茨木駅

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茨木駅(いばらきえき)は、大阪府茨木市駅前一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。

概要

大阪万博会場の最寄りの駅としてバスターミナルが整備され発展した。

当駅と阪急京都線茨木市駅の間は、距離にして約1.5Km、徒歩なら約18分かかる。また、両駅間を阪急バス近鉄バス京阪バスが結んでいる。

駅構造

島式ホーム2面4線を持ち、さらにホームのない待避線を上下1本ずつ備えた地上駅で、橋上駅舎を有している。12両編成の列車に対応している。当駅の吹田方からは貨物列車用の線路が分岐しており、吹田駅から梅田貨物線北方貨物線などへ入る列車は貨物列車用の線路に入ることになる。改札内に、トイレがある。

直営駅で、高槻駅が当駅を管理しているが、吹田駅と共に地区駅長が配置されている[1]ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

茨木駅プラットホーム
ホーム 路線 方向(線路) 行先 備考
1 テンプレート:ColorJR京都線 下り(外側線) 新大阪大阪三ノ宮方面 平日朝の快速の一部
2 テンプレート:ColorJR京都線 下り(内側線) 新大阪・大阪・三ノ宮方面
3 テンプレート:ColorJR京都線 上り(内側線) 高槻京都方面
4 テンプレート:ColorJR京都線 上り(外側線) 高槻・京都方面 平日朝の快速の一部
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • 通常の停車には2番のりばと3番のりばが使用される。1・4番のりばは朝ラッシュ時の快速のみ停車し、それ以外の時間帯はロープが張られている。

ダイヤ

日中時間帯は1時間あたり快速が4本、各駅停車が8本停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は外側快速が8分間隔、各駅停車が4分間隔で発車する。また、この時間帯は相互接続設定がある。

運転取り扱い上の呼称

  • 1番線(ホームなし(待避線))
  • 2番線(1番のりば、下り外側線(本線))
  • 3番線(2番のりば、下り内側線(本線))
  • 4番線(3番のりば、上り内側線(本線))
  • 5番線(4番のりば、上り外側線(本線))
  • 6番線(ホームなし(待避線))
    • 1番線、6番線は向日町駅 - 新大阪駅・大阪駅間の回送列車などの待避などに使われる。
    • 下りは場内と第一出発 ~ 第三出発があり、[外]場内で1番線へ進入、[外]第三出発で外側線→貨物線、[内]内側線→外側線・貨物線へ進出できる。
    • 上りは第一場内 ~ 第四場内と出発があり、[外]第一場内は貨物線から外側線へ合流、[外]第二場内で外側線→内側線、[外]第三場内で外側線→6番線、[内]内側線→5番線へ進入できる。

付帯施設

自由通路に自動券売機日本旅行(Tis)・みどりの窓口・売店のキヨスク・喫茶店・うどん屋がある。2009年平成21年)初までは京阪資本のジューサーバーがあったが閉店し、跡地は3月29日バウムクーヘン店が新たに入居したがこれまた閉店し、2010年(平成22年)4月時点ではバウムクーヘン店の敷地はビアードパパの作りたて工房に改装した。隣のスペースには「ミスターミニット」が入居していたが、2013年(平成25年)初頭に閉店した。

西口階段下には、レンタサイクル「駅リンくん」が、東口階段下には、コンビニ「ハート・イン」がある。

また、当駅に設置されているトイレは大阪府内のJRの駅としてはかなり早い段階から無料でトイレットペーパーが設置されていた(関西空港駅大阪駅に次いで3番目)。

バリアフリー

エレベーターは両ホームと改札階を結ぶもの、地上から改札階の西口・東口を結ぶものが設置されている。駅構内にエスカレーターは設置されていないが、2017年(平成29年)春に設置される予定である[2]

利用状況

大阪府統計年鑑[3]によると、2013年度の1日あたりの平均乗車人員は45,194人であった。これはJR西日本の駅では第17位であり、新快速が通過する単独駅の中では最も多い。

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1995年(平成テンプレート:07年) 46,898
1996年(平成テンプレート:08年) 47,118
1997年(平成テンプレート:09年) 45,816
1998年(平成10年) 44,932
1999年(平成11年) 44,367
2000年(平成12年) 44,961
2001年(平成13年) 45,805
2002年(平成14年) 44,810
2003年(平成15年) 45,314
2004年(平成16年) 45,318
2005年(平成17年) 45,237
2006年(平成18年) 45,648
2007年(平成19年) 45,502
2008年(平成20年) 45,688
2009年(平成21年) 44,799
2010年(平成22年) 44,387
2011年(平成23年) 44,091
2012年(平成24年) 44,319
2013年(平成25年) 45,194[4]

