関西大学

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テンプレート:Infobox 関西大学(かんさいだいがく、テンプレート:Lang-en)は、大阪府吹田市山手町三丁目3番35号に本部を置く日本私立大学である。1922年に設置された。大学の略称は関大(かんだい)。

概観

大学全体

関西大学は、当時の司法省の顧問を務めていたボアソナードに学んだ有田徳一井上操小倉久土居通夫野村ちん吉ら大阪在勤の裁判官、彼らの上司である児島惟謙、漫画家手塚治虫の祖父手塚太郎、自由民権運動家である吉田一士らにより、1886年に関西初の法律学校として大阪市西区の願宗寺に開かれた関西法律学校を起源とする。

建学の精神(校訓・理念・学是)

関西大学の建学の精神は「正義を権力から護れ」である。これは大津事件裁判において、政府の圧力から司法の独立を守り抜いた児島惟謙が創立に関わっていることが大きい。また、教育の理念を「学の実化(じつげ)」すなわち「学理と実際との調和」としている。戦後の復興期を経て、学理と実際との調和、学技一体の学風は脈々と受け継がれている。

教育および研究

13学部、大学院15研究科を設置している。近年、専門職大学院の充実を図っており、法科大学院・会計専門職大学院・臨床心理専門職大学院を設置している。

沿革

略歴

1886年に創立された関西法律学校を起源とする大学。1922年大学令に基づく旧制大学となった。

年表

  • 1886年 関西法律学校が開校。
  • 1893年 司法省指定学校として認可指定学校に認可。
  • 1903年 専門学校令による専門学校として認可。
  • 1905年 社団法人に改組し、私立関西大学と改称。大学科、大学予科および専門科を設置。各科に法律学科、経済学科を置く。
  • 1906年 大学科、専門科に商業学科を増設。
  • 1911年 専門部に高等商業予科を新設し、従来の商業学科も高等商業学科と改称。
  • 1913年 関西甲種商業学校(関西大学第一中学校・高等学校の前身)が開校。
  • 1920年 財団法人に改組し、関西大学と改称。
ファイル:Kansai University,1923.jpg
千里山学舎正門(1923年)

ファイル:KanDai1935temp.jpg

  • 1941年 文部省の指示により、学部、予科、専門部1部・2部それぞれに報国団を結成。
  • 1943年 徴兵猶予撤廃により、12月出陣の学生に特別講義を実施。
  • 1944年 法文学部と経商学部がそれぞれ法学部と経済学部になる(戦局悪化による学科廃止のため)。関西工業専門学校(工学部の前身)が開校。関西大学人文科学研究所を開設。
  • 1948年 新制大学に移行し、法学部・文学部・商学部・経済学部の4学部を設置。
  • 1950年 関西大学短期大学部を設置。募集は1955年まで。
  • 1951年 学校法人関西大学に改組。
  • 1958年 工学部を設置。
  • 1967年 社会学部を設置。
  • 1972年 考古学研究室が飛鳥の高松塚古墳を発掘調査し、極彩色の壁画を発見。
  • 1985年 関西大学総合図書館および情報処理センターを開館。
  • 1994年 高槻市に総合情報学部を設置。関西大学博物館を開館。第二部が天六から千里山へ移転。
  • 1997年 エクステンションリードセンターを開設。関西大学黒菱山の家を閉所。関西大学白馬栂池高原ロッジ竣工。
  • 2000年 外国語教育研究機構を設置。
  • 2002年 先端科学技術推進機構、ソシオネットワーク戦略研究センターを開設。外国語教育学研究科(博士前期課程・後期課程)を開設。
  • 2003年 関西大学東京センターを開設。第二部を廃止し、フレックス(昼夜開講制)を導入。
  • 2004年 法科大学院を設置。関西大学中之島センターを開設。文学部8学科を廃止し、総合人文学科1学科10専修の組織へ移行。
  • 2005年 高槻市の新キャンパス構想を発表(JR高槻駅近隣に新設するキャンパスで、現行の高槻キャンパスとは別)。
  • 2006年 会計専門職大学院を設置。総合学生会館(メディアパーク凛風館)開館。文学部で昼夜開講制を廃止。
  • 2007年 法学部・経済学部・商学部のデイコース、フレックスコース制を廃止し、昼夜開講制へ。政策創造学部を新設。工学部をシステム理工学部環境都市工学部化学生命工学部の3学部へ再編。大阪大学との間で包括学術交流協定を締結。東京センターを東京駅前のサピアタワー内へ規模を拡充の上で移転。
  • 2008年 千里山キャンパスに高松塚古墳壁画再現展示室を設置。法学部の法律学科と政治学科を統合し、新たに「法学政治学科」を設置。大学院心理学研究科を設置。早稲田大学と学術交流協定締結。大阪市立大学大阪府立大学と包括連携協定締結。大阪市中央区アメリカ村に、入試情報提供等のサービスを行う「心斎橋オフィス」を設置(2010年8月末日に閉鎖)。
  • 2009年 千里山キャンパスに外国語学部を設置。大学院心理学研究科に心理臨床学専攻 (専門職大学院を設置。4月より同学ブランドの価値向上を目指すものとして、新しいコミュニケーション・マーク「Global 'KU'」とタグライン「THINK × ACT」(シンク・バイ・アクト)を導入。2010年4月に開設予定の高槻市の新キャンパスの名称を「高槻ミューズキャンパス」に決定。関西大学・大阪医科大学大阪薬科大学は、文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に採択され、共同して「三大学医工薬連環科学教育研究機構」を設置し、「医工薬連環科学」の教育とその具体的実践活動を開始した。
  • 2010年 大阪府堺市堺区に「堺キャンパス」を開設し、人間健康学部を新設。高槻市の高槻駅前に「高槻ミューズキャンパス」を開設し、社会安全学部および大学院社会安全研究科を設置。
  • 2011年 大学院東アジア文化研究科、ガバナンス研究科を設置。
  • 2013年 関西大学留学生別科(日本語・日本文化教育プログラム進学コース)を開設。関西大学南千里国際プラザを開設(留学生宿舎と留学生別科用教育施設)[1]。高槻キャンパスに情報演習棟を設置。8月6日に、大阪教育大学近畿大学が合同で2015年4月に開設する予定の連合教職大学院(同年3月28日発表分)に、本学が合流すると発表。

