Xファイル

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組Xファイル』(エックスファイル、The X-Files)は、1993年から2002年にかけてアメリカで製作されたSFテレビドラマ海外ドラマ)。

超常現象をテーマにしたストーリー展開や映画並みのロケが話題となり世界中でヒットした。製作総指揮はクリス・カーター。全9シーズン202話と劇場版2作が製作された。

ストーリーは、UFOUMAオカルトなど科学では説明の付かない超常現象のまつわる事件に、2人のアメリカ連邦捜査局(FBI)捜査官が取り組むというものである。超常現象に対し肯定的な男性捜査官モルダーと、懐疑的な女性捜査官スカリーの対照的なコンビが、対立しながらも信頼し合っていく描写も魅力である。モルダー捜査官は、幼い頃に妹を宇宙人に誘拐されており、「妹探し」がシリーズ全体を通してのテーマとなっているが、基本的には、毎回ひとつの事件に取り組むという一話完結の物語である。事件が万事解決するとは限らず、謎を残したまま終わることも多い。各回の内容は「完全な一話完結型」と定期的に登場する「ミソロジー(神話)」に大きく分類される。ミソロジーとは、異星人の存在と政府の陰謀に主人公陣営が家族を巻き込みつつ真っ向から立ち向かうという連続ドラマであり、それがシリーズの根幹を成して全体の流れを作っている。

シーズン初期は殺人事件のからむ深刻で重苦しい雰囲気のエピソードがほとんどであったが、シーズンが進むにつれ、パロディ・コメディ・ファンタジー的なエピソードも披露されるようになる。シリーズ終盤は、モルダーがUFOに誘拐され、代わりにドゲット捜査官が登場。かつてのモルダーの立場(超常現象肯定派)をスカリーが、スカリーの立場(超常現象懐疑派)をドゲットが引き継いでいる。これらの展開により、内容の許容範囲が広がった上、ストーリーにめりはりがついたことで200話に及ぶ長期シリーズを作り上げた。

オープニングと本編の間に通常「THE TRUTH IS OUT THERE(真実はそこにある)」とのキャプションが入るが、いくつかのエピソードでは内容にまつわる重大なキーワードに変わることもある。

日本では1994年よりレンタルビデオがリリースされブームとなり、1995年よりテレビ朝日系列各局で第3シーズンまで放送された。日本ではアメリカほどの大ヒットとはいかなかったが根強い人気を獲得。通常放送終了後、第4シーズン以降のミソロジー系(いわゆる政府の陰謀や異星人・UFO絡み)エピソードのうち幾つかが『日曜洋画劇場』の枠で放送された。また一部ローカル局では深夜枠などで、同シーズン以降をレギュラー放送していたところもある。

2005年2月と2009年5月にデアゴスティーニ・ジャパン社より『隔週刊 XファイルDVDコレクション』が出版された。内容はDVDとブックレットのセット。全49巻。第1シーズンから第9シーズンまでの全話が収録されている。吹き替えは小杉・相沢のビデオ版。

2014年8月18日よりDlifeで第1シーズンのHDリマスター版[1]が月~金で放送。それとは別に16日から土曜日に2話ずつ放送。

スタッフ

キャスト(準レギュラー含む)