駅周辺

テンプレート:Ambox

西口方面

東口方面

バス路線

大阪モノレールの開業以降、万博記念公園へのバス利用者は激減、その後エキスポランドの閉園もあり、同園方面の便は大幅に減らされている。ただし万博記念競技場Jリーグが開催される際には近鉄バスと阪急バスにより臨時直行バスがピストン運行される。

西口

路線バスは阪急バス近鉄バス京阪バスの3社が乗り入れている。

乗り場は5ヶ所ある。そのうちりそな銀行前にある5番乗り場以外の4ヶ所はロータリー内の安全地帯に設置されており、駅舎から延びるペデストリアンデッキを通って階上からアクセスできる。また、イズミヤ前に設置されている降り場からも、ペデストリアンデッキを通ることで道路を横断することなく駅舎にアクセス可能である。

阪急バス

  • 1番のりば
    • 1番標柱
      • 81番(忍頂寺線) 千提寺口行(中河原南口・上福井経由)
      • 81番(忍頂寺線) 忍頂寺行(中河原南口・上福井・千提寺口経由)
        • ※一部便を除き、忍頂寺にて138番・139番 余野(豊能町)行と連絡
      • 85番(忍頂寺線) 奥 行(中河原南口・宿久庄・山の口・粟生団地経由)
      • 84番(忍頂寺線) 大岩行(中河原南口・上福井・山手台七丁目経由)
      • 86番(サニータウン線) 茨木サニータウン行(中河原南口・上福井経由)
      • 87番(サニータウン線) 茨木サニータウン行(中河原南口・上福井・山手台七丁目経由)
    • 2番標柱
      • 90番(郡山団地線) 郡山団地行(JR茨木・中河原南口・宿川原経由)
      • 90番(郡山団地線) 小野原行(JR茨木・中河原南口・宿川原・郡山団地経由)
      • 93番(郡山団地線) 豊川診療所前行(JR茨木・中河原南口・宿川原・郡山団地経由)
    • 3番標柱
      • 81番(忍頂寺線) 中河原南口行
      • 92番(石橋線) 小野原行(JR茨木・中河原南口・宿川原経由)
      • 92番(石橋線) 阪急石橋行(JR茨木・中河原南口・宿川原・小野原・箕面高校前経由)
      • 95番(茨木彩都線) 彩都西駅行(JR茨木・中河原南口・宿川原・清水・彩都あさぎ南経由) 2011年7月1日より運行開始
      • 直行 豊川一丁目行
  • 3番のりば
    • 80番(安威団地線) 中河原南口行(中央図書館前経由)
    • 82番(安威団地線) 追手門学院前行(中央図書館前・三咲町・耳原・安威団地経由)
    • 88番(安威団地線) 追手門学院前行(上穂積・三咲町・耳原・安威団地経由)
    • 65番(茨木富田線) JR富田行(上穂積・三咲町・総持寺前経由)
    • 57番(メゾン千里丘線)阪急山田行(メゾン千里丘・山田樫切山経由)
    • 57番(メゾン千里丘線)千里中央行(メゾン千里丘・山田樫切山・阪急山田経由)
  • 4番のりば
  • 5番のりば
    • (各線)阪急茨木行(茨木市役所前経由)

近鉄バス

  • 2番のりば
    • 1・2番(茨木線[春日丘]) 春日丘公園方面循環(北春日丘経由)
    • 14番(茨木線[弁天]) 茨木弁天
  • 4番のりば(月 - 土曜日・午前9時までは2番のりばから発車)
    • 24番(茨木線[阪大]) 阪大本部前行(日本庭園前阪大医学部病院前経由)※一部便は阪大本部前にて茨木美穂ヶ丘行きと連絡
    • 25番(茨木線[阪大]) 茨木美穂ヶ丘行(日本庭園前・阪大医学部病院前・阪大本部前経由)
    • 25番(茨木線[阪大]) 阪大本部前行(日本庭園前・茨木美穂ヶ丘・阪大医学部病院前経由)
  • 5番のりば

