浜小清水駅
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浜小清水駅(はまこしみずえき)は、北海道斜里郡小清水町字浜小清水にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅。駅番号はB74。電報略号はマコ。
歴史
かつては小清水軌道との分岐駅であり、小清水市街地と結ばれていた。
2007年(平成19年)4月14日から、デュアル・モード・ビークルの試験的営業運行が当駅と藻琴駅の間で開始された。2009年(平成21年)度以降は設定されていない。
- 1925年(大正14年)11月10日 - 国有鉄道の古樋駅(ふるといえき)として開業[2]。一般駅。
- 1941年(昭和16年)8月8日 - 小清水軌道開業。
- 1952年(昭和27年)
- 1960年(昭和35年)
- 1983年(昭和58年)5月20日 - 貨物取扱い廃止[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止[7]。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 駅員配置終了[8]。簡易委託化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 時期不詳 - 簡易委託廃止により完全無人化。
- 1999年(平成11年)7月13日 - 道の駅建設に伴う駅舎撤去セレモニー挙行[9]。
- 2000年(平成12年)7月1日 - 道の駅内の待合室部分供用開始[10]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。2番のりばとの間は止別方にある構内踏切で連絡する。
2番のりばは3両程度分の長さを持つが、機関車を含めて6両となる「流氷ノロッコ号」の運行期間は、全客車がホームにかかるよう仮設で延伸される。
- のりば
1 | ■釧網本線 | (上り) | 網走・北見方面 |
2 | ■釧網本線 | (下り) | 知床斜里・緑・釧路方面 |
知床斜里駅管理の無人駅。道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」の建物内に待合室が設置される。
- 浜小清水駅駅舎.jpg
以前は建物に駅を示す表示が無かった(2004年9月)
- Hama-Koshimizu station.JPG
ホームの様子
- Hama-koshimizu station05.JPG
流氷ノロッコ号停車中。柵がある部分が仮設延伸部
駅名の由来
駅名の由来は、小清水町の海岸に所在することによる[11][12]。「小清水」は、アイヌ語の「ポン・ヤム・ペツ(冷たい川の支流)」を意訳したものである[12]。
旧称の「古樋」は、アイヌ語の「フル・ヅイ・イ(丘の切れているところ)」に由来する[11][12]。
駅周辺
オホーツク海に近く、国道沿いを中心に浜小清水の集落が広がる。小清水町中心部とは約10 km離れており、バス等での連絡が必要となる。網走市浦士別地区の最寄り駅ともなる。
隣の駅
脚注
参考文献
- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
- 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)
関連項目
外部リンク
- 浜小清水駅 - JR北海道釧路支社
- ↑ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1947年米軍撮影航空写真 USA-R263-66 による。
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 pp. 83 - 84
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 p. 92
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 p. 95
- ↑ 小清水町百年史 昭和56年1月発行 P671。敷設時期に関しては明確ではないが、組合発足と同時と記されている。
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 p. 112
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 p. 113
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 p. 117
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 p. 135
- ↑ 『鉄道百年の歩み』 p. 137
- ↑ 11.0 11.1 『北海道 釧網本線』 p. 79
- ↑ 12.0 12.1 12.2 テンプレート:Cite web