FBI

フォックス・ウィリアム・モルダー(特別捜査官):デイヴィッド・ドゥカヴニー(全シーズン)
1961年10月13日生まれ 身長183cm 住所はバージニア州アレクサンドリア Hegal Place 2630番地 42号室
オックスフォード大学心理学を専攻し優秀な成績で卒業。突出したプロファイリングの才能を持つ優秀なFBI捜査官。バッジナンバーはJTT047101111(第2シーズン「幼虫」)。
1973年11月27日、妹のサマンサがエイリアンに誘拐される(第1シーズン「序章」、第2シーズン「リトル・グリーン・マン」ほか)。この一件はモルダーが凶悪犯罪課からX-FILE課に転属したきっかけにもなった(ちなみに、サマンサとは劇中において何度も再会しているように見えるが、それはあくまでも人工的に造られた彼女の単なるクローンである。本当の意味での再会は、第7シーズンで果たされることになる(第7シーズン、「存在と時間」part1,2))。
優秀な捜査官でありながら、超常現象事件を追い続けているため周囲の人間から「変人(スプーキー)」と呼ばれている(第1シーズン「序章」、「スクイーズ」など)。ただし一時期、CSマンの言葉やシンジケートの策略によって、超常現象事件の正体は当局が責任逃れのために捏造した偽物だと思い込んでいたことがある[2]
第7シーズン最終回にUFOに拉致されて(第7シーズン「レクイエム」)以降、次シーズンはしばらく不在となり、生還したあともスカリー出産後にはさらに深まる危険から身を守るために姿を隠す(第8シーズン「誕生part2」)。第9シーズンでスクリーンに登場するのは最終回のみである(第9シーズン「真実part1」、「真実part2」)。
普段のファッションは、ジーパンにグレー(第2シーズン「リトル・グリーン・マン」、第4シーズン「ツングースカpart1」ほか)、白(第6シーズン「ミラグロ」、第9シーズン「真実part2」ほか)、紺(第2シーズン「地底」)、黒(第1シーズン「落ちた天使」ほか)の無地のTシャツ(特にグレーが多い)、時に上に革のジャケットを着るという出で立ちである。またOMEGAの時計を着用している(第6シーズン「月曜の朝」、「スイート・ホーム」。複数所持しているか、OMEGAを好んで購入しているようで「月曜の朝」では日にちと曜日表示がある時計が登場するのに対して、「スイート・ホーム」では日にち表示だけの時計を着用している)。
いわゆる「大人の男」的な魅力が希薄な人物であり、ひたむきなオタク少年がそのまま大きくなったようなキャラクターが彼の魅力になっている。純粋で情に厚い性格だが少々おっちょこちょい。また、時には感情が高ぶることもあり、机、ゴミ箱等にあたったりもする(第5シーズン「吸血」など)。
軽度の色覚異常(第3シーズン「電波」)であり、そのせいもあってか、劇中ネクタイの色のセンスの無さに関して、ローンガンマンほかから指摘を受けている。
ヒマワリの種が好物で、劇中よく口にしている(第1シーズン「スクイーズ」、第2シーズン「リトル・グリーン・マン」ほか)。また本人いわく寿司も好物とのこと(第2シーズン「宿主」)。
苦手なものは(第1シーズン「炎」)と昆虫(第3シーズン「害虫」)。好きなスポーツは野球(第6シーズン「アンナチュラル」ほか)、バスケットボール(第6シーズン「ファイト・ザ・フューチャーpart1」、「スイートホーム」)。サマンサが誘拐された時にはバスケットボールチームのレプリカユニフォームを着ていた(第2シーズン「リトル・グリーン・マン」)。またX-FILE課の彼のデスクの後ろの棚にはバスケットボールが置いてある。
PLAYBOYを毎号購入し、アダルトビデオも購入している。時にはストリップを覗くこともある。
アパートの部屋番号は42(第6シーズン「ドリームランドpart2」ほか)。間取りは1LDKと思われる。熱帯魚を飼っており、モルダーが失踪もしくは行方不明の際にはスカリーなどが餌をやりに来ている(第2シーズン「リトル・グリーン・マン」、第8シーズン「サーチ・フォー・モルダーPart1」)。自宅のPCのパスワードは「TRUST NO1」(第2シーズン「リトル・グリーン・マン」)。自宅での睡眠は、8割方がソファーの上である。寝室は、モリス・フレッチャーが掃除、模様替えをするまでほぼ物置同然であった(第6シーズン「ドリームランドpart2」)が、それ以後、モルダーのアパートでは禁止されているウォーターベットが置かれることとなる(しかし、後日破裂(第6シーズン「月曜の朝」))。
大学時代、のちにロンドン警視庁の捜査官を務めることとなるフィービー・グリーンという女性と交際。その後捜査の協力をすることとなる(第1シーズン「炎」)。
X-FILE課のオフィスを見渡す限り、モルダーの変人ぶりがよく見てとれる。天井には鉛筆が突き刺さっており(第5シーズン「ドール」など)、壁中に超常現象がらみの新聞記事や写真、X-FILE課のシンボルと言ってもよい、UFOの写真をバックに「I WANT TO BELIEVE」(私は信じたい)と印刷された特大ポスターなどが貼ってある。このポスターはスカリーがX-FILE課に赴任してきた当時から貼ってあるもので、X-FILE課が火災に遭った際に焼失してしまう(第5シーズン「ジ・エンド」)が、その後、捜査協力者から同じデザインのポスターを譲り受け、再びオフィスに貼られることとなる(第6シーズン「絶滅種」)。
スカリーと共にザ・シンプソンズの第8シーズン第10話に出演した。
ダナ・キャサリン・スカリー(特別捜査官):ジリアン・アンダーソン(全シーズン)
1964年2月23日生まれ 身長160cm テンプレート:要出典範囲
モルダーの相棒。バッジナンバーは2317-616。元々はモルダーの監視のためにシンジケートがX-FILE課に送り込んだ(第1シーズン「序章」)。しかし、モルダーの真実を探求する姿勢に共感し、彼を信頼して助けるようになる。
