セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』(セクシーコマンドーがいでん すごいよ!!マサルさん)は、うすた京介による日本の漫画作品である。
概要
週刊少年ジャンプ(集英社)において、1995年から1997年まで連載された。全79話。単行本は全7巻で累計700万部以上が売れた。後述のように1998年にはTBS深夜枠ワンダフル内でアニメ化もされるなど、作者の連載デビュー作であり、代表作である。
わかめ高校の空手部に謎の格闘技「セクシーコマンドー」の使い手として現れた主人公・花中島マサルと、奇妙で癖のあるセクシーコマンドー部のメンバーを中心に展開されるシュールなギャグ漫画。本伝がないのにいきなり「セクシーコマンドー外伝」というタイトルで、独特の視点からの支離滅裂なギャグを展開していく。
連載話数の単位は「コマンドー○○」。サブタイトルは、当初「マサルと○○」という形だったが、第33話の「マサルの放課後個人授業」、第40話の「フーミンとネコの達人」で崩れ始め、その直後の第41話以降は、「マサルと○○」というフォーマットに当てはまらないタイトルが多くなっている。
一応は全2部構成となっているが、第二部「地獄校長編」は最終回のみのたった1話で完結している。これらの点は、漫画においての定番的な流れを破壊することで、ギャグ性を生じさせた。
2008年1月から同年5月にかけて、ウ元ハ王版(完全版)が全5巻で刊行され、新たに第三部の書き下ろしがされた。詳細は後述。
作品の特徴と影響
作者が強い関心を持つセガやCMに関するパロディがよく見られる。特にセガが発売していた『ロボピッチャ』(おもちゃのピッチングマシーン)の知名度は、この漫画で再び上がったほどである。また、1980年代の芸能人やテレビ番組(『カックラキン大放送!!』など)、漫画(『キン肉マン』、『北斗の拳』など)のパロディも多い。
当時、週刊少年ジャンプ誌上にてバトル要素のある漫画の主人公は、強豪たちが集う大会に出場することがほぼ定番化していた。本作においてもセクシーコマンドー部が大会に出場している。
グッズ展開はほとんどされなかったが、主人公のマサルと並んで人気が高かった「メソ」はゲームセンターの景品として、ぬいぐるみやキーホルダーなどが作られている。
アニメ版の題字を担当したタレントの西村知美は本作の大ファンであることが知られており、単行本を大量に買い込み、単行本にメモの内容を書き込んだ上に、ついでにこの漫画を読むよう書き残して、メモ用紙代わりにあちこちに置いていき、漫画の宣伝につとめたというエピソードがある[1]。
また、実在する音楽ユニットちめいどはその名前を本作のギャグから取っている[2]。
2009年2月13日に放送された『世界を変える100人の日本人! JAPAN☆ALLSTARS』によれば、ニューヨークアポロ・シアターに出演し総合優勝した上野隆博はこの作品の「ダバダバ」をヒントにしたダンスを踊った。さらに、この動きは米歌手マドンナの目にとまり、2009年9月発表の曲「Celebration」プロモーションビデオ(With Fun Ver)中でも「ダバダバ」を披露している(曲中2分35秒頃)。
連載終了までの経緯
ジャンプ購読層とそれ以外の世代に絶大な人気を誇りアニメ化も決定したが、唐突な形で結末を迎える(アニメ放送は連載終了後)。これは作者が精神的に追い込まれ、連載終了を決めたことにある。
理由として、作者は連載前まで半年に1回しかネームを描いていなかったために週刊連載のペースについていけなかったこと、また、原稿の締め切りや読者からの評価・期待などのプレッシャーから連載に対する自信をなくしていったことを挙げている。実際、連載後半からは絵柄が乱雑になっていき、原稿を落としたりなどした。このような経緯から、原稿を放り出して逃げ出そうと考えるまでになっていた。
周りから「やめたら後悔するよ」と諭されたが、「ここでやめないと2度と立ち直れなくなる」と感じたため、約1年8か月の連載を終了するに至った。連載終了後、作者は「今でも後悔することもあるが、決断が間違っていたとは思っていない。『マサル』という作品は79話で終わる運命だった」と振り返っている[3]。
主な登場人物
「声 - 」の表記は、テレビアニメにおける「声優」。
わかめ高校(わ高)
セクシーコマンドー部(ヒゲ部)部員
劇中では校長の策略で、モエモエを除く全員が2回(佐藤吾次郎のみ1回)留年している。
- 花中島 マサル(はななかじま マサル)
- 声 - 上田祐司
- 2年生(7組)。セクシーコマンドー部(ヒゲ部)部長にして、廃部寸前の空手部をセクシーコマンドー部にした実質的な設立者。部のユニフォームや歌、旗までほとんど自分の意見で決める。あらゆる格闘技を修得したが、自らが求める格闘技はセクシーコマンドーと信じている。常人には理解できない言動を繰り返し、校内では変人と思われている。常に上半身は部のユニフォームである紳士用肌着のみを身につけ、さらに両肩には謎の輪「チャームポイント」をつけている。独特の髪形をしているが、チャームポイントを外すとごく普通の短髪に戻る。彼の血液には、謎の物質「ノッホソ」が含まれており、今朝食べた何らかの物質と混ざり合うことによって痺れ薬が効かなくなる。寝相が非常に悪い。
- ヒゲが好きで、独自の拘りを持ち、倒して気絶している相手にヒゲやその額に「肉」の字を書くことが多い。また、変なあだ名を付けることが得意で、以下に紹介するキャラクターの通称はほぼ全て彼が命名した。しばしば奇妙な歌を自作しては歌っている。ヨロシク仮面(後述)の熱狂的ファンであり、最強の男としてみている。
- 自宅は布を被っている。自宅の部屋には「ソドップ」、「もっちゃん」など怪しいカセットテープがある。
- タクアンの毛の生え具合が嫌いだが、味は好きで、食べることには何の抵抗もない。
- 子供時代は母の影響で夢見る乙女チックな美少年で、たくましく育って欲しいがゆえに厳しい態度を取っていた父・サトルをあまり好いていなかった。しかし、家族旅行で訪れたサバンナにて頭を思いきりライオンに噛まれ、そのライオンを倒した父を尊敬するようになる。
- 高校卒業後旅人になると決めている[4]。
- 誕生前、マサル以外の名前候補として、「マサイ」、「マサノリ」、「マサノレ」、「ヌサル」、「マセル」などがあった[5]。
- 藤山 起目粒(ふじやま おこめつぶ)
- 声 - 金丸淳一
- 2年生(7組)。マサルの親友。通称フーミン。「げろしゃぶ」という候補も存在していたが、そちらに決められることを恐れたフーミン自身が今のあだ名に強引に決めさせた。実際この懸念は当たっており、あと少しでマサルによって「げろしゃぶ」にさせられるところであった。転校生で、当初は「友達100人」という目標を持っていた。マサルに目をつけられて強引に友人とされて以降、実際は常識人であるにもかかわらず、校内ではマサルの同類と見られている。マサル達の常識を脱した行動を見た結果、無意識にツッコミを入れる癖がついてしまう。兄・妹・弟2人・海外に姉と、兄弟が多い[5]。
- 初期稿ではあだ名は「マチコ」になる予定だったらしい(マサルの想像の中にも登場している[6])[7]。
- 近藤 真茶彦(こんどう まちゃひこ)
- 声 - 一条和矢