京阪バス

  • 3番のりば
    • 3号経路 枚方市駅行(阪急茨木・玉川橋団地・竹ノ内町・枚方大橋北詰経由)
    • 7号経路 枚方市駅行(阪急茨木・玉川橋団地・白川三丁目・竹ノ内町・枚方大橋北詰経由)
    • 7B号経路 竹ノ内町行(阪急茨木・玉川橋団地・白川三丁目経由)

東口

近鉄バス、京阪バスが路線バスを運行するほか、関空リムジンバスが発着している。

なお、2013年(平成25年)10月15日より、東口ロータリー再整備工事に伴いのりばが変更となっている。

近鉄バス(駅東口道路の東側)

  • 83番 水尾三丁目方面循環JR茨木東口行(阪急茨木南口経由、水尾三丁目→北摂つばさ高校→桑田町回り)
  • 84番 水尾三丁目方面循環JR茨木東口行(阪急茨木南口経由、桑田町→北摂つばさ高校→水尾三丁目回り)
  • 85番 水尾三丁目方面循環阪急茨木南口行(阪急茨木南口経由、桑田町→北摂つばさ高校→水尾三丁目回り、復路の阪急茨木南口止)

京阪バス(駅東口道路の北東側(駅前交番の向かい付近))

  • 12号経路 寝屋川市駅行(阪急茨木南口・目垣・上鳥飼北・摂南大学経由)
  • 12号経路 上鳥飼北行(阪急茨木南口・目垣経由)

空港リムジンバス(駅東口道路の東側(旧のりばの向かい付近))

スクールバス・通勤バス

バスのりばの容量の関係上、近隣の学校のスクールバスや企業の通勤バス等は駅前ではなく、駅より多少離れた場所より発着している。

主な発着場所は以下の2箇所であり、茨木市が管理を行っている。

  • 茨木市上穂東町バスターミナル(JR茨木駅西口より北へ約600m。春日1丁目交差点付近)
  • 茨木市松ヶ本町バスターミナル(JR茨木駅西口より南西へ約500m。イオン茨木ショッピングセンター北側)

歴史

  • 1876年明治9年)8月9日 - 官設鉄道の高槻駅 - 大阪駅間に新設開業。客貨取扱を開始。
  • 1895年(明治28年)4月1日 - 線路名称制定。東海道線(1909年より東海道本線)の所属となる。
  • 1969年昭和44年)10月 - 橋上駅舎に改築(3代目)。
  • 1970年(昭和45年)3月14日 - 9月13日日本万国博覧会開催に合わせ、快速が臨時停車。「万博東口駅」という愛称がつく。停車継続運動が起こり、開催終了後も快速停車継続となる。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物取扱が廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1990年平成2年)4月1日-9月30日 -: 国際花と緑の博覧会開催に合わせ、一部の北陸方面特急列車が会場アクセス(バス連絡)のため臨時停車。
  • 2003年(平成15年)11月1日 - ICカードICOCA供用開始。
  • 2014年(平成26年)8月19日 新快速をこの駅に止める検討に入ったと、JR西日本が発表。

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:ColorJR京都線(東海道本線旅客線)
テンプレート:Color新快速
通過
テンプレート:Color快速
高槻駅 - 茨木駅 - 新大阪駅
テンプレート:Color普通
摂津富田駅 - JR総持寺駅 (仮称) - 茨木駅 - 千里丘駅
東海道本線貨物線(旅客運転は通過列車のみ。通称「『はるか』ルート」)
茨木駅 - 吹田信号場

新駅計画

当駅より東に2.0kmの位置に新駅としてJR総持寺駅(仮称)を建設することがJR西日本より発表されている[6][7]

出典

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 『鉄道ジャーナル』2010年11月号・日本縦断各駅停車
  2. 東海道本線(JR京都線)茨木駅改良計画について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2014年2月24日付
  3. 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  4. 鉄道事業ダイジェスト - JR西日本
  5. 立命館大学新キャンパスを大阪府茨木市に開設 - 立命館大学
  6. 東海道本線(JR京都線)摂津富田・茨木間新駅設置などについて- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年7月29日
  7. JR京都線・摂津富田―茨木間に新駅設置へ - 朝日新聞、2011年7月30日。

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Navbox テンプレート:東海道本線 (大阪府内貨物支線)