基礎データ

所在地

  • 千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町)
  • 高槻キャンパス(大阪府高槻市霊仙寺町)
  • 高槻ミューズキャンパス(大阪府高槻市白梅町)
  • 堺キャンパス(大阪府堺市堺区
  • 天六キャンパス(大阪府大阪市北区長柄西)
  • 北陽キャンパス(大阪府大阪市東淀川区上新庄)

象徴

スクールカラーは紫紺である。

校章

風雨に晒されながらも力強く生い茂っていく淀川の葉をイメージしている[2]

コミュニケーションマーク・タグライン

関西大学は2009年4月より、同学ブランドの価値向上を目指すものとして、新しいコミュニケーション・マーク「Global 'KU'」とタグライン「THINK × ACT」(シンク・バイ・アクト)を導入した。これは、学校法人関西大学が2008年7月に、10年後のあるべき姿=将来像を示す長期ビジョン(将来像)「KU Vision 2008–2017」を策定し、ビジョンが目指す方向性を“社会を見つめ、変化に挑む。「考動」する関大人が世界を拓く。”と表現した。このビジョンを端的に表し、かつ同学の価値を感覚的に伝え、望ましいイメージを醸成するブランディング・デザインをつくることを目的として、コミュニケーション・マークとタグラインを活用する、としている。コミュニケーションマークは、"Kansai University" の「K」と「U」の2文字を重ねて地球の形にデザインし、色はスクールカラーである紫紺を用いている[3]

以下は、毎年春に関西大学教育後援会が新入学生たちに配布する音楽CD『関西大学歌集』に収録される学園歌である。ただし、実際にCDに収録される曲はこのうちの一部のみに留まる。また、収録曲はCDのバージョンごとに異なる。

学歌
関西大学では大学歌のことを「校歌」と呼ばずに「学歌」と呼ぶ。「自然の秀麗 人の親和…」で始まる学歌は、1922年9月に関西大学が大学令による大学に昇格した後に制定された。校歌はすでにあったが、時の総理事山岡順太郎が提唱する「学の実化」を受けて、新時代の学歌が待望されていた。学歌は、関西大学教授であった服部嘉香が作詞し、服部の知人で作曲界の異才山田耕筰が作曲した。その後、山田耕筰は歌唱上の制約から第3節の「自由の訓練 自治の発揮」を「自由の尊重 自治の訓練」と、第2節の「学の実化」を「〜じつげ」と歌うように指導し、それ以来、今日に至るまでその歌詞で歌われている。
応援歌
応援歌に「応援歌」「王者関大」「関大マグマ」などがある。いずれも関西大学応援団の団員たちが製作した歌、あるいは一般公募の中から選ばれた歌で[4]総合関関戦や大学祭の後夜祭などで学生たちによって歌われる。なお、関大マグマは『マグマ大使』の主題歌の替え歌である。
その他
他にも「学生歌」「関西大学讃歌」「逍遥歌」などがある。

