岡山理科大学
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テンプレート:Infobox 岡山理科大学(おかやまりかだいがく、テンプレート:Lang-en)は、岡山県岡山市北区理大町1番1号に本部を置く日本の私立大学である。1964年に設置された。大学の略称は理大、岡山理大、岡理、岡理大。
目次
概観
大学全体
岡山県岡山市北区理大町に位置する理工系の大学である。4学部18学科1コースと3つの研究科を有し、約5千人の学生が学んでいる。 冒頭に述べたように「理大(りだい)」という略称を用いているが、全く無関係である東京理科大学(通称:理科大)との誤用や混同を避けるため、あえて「岡山理大(おかやまりだい)」もしくは「岡理(おかり)」「岡理大(こうりだい・おかりだい)」など土地の名を加えた略称を使用する場合もある。 こうした土地名を交えた通称は特に関東圏および山口県、長野県などの出身者が使うことが多い。理由としてこれらの土地には先に挙げた東京理科大学およびその系列大学があるためである。
一方で学歌では、略称として「岡山理大」が使われている。
建学の理念
技術者及び社会人として貢献できる若者の育成をうたっている[1]。
沿革
略歴
岡山理科大学は1964年に理学部の設置をもって設立された。1986年に工学部を、1997年に総合情報学部を、2012年に生物地球学部を設置し、現在に至る。
年表
- 1961年 - 学校法人加計学園、設置認可。岡山電機工業高等学校設立
- 1964年 - 岡山理科大学開学。理学部を設置(応用数学科・化学科)。岡山電機工業高等学校を岡山理科大学附属高等学校と名称変更
- 1966年 - 理学部に応用化学科、応用物理学科を増設
- 1969年 - 理学部に機械理学科、電子理学科を増設
- 1971年 - 理学専攻科を設置(応用数学専攻、化学専攻、応用化学専攻、応用物理学専攻)
- 1973年 - 理学専攻科に機械理学専攻、電子理学専攻を増設
- 1974年 - 大学院理学研究科を設置(化学専攻修士課程、応用物理学専攻修士課程)
- 1975年 - 理学部に基礎理学科を増設
- 1976年 - 理学部の応用数学科に数学専攻と情報専攻を設置
- 1978年 - 大学院理学研究科に材質理学専攻博士後期課程を設置
- 1979年 - 大学院理学研究科に機械理学専攻修士課程、電子理学専攻修士課程を増設
- 1980年 - 大学院理学研究科に応用数学専攻修士課程を増設
- 理学部の応用化学科に応用化学専攻と環境化学専攻を設置
- 1982年 - 理学部の電子理学科に電子物性専攻、情報・システム専攻を設置
- 1983年 - 大学院理学研究科にシステム科学専攻博士後期課程を増設
- 1986年 - 工学部を設置(応用化学科応用化学専攻・開発化学専攻、機械工学科機械基礎工学専攻・産業機械工学専攻、電子工学科電子工学専攻・情報・システム専攻)
- 1987年 - 大学院理学研究科に応用数学専攻博士後期課程を増設
- 1988年 - 理学部に生物化学科を増設
- 大学院の理学研究科に総合理学専攻修士課程を増設
- 1990年 - 大学院工学研究科を設置(応用化学専攻修士課程、機械工学専攻修士課程、電子工学専攻修士課程、システム科学専攻博士後期課程)
- 教職特別課程を設置。
- 1992年 - 工学部に情報工学科を増設
- 大学院理学研究科に生物化学専攻修士課程を増設
- 理学部の応用化学科、機械理学科、電子理学科を廃止
- 大学院理学研究科の機械理学専攻修士課程、電子理学専攻修士課程、システム科学専攻博士後期課程を廃止
- 1993年 - 工学部応用化学科の開発化学専攻を精密化学専攻に、機械工学科の産業機械工学専攻を機械システム工学専攻に名称変更
- 1996年 - 大学院工学研究科に情報工学専攻修士課程を増設
- 1997年 - 総合情報学部を設置(数理情報学科、シミュレーション物理学科、生物地球システム学科、社会情報学科)
- 1999年 - 理学部生物化学科に生物化学専攻、臨床生物化学専攻を設置
- 2001年 - 工学部に福祉システム工学科を増設
- 大学院総合情報研究科を設置(情報科学専攻修士課程、シミュレーション物理専攻修士課程、生物地球システム専攻修士課程、社会情報専攻修士課程)
- 工学部応用化学科の精密化学専攻を生物・環境化学専攻に、機械工学科を機械システム工学科に名称変更
