9 | 12月02日 | 玉三郎の恋 | 酒井あきよし | 石黒昇 | 棚橋一徳 | 木場田実 |
10 | 12月09日 | 透明少女ミエール | 芝山努 | 永丘昭典 | 細谷秋夫 | |
11 | 12月16日 | 満月の誕生日 | 小山高男 | 永丘昭典 | 川端蓮司 | 古川達也 |
12 | 12月23日 | うふッ!?ランゼのお願い | 筒井ともみ | 芝山努 | 吉本桂子 | |
13 | 1983年 1月06日 |
白い恋人達 | 五武冬史 | 今川泰宏 | 棚橋一徳 | 高野登 |
14 | 1月13日 | 見た!ランゼはたぬき | 酒井あきよし | 望月智充 | 吉本桂子 | |
15 | 1月20日 | 裸でごめんなさい | 岡部俊夫 | 永丘昭典 | 細谷秋夫 | |
16 | 1月27日 | 恋の青春ランナー | 酒井あきよし | 田代文夫 | 棚橋一徳 | 木場田実 |
17 | 2月03日 | 浮気な魔術師 | 筒井ともみ | 古沢日出夫 | 小熊公晴 | 小林勝利 |
18 | 2月10日 | 恋のタイトルマッチ | 三宅直子 | 望月智充 | 芝山努 | 吉本桂子 |
19 | 2月17日 | センチメンタル大巨人 | 今井詔二 | やすみ哲夫 | 永丘昭典 | 細谷秋夫 |
20 | 2月24日 | 大混乱!ランゼがいっぱい | 酒井あきよし | |||
21 | 3月03日 | E.T.からのラブレター | 今井詔二 | 遠藤克己 | 吉田健二郎 | 小林勝利 |
22 | 3月10日 | ドキドキ!パジャマゲーム | 筒井ともみ | やすみ哲夫 | 永丘昭典 | 細谷秋夫 |
23 | 3月17日 | サンドの恋の物語 | 五武冬史 | 望月智充 | 吉本桂子 | |
24 | 3月24日 | 熱愛!魔界大戦 | 岡部俊夫 | 永丘昭典 | 我妻宏 | |
25 | 3月31日 | 見られた変身・俊を殺して | 芝山努 | 細谷秋夫 | ||
26 | 4月28日 | 処刑戦艦!スペースウォーズ | 香西隆男 | |||
27 | 5月05日 | 激突・ロッキーVS俊 | 今井詔二 石川良 |
望月智充 | 吉本桂子 | |
28 | 5月19日 | つっぱりエンジェル恋のハンター | やすみ哲夫 | 永丘昭典 | 細谷秋夫 | |
29 | 6月09日 | ショック!未来との遭遇 | 岡部俊夫 | 芝山努 | 吉本桂子 | |
30 | 6月16日 | 王子からの暗殺指令 | 三宅直子 | 青木悠三 | 永丘昭典 | 香西隆男 |
31 | 6月23日[8] | 帰ってきた渡り鳥 | 岡部俊夫 五木卓 |
望月智充 | 吉本桂子 | |
32 | 7月07日 | 冒険!恋人たちの島 | 今井詔二 石川良 |
永丘昭典 | 細谷秋夫 | |
33 | 7月28日 | まんがときめき昔話 | 五武冬史 | 香西隆男 | ||
34 | 9月22日 | 恋して!愛して!三角関係 | 岡部俊夫 | 永丘昭典 | 望月智充 | 吉本桂子 |
放送休止理由
1982年12月30日:元祖どっきりカメラ(1900-2054)
1983年04月07日:開局30年記念 世界の五つ子大集合!(1900-2054)
1983年04月14日:元祖どっきりカメラ(1900-2054)
1983年04月21日:プロ野球中継 巨人-広島~平和台球場(1900-2054)
1983年05月12日:プロ野球中継 広島-巨人~広島市民球場(1900-2054)
1983年05月26日:プロ野球中継 広島-巨人~広島市民球場(1900-2054)
1983年06月02日:プロ野球中継 巨人-中日~後楽園球場(1900-2054)
1983年06月30日:プロ野球中継 巨人-阪神~後楽園球場(1900-2054)
1983年07月14日:プロ野球中継 阪神-巨人~甲子園球場(1900-2054)
1983年07月21日:プロ野球中継 巨人-ヤクルト~後楽園球場(1900-2054)
1983年08月04日:プロ野球中継 阪神-巨人~甲子園球場(1900-2054)
1983年08月11日:プロ野球中継 巨人-大洋~後楽園球場(1900-2054)
1983年08月18日:プロ野球中継 巨人-阪神~後楽園球場(1900-2054)
1983年08月25日:第9回日本テレビ音楽祭「決定!最終ノミネート」~赤坂プリンスホテル・クリスタルパレス(1900-2054)