マスコットキャラクター

フクロウギリシア神話ローマ神話で学問・技芸・知恵を司る女神の使者、知の象徴とされている鳥。若者たちに学生生活の中で自分を見つめ直し、物事を自らの目と耳で感じ取り、創造力を育んでほしいという願いを大きな目と耳(羽角)を持つこの鳥に喩えた。また、フクロウの採用は「大学」→「学問」→「知恵ぶくろ」との連想にも由来する[5]

教育および研究

組織

学部


  • 文学部
    • 総合人文学科
      • 英米文学英語学専修
      • 英米文化専修
      • 国語国文学専修
      • 哲学倫理学専修
      • 比較宗教学専修
      • 芸術学美術史専修
      • フランス学専修
      • ドイツ学専修
      • 日本史・文化遺産学専修
      • 世界史専修
      • 地理学・地域環境学専修
      • 中国学専修
      • 教育文化専修
      • 初等教育学専修
      • 心理学専修
      • 情報文化学専修
      • 映像文化専修
      • 文化共生学専修
      • アジア文化専修
        2年次に専修に分属


  • 外国語学部
    • 外国語学科
      • 主専攻言語[6]
      • 履修プログラム(3年進級時に選択)[7]
        • 言語コミュニケーション教育
        • 言語分析
        • 地域言語文化
        • 異文化コミュニケーション
        • 通訳翻訳
      • 専修(2012年度以前の入学生が対象)
        • 英語教育専修
        • 中国言語文化専修
        • 外国語コミュニケーション専修


  • 経済学部
    • 経済学科
      • 経済理論専修
      • 金融・会計専修
      • 公共経済専修
      • 歴史・社会専修
      • 産業・企業経済専修
      • 国際経済専修
      • 統計・情報処理専修
        2年次秋学期に専修に分属


  • 商学部
    • 商学科
      • 流通専修
      • ファイナンス専修
      • 国際ビジネス専修
      • マネジメント専修
      • 会計専修
        3年次に専修に分属


  • 社会学部
    • 社会学科
      • 社会学専攻
      • 心理学専攻
      • メディア専攻(2013年度にマス・コミュニケーション学専攻が名称変更)
      • 社会システムデザイン専攻








大学院


  • 文学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
    • 総合人文学専攻
      • 前期課程の専修
        • 英文学専修
        • 英米文化専修
        • 国文学専修
        • 哲学専修
        • 芸術学美術史専修
        • 日本史学専修
        • 世界史学専修(旧・西洋史学・アジア史学専修)
        • ドイツ文学専修
        • フランス文学専修
        • 中国文学専修
        • 地理学専修
        • 教育学専修
        • 文化共生学専修
        • 身体文化専修
        • 映像文化専修
      • 後期課程の専修
        • 英文学専修
        • 国文学専修
        • 哲学専修
        • 史学専修
        • ドイツ文学専修
        • フランス文学専修
        • 中国文学専修
        • 地理学専修
        • 教育学専修


  • 経済学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
    • 経済学専攻
      • 前期課程のコース
        • プロジェクトコース
        • アカデミックコース


  • 商学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
    • 前期課程
      • 商学専攻
        • 研究者コース
        • 専門職コース
    • 後期課程
      • 商学専攻
      • 会計学専攻


  • 社会学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
    • 社会学専攻
      • 前期課程のコース
        • 専門研究コース
        • 課題研究コース
    • 社会システムデザイン専攻
    • マス・コミュニケーション学専攻



  • 心理学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
    • 博士前期課程
      • 認知・発達心理学専攻
      • 社会心理学専攻
    • 博士後期課程
      • 心理学専攻
    • 専門職学位課程
      • 心理臨床学専攻(臨床心理専門職大学院)
        • 学校・教育コース
        • 医療・福祉コース
        • 産業・キャリアコース
          2年次にコースを選択





