佐々木貴
テンプレート:Infobox プロレスラー 佐々木 貴(ささき たかし、1975年1月16日 - )は、日本のプロレスラー。岩手県一関市出身、神奈川県茅ヶ崎市在住。プロレスリングFREEDOMS代表。大日本プロレスに参戦中。
経歴
岩手県立一関第二高等学校から文教大学へ進学後、IWA格闘志塾に入門。1996年9月15日、神奈川・大津スイミングクラブ、vsトウカイブシドーX戦でデビュー。1997年3月に大学を卒業、同年DDTプロレスリングへ移籍。DDTではKO-D無差別級シングル、タッグの二冠王に君臨。その後、円満退団し、「アカレンジャーズ」としてコンビを組んでいたGENTAROのいるアパッチプロレス軍へ移籍。
2005年、伊東竜二の持つBJW認定デスマッチヘビー級王座を狙い、大日本プロレスでデスマッチに挑み始め、同年6月18日の大会にて、自ら提示した蛍光灯300本デスマッチでタイトルマッチに挑戦するも、あえなく敗戦。このとき伊東は試合後、デスマッチ初心者ながら激しい試合を繰り広げた佐々木に対し、「タカシ、スゲェよ、お前!」と健闘を称えた。
その後、アパッチの葛西純と、大日本の"黒天使"沼澤邪鬼が、クレイジーコンビ「045邪猿気違's(ゼロヨンゴ ジャンキーズ)」を結成したことによって始まった、デスマッチ・イデオロギー闘争を機に、「大日本をもっと盛り上げて、日本一の団体にしたい」という思いから、元々固定のパートナーがいなかった伊東とタッグを結成。「045邪猿気違'S」と「マッスル&ファットです(アブドーラ小林&関本大介)」と共に、三つ巴の抗争を展開している。
大日本プロレスの2006年1月2日の興行で、「アパッチも大日本も関係なしに、伊東と組んで一番を目指す。」と発言。これが金村キンタローら、アパッチメンバーの逆鱗に触れて抗争が勃発。佐々木も伊東、井上勝正、関本大介、MIYAWAKI、佐野直と対立派閥「たかし軍団」を結成。以来、新日本プロレスの真壁刀義ら、メジャー団体所属選手も巻き込み、ファンからのブーイングを浴びつつ、アパッチのメンバー達に牙を剥いている。
そのような中、BJW認定デスマッチヘビー級王座をめぐり、王者・アブドーラ小林の不甲斐無さに怒りを覚え、3月31日におけるタイトル挑戦を表明。「蛍光灯&剣山デスマッチ」で対戦し、試合中、頭に剣山が刺さり抜けなくなるというショッキングな事態に見舞われるも見事勝利。第18代デスマッチヘビー級王座を獲得した。試合後に病院直行、無事に剣山を抜いた。
(※補足 剣山を使ったデスマッチは、2001年10月27日後楽園ホール大会の、アブドーラ小林vs松永光弘との一戦で、有刺鉄線との組み合わせの「薔薇剣山デスマッチ」が実現。その際、小林の腕に刺さって抜けなくなった。)
同年8月、アパッチにて空位となっていたWEWタッグ王座決定リーグ戦で、BADBOY非道をパートナーに迎え、優勝し、BJWデスマッチヘビー級と並んで二冠となった。
しかし、9月10日の大日本の大会では、大日本参戦以来、目標としてきた伊東竜二との防衛戦に敗北し、デスマッチヘビー級王座を失った。試合終盤の伊東のドラゴンスプラッシュ失敗で伊東自身が両腕骨折の重傷・長期欠場を余儀なくされたため、正パートナーも失った。
この結果を受け、大日本の12月3日の大会では、6月の後楽園ホール大会での防衛戦の相手でもある"黒天使"沼澤邪鬼を相手にデスマッチヘビー級王者決定戦に出場。「狂神の蛍光灯神殿デスマッチ」で勝利し、第20代デスマッチヘビー級王座を獲得した。
2007年は大日本の3月14日の大会で宮本裕向を相手に「廣島 大治組プレゼンツ 高所作業につき立体足場建築現場デスマッチ 〜one night carnival〜」で屈指の激戦を制し、7月8日の大会では前述の怪我から復帰してきた伊東竜二を相手に、2年振りの「蛍光灯300本デスマッチ」で、過去2度の同地同タイトル戦で敗れた雪辱を果たすも、8月26日プロレスサミット有明大会で、"黒天使"沼澤邪鬼に敗れ、王座から陥落した。