メリーランド州立大学物理学の学位(卒業論文のタイトルは『アインシュタインの双子のパラドックス』)、スタンフォード大学で医学博士号を取得。医学部在籍中にFBIに引き抜かれる。医師であり科学者でもあるため、超常現象に否定的だが、科学では説明できない数々の事件を体験し超常現象を肯定するようになる。
カトリック教徒でもある(第2シーズン「昇天Part3」、第5シーズン「クリスマス・キャロル」ほか)ため、時折科学と信仰の間で苦悩することもある。
非常に理知的で自他共に厳しい性格。その一方でさみしがり屋なのか、よく実家の母親に電話をする場面が見受けられる(第8シーズン「サーチ・フォー・モルダー」ほか)。第8シーズン最終回での出産以降はX-FILE課を離れ、FBIアカデミーの教官としてドゲットとレイエスに協力する。
医師であることから、負傷者が出た際「I'm a medical doctor(私は医者よ)」と言って手当てする場面もある(第1シーズン「落ちた天使」ほか)。また、破水した妊婦がいたため赤ちゃんを取り上げることになるが、過去に赤ちゃんを取り上げたことは無い(第6シーズン「アグア・マラ」)。
父が『白鯨』の愛読者であったこともあり、父はスカリーを「スターバック」(第1シーズン「海の彼方に」、第2シーズン「昇天part3」)、スカリーは父を「エイハブ」とそれぞれ呼び合っている。また、飼い犬クイークェグの名も『白鯨』に登場する銛打ち名人の名に由来している。
幼少時代、父が海軍の軍人であったことから世界中を転々としていたことがあり、日本の名古屋にも訪れていたことが劇中の写真からわかる(第5シーズン『クリスマス・キャロル』)。
亡くなった飼い主に代わり、クイークェグと名付けた犬を飼うことになった(第3シーズン「休息」)が、後日捜査に一緒に連れて行った際、湖に棲むUMA(本当はただのワニだった)の餌食になってしまう(第3シーズン「ビッグ・ブルー」)。
モルダーと共にザ・シンプソンズの第8シーズン第10話に出演した。
ウォルター・スキナー(副長官):ミッチ・ピレッジ(全シーズン)
モルダーとスカリーの上司。X-FILE課は彼の管理する部署のひとつである。海兵隊出身で、18歳の時ベトナム戦争に従軍。戦闘中負傷し、臨死体験をする(第2シーズン「昇天Part3」)。基本的には超常現象否定派ではあるが、二人と衝突しながらもX-FILE課を理解し、時には命をかけて協力することもある。妻とは離婚しており、その後は一人暮らし(第3シーズン『化身』、第4シーズン「ツングースカPart1」、第4シーズン「ゼロ・サム」)。第6シーズンからはある事件をきっかけにクライチェックに命を握られることとなる(第6シーズン「S.R819」)。終盤、自身の目の前でモルダーがUFOに拉致されたことで超常現象肯定派へと変わり、スカリー達をバックアップする。かつてはシンジケートと近い存在であり、オフィスにCSマンが訪れたり連絡先を控えていた。またスカリーの命を救うために、CSマンに協力し隠蔽工作を行ったことがある(シーズン4「ゼロ・サム」)。
アルビン・カーシュ(副長官):ジェイムズ・ピッケンズ・ジュニア(第6、8〜9シーズン)
シリーズ中盤、X-FILE課を外されたモルダーとスカリーの新たな上司として登場する。スキナーとは違いX-FILE課には否定的。第8シーズンでは長官代理に出世し、不在となったCSマンのような役割を担う。作中一貫してモルダーと対立していたが、最終章では心境に変化が訪れて囚われていたモルダーを逃がすことに加担する。
ジョン・ドゲット(特別捜査官):ロバート・パトリック(第8〜9シーズン)
第8シーズンからのX-FILE課担当。海兵隊出身で、レバノンでの従軍後シラキュース大学で公共政策を専攻し修士の学位を修める。元ニューヨーク市警。シーズン初回、行方不明となったモルダーの捜索のため赴任してくるが、カーシュにより捜索解決までX-FILE課担当を命ぜられる(第8シーズン「サーチ・フォー・モルダーPart1」)。優秀な捜査官であり、モルダーとは違うベクトルで真実を追究する。超常現象の知識は皆無に等しく、その存在にも懐疑的。しかし自分自身が目にしたことや体験したことは信じる。アメリカ海兵隊に所属していたこともあり、細身ながら華麗なアクションで戦闘能力が高い。しかし、戦う相手のほとんどが人間以外のものであるため、遅れをとってしまうことも。過去に息子を誘拐され殺されたことがトラウマとなっていて、その事件は未解決である。
モニカ・レイエス(特別捜査官):アナベス・ギッシュ(第8〜9シーズン)
第8シーズン中盤、ドゲット捜査官の要請によりX-FILE課への協力を始める。第9シーズンでは出産後アカデミー配属となったスカリーと交代する形でX-FILE課に赴任、ドゲットのパートナーとなる。ブラウン大学で民俗学・神話学を専攻し、宗教学の修士を取得。幼い頃メキシコで育ったため、スペイン語が得意である。霊的な感性を持つ。以前ドゲットの息子が誘拐された事件を担当し、それがきっかけとなって知り合った。また、相棒のドゲットに好意を寄せている。ちなみにこの役名は、クリス・カーターの友人である某美術商から取られている。
スコット・ブレヴィンス(課長):チャールズ・シオフィ(第1、4、5シーズン)
所属セクションは不明だが、組織管理部・人事部長といった役回りであろうか。初回、フォックス・モルダーを監視するために、彼がスカリーにX-FILE課への配属を命令するシーンで物語は幕を開ける。実はFBIに派遣されたシンジケートの手先であり、実際にX-FILEを無き物にしようとする人物の一人である。彼はモルダーによってFBIのミーティングの場でシンジケートのスパイであることを告発され、直後に別の手先によって殺害される。
ブラッド・フォーマー(副長官):ケイリー・エルウィス(第9シーズン)
第9シーズン、X-FILE課と対抗するポジションとして登場してくるが、以前の恋人でもあり、いまだ好意を寄せるレイエスの存在や自らの正義感のため、結局はカーシュとX-FILE課の板ばさみ状態におちいってしまう。レイエスとコンビを組むドゲットに対しては非常に高圧的だが、やがて彼の息子の事件解決に一躍かうことになる。