- 総合情報学部の数理情報学科を情報科学科に名称変更
- 2002年 - 理学部の応用物理学科に物理科学専攻、医用科学専攻を設置
- 総合情報学部のシミュレーション物理学科をコンピュータシミュレーション学科に名称変更
- 2003年 - 総合情報学部の社会情報学科に地域人間情報専攻、情報社会システム専攻を設置
- 大学院総合情報研究科に数理・環境システム専攻博士後期課程を設置
- 2004年 - 理学部に臨床生命科学科を増設
- 2005年 - 工学部に知能機械工学科を増設
- 大学院工学研究科に福祉システム工学専攻修士課程を増設
- 大学院工学研究科の機械工学専攻修士課程を機械システム工学専攻修士課程に名称変更
- 大学院総合情報研究科シミュレーション物理専攻修士課程をシミュレーション科学専攻修士課程に名称変更
- 2006年 - 工学部の応用化学科をバイオ・応用化学科に名称変更
- 2007年 - 工学部に生体医工学科を増設
- 工学部の電子工学科を電気電子システム工学科に名称変更
- 総合情報学部に建築学科を増設
- 2008年 - 理学部に動物学科を設置
- 大学院理学研究科に臨床生命科学科修士課程を増設
- 2009年 - 工学部に工学プロジェクトコースを設置
- 大学院工学研究科に知能機械工学専攻修士課程を増設
- 2010年 - 留学生別科を設置
- 2011年 - 総合情報学部建築学科の学生募集を停止
- 工学部に建築学科を増設
- 大学院工学研究科に生体医工学専攻修士課程、建築学専攻修士課程を増設
- 2012年 - 総合情報学部生物地球システム学科の学生募集を停止
- 生物地球学部を設置する(生物地球学科)
- 大学院理学研究科に動物学専攻修士課程を増設
基礎データ
所在地
- 理大町キャンパス(岡山県岡山市北区理大町1番1号)
象徴
- 香山リカ(2001年頃 - 2008年)
- 新シンボルキャラクター(2009年~)
- 2009年より独自のシンボルキャラクター(たんQ)が作成され、岡山駅の自動改札機や市内を走る路線バスに広告を打っている。
- 名称は公募で決められた。
- 西洋風の正門(2009年〜)
- ロータリー横の大学に続く入り口に、西洋風の門が建築された。
教育および研究
組織
学部
- 理学部
- 応用数学科
- 化学科
- 応用物理学科
- 医用科学専攻
- 物理科学専攻
- 基礎理学科
- 生物化学科
- 臨床生命科学科
- 臨床科学コース
- 食科学コース
- 動物学科
- 工学部
- 総合情報学部
- 情報科学科
- 社会情報学科
- 生物地球学部
- 生物地球学科
大学院
- 理学研究科
- 応用数学専攻(修士課程)
- 化学専攻(修士課程)
- 応用物理学専攻(修士課程)
- 総合理学専攻(修士課程)
- 生物化学専攻(修士課程)
- 臨床生命科学専攻(修士課程)
- 応用数学専攻(博士後期課程)
- 材質理学専攻(博士後期課程)
- 工学研究科
- 応用化学専攻(修士課程)
- 機械システム工学専攻(修士課程)
- 電子工学専攻(修士課程)
- 情報工学専攻(修士課程)
- 知能機械工学専攻(修士課程)
- 生体医工学専攻(修士課程)
- 建築学専攻(修士課程)
- システム科学専攻(博士後期課程)
- 総合情報研究科
- 情報科学専攻(修士課程)
- シミュレーション科学専攻(修士課程)
- 生物地球システム専攻(修士課程)
- 社会情報専攻(修士課程)
- 数理・環境システム専攻(博士後期課程)
付属施設
- 図書館
- 情報処理センター
- 自然科学研究所
- 技術科学研究所
- 自然植物園
- 総合機器センター
- 工作センター
- 医用科学教育センター
- 水質管理室
- 学外連携推進室
- 教職・学芸員センター
- 健康管理センター
- 加計美術館
大学関係者と組織
大学関係者一覧
- 岡山理科大学の人物一覧
対外関係
附属学校
- 岡山理科大学附属中学校・高等学校(岡山県岡山市北区)
系列校
交通アクセス
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)津山線法界院駅(岡山駅より3分・140円)より徒歩25分。
- JR岡山駅西口より岡電バス岡山理科大学行き(循環)で20分(200円)。
- JR岡山駅東口より岡電バス理大東門行きで30分(同)。
- JR岡山駅東口より岡電バス三野行き、もしくは宇野バス美作線「植物園口」バス停(どちらも150円)より徒歩20分。