北海道拓殖バス
テンプレート:Infobox テンプレート:ウィキプロジェクトリンク テンプレート:ウィキポータルリンク 北海道拓殖バス株式会社(ほっかいどうたくしょくバス)は、北海道河東郡音更町に本社を置き、帯広市など十勝総合振興局地方を中心にバス事業等を行う企業である。
目次
概要
1928年12月15日に前身となる北海道拓殖鉄道が新得 - 鹿追で鉄道事業を開始し、後に上士幌まで延長した。太平洋戦争後に段階的な廃止が進み、1968年をもって鉄道路線を全て廃止した。なお、会社そのものは運送事業者として現在も存続している。
バス事業は傍系会社の北海道拓殖自動車が営業していたが、戦時統合により1944年5月に帯広乗合自動車(現十勝バス)と合併している。1952年に北海道拓殖鉄道が一部路線を譲受する形で営業を再開、1960年12月に子会社の北海道拓殖バスを設立し、翌1月にバス事業を譲渡した。現在は帯広市内と河東郡を中心に路線バスを運行するほか、とかち帯広空港への連絡バスや札幌や旭川への都市間バスも運行する。
事業所
- 本社・本社営業所・音更整備工場
- 北海道河東郡音更町字然別北5線西37番地
- 帯広駅前案内所
- 北海道帯広市西1条南12丁目25番地 帯広駅バスターミナル
- 上士幌営業所
- 北海道河東郡上士幌町東3線234番地
- 鹿追営業所
- 北海道河東郡鹿追町新町3丁目55番地
- 新得営業所
- 北海道上川郡新得町字拓鉄77番地
- Obihiro sta bus terminal building.jpg
帯広駅前案内所(帯広駅バスターミナル)
- Takushoku bus Kamishihoro01.JPG
上士幌営業所
- Takushoku bus Shikaoi01.JPG
鹿追営業所
- Takushoku bus Shintoku01.JPG
新得営業所
路線バス
都市間バス・空港連絡バス
2011年10月30日現在
ポテトライナー
- 十勝川温泉・帯広駅バスターミナル・(直行/芽室経由/音更経由) - 中央バス札幌ターミナル・札幌駅前ターミナル(北海道中央バス、北都交通、ジェイ・アール北海道バス、十勝バスとの共同運行)
1989年(平成元年)8月11日より繁忙期の臨時帰省バスとして各社1往復ずつを担当する5往復で運行を開始。1990年(平成2年)3月9日より「ポテトライナー」として通年運行が開始された。1995年(平成7年)12月1日に大谷地ターミナル、1997年(平成9年)9月1日に清水と芽室を新設し1往復を十勝川温泉まで延長。2002年(平成14年)12月1日には発車オ〜ライネットによるインターネット予約開始し御影を新設。2005年(平成17年)4月1日より音更経由(音更大通11丁目、木野大通16丁目、木野農協前)2往復を新設し、芽室経由は4往復とし臨時便を廃止。2009年(平成21年)12月23日から音更経由を1往復増回。2011年(平成23年)10月30日の道東自動車道全通による改正で直行便を含む3往復を増回し計10往復、所要時間が約20分短縮となった[1]。
運行を開始するにあたり北海道中央バスが共同運行事業者を募ったところ、他4社が名乗りを上げた。1路線5社での運行は極めて異例であり北海道運輸局の指導で調整が図られたが不調に終わり、結局5社揃って認可された経緯がある[2]。
札幌と帯広の間は200キロ強の距離であるが、帰省バス当時から夜行便が設定されていた。1991年(平成3年)9月20日の日勝峠経由へ変更の改正で定期運行を廃止し、2000年(平成12年)夏期まで繁忙期臨時便として運行されていた。
ノースライナー
市内ホテル・空港線
- 帯広市内主要ホテル - とかち帯広空港(十勝バスと共同運行)
1997年(平成9年)7月運行開始[3]。
一般路線バス
一中線、療養所線
- 1:帯広駅前 - 西2条1丁目 - 一中前 - 保育所前 - 拓殖バス本社前
- 3:帯広駅前 - NHK前 - 玄武住宅前 - 開発官舎前 - 国立病院前 - 北報和 - 拓殖バス本社前
- 4・5:帯広駅前 - 西2条1丁目 - 西5条北4丁目 - 一中前 - 保育所前 - 北報和 - 国立病院前 - 開発官舎前 - 玄武住宅前 - NHK前 - 帯広駅前
- 8・9:帯広駅前 - 西2条1丁目 - 西5条北4丁目 - 一中前 - 保育所前 - 北報和 - 国立病院前 - 開発官舎前 - 玄武住宅前 - 厚生病院前 - NHK前 - 帯広駅前
1・3の帯広駅前行は系統番号なしで、一部は南商業高校線へ直通する。4・8は一中前先回り、5・9はNHK前先回り。
2007年10月17日よりバイオディーゼル燃料の導入実験を実施している。車内で家庭から出る廃油の回収を行い更別企業でBDFへの加工を行っている。
運転免許試験場線
帯広駅前行は系統番号なし。運転免許試験場からの乗車は予約制。
中鈴蘭線
- 10・11:帯広駅前 - 西2条1丁目 - 木野農協前 - 北蘭団地 - 中鈴蘭 - 南鈴蘭 - おおや整形前 - 北親福祉センター - 厚生病院前 - 帯広駅前
10は木野農協前先回り、11は厚生病院前先回り。一部は12・13として南商業高校線と直通する。
元JR北海道バス(現:ジェイ・アール北海道バス)路線で、移譲後一部経路変更区間あり。
南商業高校線、帯広の森線
- 12・13・17(朝の一部):帯広駅前 - 駅南口 - 第一病院前 - 春駒通西8条 - 八中前 - 西19条6丁目 - 交流館下 - 南商業高校前