シンジケート

シガレット・スモーキング・マン(「煙草を吸う男」) / C.G.Bスペンダー(CSマンと略される。一部ではキャンサーマン、肺がん男とも):ウィリアム・B・デイヴィス(第1〜7、9シーズン)
アメリカ政府の裏に存在し、軍部の管理、秘密裏の実験や民衆への情報操作を行う影の政府であるシンジケートの一員で、Xファイル全シーズンの最大の敵である。彼らの目的のひとつとして、エイリアンの地球への入植に協力し、エイリアンと人類のハイブリッド種を生み出すことで人類の滅亡を回避しようとしている。中でもCSマンは事件の後処理や証拠隠滅、FBIとのコネクションを担当するため、その存在はモルダーたちにとって最大の敵といえる。グループの陰謀を暴こうとするモルダーと敵対するが、彼の能力そのものは高く評価している。
一時、シンジケート内部の対立により失脚するが(第5シーズン「帰還Part2」)、その能力を必要とされたため再びシンジケートに復帰(第5シーズン「ジ・エンド」)。
モルダーの援助に回るような動きを見せることもあり、彼の実の父親であることを示唆し、結局それが真実であることがわかる。遺伝子移植手術のため重い病気を患った(第7シーズン「第六の絶滅Part2」)後、第7シーズン最終話にてクライチェックとコバルービアスに殺害されたかに見えたが(第7シーズン「レクイエム」)、最終話で再びモルダーとスカリーの前に登場し、エイリアンによる入植の日を告げた後ミサイル攻撃を受けて死亡する(第9シーズン「真実Part2」)。
幼いころから本が好きで、作家になるのが夢だった。ケネディ大統領キング牧師の暗殺などを実行した自分の半生をロール・ブラッドワースという筆名で小説にし発表したことがあり、作家一本で生活しようとしたのか、辞表まで書いている。しかしながら、出版社の意向であらすじが書き換えられていたことに愕然とし、書いた辞表を破り捨てた(第4シーズン「紫煙」)。
その名の通りのヘビースモーカーで、好きな銘柄は「Morley(架空の銘柄)」である。演じるデイヴィスは既に禁煙しており、劇中で吸っているのは味のしないエチケット煙草である。
ウェル・マニキュアード・マン:ジョン・ネヴィル(第3〜5シーズン)
シンジケートの一人。ビル・モルダーの葬儀の際に初めてスカリーの前に姿を現す(第3シーズン「祈り」)。年長格でCSマンを抑えることのできる数少ないイギリス紳士。シンジケートの過激なやり方に疑問を抱いているため、時にモルダーとスカリーに警告という形で情報を与える。劇場版第1作ではシンジケートからモルダーの殺害を指示されていたが、自分の孫を含む人類の未来をモルダーに託し自爆。
アレックス・クライチェック:ニコラス・リー(第2〜9シーズン)
モルダー監視のためCSマンがFBIに潜入させ、モルダーとコンビを組ませた(第2シーズン「不眠」)。モルダーからは目障りな存在として煙たがられる。FBIから離脱(第2シーズン「昇天part2」)後もシンジケートの命令で暗躍し、モルダーの父ビルを殺害、スカリーの姉メリッサ殺害にかかわり(第2シーズン「アナサジ」)、指示が途絶えた後も独自に活動している。ブラックオイルに感染した過去を持つ(第3シーズン「海底」)。一時期ロシアと組んでシンジケートに反抗していたこともある。ロシアの村人に左腕を切断されて以降は義手を装着している。モルダーやスキナーらには損得で動く男と思われているが、独自の信念を持っているようで、時折モルダーらに情報を提供したり協力を申し出るなどしている。終盤に射殺されてしまうが(第8シーズン「誕生Part2」)、最終話では幻影でモルダーを手助けするシーンが見られる(第9シーズン「真実Part1」)。演じるニコラス・リーは第1シーズン第14話「性を曲げるもの」に別の役で出演している。
ジェフリー・スペンダー:クリス・オーウェンズ(第5〜6、9シーズン)
シガレット・スモーキング・マンの息子。モルダーの異母兄弟。母が熱烈なUFO信奉者であるためかUFOを含む超常現象に否定的。モルダーに対し敵愾心を持ち度々衝突する。モルダーがX-FILE課から外された際にX-FILE課担当になるが、行方不明となった母の捜索以外何も行わなかった。CSマンが母をエイリアンの実験台に提供したことを知りモルダーと和解(第6シーズン「ファイト・ザ・フューチャーPart2」)。それは父・CSマンを裏切る行為であり、彼に銃撃されたのち母同様エイリアンの実験台にされた。

演じるクリス・オーウェンズは第4シーズン第7話「紫煙」で若き日のCSマン、第5シーズン第5話「プロメテウス」でムタト役で出演している。

ダイアナ・ファウリー:ミミ・ロジャース(第5〜7シーズン)
モルダーの元恋人。ローン・ガンメンとの親交もある。CSマンによりシンジケートに引き込まれた。第6シーズン、スペンダー捜査官とともにX-FILE課を担当することとなる。第7シーズンにて意識不明のモルダーを救済する手がかりを与えた為に始末される(第6シーズン「ファイト・ザ・フューチャーPart2」)。元々モルダーと共にX-FILE課を担当していたが、ヨーロッパに赴任する。ヨーロッパ赴任後はヨーロッパ各地とチュニジアを毎週のように往復していることをスカリーとローン・ガンメンの調査によって明らかになる(シーズン6「ファイト・ザ・フューチャーPart2」)