- 3年生(3組[8])。通称マチャ彦。もともとマサルが以前に所属した空手部部長だったが、空手を捨てセクシーコマンドーに走ったマサルのせいで廃部寸前となり、部を再建しようとするうちにいつの間にかセクシーコマンドー部の部員にされた。フーミンに次いでマサルに突っ込みを入れるなど、比較的良識はあるが、「男」というフレーズに弱く、「卑怯」「男らしくない」と指摘されると露骨にショックを受け、くじけると主に関西弁が出る。スーザン(校長)からは「近藤(こんど)ッチ」とも呼ばれる。当初フーミンを「藤山君」と呼んでいたが、全国大会以降は「フーミン」に変わっている。とある美少女フユミに恋心を抱いたこともあったが、奇行と自身の書いた意味不明なラブレターによって玉砕する。
- アニメ版では、マチャ彦のテーマ曲として近藤真彦のヒット曲『ギンギラギンにさりげなく』のメロディを微妙に変えたBGMが使用されていた。アレンジもアップテンポなものとバラード風なものがあった。
- 磯辺 強(いそべ つよし)
- 声 - 長島雄一
- 2年生。通称キャシャリン。自分をいじめていた同級生を見返すため、セクシーコマンドー部に入部した。あだ名の通り華奢な体格で、体を軽く叩かれるだけで脱臼する。語尾に「~ッス」と付く等普段は腰が低いが、マッスルボディに憧れて自分で調合した怪しげな薬「つよしスペシャル」(アニメ版では「クヌソ」)を飲んでトリップ状態になり、「オクレ兄さん」と叫ぶこともしばしばある。たまにマッスルの神様(マ神)を召喚する。中学まではまともな体であり、野球で有名なダビデ二中で1年生の頃からエースであった。現在は体は衰えているものの、わかめ高校野球部のエース川島の球を一球で見切り打ち返すほどの実力(ただし両腕が脱臼した)。連載後半には宇宙人に捕まり、洗脳コントロール用の角を移植された。角は皮膚と繋がっており、頭の中から直接生えるような形になっているため取り外すことができなかったが、本人も気に入ったため以降そのままになった。
- 田中 スーザン ふ美子(たなか スーザン ふみこ)
- 声 - 井上和彦
- 赤い覆面を被っている謎の生徒。通称スーザン。その正体はわかめ高校校長・さかきばらのぶゆきその人で、マサル以外の人間には正体が知られている。最初は誤って本名を口にするが、すぐに撤回した。学年についても最初は3年生と言っていたが、後で2年生だと誤魔化している。アフロ君入部以降、部員が揃ったためか殆ど登場しなくなる。また大会に参加しなかったことは「祖父の三回忌」と言って、誤魔化していた。マスクはスイス製らしく、学校指定の制服屋で購入したい[5]。
- 佐藤 吾次郎(さとう ごじろう)
- 声 - 内藤玲
- マサルらが留年し設立二年目に登場した1年生。通称「アフロ君」。天才的な頭脳を持つ優等生だが、女の子にもてないのは外見や言動にインパクトがないためだと思い込み、変人のマサルに師事し、髪型を7:3分けからアフロに変えられる。その後部活を見学し入部を決めた。当初は嫌がったアフロにも、愛着を持つようになったが、全国大会中にアフロがちぎられ、ナイトキャップらしきものを被り隠したが、マサルにあっさりと外される。温泉旅行中にもちぎられる。アフロにされる前の渾名は「めがね君」。実家は大金持ちらしい。
- 嫌いな食べ物はピータン。理由は、父親がピータンに夢中になっていたため、毎朝毎晩ピータンの混ぜご飯を食べさせられていたから。
- 北原 ともえ(きたはら ともえ)
- 声 - 小西寛子
- マネージャーで、部のアイドル的存在。本作のヒロイン。通称「モエモエ」。演劇部の友達からは「もえ」と呼ばれていたが、マサルからは「モエモエ」と呼ばれ、以後その名が定着した。演劇部の裏方も兼任。外見は普通の女子高生。美容師兼ヒゲ師であった亡き父親(声:井上和彦)の影響でヒゲに異常にこだわり、マサルとはヒゲを通じて意気投合した。当初セクシーコマンドー部を「ヒゲ部」と勘違いし、マサルの判断により以降同部の略称は「ヒゲ部」となる。良く物をなくす癖がある。栗羊羹が大好物。機嫌がいいと熊本弁が出る。好きな男性のタイプは、断トツでサルバドール・ダリ[5]。連載終盤(マサルたちが2回目の留年をした後)では3年生の教室にいた。
- メソ…
- 声 - 南央美
- 通称「めそ」、または「メソ」。マスコット的存在。本当の名前は「メソ」の後に何か言葉が続くようだが、その部分を知っている人間はマサルやモエモエの父など、きわめて少数。青いヒゲを眉毛に持つ謎の生物。一見可愛らしい小動物だが、背中にはチャックがついている。舌が割れていたり、突如身体がふくらんだり、チャックを開けられたときは中から慌てて閉めたりなど、とても怪しい様子をうかがわせるが、人々はその愛らしい外見と鳴き声に思わず気を許してしまう。マサルも当初、立派なヒゲを無駄に生やしていることに憤慨したが、密かに配置換えを目論み、入部を許してしまう。中に何がいるのかは分からないが、2匹の生命体であるらしい。基本的に鳴き声は「モキュ」だが、気を抜いた時や焦っている時に「チェストー!!!!」「はよせな」などといった言葉を発してしまうようである。
- 作者の後作『武士沢レシーブ』では、国本ちはるの部屋の目覚まし時計という形で登場している[9]。
- ボナンザ
- 野球部との試合でマサルに狩り出されたシンバルを持ったサルの玩具。マサルによれば、キャッチがうまい。川島によって壊され、結局は8人同士で試合が行われた。一度きりの短い登場だったが、人気投票では10位になる[10]。
- 作者のコメントでは、名前の由来は『COMIC BOONANZA ボナンザ』(リイド社)という成年漫画雑誌からで、名前が面白いという理由で取られた(ウ元ハ王版2巻)。
教師
- さかきばら のぶゆき
- 声 - 井上和彦
- わかめ高校校長。「校長」の文字が無数にプリントされたネクタイを愛用。自身も田中スーザンふ美子としてセクシーコマンドー部に参加する。一見弱った老人にしか見えないが伝説的なセクシーコマンドーの使い手であり、マサルに目をかけている。高校のチャイムも担当している。校内の花壇「わかめ王国」に、わかめ(外観はこんぶ)、味噌、花かつおなどを植え、世話をしている。何かと魂が抜け出て臨死状態になり、その度に部員を不安にさせる。マサル率いるセクシーコマンドー部には、ユニフォームを買いに行く時にポケットマネーを出したり、部費を50万円出したりと非常に優遇し、セクシーコマンドー部を存続させるため、校長権限で部員をモエモエ以外を留年させた。マサルに賄賂として貰ったまるごとババナさんが好き。
- 元は熱血教師で、かつての教え子だった鬼風陣豪が内閣総理大臣に就任。また、昭和30年から昭和31年の間に鬼風陣とのあるやりとりが元で急激に老けている。
- セクシーコマンドーを知ったきっかけが、17歳ぐらいの時に雑誌を拾ったことだった[5]。
- 松田 達郎(まつだ たつろう)
- 声 - 高橋広司
- セクシーコマンドー部顧問。通称「トレパン」。初登場時29歳。マサルとフーミンのクラスの担任で、担当教科は国語。
- いつもトレーニングパンツとサングラス、ホイッスルを身に付けている。部活の顧問をしたいがためにセクシーコマンドー部の顧問に名乗り出ただけで、セクシーコマンドーのことは何も知らない。以前アマチュア無線部の顧問もしていただが、この時もアマチュア無線のことは何も知らない。堪え性がなく何でも「絶対無理」とすぐに諦め、そのたびに自分に対して言い訳をする上に、校長の発言などの権力には潔く屈する。マリコ先生に一方的に好意を持ち、彼女にアピールするが、周りから観ればおかしな行動でしかない。ケミカルウォッシュジーンズを愛着している。
- キャラクターモデルは、作者が中学1年の時にいた社会の先生(ウ元ハ王版2巻)。ジャガーのコメントいわく「コイツの笛は許しがたい」(ウ元ハ王版3巻)。一番楽そうという理由で国語教師を目指した。本等を読むのは嫌いで、活字を見ていると眠くなる。どんなスタイルにも合わせ易いという理由から、小豆色のトレパンを気に入っている[5]。