1983年09月01日:プロ野球中継 巨人-中日~後楽園球場(1900-2054)
1983年09月08日:輝け!!第9回日本テレビ音楽祭「グランプリ・金の鳩・新人各賞発表」~日本武道館(1900-2054)
1983年09月15日:プロ野球中継 巨人-阪神~後楽園球場(1900-2054)
※1983年06月16日にもプロ野球中継 巨人-阪神~後楽園球場が予定されていたが、雨天中止のため当番組第30話を放送
原作との相違点
- ストーリーの相違点
- 原作が月刊誌のため、ほとんどがアニメオリジナルである。(1~3、5、13~15、18、20、29~30話は原作の設定をベースにアレンジした、アニメオリジナルストーリーである。)
- 放送されたのが12月だったため、原作(単行本第1巻)では臨海学校だが、アニメ(13話)ではスキー教室に変更されている。
- 蘭世から狼の耳としっぽを消す呪文を唱えたのが、原作では蘭世自身で、アニメ(15話)では羅々に設定が変更されている。
- アニメ第29話は、原作単行本第3巻、P21~P44とP131~P152の内容を、1つの作品にしてアレンジされている(アロン、羅々は登場していない)。未来の扉から帰ってきた蘭世を出迎えたのが、アニメでは椎羅に変更されている。
- 羅々の原作での登場期間が長い。アニメでは2週間。
- 転生前は皆無であるが、真壁俊に変身するところを目撃されている。
- 登場人物の相違点
- 鈴世が狼に変身しない。
- アロンの髪型、顔が違う。
- 神谷玉三郎の設定が、原作では暴力団組長であるのに対し、アニメでは建築会社の社長に変更されている。
- 真壁俊が魔界の王子に転生しない。
- テレビ放送時、そこまで進捗していなかったため、俊の母・華枝が魔界の王妃・ターナである設定が無い。
- チュシャ猫、透明少女ミエールなどアニメオリジナルキャラが登場する。
- その他
- 中学校の女子生徒の制服のデザイン。
- 原作では江藤家以外の描写は日本風だがアニメでは街並みや学校、真壁家の内装なども西洋風になっている。
- 望里が傘、こうもりに変身する時の呪文。
- 星型のあざの位置が、原作では左腕の肩であるのに対し、アニメでは左脇の付け根のあたり。
- アニメ第24話で蘭世が手首に、腕をつかんだ痕に気づく場面があるが、原作単行本第8巻P100で似た場面がある[9](原作ではアロンが蘭世の夢の中で腕をつかんだ、単行本では冥王?)。
関連エピソード
- スポンサーであったタカラ(現・タカラトミー)より主人公・蘭世の着せ替え人形「ときめきランゼ」が発売されるも、タカラの人気商品ジェニーの使用変え商品であった為、蘭世と全く似ていなかった。
- 黒髪のバービーとして、バービーブームの頃。価格が高騰していた。
- 番組内では、井上純一が出演する「りぼん」のビデオCMが放送された。
脚注
- ↑ http://ebookstore.sony.jp/
- ↑ たとえば、テレビ岩手(作者お膝元<池野の出身地>の岩手県の日本テレビ系列局)では放送日時を差し替えて放送していた。また、秋田県では同系列の秋田放送ではなく、フジテレビ系列の秋田テレビが番販購入。山形県では放送時点でフジテレビ系列だった山形テレビ(現在はテレビ朝日系列)が(スポンサーを一部差し替えていたうえで、)同時ネットで放送していた。当時、日本テレビ系の番組はマストバイ局のみネットワークセールスの対象となる番組が多かった。
- ↑ 『ときめきトゥナイト20巻』(単行本)
- ↑ 池野恋「あとがきにかえて」より『ときめきトゥナイト8巻』276頁(集英社文庫)
- ↑ 単行本第2巻P95とP161・P187・P189・P193・P194のみに登場
- ↑ このマラソンに望里、神谷玉三郎も参加していたが、望里は玉三郎の部下が、神谷曜子の指示で、俊に睡眠薬を混ぜた水を渡すのを阻止して、それを自分が飲みリタイヤした。玉三郎は近道をしようとマンホールの穴に挟まり動けなくなった。
- ↑ 当時のNTVの木曜ナイターは、後楽園球場の巨人主催カードのほか、阪神甲子園球場の「阪神×巨人」戦(読売テレビ制作)なども組まれていて、中継はかなり多かった。
- ↑ 一部新聞では第32話のサブタイトルを表記
- ↑ アニメ終了から約1年後のりぼん1984年12月号に初掲載。アニメのこの場面を参考にして描かれたものと想われる。