情報提供者

ディープ・スロート(「内部告発者」の意):ジェリー・ハーディン(第1、3、4、7シーズン)
モルダーに怪事件の情報を提供する謎の人物。シンジケートの一人であり、CSマンの同僚である。UFO墜落によって捕獲されたエイリアンを殺害したことがある(第4シーズン『紫煙』)。第1シーズン最終話でモルダーを助けるために死亡(第1シーズン『三角フラスコ』)し、アーリントン墓地に埋葬された(第2シーズン「リトル・グリーン・マン」)。以降、様々な形で再登場する(第3シーズン「祈り」、第4シーズン「紫煙」、第7シーズン「第六の絶滅part2」)。第4シーズン「紫煙」ではCSマンに「ロナルド」と呼ばれている。
X:スティーヴン・ウィリアムズ(第2〜5、9シーズン)
ディープ・スロート亡き後の情報提供者。CSマンの手下。第2シーズン「宿主」でモルダーと電話で初めて接触する。高圧的な態度でしばしばモルダーとは対立するが、時には体を張ってモルダーを助けることもある(第2シーズン「昇天part3」)、第3シーズン「731」)。モルダーは自宅の窓ガラスにマスキングテープで「X」印を作り、Xを呼び出していた。CSマンにモルダーへの情報漏洩が発覚したため殺害される(第4シーズン「支配者」)。その際、マリタ・コバルービアスに繋がるダイイングメッセージ「SRSG(事務総長特別代表)」をモルダーのアパートの玄関前の床に自らの血で書き残す(第4シーズン「支配者」)。また、ローンガンメンとモルダーの出会いを描いたエピソードでは、シンジゲート側として証拠隠滅を取り仕切るために登場する(第5シーズン「アンユージュアル・サスペクツ」)。最終話では幻影としてモルダーを助ける。
マリタ・コバルービアス(国際連合事務総長特別代行):ローリー・ホールデン(第4〜7、9シーズン)
Xの死に際に残したメッセージを頼りに、モルダーが妹のクローンがいたカナダの農場の調査を依頼したことから彼と知り合い、以後情報を提供。金のためにシンジケートに協力していたが、クライチェックと共謀した(第5シーズン『ペイシェントX』)。罰としてマニキュアードマンにより対エイリアン用ワクチン開発の実験台にされた(第6シーズン『ファイト・ザ・フューチャーPart2』ほか)。最終話にモルダーを弁護する証人として秘密裁判に出廷する。
ノエル・ローラー:アダム・ボールドウィン(第8〜9シーズン)
連邦政府の情報部員。ドゲットの海兵隊時代の仲間で、当たり障りのない情報を提供する。しかし現在のその正体はエイリアンの手先である。最終話でドゲットとモニカを追い詰めるも、彼らの唯一の弱点であるマグネタイトの力により地層に引きずり込まれ消滅した(第9シーズン「真実part2」)。

ローン・ガンメン

モルダーの10年来の旧友。自称、政府監視団体。メリーランド州に拠点を構える。彼らの家のドアは鍵がいくつも付けられ、防犯カメラも設置されている。政府の陰謀を暴くべく活動し、機関紙「ローン・ガンマン」を発行している(第1シーズン『落ちた天使』ほか)。豊富な知識と優れた能力をもって捜査に協力する。シリーズ終盤ワシントンD.C.を守るために犠牲になり死亡。その亡骸はスキナー副長官の計らいでアーリントン国立墓地に葬られる(第9シーズン『英雄に捧ぐ』)。最終話では幻影としてモルダーに助言をおくる。

メルビン・フロヒキー:トム・ブレイドウィッド(全シーズン)
ローン・ガンメンの最年長者。写真撮影、分析担当。雑誌に投稿された小説からCSマンの過去を読み解くほどの分析能力を持つ。スカリーに好意を寄せ、スカリーが昏睡状態で病院に運ばれた際、タキシード姿で花束を持って訪れた(第2シーズン「昇天part3」。吹き替え版では「フロハイキ」と呼ばれている。演じているトム・ブレイドウィッドは初期Xファイルの助監督。ドアの鍵を開けるのは彼の場合が多い。
ジョン・フィッツジェラルド・バイヤース:ブルース・ハーウッド(全シーズン)
ローン・ガンメンのリーダー格。いつもスーツに身を包み清潔な姿でいる。元連邦職員であり、豊富な軍事知識を持つ。ローン・ガンマン結成のきっかけを作る(第5シーズン「アンユージュアル・サスペクツ」)。モルダーが病院から逃亡するために、モルダーに変装用としてスーツを貸したこともある(劇場版第1作)。ケネディ大統領暗殺の日に生まれたため、ファーストネーム、ミドルネームはケネディ大統領のそれに由来する(第6シーズン「荒野の3人」)。
リチャード・ラングリー:ディーン・ハグランド(全シーズン)
ハッキング、情報収集担当。ハッキングによって政府の極秘情報を書き換えてしまうほどの高い能力を持つ。長髪でヘヴィメタルバンドのTシャツを好んで着ている。かなりのTシャツ好きか他の服が相当嫌いか不明だが、スカリーが幻覚で見たモルダーのお別れ会でも黒の喪服・ワイシャツ・黒の蝶ネクタイの絵がプリントされたTシャツを着ていたほどである(シーズン6「トリップ」)。