- マリコ先生
- 声 - 天野由梨
- 保健医。初登場時22歳。苗字は不明。マサルが3か月山に篭っている間に着任した。新体操部顧問も務める。セクシーな外見で、わかめ高校の教師や生徒は悩殺されているが、キャシャリンに対して薬物乱用をやめるよう諭したり、何だかんだ言ってトレパンの相手をしているなど、本人は真面目な性格であると伺える。セクシーコマンドー部の部員として勧誘されるが、マサルの主張により事なきを得る。後には顧問としても勧誘される。校長には興味を持っているらしく、バレンタインデーにチョコを贈っている。
- うすたは「大人の女性なので、描きにくいキャラ」にあげている[5]。
- 教頭(きょうとう)
- 声 - 長嶋雄一
- わかめ高校の教頭。度々登場する。3日以内に部員を5人集めることでセクシーコマンドー部の設立を許した。
- 武田先生(たけだせんせい)
- 声 - 沢木郁也
- 野球部顧問。年配の教師。職員会議でセクシーコマンドー部に部費で大きく水をあけられたことから、トレパンともめて、彼らと野球勝負に持ち込む。勝負の後には、部費にこだわることの空しさを悟り、セクシーコマンドー部と和解した。
- 無し元 小銀(なしもと こぎん)
- 全く活動をしないセクシーコマンドー部を見かねて、校長がセクシーコマンドー協会(通称・セ協)から呼んだ新顧問。自称「セ協のホープ」。彼の赴任と共にトレパンは顧問を解任され、それだけでなくマリコ先生にも色目を使ったためトレパンから敵視され、対決する。その際、自分の都合が悪くなるとトレパンに難癖をつけて逆ギレしていた。学校内では熱血漢ある態度を取っていたが、実際は臆病者で子供の頃からいじめられた。そのため、身体を鍛えるべくセクシーコマンドーを始めた。些細なことで驚いて倒れる癖があり、そのポーズを「リアクションが古い」とマサルに言われた。
- マリコ先生同様、うすたは描きにくいキャラにあげている[5]。
生徒
- タケダ
- マサルとフーミンのクラスメイト。調子に乗りやすい。1話で2コマのみの登場にもかかわらず人気投票で18位にランク入りする[10]。3年間無遅刻、無欠席の記録を持っている[5]。
- 沢村 りえ
- 声 - 岩坪理江
- マサルとフーミンのクラスメイト。マサルとしか話さないフーミンを心配し、話しかけたが、フーミンも変態だと思っている友人に無理矢理話を遮られて、連れて行かれる。
- 服部(はっとり)
- 声 - 花田光
- 3年生。マサルに付けられたあだ名は「うまい棒」。うまい棒の種類に非常に詳しい[5]。空手部部員だったが、強すぎる後輩(マサル)に倒されて以来、不良となった生徒。常に山下とつるんで行動し、マサルに仕返しする機会を窺う。学生服ではなく、トレーナーなどの私服を着ていることが多い。1回目の仕返しは「目を閉じて適当にパンチする」という攻撃でマサルのセクシーコマンドーを破ったが、攻撃が終わった後も目を閉じたままにしてスキだらけになるため、その後マサルにあっさりと倒された。2回目の仕返しのためにメソを誘拐しようとしたが、メソの可愛さに情が移り、結局メソにエサをやってマサル達に返した。実は留年生[11]。根っからのワルでは無い模様(後述の山下・石黒も同様)。
- 山下(やました)
- 声 - 村井厚之
- 3年生。マサルに付けられたあだ名は「ティッシュ」。 空手部部員だったが服部と同じく不良となった。長い茶髪、ピアスが特徴。服部に比べると活躍する場面は少ない。
- 石黒(いしぐろ)
- 声 - 陶山章央
- 2年生。マサルらと隣のクラスである8組の不良生徒。体育の授業のため、仲間3人とグラウンドへ歩いているところを、校舎から飛び降りてきたマサルに驚き、マサルに絡むが謝罪としてのし袋を渡されたため見逃す。服部と山下を息巻いていた内容を本人らに聞かれるが、啖呵を切った。のし袋の中身が猫の写真だったため、マサルに対して授業中嫌がらせをした結果、マサルに倒され額に肉と書かれ、へのつっぱりはいらない人に似た顔にされる。それ以後、マサルに復讐することを考え、マサルと一緒にいるフーミンに目を付け、殴りつけようとするが、仲裁に入ったマチャ彦を本当に殴ってストレスを発散した。また、マサルがセクシーコマンドー部を作ろうとしていることを知ると、入部を志願すると装って教頭の目の前で暴れ、部の設立を頓挫させようと企むが、校長に阻止される。その後、利害の一致から、服部・山下と組むも失敗する。
- 松井(まつい)
- 声 - 小西克幸
- 石黒と行動を共にする不良。一度マサルにやられた後は、石黒に彼にかかわらないよう諭すも聞く耳を持たれなかった。一度だけ服部・山下と組む石黒に付き合うが、二度目はなかった。
- 伸子(のぶこ)
- 声 - 南央美
- 演劇部の裏方。モエモエの友人。あだ名は「ノブリ」。眼鏡をかけて、髪をお下げにしている。
- 川島(かわしま)
- 声 - 谷山紀章
- 野球部のエースピッチャーで左投右打。部同士の野球勝負でもマウンドに立つが、セクシーコマンドー部のいい加減な態度に怒りを覚えた。その怒りは凄まじく、彼をよく知る友人ですら「川島」ではなく「西島」だといささか錯乱気味になるほどだったという。マサルの無茶苦茶な魔球の前に敗れる。
- 野球部のキャッチャー
- 声 - 川津泰彦
- 本名は不明。手のしびれが取れないほどの川島のボールを受け止め、彼の異変に気づいていた。
- 猿渡 守(さるわたり まもる)
- 声 - 内藤玲
- 野球部部員。目立たないため、部員にも名前を覚えていてもらえず「中島」「中山」「中なんとかー」と言われ、半泣き状態になっていた。マサルの新たな魔球に三振になってしまう。
- 轟車 じ郎(とどろきぐるま じろう)
- 声 - 立木文彦
- 新聞部部長。ニット帽にサングラスを着用し、ひげを伸ばしている。法外な部費を貰っているセクシーコマンドー部に疑惑を持ち、裏を探る。
- たくみ
- 声 - 山崎たくみ
- 新聞部部員。マサルの差し金で紙面をセクシーコマンドー部をかつぐような内容にしたために、轟車に鼻の穴のアップを撮られる。
- ちえ
- 声 - 杉本ゆう
- マサルとフーミンの留年した後のクラスメイト。学校に来ないマサルのことをフーミンに聞いていた。フーミンのことは先輩と呼ぶが、内心ではフーミンも「まともっぽいが怪しかった」と思っている。
毛生え薬研究会
謎の発明集団。マサルのチャームポイントで髪が伸びることを西友(アニメ版は酉友(とりゆう))で目撃して知り、それを毛生え薬の原材料にすることを目論む。毛生え薬で増毛した後は4人でお笑いグループを結成し、自分と同じカツラを被って笑いのネタにする算段であった。
- ボス(BOSS)
- 声 - 緒方賢一
- 謎の発明集団「毛生え薬研究会」を束ねる男。マサルのチャームポイントで髪が伸びることを西友(アニメ版は酉友(とりゆう))で目撃して知り、それを毛生え薬の原材料にするためマサルを狙う。かけている丸いサングラスは、左側のレンズは紫色で、反対側はただの透明レンズ。興奮すると「コペルニクス」と叫ぶ。キースのメッセージを曲解し、秘密兵器「コペルニクス1号」を徒歩で持ってくる。到着後、会の名前についてマサル達に批判され、さらに魂胆をマチャ彦に言い当てられる。その後コントローラーもろともキースがマサルに倒され、頼みのコペルニクス1号が動かなくなったため仲間と一緒に退散した。
- ボビー
- 声 - 鶴岡聡
