国道254号

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起点付近にある大江戸線本郷三丁目駅3番出口(2008年7月)
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埼玉県川越市落合橋付近(2008年3月)
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埼玉県東松山市柏崎交差点(2009年5月)
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埼玉県小川町旧道上り方面(2012年11月)

国道254号(こくどう254ごう) は、東京都文京区から埼玉県群馬県を経由し、長野県松本市へ至る一般国道である。

概要

東京都心と埼玉県西部を結ぶ道路という事もあり、渋滞が激しいこの道は古くから川越街道 - 児玉街道 - 信州街道 - 富岡街道として「江戸道」「川越道」などとも呼ばれた。中山道より行程距離も短く、通行者も多かったため、五街道に準ずる脇往還の1つであった。大名などが多く利用する五街道とは違い、役人や女性が多く利用していた事から群馬県下仁田町のように「姫街道」と呼んでいる地域もある[1]。長野県の一部区間は中山道となっている。

明治期には、東京から群馬県渋川市を経て、新潟県長岡市までの鉄道路線として計画された東上鉄道(現在の東武東上線)の当時の敷設計画ルートも、群馬県藤岡市までほぼこの道に並行している。

近年においても国道17号が東京都文京区の国道254号起点から群馬県藤岡市までほぼ並行しており、関越自動車道も東京 - 藤岡間で、藤岡 - 佐久では上信越自動車道がほぼ並行している。

群馬県甘楽郡下仁田町南野牧から始まる旧道は、舗装はされているものの、新道に比べるとその道幅が狭かったが、新道の開通以前は長野県へと抜ける道路として普通車をはじめ、大型トラックなども利用していた。特に内山峠の旧道は急勾配で道幅も狭く、九十九折であったことも相まって、転落事故も多かったようである[2]1978年に県境の内山トンネルが開通し、その後1989年に内山道路(現道)が全線開通したため、その利便性が大幅に改善され、ほとんどの車両はそちらを利用するようになり、同時に交通量も(特に貨物トラックの通行は新道開通以前とは比べものにならないほど)増大した。

長野県内において国道142号と重複している区間があるが、その先の北佐久郡立科町宇山からの単独区間は近辺集落を通過している他、途中センターラインもなくなる。それでも、普通車以外に大型車もこの道を利用することがあり注意が必要である。なお、このボトルネック改善のため、同区間においては代替のバイパス道路を建設中である。

現在においては、山手線内側では春日通り、山手線外側や埼玉県では川越街道、群馬県内では信州街道などと呼ばれている。

歴史

通過市町村

重複区間

  • 国道463号(新座市中野 - 富士見市下南畑)
  • 国道16号(川越市新宿町 - 川越市大仙波)
  • 国道140号(大里郡寄居町桜沢)
  • 国道462号(本庄市児玉町児玉 - 本庄市児玉町八幡山)
  • 国道142号(佐久市・跡部交差点 - 北佐久郡立科町宇山)
  • 国道152号(小県郡長和町古町 - 上田市腰越)

主な接続道路

バイパス

別名・旧街道名

有料道路

高速自動車国道に編入された区間

道の駅

平行する鉄道路線

脚注

  1. 静かに時を刻む宿場町、群馬県、2007年10月26日。
  2. 現在でも「転落事故多し」の看板が旧道のあちこちに残っている。

外部リンク

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