エイリアン

グレイエイリアン
一般的なイメージそのままのエイリアン。回想や想像の中で登場することが多く、その実態は依然として謎のままである。
カモフラージュエイリアン
墜落したUFOから脱出した光学迷彩をまとった正体不明の生物。敵に対して放射線を浴びせたり、後に出てくるUFOのカモフラージュに手法が似ていることから、やはりシリーズに一貫して登場するエイリアンの一種と思われる。
バウンティハンター:ブライアン・トンプソン
エイリアンが「いた」証拠を消すため、シリーズの要所で登場し暗躍している。正確にはエイリアンの遺伝子を組み込んだハイブリッド人間のクローンの一人で、中でも非常に強力な存在と思われる。顔を変幻自在にモーフィングすることができる。緑色の血を流し、そのガスは有毒なウイルスを含んでいる。首の裏の付け根を攻撃されない限り死ぬことはない。
ジェレマイア・スミス:ロイ・シネス
ハイブリッド人間のクローン。この種特有の「癒し」の能力を(故意に)表沙汰にしてしまったことからCSマンやバウンティハンターに狙われる。シンジケートにとっての反乱分子。
サマンサ・モルダー:ミーガン・ライチほか
モルダーの前に突然あらわれる妹の名を語る女性。後に彼女もクローンの一人であることがわかり、少女期のままの容姿をしたクローンも登場する。しかし彼女たちのその遺伝子は本物のサマンサから採取された可能性が高く、彼女の容姿は本物そのものである。
ブラックオイル
黒いオイル状の生命体(ウィルス)。人間に侵入しその意識を操る。宿主を乗り換えながら目的を遂行しようとする。放射性物質であり、敵に放射線を放って攻撃する。また虫状の形態をとりつつ人間に侵入して植物状態にするものや、侵入した人間を媒体にして凶暴エイリアンに生まれ変わるものも登場するが、それらが同じ種なのか、変異体なのかは謎である。
反乱軍
シンジケートとエイリアンによる共謀計画に反抗するハイブリッド人間クローンの集団。ブラックオイルの侵入によって意識をコントロールされることを防ぐために、通常は目や口を塞いだ容貌をしている。モーフィングしている時は普通の容姿である。
凶暴エイリアン
ブラックオイルから生まれた動物的で非常に狂暴な生物。鋭く伸びる刃物のような爪をもつ。脱皮した姿はノーマルなグレイエイリアンであることから、凶暴エイリアンはその幼態と思われる。
無敵兵士
外見は人間そのもので血も赤い。しかし身体能力は桁違いに強く、素手で人間の首を一瞬で切り落としたり、ゴミ処理機で粉砕されても金属状の椎骨から増殖して元の体に戻る。元は通常の人間であり、エイリアンによってウイルスを植えつけることにより誕生したレプリカントである。モルダーのアブダクトもそれが目的であった。エイリアンの手先として少しずつ人間社会に侵入していき、やがて訪れる入植の準備を遂行する。

家族・親族

モルダー家

サマンサ・モルダー:バレッサ・モーレイ(誘拐時)、ミーガン・リーチ(成人時)(第2、5、7シーズン)
モルダーの妹。吹き替えではモルダーのことを「お兄ちゃん、兄さん」などと呼んでいるが、実際はファーストネームで呼んでいる。8歳の時にモルダーの目の前でエイリアンに誘拐された(第2シーズン「リトル・グリーン・マン」)。この事件によりモルダーは超常現象、特にUFOに強い執着を持つようになる。劇中さまざまな形で登場しており、ある時は成人した女性であり、またある時は誘拐時の姿そのままで登場してくることもあったが、それはすべて彼女のクローンである(第2シーズン「入植part1」ほか)。実際には、アブダクトからの生還後しばらくジェフリー・スペンダーと共に軍事施設で生活した後、逃げ込んだ先の病院にて命を落とした。それは追ってきたCSマンに捕まり、実験を続けさせられて味わうであろう更なる苦しみから解放するため、天(神)の救済により彼女の実体ごと昇天したからである。真実を知り彼女の霊に触れたモルダーは安堵の表情を浮かべ、その探索は終着点を迎えた(第7シーズン「存在と時間part2」)。
ビル(ウィリアム)・モルダー:ピーター・ドゥナット(第2、3シーズン)
モルダーの育ての父。元国務省職員で、1940年代以降シンジケートに所属する。引退後もスモーキングマンが自宅に訪れるなどシンジケートとは親交があった。妻ティナとは別居。モルダーにサマンサ誘拐をはじめとする真実を告げようとするが、クライチェックの手によって殺されてしまう。モルダーは葬儀に参列できなかった(第3シーズン「祈り」)。
ティナ・モルダー:レベッカ・トゥーラン(第2、3、4、7シーズン)
モルダーの母で、ビル・モルダーの妻。スモーキングマンと過去、関係を持ちモルダーをもうける。実際、モルダーが成人した後も彼に何度か面会している(第3シーズン「タリサ・クミ」)。くも膜下出血で倒れた際(第3シーズン「タリサ・クミ」)、CSマンの指示によるバウンティーハンターの治療を施された(第4シーズン「支配者」)。娘サマンサをシンジケートに差し出したこと、夫が過去に携わっていた陰謀をモルダーに告げられないこと、スモーキングマンとの関係など様々な悩み、葛藤を一人で抱えた末、自殺した(第7シーズン「存在と時間part1」)。

