埼玉県道30号飯能寄居線

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox road 埼玉県道30号 飯能寄居線(さいたまけんどう30ごう はんのうよりいせん)は、埼玉県飯能市国道299号から大里郡寄居町国道140号を結ぶ県道である。埼玉県内の県道では比較的距離が長く、約36kmもある。

途中、比企郡小川町から大里郡寄居町まで国道254号と重複している。古くは相模街道と呼ばれていた。

起点・終点

通過する自治体

交差する道路

渋滞箇所

  • 埼玉医科大学毛呂山キャンパス前
埼玉医大の出入口が狭い、埼玉医大出入口・毛呂本郷交差点に右折レーンが設置されていない、救急車が頻繁にやってくる等の交通環境や道路構造により交通量が処理できずに、前後1キロ程度の慢性的な渋滞が発生している。
  • 高麗川橋
高麗川橋の車幅が狭く大型車が交互通行できず、更にその北の北平沢交差点と南の南平沢交差点には右折レーンがないため、車が長時間滞留しやすくなる。
  • 南平沢交差点
寄居方面に向かう本道より県道74号線への右折する車用に右折レーンがないため、青信号になっても直進車が寄居方面に抜けられない。更に右折しても、八高線の踏切があるため、各車一旦停止をしなければならない。また、本交差点は十字路であるが、安全対策のため、県道74号・県道30号・市道の三段階で信号で交通分離されているため赤信号にひっかかると長時間停車せざるをえない。更に飯能方面に向かう本道が交差点手前で上り坂となっている。それら等の理由により、交通量が処理できずに、慢性的な渋滞が発生している。
  • 小川町内
街の構造上、短い距離で右左折が連続する。大型車は青山陸橋(西)交差点 - 高谷交差点を迂回した方が良いとされる。歩行者との接触事故等により、交通が複雑化している。

バイパス

ファイル:Saitamakendo no30 ogose town.JPG
越生・毛呂山バイパス(越生町内)

以下のようなバイパスが完成すると、日高・毛呂山・越生の各市街地内交通と、飯能と寄居を結ぶ長距離交通が分離され、慢性的渋滞が解消するとともに、救急車での搬送時間が短くなるものと思われる。また、沿道のホンダ寄居工場の生産開始に伴い、狭山市の埼玉工場より従業員の通勤や部品輸送(指定経路は国道254号)のために利用されると見込まれており、交通量増加の可能性が高い。

↑寄居方面

  • 小川都市計画道路環状一号線(未整備2.6km)- 小川町市街地内の渋滞箇所を迂回する。
青山陸橋(西)交差点から、県道熊谷小川秩父線までの約1.3km区間は、平成20年度より事業に着手している。残り1.3kmは検討中(県議会答弁)
  • 越生・毛呂山バイパス(完成) - 越生町成瀬から毛呂山町葛貫まで。越生町・毛呂山町市街地、埼玉医科大学毛呂山キャンパス前の渋滞箇所、国際医療センターから越生町成瀬まで迂回する。
    • 2012年2月18日に葛貫工区が完成した。
  • 高麗川バイパス - 高麗川駅付近の日高市市街地、高麗川橋と南平沢交差点付近の渋滞箇所を迂回する。
    • 北平沢工区(着工・1.5km)- 南平沢地域より埼玉医大国際医療センターの付近まで延伸する形となる。高麗川架橋に予算がかかる。平成21年度より用地買収及び橋梁設計開始(県議会答弁)
    • 新堀工区(着工・2.7km)- 猿田工区から北伸する形で、南平沢地域まで延伸する。平成21年度用地買収率92%(県議会答弁)
    • 猿田工区(完成)
  • 下加治バイパス(完成) - 飯能消防署前の交差点より国道299号バイパスの飯能警察署東側の交差点まで。この完成で飯能市内の生活道路に大型車が進入することが減少した。
  • 飯能市道阿須小久保線 - 県道30号バイパスには含まれないが、実質延伸部になっており、この道路が全通すると南北の移動がしづらい飯能市内の道路交通が抜本的に改善する。
    • 双柳工区(完成) - 2011年3月29日に完成した。飯能警察署東側の交差点から南下し、そのまま東飯能駅東口駅前通り線に接続する。
    • 区画整理工区(交渉中・一部用地確保) - 岩沢北部・南部区画整理地域を経由するため、完成までには長い時間がかかると見込まれている。
    • 阿須工区(一部建設中) - 阿岩橋の架け替えが実施されている。駿河台大学付近の県道富岡入間線に接続する。

↓飯能方面

交差する鉄道と河川

沿線の主な施設

関連項目