- ボスの部下で、サングラスにスキンヘッドの大男。マサルのチャームポイントに近づくとサングラスが黄色く変色する。マサルを襲うが返り討ちに遭い、彼に顔に「肉」や「米」などたくさん落書きされるが、マサルによれば失敗。その後再度襲い掛かるも、スーザンのパンチに沈む。
- エリック
- 声 - 高橋広司
- ボスの部下で、オールバックのビジネスマン然とした男。キース曰く「大学出」。ボビーがやられて逃走後、キースと共に再度マサルの元へ向かったが、マチャ彦の不意打ちで倒された。
- キース
- 声 - 横田栄治
- ボスの部下で、短い金髪の男。エリックと共に増援に向かったが危機に陥り、セガのロボピッチャを改造した通信機を使い「ボスケテ(ボスタスケテ)」と信号を送る。ボスの持ってきたコペルニクス1号をリモコン操作し、セクシーコマンドー部を苦しめるが、フーミンの陽動作戦により、隙を突いたマサルにぶっ飛ばされる。
ヨロシク仮面及び関連人物
- ヨロシク仮面
- 声 - 井上和彦
- あいさつ仮面シリーズの一人で、マサルが大ファンの特撮ヒーロー。続編として「ヨロシク仮面 DATSU☆NO(ダッツ☆ノー)」が放送されている。通称・ヨッくん。本人の弁によれば、普段はけっこう気さくないい奴だと友達にも言われるという。決め台詞は「おやごさんにヨロシク」。必殺技はブリーフの舞で、これをすると大気中のブリフィッシュエネルギーを吸収し、よりエレガントな男になれる。「DATSU☆NO」では「真・ブリーフの舞」にパワーアップ、世界中のブリーフを集結させ敵怪人をたまらない状態にさせる。その素性はタケルという名の青年(タケルの時もヨロシク仮面の格好だが、スカーフの色が僅かに違うらしい)で、事件がない時はシケモク拾いに精を出している。
- 第9話でマサルが歌っていた歌は、ヨロシク仮面の第203話で一度だけ流れた挿入歌「ヨロシク仮面・布地のテーマ」(ウ元ハ王版1巻)。ほとんど同じ曲で「ヨロシク仮面・服のテーマ」も存在するらしい。
- 大木(おおき)
- 声 - 長島雄一
- ヨロシク仮面のアクター(操演者)の中年男性。あいさつ仮面シリーズのヒーローを長年やってきたらしく、西友(アニメでは酉友(とりゆう))の屋上でのショーを担当している。ショーの途中、ブリーフが破れたため、あわてて楽屋に戻るも、段差で将棋倒しになり負傷。怪我を押してショーを行おうとするも、替えのブリーフがないことに気づき、半ばあきらめるが、ブリーフを持参したマサルに替え玉を担当させようとする。
- さかな柔道着
- 声 - 陶山章央
- 西友(アニメでは酉友(とりゆう))の屋上でのショーでヨロシク仮面と対決する敵怪人。名前通り柔道着を着た魚の怪人で、語尾に「サカナ」を付けて喋る。笑い声は「フィーッフィッフィッフィッシュ」。誤ってヨロシク仮面のブリーフを破く。
- 小林(こばやし)
- 声 - 松山鷹志
- 西友で行われたヨロシク仮面ショーのスタッフ。大木の意を汲みつつも、ヨロシク仮面の人気の低迷を実感しており、苦言を呈していた。
- ケン坊
- 「ヨロシク仮面 DATSU☆NO」に登場するシルクハットを被った少年。タケルと仲が良いが、彼がヨロシク仮面と同一人物だとは思っていない。
- 謎のヒーロー
- 「ヨロシク仮面 DATSU☆NO」に登場する謎のヒーロー。ヨロシク仮面がピンチに陥った際、助けに現れる。
全国セクシーコマンドーフェスティバル参加高校及び関係者
- エキス=パンダーX(仮名)
- 声 - 飛田展男
- セクシーコマンドー協会会長。鳥の被り物をしている。自らが全責任を負うべき大会でトラブルが起きても、面倒だからという理由で容認する。全国大会で開会の辞を述べた。
- 審判
- 声 - 大林隆介
- 全国大会での試合を取り仕切る。あやしげな呪文と動きの後、涙を流しつつ試合開始の合図をする。頭のハチマキには紅白二本の羽根を挿しており、判定において使う。マ神が入ったキャシャリンへのドーピング疑惑に対してあっさりOKを出した。
- サンバ高校
- サンバ風の衣装をした生徒。陽気だが、メンバー同士の仲は悪い。1回戦にマサルに5人抜きされるメンバー表の名前が映されなかったため、個人の名前は不明。
- 先鋒
- 声 - 飛田展男
- 腋毛(キテ、レツ、ヒャッカ)を三本だけ育てているが、マサルにちぎられいくつも増えたように見せられたところを敗北する。
- 次鋒
- 声 - 石井康嗣
- 先鋒が敗れ、「オイ~ッス」と凄んで前に出たため、フーミンらを恐れさせる。その後敗北した。
- カブキ高校
- 前回の優勝高校。決勝まで勝ち残るが、わかめ高校に棄権される。
- 桜田 門凱(さくらだ もんがい)
- 声 - 南央美
- 少女漫画に出てきそうな強力なパーマをかけた風貌の、カブキ高校のセクシーコマンドー部部長。相当な使い手のようであり、マサルを天然で怖い手合いだと分析。わかめ高校との対戦を楽しみにしていたが、棄権される。マサルと握手した際、マサルの手にガムを付けたが、自分は手にウニを付けられた。毎日巻貝でパーマをセットしており、本人曰く「自然素材を使った、ある意味天然パーマ」[5]。
- 部員
- 声 - 鶴岡聡、横田栄治、加勢田進、岩坪理恵
- 腕まくりをした長身、鉢巻きに眼鏡、痩せている男、帽子を被った小太りの4人。いずれも気弱だが、門凱同様に相当の使い手らしく、小太りの部員はガクラン高校を5人抜きする。
- ガクラン高校
- 学帽とガクランの番カラ風の学生。部員同士を「1号」「2号」と呼び合う。1回戦終了後、門凱が捨てたウニの殻が2号に刺さったことで、彼等及びマサルと一悶着を起こす。試合ではカブキ高校に5人抜きされる。
- ガクラン高校・1号
- 声 - 石井康嗣
- リーダー格。
- ガクラン高校・2号
- 声 - 石井康嗣
- 部員。ウニの殻が首に刺さって痛くても、根性でカバーする。
- 綾茂高校
- 全員黒頭巾の衣装の部員達。セクシーコマンドーをやっていることを高校中の女子から恥ずかしがられたため、正体を隠している。素顔はかなりの美形。一様に「キョーキョキョキョ」という笑い方をするので、時々咳き込むこともあり、笑うときには細心の注意を払わねばならない。また敗れたものには尻に缶や花を挟ませ、写真に収めるなど恥ずかしいことをさせる。全国大会準決勝でわかめ高校と対戦するが、棄権する。
- 綾茂高校キャプテン
- 声 - 菊池正美
- 部長。実は他の部員に黙ってテニス部に入部しており、しかも怪我をした上にマネージャーといい雰囲気になっていた。そのことが発覚したため、部員全員に袋叩きに遭い、棄権することになる。
- コメッチ
- 声 - 森川智之
- 先鋒。骨ネタを得意とする。マ神が乗り移ったキャシャリンに怯えていたが、マ神があっさりと退散してしまったので勝利。その後フーミンと対決するが、フーミンのネタのあまりのさぶさに何だかとても辛い気分になってしまい、隙ができて敗北。とても幸せそうな顔で気絶していた。あまり「コメッチ」と呼ばれたくない様子。
- こぶいち
- 声 - 岡野浩介
- 次鋒。「ネコの達人」などの異名を持つ。鳴き声と装束の中から猫を浮かばせ盾にする技で、フーミンを倒すも、マチャ彦に敗れる。また実際に猫は入っておらず、般若の仮面であった。
- その他の部員
- 声 - 鶴岡聡、加勢田進
- 中堅と副将。2人抜きされたことに焦り、奥の手として二人が肩車して闘いに挑むが反則負けになる。
温泉宿「気絶温泉 男宿」
セクシーコマンドー部一行が冬休みに訪れた伊豆の温泉宿。モットーは「親切・丁寧・狂気」。宿に行く道中、紐を首に巻いて地面につかないように男らしく3km走らなければならない。一方で女は女らしく補助輪付きの自転車に乗る。