その他

アルバート・ホスティン:フロイド・ウェスターマン(第2、3、6、7シーズン)
ナバホ族インディアンの老人。第二次世界大戦当時ナバホ語の知識を駆使して暗号文書の作成に携わった。瀕死のモルダーを救済の儀式により回復させた。スカリーの姉が重傷を負ったときも祈りを重ね、スカリーからも信頼される。自身が死の床にあったときもスカリーに助言を与え、その迷いを解き放った。
リチャード・マティソン:レイモンド・J・バリー(第2、6シーズン)
アメリカ合衆国上院議員。政府の陰謀を白日の下に曝すべくモルダーの後ろ盾となる。しかし、自身もある陰謀に加担していた。
マイケル・クリッチュガウ:ジョン・フィン(第4、5、7シーズン)
アメリカ国防総省職員。モルダーにエイリアンがいない証拠を突きつけ絶望させた。自分の息子の命を救うためにモルダーを極秘の研究施設へ潜入させる。
ギブソン・プレイズ:ジェフ・グルカ(第5、6、8、9シーズン)
チェスの神童と呼ばれる少年。脳の一部が通常の人間には見られない活発な活動を行い、他者の心が読める。またエイリアンの一派であるハイブリッドクローンや無敵兵士らと心を通わせることもでき、モルダーは彼の正体は半分エイリアンだと考えている。
カサンドラ・スペンダー:ヴェロニカ・カートライト(第5、6シーズン)
CSマンの妻でジェフリー・スペンダーの母。夫によりエイリアンに実験台として提供された。度重なる実験によりエイリアンと人類のハイブリッド第1号となる。血液も緑色に変化しているが、シンジケート首謀の実験でえられたハイブリッドであり、エイリアンによって人間の遺伝子を利用してつくられたクローンたちとは別物。

エピソード

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劇場版

Xファイル ザ・ムービー

テンプレート:Infobox Film

1998年、『Xファイル ザ・ムービー』として映画化された。これはシリーズの一エピソードを大きな規模で描いたもので、時系列では第5シーズンと第6シーズンの間に位置する。テキサス州北部の田舎町で少年が洞窟に落ち、少年と彼を助けようとした消防士らがブラックオイルに感染してしまうところから話は始まる。

テレビ朝日系列において放送された際は、アメリカ同時多発テロ事件の影響により、政府関連ビル爆破シーンはカットされた[3]。後にTBSが(『Xファイル: 真実を求めて』上映に合わせて)放送した際は、爆破シーンもそのまま流している。

  • 配給:20世紀フォックス
  • アメリカ公開:1998年6月
  • 日本公開:1998年12月
  • 本編:121分
  • コピー:未来と闘え(Fight the Future

スタッフ

キャスト

テレビシリーズ共通

劇場版のみ

Xファイル: 真実を求めて

テンプレート:Infobox Film 放送終了から5年経った2007年4月、劇場版第2弾に関する噂についてプロデューサーや原案・脚本などを兼任していたフランク・スポトニッツが事実であると認める発言をしたことが話題となる[4]

北米では2008年7月25日に封切られた。日本では同年11月7日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ他、全国TOHOシネマズ系で公開された。日本版の副題は当初オリジナル版の副題をそのまま日本語読みした「アイ・ウォント・トゥ・ビリーブ」が設定されていた[5]が、後にTSUTAYAサイトにて一般公募が行われ「真実を求めて」に決定した[6]

この公開に合わせ、全エピソードの中からクリス・カーター、フランク・スポトニッツが選んだ『Xファイル傑作選』DVD-BOXが10月3日にリリース・レンタルされた。

  • 配給:20世紀フォックス
  • アメリカ公開:2008年7月25日
  • 日本公開:2008年11月7日
  • 本編:104分
  • 副題(英語版):I WANT TO BELIEVE

スタッフ

キャスト

テレビシリーズ共通

劇場版のみ

第3作の構想

ドラマ版の最終シーズンにおいて2012年12月22日が宇宙人入植の日であるとされたため、それまでに映画版第3作が製作されるのではないかといわれていたが、結局実現しなかった。しかし、クリエイターのクリス・カーターは「20世紀FOXの許可さえ下りれば、第3作を作りたい」と述べた[7]。ただし、2013年10月には「宇宙人入植の日がすぎてしまったということは無視できない」とも述べている[8]

また、デイヴィッド・ドゥカヴニージリアン・アンダーソンの両名も、2013年10月のインタビューにおいて映画版第3作に出演したいとの意向を明かしている[9]。しかし、2014年1月のインタビューにおいて、アンダーソンは自身の多忙のために、第3作の製作があるとすれば、2016年以降になるだろうとの見解を示した。また、「人々が第3作への関心を持っているのかどうか分からない。」「2012年のエイリアン入植の日を描くにはもう遅いのではないかと感じている」と述べた[10]

シーズン10

映画版第2作の後のモルダーとスカリーを描いた漫画The X-Files Season 10』(全8話)が2013年6月に刊行された。映画第2作の後のモルダーとスカリーを描いた作品で、ストーリーはクリス・カーター(第5話まで)とジョー・ハリスが担当した[11]

日本語吹替

テレビ朝日放送版とビデオリリース版には異なったキャスティングで吹き替えが製作された。ただし、テレビ朝日系列であっても、第3シーズン以降が放送される場合、吹き替えはビデオ・DVD版である。