- 16:帯広駅前 - 郵便局前 - 厚生病院前 - 春駒通西8条 - 八中前 - 西19条6丁目 - 交流館下 - 南商業高校前 - 帯広の森屋内スケート場
- 17:帯広駅前 - 郵便局前 - 第一病院前 - 春駒通西8条 - 八中前 - 西19条6丁目 - 国際センター入口 - 南商業高校前
- 18:帯広駅前 - 郵便局前 - 厚生病院前 - 春駒通西8条 - 八中前 - 西19条6丁目 - 国際センター入口 - 南商業高校前
12・13は中鈴蘭線直通、17(朝の一部)は一中線から直通。
元JR北海道バス路線。
雄飛が丘団地線・音更高校線
上士幌線、音上線
国鉄士幌線バス代行路線で、同じく代行路線を運行する十勝バスと共通の「夢大陸とかち」塗装車も運用され、共通定期券を取り扱う[4][5]。
鹿追線、然別湖線、新帯線、瓜幕線
- 帯広駅前 - 西2条1丁目 - 木野農協前 - 音更役場前 - 音更高校 - 上然別 - 新然別 - 神田日勝記念美術館 - 鹿追営業所 - 自衛隊前 - 瓜幕 - ライディングパーク - 然別湖畔温泉
- 帯広駅前 - (同経路) - 鹿追営業所 - 屈足 - 佐幌6号 - 新得橋 - 新得駅前 - 新得高校前 - 南新得
- 鹿追営業所 - 鹿追高校 - 自衛隊前 - 瓜幕 - ライディングパーク
帯広 - 然別湖の往復乗車券は新得 - 鹿追乗換 - 然別湖でも利用できる[6]。冬期は然別湖での乗降が無料となり、然別湖発は宿泊施設等の証明が必要となる[7]。
トムラウシ温泉線、屈足線
- 新得駅前 - 新得橋 - 佐幌6号 - 屈足 - トムラ登山学校 - 岩松 - 富村牛学校前 - 曙橋 - トムラウシ温泉
予約優先。7月中旬 - 8月中旬運行[8]。
- 南新得 - 新得高校前 - 新得駅前 - 新得橋 - 佐幌6号 - 屈足 - くったり温泉
主な廃止路線
- 足寄急行線、上足線
- (帯広駅前 - )上士幌営業所 - 北門小学校前 - 芽登 - チーズ工房前 - 足寄駅前
- 上士幌 - 足寄間は北海道拓殖鉄道の鉄道敷設計画があった区間であった。
- 2005年(平成17年)10月1日に廃止。足寄駅(道の駅あしょろ銀河ホール21)内の足寄案内所も廃止され、足寄町から撤退している。
- 北見帯広線
- 帯広駅バスターミナル・足寄 - 陸別 - 置戸・北見バスターミナル(十勝バス、北海道北見バスと共同運行)
- 2005年度夏期の運行をもって撤退。その後2社で運行されたが、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線代替バス運行開始に伴い廃止されている[9]。
- 南北線
貸切バス
貸切バス事業は帯広・北見・釧路・札幌の各運輸支局管内での発着が認められており[10]、道東地区事業者10社で組織する東北海道貸切バス事業協同組合 (BUS CENTER)に加盟する。
車両
テンプレート:節stub 三菱ふそう製が中心であったが、JR北海道バス帯広営業所廃止の際に日野製の車両を譲り受けるなど、以降は三菱ふそう以外の車両も導入する。路線バス車両は48台[11]、貸切バス車両は26台[10]保有する。
- Takushoku bus 0179.jpg
路線バス
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白1色の路線バス
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貸切バス
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BUS CENTERカラーの貸切バス
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都市間バス用に導入されたいすゞ・ガーラ
2011年には関東バス(東京都)から3扉車(三菱ふそうMP/富士重工7E)を購入している(後扉は使用しない)。この車は塗装を変更しつつも関東バス時代の社番を残しており[12]、それ以前に移籍した車両にも関東バス時代の元社番が復元された。また、それ以降の関東バスからの移籍車も元社番が書かれている。
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関東バスから譲受した3扉車
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3扉車以降の譲受車も社番は残されている
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3扉車以前の譲受車にも社番が追記された
- P-MP118N Takushoku 144 from Kanachu.jpg
神奈川中央交通から譲受した車両
- Takushoku bus O200F 0157.JPG
ヤサカグループから譲受した車両 数台中この車両のみ「貸切」の文字をそのまま流用
脚注・注釈
関連項目
外部リンク
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- ↑ 10.0 10.1 テンプレート:Cite web
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- ↑ バスラマ・インターナショナル No.129 p.85 2011年12月 ぽると出版 ISBN 978-4-89980-129-0