- 鼻頭 油とり三郎(はなあたま あぶらとりさぶろう)
- 温泉宿「気絶温泉 男宿」の宿長。変な名前だが、その風貌に合っているためセクシーコマンドー部全員が納得していた。夕食に食品サンプルを出した挙句それに痺れ薬を仕込み、マサルとの勝負にもつれ込む。戦い終わってマサルと男同士の友情が芽生えたようだが、マサルいわく彼は「男宿で1番男らしくない奴」であったようである。
- 謎の中国人・K
- 男宿の入り口でセクシーコマンドー部一行を待ち構えた門番。一行に名前を金(きん)だと容易く看破された。日本のコメディアン・東京コミックショーのギャグをかなり知っていたことから日本人であると疑われた。
- 謎のアメリカ人・J
- 男宿の浴場でセクシーコマンドー部一行を待ち構えた風呂の番人。バイザーを目につけている。密かに後を付けてきたトレパンを人質にとる。
- 男宿の者
- 野球のユニフォームに虚無僧の天蓋を被っている男。質問には一切答えず、セクシーコマンドー部一行を男宿に案内する。その後は道端に倒れていた。
その他の人物
- 花中島 サトル(はななかじま サトル)
- マサルの父。息子以上の変人。夢見る美少年に育っていたマサルを今日のような変人にした張本人。
- 少年の頃、男らしくたくましくなって欲しい思いとは裏腹に、母に似てロマンティストに育つマサルに嫉妬をしていた。行き先を決めず家族を引き連れて旅行し、行き着いたサバンナでマサルの頭をライオンに噛ませ、そのライオンを倒した。それ以来、マサルから尊敬される。マサルが困った際に度々現れ、「息子の教育」を仕事にしている[5]。
- アニメではオープニングに平等院と共に毎回登場している。本編はサトル初登場の寸前で終了したため、最終回の48話に半ば強引に登場したが、屋根の上でアコースティックギターを演奏したのみで喋るシーンは無かった。
- マサルの母
- 声 - 麻生かほ里
- 名前は不明。顔はシルエットになっていて、よく見えない。幼少期の息子でさえ母の顔をよく把握していない。口調は上品で、声もとても綺麗らしい。幼少のころから、息子をロマンティックな少年に育てようとした。怒ると額に第三の眼が現れかなり恐ろしいらしく、サトルも妻には一目置いている。失礼な発言をする俄か中学生共の髪の毛を、いましめとして1人6万本ずつ引き抜いたこともあるらしい。
- サラリーマン
- 声 - 松山鷹志、小西克幸他
- セクシーコマンドー部の花見に絡んできたサラリーマン。課長と平野と鈴木の3人。会社で左遷されており、その憂さ晴らしに泥酔。モエモエに絡み、校長にビールをかけるなどの行為を行い、一人がマサルに倒される。その後、空手や柔道の有段者と言って凄むも、部員全員に退治される。
- 部下2人の名前はアシスタントからとられている。
- マッスルの神様(マ神)
- キャシャリンが祈りを捧げる筋肉質の体を持つ神。野球部との対決と全国大会ではキャシャリンの身体に入りマッスルボディにする。マサルだけは彼を見ることができた。
- ポチ&ペス
- マサルがいつも身につけている謎の輪の元の持ち主。背が低く、目が大きめで、銀色の身体をしているグレイタイプの二人組の宇宙人。3年半ほど地球に滞在しており、普段は公園の地下にある『キン肉マン』に登場するキン肉ハウスのデザインをそのままパクった小屋に住んでいる。マサルから輪を取り返そうとして対峙するが、マサルが突如青いヒゲを生やしたことで、納得しつつ「マリガトー」のミステリー・サークルとキャシャリンの角を残して地中に帰って行った。
- ウ元ハ王版5巻の第三部で本名が明かされている。宇宙人スリーから「ただの亀の餌やり係」と言われた。
- ジゴック
- 「第2部 地獄校長編」に登場。自称・暗黒エスパー地獄むっちり校長ジゴック。見た目は校長と酷似しており、頭にG字状のこぶのようなものを乗せている。たくさんの「めそ」のような生物を使って、わかめ高校を乗っ取る。その後、「めそ」のような生物を操ろうと力んでいる時に突然死した。
- 名前はNHK教育『このまちだいすき』のシゴック先生(演:青野武)に由来。名前が似ているとマサルにも言われている。
- アニメでは最終回の48話の本編終了間際で止め絵として登場した。
- 宇宙人スリー
- ウ元ハ王版5巻描き下ろしの第三部に登場。ポチとペスに代わってマサルのチャームポイントを取り戻すべく地球にやってきた3人組の宇宙人。自称「極悪宇宙三人衆」。3人の容姿はそれぞれ異なっている。UFOで地球に接近する途中、宇宙ゴミと衝突し、マサル達に知られることなく星になった。
セクシーコマンドー
一部では幻の格闘技と言われ、格闘技に精通した者でもマニアックなもの程度にしかとらえられていない。当然のことながら、一般にはほとんど知られていないが、そのセクシーコマンドー人口は意外と多く、全国で200万人ほど存在するらしい。他の格闘技との決定的な違いは、相手の隙を無理矢理引き出して、その隙を利用して攻撃するというスタイルである。意外性を武器にするセクシーコマンドーは、元々セクシーな人にはあまり向いていないとされる。セクシーコマンドーをやる人のことをセクシーメイトと言い、ほぼ毎年競技会が開かれている。賞賛の掛け声は「ナ〜イスセクシー」。
セクシーコマンドーの技
セクシーコマンドーの技は、いかに相手の隙を引き出させるかにかかっている。そのため、最も重視されるのは対戦相手を呆然とさせる意外性である。一応は型はあるものの、「ズボンのチャックを開ける」「腰を振る」などの行動後の展開に関しては各々セクシーメイトの技量が関わってくる。特にセクシーメイト同士の戦いでは、それが顕著に現れてくる。なお、隙を作った後にどのような攻撃をするかは、セクシーコマンドーにおいてはあまり重要視されていない。そのため、攻撃力については別の格闘技の心得を持っていた方が有利と言える。
- エリーゼのゆううつ(通称:エッちゃん)
- セクシーコマンドーの基本技。「ハァァァァァ」という声と共に目を光らせ、ズボンのチャックを下ろしてそこから何かを取り出す。序盤マサルが使っていたセクシーコマンドーはほとんどこの技。校長の言によると、素人ならまだしもセクシーメイトには通じない、初歩の技らしい。
- 変わり身の術
- セクシーコマンドーの秘奥義。相手に殴られた際、人形に入れ替わったかのように見せかけるが、実際は着ぐるみを被って殴られているだけの技。ただし着ぐるみの股間からハトを出すなどして、相手を幻惑させる。
- 放課後キャンパス(通称:放キャン)
- 両手を後頭部で組み、「うっふ〜ん」と言いながら腰を振る。普通は前フリ技として使う。校長は、この技そのものを隙を作る技として使うという高等技術を見せた。
- はじらいのひととき
- 「ファアアァ」と気合を入れながら、ズボンのチャックを開ける。動作の詳細は不明だが、目を光らせるのがポイントらしい。
- 夜明けのエスプレッソ
- 名前だけ登場。
- ノンストップ狂四郎
- 名前だけ登場。エリーゼのゆううつ同様、セクシーメイトには通じないとされる。
- 夏★しちゃってるBoy
- 「48の前フリ技その23」。光り輝きしながら万歳、寝転がるなどの動作後、ブリッジ状態でズボンのチャックを開ける。かなり難易度が高いらしく、マサルも輪をはずした状態で披露した。
- あふれ出す煮汁
- エリーゼのゆううつの発展系。チャックを下ろすと同時に左足を垂直に上げる。
- あばれ恋女房
- 詳細は不明だが、「ねじれヒジ天国」の癖があると眉間に皺が寄りすぎるらしい。
競技としてのセクシーコマンドー