ビデオ・DVD・HDリマスター版

日本のビデオ版のみ、冒頭でファイルナンバーとその話のタイトルがタイプライターで打ち出される演出がある。

テレビ朝日放送版

  • 放送期間:1995年11月22日〜1997年12月10日
  • モルダー:風間杜夫
  • スカリー:戸田恵子
  • スキナー:小川真司
  • スモーキングマン:山内雅人
  • マニキュアマン:納谷悟朗
  • クライチェック:宮本充
  • ローン・ガンメン — フロハイキー:佐藤正治 / バイヤーズ:速水奨 / ラングリー:曽我部和恭
  • ディープスロート:池田勝
  • ミスターX:田中信夫
  • OPナレーション:窪田等
  • 翻訳:平田勝茂
  • 演出:福永莞爾
  • 調整:山田太平
  • 効果:リレーション
  • 担当:菅原由美子
  • 制作:ムービーテレビジョンスタジオ、SFINX TimeWarp
  • 配給:ムービーテレビジョン
  • テレビ朝日プロデューサー:圓井一夫
  • テーマソング
B'zLOVE PHANTOM」(第1シーズン)
大黒摩季アンバランス」(第2シーズン)
TWO-MIXTRUE NAVIGATION」(第3シーズン)
  • 補足
テレビ朝日版では、倫理的・差別的な表現が理由で未放映のエピソードがいくつかある(第23話「ローランド」、第44話「サーカス」、第48話「カニバル」、第56話「歩兵」、第58話「二世」、第59話「731」)。放映順序も米国版とは異なっていることが多く、極端な例では、第2シーズン第43話「歪み」が第3シーズン内で放映されている。第3シーズンの放映時にはファンコーナーが設けられた。基本的には毎週水曜日の放送枠だったが、朝日放送では阪神タイガース主催試合(阪神戦のビジター時には、稀に近鉄バファローズ主催試合も)の中継を優先していたため、プロ野球シーズンには土曜日午後の時間帯に振り替えとなることがあった。また、広島ホームテレビ広島東洋カープ主催試合の中継のため類似の対応となった事がある。
テレビアニメ『ザ・シンプソンズ』にモルダーとスカリーが登場するエピソードがあるが、日本では2000年に初放送された吹き替えについても風間と戸田が担当している。

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スカイパーフェクTV!版

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放送局

小説版

『Xファイル』の小説シリーズも出版されており、日本では「角川文庫」に収録されている。登場人物の設定はほとんどテレビドラマに準拠しており、主人公もフォックス・モルダーとダナ・スカリーの両名である。『X-ファイル――未来と闘え』と『X-ファイル――真実を求めて』は、映画作品の小説版である。それ以外の作品はテレビドラマや映画のノベライズ版ではなく、オリジナルエピソードとなっている。執筆はケヴィン・J・アンダーソンやベン・メズリックらの手によるものであり、いずれの作品も南山宏翻訳を手がけている。

  • クリス・カーターチャールズ・グラント著、南山宏訳『X-ファイル――闇に潜むもの』角川書店1995年。ISBN 4042678017
  • クリス・カーター、チャールズ・グラント著、南山宏訳『X-ファイル――旋風』角川書店、1995年。ISBN 4042678025
  • クリス・カーター、ケヴィン・J・アンダーソン著、南山宏訳『X-ファイル――グラウンド・ゼロ』角川書店、1996年。ISBN 4042678033
  • クリス・カーター、ケヴィン・J・アンダーソン著、南山宏訳『X-ファイル――遺跡』角川書店、1996年。ISBN 4042678041
  • クリス・カーター、ケヴィン・J・アンダーソン著、南山宏訳『X-ファイル――呪われた抗体』角川書店、1997年。ISBN 404267805X
  • クリス・カーター、エリザベス・ハンド著、南山宏訳『X-ファイル――未来と闘え』角川書店、1998年。ISBN 4042678068
  • クリス・カーター、ベン・メズリック著、南山宏訳『X-ファイル――移植』角川書店、1999年。ISBN 4042678076
  • マックス・アラン・コリンズ著、南山宏訳『X-ファイル――真実を求めて』角川書店、2008年。ISBN 9784042826125

スピンオフ

2001年にスピンオフ作品として、モルダー捜査官を助ける3人組が主人公のテレビドラマ『ローン・ガンメン(The Lone Gunmen)』が1シーズン13話のみ製作され、Xファイルのシーズン8と並行する形で放送された。その最終回はXファイルシーズン9のエピソードにつながる。日本ではセルビデオが3話だけ発売されたのみ。CS放送のFOXチャンネルにて全13話がビデオシリーズの吹き替えキャストで数回放送された。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプテンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

  1. 画面アスペクト比がオリジナルの4:3から16:9に変更されている。
  2. 例えば、若い女性がアブダクションされた事件の正体は、アメリカ軍の不良兵によるレイプを、被害者への催眠術などによる記憶操作であたかも当局とは全く関係がないエイリアンによる犯行で、当局には何の責任もないと見せかけたもの。
  3. 『Xファイル』とアメリカ同時多発テロの関係については越智道雄監修『9.11とアメリカ』(鳳書房2008)にある「Xファイルの環境とテロに見る恐怖の構図」(岩政伸治)に詳しい。
  4. 関連する外部リンク:(記事はいずれも英語)
    • フランク・スポトニッツのコメント
    http://www.biglight.com/blog/2007/04/its-true.html
    • フランク・スポトニッツのコメントを紹介する記事
    http://www.sliceofscifi.com/2007/04/23/x-files-film-sequel-in-the-works/
    • デイビッド・ドゥカヴニーのコメント
    http://www.rottentomatoes.com/news/comments/?entryid=411308
  5. 劇場で放映された特報に用いられていた。副題が変更した現在でも公式サイトで副題変更前の特報ムービーを参照することが出来る。
  6. http://www.tsutaya.co.jp/cinema/sp/x-files/
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web