歌謡びんびんハウス
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『歌謡びんびんハウス』(かようびんびんハウス)は、テレビ朝日系列局ほかで放送されたテレビ朝日製作の音楽バラエティ番組。テレビ朝日系列局では1986年11月5日から1994年9月25日まで放送。演歌歌手やアイドル歌手などが出演していた。
放送時間
- 日曜 13:45 - 14:55 (1986.10 - 1991.03)
- 日曜 13:45 - 14:25 (1991.04 - 1994.09)
- 前番組『歌謡ドッキリ大放送』(1980年 - 1986年10月)の司会者だった関口宏が、同局の『ミュージックステーション』の司会に起用されて『歌謡ドッキリ大放送』への出演継続が難しくなったため、司会者と内容を一新し、この番組が始まった。
- 15時から放送されていた『ザ・テレビ演芸』が1991年3月に終了し、14時30分から特番枠『日曜ワイド』(現・『サンデープレゼント』)を新設するにあたり、同年4月をもって放送時間を短縮。加えて短縮後は、2週にわたって同じ歌手が登場する形となった(歌手の歌は1週目と2週目の二手に分けて披露)。
- 番組終了時まで一貫して『パネルクイズ アタック25』(ABC制作) 終了後の放送開始だった。
- 関西地区では編成上の都合から朝日放送ではなく、サンテレビとKBS京都で放送されていた。
- 8年間続いた番組であったが、1994年10月、テレビ朝日の日曜正午枠が12時45分から12時55分に拡大され、直後のABC制作枠(『新婚さんいらっしゃい!』と『パネルクイズ アタック25』)が10分繰り下がったことに伴い、番組は同年9月25日をもって終了。同年10月に放送枠を15:25 - 15:55へ移し、ここで『まいど!音楽ラスベガス』(司会:森脇健児)がスタートした。
出演
メイン
- 笑福亭鶴瓶(司会、東京へ再進出してきたばかりのころ)
(以下、アシスタント)
- 松居直美(1986年11月 - 1987年10月)
- 森下恵理(1987年11月 - 1988年9月)
- 立花理佐(1988年10月 - 1989年3月)
- 田中美奈子(1989年4月 - 1990年2月)
- 千堂あきほ(1990年3月 - 1991年3月)
- 寺尾友美(1991年4月 - 1992年3月)
- 加藤紀子(1992年4月 - 1993年3月)
- 沢村亜津佐(1993年4月 - 1993年9月)
- KinKi Kids(1993年10月 - 1994年9月)
なお、最末期のアシスタントであったKinki Kidsに関しては当初はコーナー担当のレギュラーとしての出演であったが、1993年秋に番組内容が改編されるに当たりアシスタント役に昇格した(レギュラーとしての出演は1993年8月から)。
主なゲスト
主なコーナー
- (コーナー名不明)
- Q&A
- 子供がゲストの歌手に対して質問をするコーナー。なかには「赤ちゃんはどうやったら出来るの?」といったきわどい質問もあった。
- 鶴瓶のフォーカスゲーム
- BIN-BIN 寸止めゲーム
- 後期のオープニングコーナー。ゲストがボード上にボールを投げて豪華賞品をゲットするゲーム。ボード上を超えたり、ボールが転がりすぎて外れることも多かった。コーナー終了後は鶴瓶が「歌謡びんびんハウス、スタートです!」と言った後にジングルが鳴り、CM→次のコーナーへと進んだ。
- (コーナー名不明)
- アシスタントから出される質問に、ゲスト全員が当てはまると思ったら「○」、当てはまらないと思ったら「×」、どちらとも言えないと思ったら「△」の札を挙げて答える。初期の頃は○か×かのボタンを押して答えていてどちらとも言えない場合は押さない(結果はそれぞれの電光掲示板に表示されていた)。例えば「肥溜めに落ちた事がある。」「番組本番中だが、出来れば早く帰りたい。」「正月にハワイに行くのは、親類にお年玉をあげたくないからである」等。
- BIN-BINイントロポン
- いわゆるイントロクイズ(『クイズ・ドレミファドン!』と同形式)。前半は正解すると1問5点(不正解するとマイナス5点)、後半は1問10点だが、最終問題は最下位チームでも優勝出来るような高得点を出すことが定番だった(例えばトップチームが100点の時は、「110点の問題です」と言う)。しかし、「ラストを正解すれば優勝」と高を括って、答えなかったチームがある場合は、そのチームに反するように「5点の問題です」と言ったことが数回あった。
- 中期からは、テーマに沿った曲で出題された。例えば、アニメソング、タイトルに食べ物が入っている、「そんな訳ねーだろ」(「私はピアノ」、「君の瞳は10000ボルト」等、現実にはあり得ないタイトル)、タイトルでしりとり等。