セクシーコマンドー協会(会長:エキス=パンダーX(仮名) ※1996年時点)による「全国セクシーコマンドーフェスティバル」が開催され、優勝商品をかけて団体戦や年齢別制(団体戦や年齢別が導入されたのは、1980年代半ば)で競技会が行われる。第13回(昭和28年)から第18回(昭和33年)まで、この競技会の優勝は「さかきばらのぶゆき」という人物で、7回出場して負けは1回のみの驚異的な成績を残している。また、1996年開催の「全国セクシーコマンドーフェスティバル'96」の高校団体戦では、このさかきばらのぶゆきが校長を務めるわかめ高等学校が準優勝している。ほかにセクシーコマンドー競技には階級試験も存在し、グローバルパートナーなどのクラスがある。
試合は、制限時間ありのポイント制で行われる。審判の「スタート」の掛け声により試合開始。セクシーコマンドーでは先制攻撃は不利になるために、先に技を出した方が「ファーストセクシー」として30000ポイント与えられる。これによって、お互いに技を出さないで様子を見たまま膠着する状況が無くなる。審判はセクシーコマンドーの技によって生じた隙から、連続して入れた一撃にポイントを与える。攻撃が浅いと1億ポイント程度だが、攻撃がしっかりしたものと認められると「セクシー一本」として、審判の判定により12億から15億ポイントが入り、試合は決着する。攻撃の際に与えるダメージの大きさやスピードなどはポイントには関係なく、いかに隙を作り出すかと、それに繋がる攻撃の流れに重点が置かれる。なお、この「隙」には自然発生したものや本人の自業自得によるものは認められず、あくまで技によって作り出された隙のみが認められる。なお、道具および薬物の使用も認められるが、複数の選手が試合に参加するのは禁止であり、反則負けとなる。
- 全国セクシーコマンドーフェスティバル'96に出場した高校
- 少なくとも8校は出場しているようだが、詳細不明。
- 県立わかめ高校
- カブキ高校
- サンバ高校
- ガクラン高校
- 綾茂高校
- 聖★またずれ高校
セクシーコマンドーのなりたち
セクシーコマンドーの発祥は日本である。室町時代、「将軍の義持だか何だかが死に、次期将軍をくじ引きで決めたの決めてないの言ってるぐらいの頃」に成立したといわれる。当時農民により田楽とともにうさ晴らしの遊びとして自然発生したという説があるが、そのような史実は無く俗説のようである。下記の「セクシーヒストリー」にはせくしー斎と名乗る人物が生み出したと記載されている。もとの名称は「せくしー小窓」のようである。
セクシーコマンドー関連書籍
- セクシーコマンドー倶楽部
- 表紙はりんごを持った少女の写真。セクシーコマンドーの基本情報が書かれている。
- セクシーヒストリー(通称「うっふん白書」)
- セクシーメイト達のバイブルとも言える本。セクシーコマンドーの誕生秘話が記されている。
作中に登場するアイテム
本作に登場するアイテム・秘密兵器類を解説する。
- チャームポイント
- マサルのトレードマークである肩の2つの輪っか。マサルがこう呼んでいる。マサルが山で修行していた頃に拾ったもの。「雨に濡れると煙が出る」「レジや体重計に奇妙な文字を出す」「非常に重い」「身につけると髪が伸びる」「サングラスが黄色く変色する」などの不可思議な現象を頻発させる。これを狙って謎の発明家集団にヒゲ部一行が襲われることもあった。かなり重量があるらしく、常人には持てない。実は宇宙人の落し物であり、連載後半にはこれの返却を求めて持ち主である宇宙人に襲われるが、最終的にマサルの青いヒゲと紳士ぶりに宇宙人の方が折れ、マサルの所有物ということで落ち着いた。
- コペルニクス一号
- 謎の発明家集団「毛はえ薬研究会」の秘密兵器。大きなこけしに両腕と後ろに掃除機の吸込口を付けた風貌で、登場時にキースが「こけしやないかい」とツッコミを入れ、一味は笑いを取ろうとしたが、マサル達にはウケなかった。キースがラジコンの送信機でこれをコントローラーする。見た目のわりに動きが素早く、セクシーコマンドー歴の長い校長(スーザン)ですら背後を捉えられて倒され、マサルとフーミン以外の部員も次々と倒される。しかし、キースが操っていることを知ったマサルの策により、フーミンが陽動作戦を行い、その隙にマサルがコントローラーと共にキースを殴り飛ばしたため、動かなくなる。
- 人気投票ではメンバーを差し置いて、13位にランク入りしている[10]。
- ロボピッチャを改造した通信機
- 「毛はえ薬研究会」のキースが使用するセガのロボピッチャ(アニメでは「イガプの機械投手」と呼称)を改造して作られた通信機。通信機といっても無線などではなく、信号弾のようなものを打ち上げ空中に雲を思わせる文字を表示する。表示できるのは4文字までであるために、「ボスタスケテ」が「ボスケテ」となってしまった。
- スーパーハンサムロボピッチャ
- 上記の通信機を改造して野球部との試合の練習のために使用されたピッチングマシーン。だが起動させるやいなやジェット噴射で大空高く飛んでいってしまい、まるで練習の役にたたなかった。アニメでは「スーパーハンサム機械投手」と呼称されている。
- 漢方マサルダイナミック
- セクシーコマンドー全国大会でマサルがキャシャリンに渡した漢方薬。マサルいわく「いろいろそれっぽいのが入ってる」。飲んだキャシャリンは一時的に興奮状態になったが、結局いつもの「つよしスペシャル」を飲んだ時と変わらず、それどころか外人っぽくなるという意味不明な効果をもたらした。
- メホホ・ブルササンG
- 花中島家に代々伝わる秘伝のやせ薬。マサルがモエモエのために調合したが、マチャ彦たちはコレを睡眠薬だと勘違いしていた。怪しげな呪文とともに肉じゃが、わかめ、ビール、甘納豆、「もけ」で始まる謎の草など様々な材料を大鍋で混ぜ合わせ煮込み、仕上げは野村義男(アニメでは鈴木史朗)のキラカードを挿して完成。
- ハイテクメカ「メカいらーず君」
- マサルが半年に一度、自分の髪型「ステキカット」をスタイリングするために使っているメカ。矛盾したネーミングが特徴的。頭につけるととても生温かい。試験勉強の役には全く立たない。
- デグチ=ホソナール
- 入り口が大きく、出口が細くなっている土管様の物。古代ギリシャで発明されたというウワサの狩猟用具。遠近法による錯覚を利用し、すり抜けようとするとつかまって動けなくなるしくみ。ドラえもんの秘密道具「ガリバートンネル」の形状をしているただの土管である。「秘技ネコジャラシ」で脱出可能。
単行本
ジャンプ・コミックス版
全7巻。表紙は高校卒業後、旅人になったマサルが世界中のどこかを旅している風景となっている[4]。
- 1996年6月9日、ISBN 4-08-872271-X
- 1996年9月9日、ISBN 4-08-872272-8
- 1996年12月7日、ISBN 4-08-872273-6
- 1997年3月9日、ISBN 4-08-872274-4
- 1997年6月9日、ISBN 4-08-872275-2
- 1997年9月9日、ISBN 4-08-872276-0
- 1997年12月9日、ISBN 4-08-872277-9
ウ元ハ王版
「ウ元ハ王」は「完全」の文字を解体して別の文字にしたもの。ロゴは「完全」とも読めるようデザインされ、「ウゲンハオウ」とルビが振られている。第5巻に第三部「はじめまして宇宙人(ウチュウジン)スリーです 編」を1ページ書き下ろし。
- 2008年1月21日、ISBN 978-4-08-874230-4
- 2008年2月21日、ISBN 978-4-08-874231-1
- 2008年3月25日、ISBN 978-4-08-874232-8