  • 理工学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
    • 前期課程
      • システムデザイン専攻(博士前期課程)
        • 数学分野
          研究領域:コホモロジー的数理、確率・統計
        • 物理・応用物理学分野
          研究領域:基礎・計算物理、光学・応用物理
        • 機械工学分野
          研究領域:応用物理、流体工学・バイオメカニクス、材料工学、トライボロジー・情報マイクロメカトロニクス、熱工学、生産加工システム、機械力学・制御工学、計測システム、ロボット・マイクロシステム、人間・生体情報工学
        • 電気電子情報工学分野
          研究領域:電気工学、機能性材料・デバイス、情報通信工学、システム情報学、メディア処理工学、知能ソフトウェア工学
      • ソーシャルデザイン専攻(博士前期課程)
        • 建築学分野
          研究領域:構造系、計画系、環境系、地域再生学(建築学分野、都市システム工学分野共通)
        • 都市システム工学分野
          研究領域:地球環境系、設計建設系、計画マネジメント系、情報システム系、地域再生学(建築学分野、都市システム工学分野共通)
        • エネルギー・環境工学分野
          研究領域:エネルギー工学、環境化学
      • ライフ・マテリアルデザイン専攻(博士前期課程)
        • 化学・物質工学分野
          研究領域:金属材料設計、金属材料プロセス、金属・無機材料物性、無機・物理化学、有機化学、高分子化学、生体材料化学、生体機能分子化学
        • 生命・生物工学分野
          研究領域:生命・医薬、環境、食品
    • 博士後期課程
      • 総合理工学専攻
        研究領域:コホモロジー的数理、確率・統計、基礎・計算物理、光学・応用物理、応用物理、流体工学・バイオメカニクス、材料工学、トライボロジー・情報マイクロメカトロニクス、熱工学、生産加工システム、機械力学・制御工学、計測システム、ロボット・マイクロシステム、人間・生体情報工学、電気工学、機能性材料・デバイス、情報通信工学、システム情報学、メディア処理工学、知能ソフトウェア工学、構造系、計画系、環境系、地域再生学、地球環境系、設計建設系、計画マネジメント系、情報システム系、エネルギー工学、環境化学、金属材料設計、金属材料プロセス、金属・無機材料物性、無機・物理化学、有機化学、高分子化学、生体材料化学、生体機能分子化学、生命・医薬、環境、食品


  • 総合情報学研究科(博士前期課程、博士後期課程)
    • 博士前期課程
      • 社会情報学専攻
      • 知識情報学専攻
    • 博士後期課程
      • 総合情報学専攻


別科

  • 留学生別科(日本語・日本文化教育プログラム進学コース)


附属機関

ファイル:KansaiUV3.JPG
総合学生会館 メディアパーク 凜風館
  • 研究所
    • 東西学術研究所
      • 言語接触研究班
      • 近世近代日中文化交渉研究班
      • 東アジア宗教儀礼研究班
      • 非典籍出土資料研究班
      • 比較信仰文化研究班
      • 日本文学研究班
      • 西洋文学における異文化交流研究班
      • アジア文化研究センター
      • 文化交渉学研究拠点
    • 経済・政治研究所
      • 大阪の社会労働運動と政治経済研究班
      • 東アジア経済・産業研究班
      • 財政・社会保障制度研究班
      • 地域社会と情報環境研究班
      • 子どもの安全とリスク・コミュニケーション研究班
    • ソシオネットワーク戦略研究機構 - 文部科学大臣認定「共同利用・共同研究拠点」
      • データマイニング応用研究センター
    • 先端科学技術推進機構
      • N(新物質・機能素子・生産技術)研究部門
      • I(情報・通信・電子)研究部門
      • B(生命・人間・ロボティクス)研究部門
      • E(環境・エネルギー・社会)研究部門
      • 戦略研究総合センター
      • 医工薬連携研究センター
      • 地域再生センター
    • 法学研究所
      • 経済法研究班
      • 地域主権研究班
      • 例外状態と法研究班
      • 欧州私法研究班
    • 人権問題研究室
  • 総合図書館
  • ITセンター
  • 博物館
    • 高松塚古墳壁画再現展示室
    • 大阪都市遺産研究センター
  • 教育推進部
    • 共通教養教育推進委員会
    • 教育開発支援センター
    • 教職支援センター
  • 研究推進部
  • 社会連携部
    • 産学官連携センター
    • 知財センター
    • 地域連携センター
    • 高大連携センター
  • 入試センター
  • 国際部
  • 学生センター
    • ボランティアセンター
  • キャリアセンター
    • エクステンション・リードセンター
  • 学生相談・支援センター
  • 保健管理センター
  • 出版部
  • 外国語教育学研究科 英語教育連環センター

研究

グローバルCOEプログラム

  • 2007年
    • 人文科学 - 東アジア文化交渉学の教育研究拠点形成

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業

  • 採択件数 14件(平成20年度 - 23年度採択、全て「研究拠点を形成する研究」)

私立大学学術研究高度化推進事業

選定されたプロジェクトは27件に上り、全私立大学中ベスト3にランクされる。

  • ハイテク・リサーチ・センター整備事業
    • 関西大学ハイテク・リサーチ・センター
    • 関西大学HRCテラビット級情報記憶研究ユニット
    • 関西大学HRCグリーンケミストリー研究ユニット
  • 学術フロンティア推進事業
    • 関西大学学術フロンティア・センター
  • オープン・リサーチ・センター整備事業
    • 知識ネットワーク基盤センター