- また解答者席の後には3個の風船がセットされており、不正解するごとに1つ風船が割られた。そのため3個風船が割れると失格となるゲームでもあった。ただし、第1回の時は風船は5個用意されていて、自分の曲を他のチームに答えられると割れてしまうルールもあった。
- 風船は三角の形にセットされるが、番組の前半では上が1個下が2個という設定であったが、番組後半では上が2個、下が1個というセット方式に変更になり、また風船の色も最初は赤、青、黄、緑、オレンジ、ピンクと6色から同じ1色を3個ランダムにそれぞれのチームにセットされていたが、番組の後期は赤、青、黄色、オレンジの4色に固定された。
- BIN-BIN芸能クイズ
- イントロボンのクイズがイントロではなく、普通の芸能クイズになったもの。10点から40点までのパネルの裏に問題が隠されており、その問題を早押しで解答するというもの。正解すればその分の点がもらえ、不正解するとその分だけマイナスになり、風船が1つ割られた。ただし、問題の中に出演者の問題「本人クイズ」も入っており、これに答えられないと、不正解と同様にそのパネルにある点数がマイナスになり、風船が割られた。
- また1枚だけ「チャンスカード」が入っており、自分の現在の持ち点のうち好きな点数を賭け、正解すれば一気にその分だけ点数がもらえるというクイズ。
- BIN-BIN新芸能クイズ
- まずは問題を制限時間内に規定数出題し、解答者はとにかく早押しで解答。ただし、この時点では一切正解/不正解は言わないため、解答者は最後まで何点取れているか分からないクイズ(視聴者には答えは表示されている)。問題終了後に合計得点を発表する。
- 得点の表示は、透明なアクリルボードに得点の数字が白字で印刷されていて、そのチームが押すと上から赤いボールが入るシステムになっていた。普段は4チームで行っているが、5チームで行う場合は、5枠の回答者席(必ず1グループで1席だった。)の場合は赤いブロックで白地で書かれている数字のブロックを下から順に積んでいた。
- このゲームの前半期は不正解してもマイナスはなかったが、後半期に入るとマイナスがつくようになった。またこのゲームでは不正解しても風船が割られることはなかった。
- ごくまれに、「今日の出演者で一番美しいのは誰?」という問題が出されることもあった(この時は、答えの欄には「?」と表示される)。
- BIN-BINハンター→BIN-BINクイズハンタ
- 形式は『100万円クイズハンター』と同じ(出題者も本家と同じ)。クイズは出場歌手に関する問題が多かった。商品は本家同様の宿泊券や宝石類などに混ざり、番組提供による「現金10万円」というものがあった。本家の「ハンターチャンス」では20万円-40万円の高額商品を取り合うのだが、決して高額ではない「現金10万円」をとりあう歌手も多く存在した。
- BIN-BINホールインワン
- 一言クイズ
- オープニングで出演歌手のなかから1組を選ぶ。その1組は、ゲストが歌う前に何か一言を言う(これを当日の歌手の組数分行う)。番組の最後に、「○○さんが歌う前に言った一言は何でしょう」というクイズを視聴者に出題。このクイズが視聴者プレゼントのキーワードになる。
ネット局
東日本地区(関東地方・北海道・東北地方・甲信越地方・静岡県)
西日本地区(東海・北陸地方・近畿地方・中国地方・四国地方・九州・沖縄地方)
- 北陸朝日放送(1991年10月 - 1992年3月)
- 名古屋テレビ放送
- KBS京都(独立U局)
- サンテレビ(独立U局)
- 山陰中央テレビ(フジテレビ系)
- 広島ホームテレビ
- 山口放送(日本テレビ系とのクロスネット、 - 1993年9月)
→ 山口朝日放送(1993年10月 - ) - 四国放送(日本テレビ系)
- 瀬戸内海放送
- 南海放送(日本テレビ系)
- 高知放送(日本テレビ系)
- 九州朝日放送
- 長崎放送(TBS系、 - 1990年3月)
→ 長崎文化放送(1990年4月 - ) - 熊本放送(TBS系、 - 1989年9月)
→ 熊本朝日放送(1989年10月 - ) - テレビ大分(日本テレビ系・フジテレビ系とのクロスネット、 - 1993年9月)
→ 大分朝日放送(1993年10月 - ) - 宮崎放送(TBS系)
- 鹿児島放送
- 琉球放送(TBS系)
その他
- 2010年1月1日に放送された『心に残るニッポンの歌』、『お願い!ランキング』内の「ストライク・ミュージック」、『さまぁソン!』等のテレビ朝日の懐メロ番組における1980年代後半から1990年代前半のアイドル歌手の映像は、当番組の映像が多用されていた。
脚注
関連項目
- ザ・ベストテン(TBS系) - 毎週木曜日に収録されたため、当番組のスタジオから中継されることがしばしばあった。