- 2008年4月21日、ISBN 978-4-08-874233-5
- 2008年5月21日、ISBN 978-4-08-874234-2
以下主な内容を挙げる。
- うすた京介描き下ろしの進化型表紙(エボリューションカバー)。
- ネーム段階だった漫画が巻数を重ねるごとに完成していくというものであるが、途中で奇妙な落書きが付け加えられていく。元絵は第3話でマサルがマチャ彦に攻撃するシーンから。
- 全ページを蛍光色で着色。
- 雑誌掲載時のカラー画が再現されていない反面、雑誌掲載時にカラーでなかった部分を蛍光色で着色。このことから本書は「完全版ではないが、それに近い何か」という意味で「ウ元ハ王版」となった。着色される部分は擬音の一部や集中線、効果線などに限られ、着色に使われる色は各巻1種類である。以下に各巻で使用される蛍光色を列挙する。
- 第1巻はピンクを基調とした蛍光色で着色。
- 第2巻はグリーンを基調とした蛍光色で着色。
- 第3巻はオレンジを基調とした蛍光色で着色。
- 第4巻はブルーを基調とした蛍光色。
- 第5巻はオレンジとも赤とも取れない色を基調とした蛍光色。
- 雑誌掲載時のカラー画が再現されていない反面、雑誌掲載時にカラーでなかった部分を蛍光色で着色。このことから本書は「完全版ではないが、それに近い何か」という意味で「ウ元ハ王版」となった。着色される部分は擬音の一部や集中線、効果線などに限られ、着色に使われる色は各巻1種類である。以下に各巻で使用される蛍光色を列挙する。
- 副音声的コメンタリー
- 各ページの脇にスペースがあり、そこに高校を卒業して数年(マサル曰く2、3年)経った登場人物が、漫画の内容を見ながら過去を振り返るコメントをする。各巻によって対談するメインキャラが代わる。
- 第1巻:花中島マサル×藤山起目粒(フーミン)
- 第2巻:うすた京介×平野正臣
- 第3巻:『ピューと吹く!ジャガー』よりジャガージュン市×酒留清彦(ピヨ彦)
- 特別出演:浜渡浩満(ハマー)×神の声(うすた京介)
- 第4巻:『家庭教師ヒットマンREBORN!』より沢田綱吉(ツナ)×リボーン
- その他(獄寺隼人・山本武・ランボ・雲雀恭弥・六道骸・クローム髑髏・柿本千種・城島犬・イーピン・笹川京子・三浦ハル・スペルビ スクアーロ)
- 同4巻:『ハチミツとクローバー』より花本はぐみ×竹本祐太
- その他(山田あゆみ・真山巧・森田忍・花本修司)
- 同4巻:『BLEACH』より黒崎一護×井上織姫
- その他(朽木ルキア・松本乱菊)
- 同4巻:『ぼくのわたしの勇者学』より鋼野剣×河野盾
- その他(火野木望・宗村まさゆき)
- 第5巻:インターネットで募集した質問にキャラクターたちが答える。(マサル・フーミン・マチャ彦・キャシャリン・アフロ・メソ・モエモエ・トレパン・マリコ先生・スーザン・マジン・ボナンザ・サトル・マサルの母・ヨロシク仮面・モンガイ・ウマイボウ・ゴウダ・ウスタ)
- 各ページの脇にスペースがあり、そこに高校を卒業して数年(マサル曰く2、3年)経った登場人物が、漫画の内容を見ながら過去を振り返るコメントをする。各巻によって対談するメインキャラが代わる。
テレビアニメ
漫画の連載終了後の1998年1月6日から1998年4月3日まで、『ワンダフル』内の10分枠で放送。全48話とダイジェストの2話が制作され、原作漫画よりも少なく、アニメの最終回はそれ自体も題材に使われていた。基本的には原作に忠実(脚本家も存在せず、アニメの1話=原作の1話分となっている)。ただ、漫画でそのまま使われていた会社名などの固有名詞や、放送上問題のある言葉などは、アニメ化の際に修正されている場合があった。(例:「セガ」→「イガプ」、「西友」→「酉友」、「クスリ」→「クヌソ」など) その他、時間稼ぎのために、短編が集合した原作の21話(コマンドー21)の一部や、全く関係ないオリジナルの映像が挿入されるなどした。
原作者であるうすたはアニメに関しては「当初断る気だったが、連載中いくら待ってもアニメ化の話が来なかったため、あっさり承認した」と述べている[4]。
オープニングは監督が過去にかかわった『ナースエンジェルりりかSOS』『こどものおもちゃ』や、『サザエさん』『サイボーグ009』『狼少年ケン』『ポケットモンスター』といった他アニメのオープニングのパロディが多く含まれ、終わりの方にPENICILLINの実写(プロモーションビデオ)が挿入されている。大地監督が歌の尺にあわせてコンテを切っていたらカット数が足りなくなったそうで、「またプロモ入れて急場をしのごう」と考えた結果であると、自身がパーソナリティを務める番組「アニメっていいよね」で語られた。オープニングのナレーションは元TBSアナウンサーの鈴木史朗が担当したが、突然歌い出す回もあった。題字はこの作品の大ファンだと公言していた西村知美が採用された。
『ワンダフル』司会の原千晶が「ウクレレ」を気に入った結果、「ウクレレのコーナー」が本編中まったく無関係に挿入されることもあった。
『ワンダフル』が一貫してネットされていなかった毎日放送(MBS)では、2001年2月3日から2001年6月16日まで『アニメシャワー』枠内で30分に再編集されて放送され、「ワンダフル」放送時に流れたマサルの最後の一言は放送されることはなく、その代わり最後にエンディングが挿入された(ソフト版ではマサルの最後の一言とエンディングの両方が収録されている)。
ネット局だった山陽放送(RSK)では『ワンダフル』の後半部分が未ネット化した関係で最終話とダイジェスト2話が未放送である。
スタッフ
- 原作 - うすた京介
- 企画 - 吉田啓良
- 監督 - 大地丙太郎
- 助監督 - 桜井弘明
- キャラクターデザイン - 桝館俊秀
- 色彩設計 - 西川裕子
- 編集 - 松村正宏、伊藤裕
- 美術監督 - 柴田千佳子
- 撮影監督 - 神山茂男
- 音響効果 - 奥田維城
- 音響監督 - 田中一也
- 音楽 - 山本はるきち
- プロデューサー - 出崎哲
- アニメーションプロデューサー - 石川眞実
- 題字 - 西村知美
- アニメーション制作 - マジックバス
- 製作・著作 - TBS
主題歌
- 主題歌「ロマンス」
- 歌・作曲 - PENICILLIN、作詩 - HAKUEI、編曲 -PENICILLIN、重盛美晴
- 挿入歌「不備の総合商社」
- 歌 - GREEDY GREEN、作詞・作曲・編曲 - 福岡三四郎
- 挿入歌「チメイドの歌」
- 歌 - 加勢田進、杉本ゆう、作詞・作曲・編曲 - 山本はるきち
- 挿入歌「よろしく仮面テーマ」
- 歌・セリフ - 井上和彦、高橋広司(セリフのみ)作詞 - うすた京介、作曲・編曲 - 山本はるきち
- ソフト版・アニメシャワーではエンディングとして使用された。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|
1 | コマンドー1 マサルとヒゲ | 大地丙太郎 | 昆進之介 | 1998年 1月6日 | |
2 | コマンドー2 マサルと赤白帽 | 大地丙太郎 | 鈴木芳成 | 1月7日 | |
3 | コマンドー3 マサルと男の証 | 桜井弘明 | 1月8日 | ||
4 | コマンドー4 マサルと誓約書 | 大地丙太郎 | 1月12日 | ||
5 | コマンドー5 マサルと美女 | 四分一節子 | 山内富夫 | 横山淳一 | 1月13日 |
6 | コマンドー6 マサルと覆面男(パート1) | 坂本次男 | 1月14日 | ||
7 | コマンドー7 マサルと覆面男(パート2) | 山崎勝彦 | 1月15日 | ||
