林田健司
林田 健司(はやしだ けんじ、1965年11月23日 -)は、日本の歌手、作曲家、作詞家、アレンジャー。東京都出身。身長178cm、血液型A型。
目次
概要
自身のシングル・アルバムより、他のアーティストへ提供した曲のヒットによって作曲家としての知名度が高い。
自身がデビューする前から作曲家として楽曲提供を行っており、代表的なものにSMAPに提供した楽曲『$10』、『君色思い』、『KANSHAして』、『青いイナズマ』、ブラックビスケッツの『STAMINA』などがある。その他、KinKi Kids、SPEED、藤井隆、中山美穂、奥井雅美、中森明菜など多方面に楽曲提供を行っている。
経歴
1991年、BMGビクターよりシングル『SHERRY』でデビュー。当初はカップリング曲の「夏を揺らさないで」がデビュー曲となる予定だったが、「SHERRY」が「ブティックJOY」CMのタイアップになったため、急遽変更された。同年、デビューアルバム『RAPHLES(ラフレス)』発売。
1992年発売の2ndシングル『Jealousy In Love』がメナード化粧品のCM曲として、1993年発売の3rdシングル『Heart Of Gold』がミラービールのCM曲として、1994年発売の5thシングル『Crazy Funky Down』が日本テレビ系『マジカル頭脳パワー!!』のED曲としてタイアップされる。
1994年、米倉利紀の4thアルバム『adesso』で数曲の楽曲提供とコーラスに参加する。この時、同じくコーラスを担当した、後に夫人となる歌手の"Candee"こと高尾のぞみと知り合う。
1998年、夫人・のぞみが劇症肝炎で急逝。このとき、レコーディング及びツアーでのコーラスにCandeeを起用していた山下達郎はショックを受け、「ライブを本気で辞めようと思った」と述べている。この夫人の死がきっかけとなり、林田は後に一時期休養することになる。2000年、休養宣言。
2001年、シングル『imaがよければいいんじゃない?』で活動再開。活動再開後は、自身のライブ活動とKinKi Kids(シングル『ビロードの闇』、『夏模様』)、関ジャニ∞(シングル『イッツ マイ ソウル』)、石田燿子(アルバム曲)、アニメ『こいこい7』(OP曲)、忍足侑士(アニメ『テニスの王子様』登場人物)、中森明菜(シングル『落花流水』など)、郷ひろみなど他のアーティストへの楽曲提供が活動の中心となっている。
ソロとしての活動のほかに、ユニット『東京コール・プロジェクト』(Kwenji Hayashida名義)や、ラテンファンクバンド『eroticao』ボーカル(KJ de la noche en estrellas名義)としても活動している。
エピソード
- デビュー前はNHKの「みんなのうた」で自作曲を歌っていたこともある(『遊園地』※みんなのうた放送曲一覧参照)。
- デビューアルバムのタイトルにもなっている「RAPHLES」について、林田自身は初期のファンクラブ会報にて「若い頃、音楽活動を継続するかどうか悩んでいたとき、たまたまデパートの屋上にある100円占い機を試したところ『アナタノカイウン(開運)ノキーワードハRAPHLESデス』と書かれていたから」と述べている。
- 好きな言葉は「ぬ」。理由は「滅多に使われない言葉だから」。
- プロ野球東京ヤクルトスワローズの大ファンであり、それが昂じて東京ヤクルトスワローズに2代目球団歌「We Are The Swallows」(作詞・作曲 CD未発売)を提供した。また、その縁から2009年4月7日、神宮球場での東京ヤクルト主催試合開幕戦(対中日戦)にて国歌独唱を行い、同年11月23日に開催された「ファン感謝デー」にゲストとして登場し、スペシャルライブを行った。
メディア出演
テレビ
- 歌スタ!! - ウタイビトハンター(1〜2ヶ月に1回程度の出演。ニックネームは監督)
ラジオ
- スーパーステーション1 林田健司のRADIO WORKS(全国各地コミュニティFM局)
過去
- 林田健司 Step by Step(FM富士2008年10月-2010年9月)
- 無料インターネットラジオにて聴取可能。
ディスコグラフィー
シングル
BMGビクター
- SHERRY(1991年7月25日)
- Jealousy In Love(1992年4月21日)
- Heart Of Gold(1993年5月12日)
- 青いイナズマ(1994年4月21日)
- Crazy Funky Down(1994年11月2日)
- 花に水やるラブ・ソング(1995年2月22日)
ビクターエンタテインメント
- ダラダラしようよ(1996年4月24日)
- Physical#2(1996年9月21日)
- STAY(1997年2月5日)
- 青春謳歌(1997年7月24日)
- パッとした瞬間(1998年6月3日)
- 僕なりの勇気(1998年10月21日)
- まだまだ(1999年2月24日)
- 紅いマボロシ(1999年4月21日)
- 今夜は DISCO 2000(2000年3月23日)
レントラックエンタテインメント
自主制作
- Mr.Raphles「Y.T.O」「Eat Time」(2005年11月19日)
- Sketch of Raphles「MottO xxx」「Love Sick Friday」(2006年8月30日)
- Sketch of Raphles 2「King Of Monkey」「晴れ…1999」(2006年11月17日)
Brand New Music
アルバム
BMGビクター
- RAPHLES(1991年8月7日)
- Unbalance(1992年5月21日)
- VOX(1992年10月21日)<ミニアルバム>
- GEBO(1993年6月2日)
- 紅組(1994年4月21日)
- 白組(1994年4月21日)<※『紅組』『白組』は共に「花の紅白歌合戦」と題して同日発売>
- RAPHLES Ⅴ(1994年11月23日)
- RAPHLES HISTORY~Best of Kenji Hayashida(1996年5月3日)<ベスト・アルバム>
- RAPHLES HISTORY 2(1998年5月21日)<アルバム収録曲を中心としたベストアルバム>
- ゴールデン☆ベスト(2005年4月20日)<ベスト・アルバム>
ビクターエンタテインメント
- Marron(1996年5月22日)
- 東洋一(1997年9月22日)
- Oil Men(1998年3月18日)<リミックスベストアルバム>※アナログ盤
- Oil Men+(1998年3月18日)<リミックスベストアルバム>
- マボロシ(1999年4月21日)
- 今夜はBEST 2000(2000年5月24日)<一部新作含むベストアルバム>
レントラックエンタテインメント
- Doors(2001年10月24日)
- Harvest Night(2002年9月25日)<ライブアルバム>
- Cross Point(2002年12月18日)
- NU(2003年10月22日)<ミニアルバム>
自主制作
Brand New Music
- Raphles Resurrection(2007年2月21日)
- FLASHING ~Raphles16~(2008年2月27日)
- WORKS(2009年7月1日)<楽曲提供曲のセルフカバーアルバム>
- GOLD(2010年12月1日)<ミニアルバム>
- 奇跡的な軌跡 Kenji Hayashida Raphles Sound System 20th AnniversaryCollection(2011年7月27日)<3枚組ベストアルバム>
DVD/VIDEO
BMG JAPAN
Brand New Music
その他
- フジテレビ賞スプリングステークス ファンファーレ(2010年3月21日施行)
外部リンク
- KENJI HAYASHIDA official cite本人による公式サイト(2012 -)
- 林田健司 KENJI HAYASHIDA OFFICIAL WEBSITE本人による旧公式サイト(- 2012)