2008年2月に発覚した金村キンタローの強制猥褻事件では、アパッチを代表して真っ先に会見を開き、謝罪し、団体の無期限活動停止処分も発表。興行活動再開後はGENTAROとのコンビも復活させ、大日本のデスマッチ戦線に絡みつつ、団体再興を推進していたが、2009年の第1次アパッチ解散に伴い、自ら代表として新団体「FREEDOMS」を設立、旗揚げした。
人物
- 大学では、情報学部にてマスコミ関係の勉強をしていた。プロレスラーになれなかった場合に、週刊プロレスの記者になる事を視野に入れていた、とインタビューで語っている[1]。
- 非常に酒に弱く、金村キンタローによれば「ビール一杯で潰れる」という。
- 大日本やFREEDOMSのDVD制作や団体公式サイトを運営する有限会社ネオプラスの佐藤肇社長が、「佐々木貴に似てる」と2008年2月の大日本のイベントでイジられている。
- 2009年、DDTが経営するスポーツバー「ドロップキック」で、ほぼ毎週木曜夜に「殿の宴」と称したイベントを行っている。FREEDOMS・大日本などの選手をゲストに招く形を取っている。なお、先行したイベントは2008年3月に開催する予定だったが、前述の金村事件の影響で中止になっている。
- 大の横浜DeNAベイスターズファンであり、横浜スタジアムまで試合を若手と見に行くこともある他、FREEDOMSでも横浜の応援歌の曲名をもじった大会名を付けている。また横浜DeNAベイスターズのファン感謝祭ではFREEDOMSのショップが出店している。
得意技
- D-ガイスト
- 抱え上げて逆サイドに落とすエメラルド・フロウジョン。相手の股下ではなく、胴体を抱え込む。
- 落とす場所に蛍光灯を置いてある場合はD-ガイスト with 蛍光灯となる。
- D-ガイスト・ファイブ with 蛍光灯
- 落とす場所に蛍光灯を置いての垂直落下式D-ガイスト。大一番のデスマッチで繰り出すフィニッシュ・ホールド。
- 変形D-ガイスト
- D-ガイストの形から、開脚してそのまま垂直に落とす。リバース・パイルドライバーとほぼ同型。
- こちらもwith 蛍光灯バージョンが存在する。
- 右腕
- 佐々木の使用するラリアットの名称。
- 右脚
- バズソーキックと同型。
- 右脚 with 蛍光灯
- 尻餅をついている相手の肩に蛍光灯を立て掛けての右脚。最近ではwith蛍光灯が主。
- バキューン!キック
- 前屈みになった相手に走りこんで放つジャンピング式のケンカキック。
- 生徒会長ロック
- マックスペインと同型。
- ライガーボム
- トラース・キック
- サッカーボールキック
- 膝付き式パワーボム
- スイングDDT
- 網打ち式スイングネックブリーカー
タイトル歴
- DDT
- KO-D無差別級シングル
- KO-Dタッグ
- アイアンマンヘビーメタル級王座
- 大日本プロレス
- BJW認定タッグ王座 : 1回(アカレンジャーズとして): 防衛戦が組まれないことと、パートナーを伊東竜二に変更したため、返上。
- BJW認定デスマッチヘビー級王座 : 2回
- アパッチプロレス軍
- FREEDOMS
入場曲
- 「This is WAR」(VANDENBERG)
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:大日本プロレス テンプレート:BJW認定デスマッチヘビー級王座
テンプレート:KO-D無差別級王座- ↑ 週刊プロレス 2012年4月18日号より