8 | コマンドー8 マサルとトレンディ・ボーイズ | 林和男 | 1月19日 | ||
9 | コマンドー9 マサルとウルトラプライスセール | 大地丙太郎 | 花井信也 | 杉光登 | 1月20日 |
10 | コマンドー10 マサルとイソベとあやしい奴ら | 南康宏 | 山崎隆生 | 1月21日 | |
11 | コマンドー11 マサルと肉いアンチクショウ | 四分一節子 | 高橋滋春 | 西尾彰子 | 1月22日 |
12 | コマンドー12 マサルとスーザンとあと謎の発明集団 | 桜井弘明 | 花井信也 | 野館誠一 | 1月26日 |
13 | コマンドー13 マサルとボス | 前島健一 | 棚橋一徳 | 小田仁 | 1月27日 |
14 | コマンドー14 マサルとヒゲ魂 | 野館誠一 | 1月28日 | ||
15 | コマンドー15 マサルとガッツ合戦 | 小田原男 | 小田仁 | 1月29日 | |
16 | コマンドー16 マサルとナイスメガネ教師 | 野館誠一 | 2月2日 | ||
17 | コマンドー17 マサルとあのお方たち | 香川豊 | 高橋滋春 | 梶原賢二 | 2月3日 |
18 | コマンドー18 マサルと真ヒーロー | 2月4日 | |||
19 | コマンドー19 マサルとお花見大作戦(前編) | 2月5日 | |||
20 | コマンドー20 マサルとお花見大作戦(後編) | 高橋滋春 | 2月9日 | ||
21 | コマンドー52 スーザン先生[12] | 四分一節子 | 鈴木芳成 | 小林ゆかり | 2月10日 |
22 | コマンドー22 マサルと留年決定記念地獄の電車でおでかけめそ… | 2月11日 | |||
23 | コマンドー23 マサルと留年地獄決定おでかけ記念の電車めそ…? | 四分一節子 | 2月12日 | ||
24 | コマンドー24 マサルとドッキリハウスメソ | 2月16日 | |||
25 | コマンドー25 マサルとライク・ア・ローリング・ジャージ | 和田高明 | 香川豊 | 坂本次男 | 2月17日 |
26 | コマンドー26 マサルと細い秘密兵器 | 2月18日 | |||
27 | コマンドー27 マサルとK.Dズ | 音地正行 | 2月19日 | ||
28 | コマンドー28 マサルとスラッガー軍団 | 2月23日 | |||
29 | コマンドー29 マサルと必殺合戦 | 高橋滋春 | 棚橋一徳 | 小田仁 | 2月24日 |
30 | コマンドー30 マサルとドキッ!!男だらけの野球大会 | 2月25日 | |||
31 | コマンドー31 マサルとあぶないめそ | 南康宏 | 野館誠一 | 2月26日 | |
32 | コマンドー32 マサルと没個性新人 | 石崎すすむ | 3月2日 | ||
33 | コマンドー33 マサルと放課後個人授業 | 真野玲 | 花井信也 | 白井伸明 | 3月3日 |
34 | コマンドー34 マサルとなるほど・ザ・セクシー夏の祭典スペシャル | 前島和子 | 3月4日 | ||
35 | コマンドー35 マサルと必勝男 | 香川豊 | 音地正行 | 3月5日 | |
36 | コマンドー36 マサルとあやしい友情 | 前島健一 | 3月9日 | ||
37 | コマンドー37 マサルと行方不明 | 高橋滋春 | 梶原賢二 | 3月10日 | |
38 | コマンドー38 マサルとアフロ魂 | 小田原男 | 高橋滋春 | 3月11日 | |
39 | コマンドー39 マサルとニセ肉マン | 前島健一 | 小林ゆかり | 3月12日 | |
40 | コマンドー40 フーミンとネコの達人 | 古川美樹 | 3月16日 | ||
41 | コマンドー41 激マブ!あばれん坊中堅 | 音地正行 | 和田高明 | 3月17日 | |
42 | コマンドー42 我が道を行く人々 | 3月18日 | |||
43 | コマンドー43 ものたろう | 和田高明 | 3月19日 | ||
44 | コマンドー44 轟け!新聞男! | 3月23日 | |||
45 | コマンドー45 ダイエット・インポッシブル | 四分一節子 | 棚橋一徳 | 小林ゆかり | 3月24日 |
46 | コマンドー46 マサルとクスリ祭 | 長濱博史 | 3月25日 | ||
47 | コマンドー47 マサルと勉強パーティー | 四分一節子 | 棚橋一徳 | 小林ゆかり | 3月26日 |
48 | コマンドー48 マサルーナイトフィーバー | 大地丙太郎 | 3月30日 |
映像ソフト化
いずれもバンダイビジュアルより発売。
- VHS
- LD
- DVD
サウンドトラック
イーストウエスト・ジャパンより1998年3月15日に発売。
脚注
- ↑ 「第16回 西村知美」現代洋子『おごってジャンケン隊①』小学館、1998年、101頁
- ↑ ちめいど
- ↑ うすた京介「セクシーコマンドー外伝「すごいよ!!マサルさん」を描いたこと」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん ウ元ハ王版 5』2008年5月21日、ISBN 978-4-08-874234-2、242-243頁。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 うすた京介「うすたの部屋 最終回」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 7』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1997年12月9日、ISBN 4-08-872277-9、198-199頁。
- ↑ 5.00 5.01 5.02 5.03 5.04 5.05 5.06 5.07 5.08 5.09 5.10 5.11 うすた京介「副音声的コメンタリー 質問→回答編」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん ウ元ハ王版 5』4-241頁。
- ↑ うすた京介「コマンドー1 マサルとヒゲ」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1996年6月9日、ISBN 4-08-872271-X、25頁。
- ↑ うすた京介「部屋をかたづけてたらいいモンがでてきたシリーズPart1(最終回)」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 7』170頁。
- ↑ 体操着の裏より。
- ↑ うすた京介「ヒーローその2 武士の目覚め」『武士沢レシーブ 1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1999年8月9日、ISBN 4-08-872752-5、53頁。
- ↑ 10.0 10.1 10.2 うすた京介「コマンドー50 マサルと謎の人物サトル」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 5』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1997年6月9日、ISBN 4-08-872275-2、102-103頁。
- ↑ マサル達と同じく留年2年目に突入したかは不明。
- ↑ 原作での「コマンドー21」は一部のみアニメ化