小川町

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テンプレート:Infobox 小川町(おがわまち)は、埼玉県中部、比企(ひき)郡であり、比企郡西部の中核をなす町である。

比企地方及び県南西部の最も北西に位置し、秩父地方のすぐ外側に位置する。江戸から川越を抜けて秩父に向かう往還が町を東西に抜けており、古くはその地理的な優位性から六斎市が立つなど地域の商業中心であった。

外秩父の山に囲まれた小川盆地に市街地があり、その地勢から「武蔵の小京都」の異名を持ち、伝統工芸の和紙で知られる。

名誉町民である元・埼玉県議会議長 小久保太郎 の作詞による「ピッカリ千両」は、町の歌とも言われ、これによれば「山の町、酒の町、紙の町」である。

町勢

  • 面積:60.45km²
  • 人口:36,264人
    • 男性:18,020人
    • 女性:18,244人
  • 世帯数:12,660世帯
  • 人口密度:599.90人/km²

(2005年12月31日現在)

地理

埼玉県中央部よりもやや西に位置する。市街地は小川盆地にあり外秩父山地に囲まれている。町の北東部は川越児玉往還に沿っている東松山台地を挟んで比企北丘陵の西端がかすめる。

隣接する自治体

歴史

平成の大合併における動向

  • 比企地区8市町村合併
  • 比企地区6町村合併
    • 2003年7月 - 滑川町・嵐山町・小川町・都幾川村・玉川村・東秩父村の6町村は合併研究会を設置。
    • 2003年12月 - 滑川町・嵐山町・小川町・都幾川村・玉川村・東秩父村の6町村は比企地域3町3村合併協議会を設置
    • 2004年7月 - 滑川町で合併の枠組みを問う住民投票を行った結果、東松山市・吉見町を含む8市町村で合併が過半数を占めたために滑川町は比企地域3町3村合併協議会から離脱
    • 2004年8月 - 比企地域3町3村合併協議会が解散

人口

テンプレート:人口統計

行政

  • 町長 松本恒夫(2014年6月13日就任、1期)
  • 町議会 定数16

経済

産業

古くから起業家精神(アントレプレナーシップ)が盛んな土地として知られ、東証一部上場のスーパー「ヤオコー」や、衣料品小売「しまむら」は、それぞれ小川町の八百屋「八百幸」、「島村呉服店」が発端である。この2社をとりあげた書籍『しまむらとヤオコー』(小川孔輔著、小学館)が2011年1月に発売されている。

また、埼玉県西部を中心に店舗網を持ち1951年に大生無尽と合併した小川無尽(現:東和銀行)や、1999年11月12日経営破綻した小川信用金庫(現:埼玉縣信用金庫)の本店所在地でもあった。

和紙

小川和紙の歴史は古く、その起源は1300年前にさかのぼると言われている。特に特産品である手漉きの「細川紙」は、国の重要無形文化財の指定を受けている。

太平洋戦争末期、風船爆弾の製造に当たっては実験段階から主に小川和紙が使用された。これは小川和紙が繊維が長く強度に優れる「細川紙」であること、和紙産地の中で小川町が比較的東京に近いことなどによる。

金融機関

その他

  • 絹織物
  • 建具
  • 日本酒
  • 鬼瓦
  • 水嚢(すいのう)
  • 徳川家康が関東移封時、諏訪頼忠奈良梨に一時所領を与えられた。

地域

住宅団地

教育

小学校

  • 小川町立小川小学校
  • 小川町立大河小学校
  • 小川町立竹沢小学校
  • 小川町立八和田小学校
  • 小川町立東小川小学校
  • 小川町立みどりが丘小学校

中学校

  • 小川町立東中学校
  • 小川町立西中学校
  • 小川町立上野台中学校(2011年4月1日、東中へ統合により廃校)
  • 小川町立欅台中学校

高等学校

図書館

町内には1つの図書館と移動図書館がある。

比企広域市町村圏域内公共図書館の相互利用協定により、東松山市滑川町小川町ときがわ町川島町吉見町鳩山町秩父郡東秩父村に住まい・通学通勤している者なら利用可能。

電話番号

市外局番は町内全域が「0493」。同一市外局番の地域との通話は市内通話料金で利用可能(東松山MA)。収容局は埼玉小川別局のみ。

郵政

郵便番号は町内全域が「355-03xx」(小川郵便局が集配を担当)である。

  • 小川郵便局
    • 小川腰越郵便局
    • 東小川郵便局
    • 小川みどりが丘郵便局
    • 東武竹沢駅前郵便局
    • 八和田郵便局
    • 小川本町簡易郵便局

交通

道路

鉄道と駅

東京の池袋へは東上線急行で1時間強で行ける為か町内に住宅団地(小川パークヒルなど)や大型マンションが建設されている。

路線バス

タクシー

タクシーの営業区域県南西部交通圏で、川越市所沢市東松山市飯能市和光市などと同じエリアとなっている。

特産品・名物

  • 和紙
  • 忠七めし
    割烹旅館二葉の名物料理。幕末から明治初期にかけて活躍した山岡鉄舟はたびたび小川町を訪れており、その際二葉八代目当主・八木忠七に「禅味を盛った料理」を所望して作り出されたものと伝えられている。二葉旧館は登録有形文化財となっている。
  • 女郎うなぎ
    1855年創業とされる割烹旅館福助の名物料理。吉原の遊女の面倒を見たことからその元遊女の生家に伝わる秘伝のタレを伝授され、「女郎うなぎ」として名物になったとされる。福助本館は明治年間に建てられた木造三階建。

出身有名人

その他

  • 町の南部には、「松本家文書」(町指定の有形文化財)を所有する松本家がある。
  • 仙元山には見晴らしの丘公園があり、ローラーすべり台を楽しむ事ができる。
  • 町内には、埼玉県内最古の民家「吉田家住宅」(国の重要文化財)がある。

関連項目

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外部リンク

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