学生生活

スポーツ

大学関係者組織

関西大学には、学部によっては学生と教員により組織される学術研究会がある。各々活動内容は異なるが、会報や学術誌の発行、過去問の配布などが主である。うち法学会や経済学会では懸賞論文を募集しており、優秀とされる者については賞状と賞金を贈っている。うち法学会では、半世紀以上にわたって懸賞論文が行われており、会誌「関西大学法学会誌」において入賞者の氏名・論文名が掲載されるほか、優秀賞受賞者についてはその全文が掲載され、「法学会誌」が大学紀要としての性質を有していることから、受賞者のデータは国立国会図書館のデータベースに記録される。受賞者からは、法曹・法学研究者を輩出し、著名な受賞者としては、元大阪高等検察庁検事長中尾巧大阪府公安委員会委員長の栗原宏武(元大阪家庭裁判所所長・関西大学法科大学院名誉教授)らがいる。

  • 関西大学法学会(法学部、政策創造学部)
  • 関西大学文学会(文学部)
  • 関西大学映像文化学会(文学部映像文化専修)
  • 関西大学英文学会(文学部英語英文学専修)
  • 関西大学国文学会(文学部国語国文学専修)
  • 関西大学独文学会(文学部ドイツ語ドイツ文学専修)
  • 関西大学フランス語フランス文学会(文学部フランス語フランス文学専修)
  • 関西大学哲学会(文学部哲学・倫理学専修、比較宗教学専修、芸術学美術史専修)
  • 関西大学史学・地理学会(文学部歴史学専修、地理学・地域環境学専修)
  • 関西大学中国文学会(文学部中国語・中国学専修)
  • 関西大学教育学会(文学部教育学専修)
  • 関西大学文学部心理学会(文学部心理学専修)
  • 関西大学経済学会(経済学部)
  • 関西大学商学会(商学部)
  • 関西大学外国語教育学会(大学院外国語教育学研究科)
  • 関西大学理工学会(環境都市工学部、化学生命工学部、システム理工学部、工学部)
    • 理工学府(システム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部を含む)の学生教員で組織する団体。会報や学術誌である「工学と技術」を発行し、また関西大学理工学府の学生向けにパソコン講習会や工場見学会、講演会などを行っている。2007年度に関西大学工学部がシステム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部の3学部に編成されるまでは関西大学工学会という名称であった。

大学関係者一覧

施設

キャンパス

千里山キャンパス

  • 使用学部 : 法学部、文学部、外国語学部、経済学部、商学部、社会学部、政策創造学部、システム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部
  • 使用研究科 : 法学研究科、文学研究科、経済学研究科、商学研究科、社会学研究科、外国語教育学研究科、理工学研究科、心理学研究科、東アジア文化研究科、ガバナンス研究科、法科大学院(法務研究科)、会計専門職大学院(会計研究科)、臨床心理専門職大学院(心理学研究科心理臨床学専攻)
  • 使用附属施設 : エクステンション・リードセンター、100周年記念会館、博物館など
  • 交通アクセス : 阪急千里線関大前駅下車、徒歩約5分、JR京都線吹田駅下車、JR吹田北口よりバスで7分(200系統関西大学行き)

大阪府吹田市山手町に位置し、同一キャンパス内に10学部・大学院8研究科・3専門職大学院が立地している。第二次世界大戦後には、建築家村野藤吾設計の学舎が建設された。(そのうち「簡文館」が平成19年7月に登録有形文化財に登録されている)。学内には、法学部・文学部・政策創造学部・外国語学部の使用学舎へと続く急勾配の坂(通称「法文坂」)がある。また、最寄り駅の関大前駅から大学正門までの一帯(通称「関大前通り」)は西日本有数の学生街で、学生向けの多くの店が立ち並んでいる。

高槻キャンパス

〒569-1095 大阪府高槻市霊仙寺町2丁目1番1号

  • 使用学部 : 総合情報学部
  • 使用研究科 : 総合情報学研究科
  • 使用附属施設 : 馬場、ゴルフ練習場、スタジオ、関西大学アイスアリーナなど
  • 交通アクセス
阪急京都線富田駅JR京都線東海道本線摂津富田駅下車、高槻市営バス「関西大学」「萩谷」「萩谷総合公園」行き約20分
阪急京都線高槻市駅JR京都線東海道本線高槻駅下車、高槻市営バス「関西大学」行き約25分

大阪府高槻市霊仙寺町2丁目1番1号に所在。1993年に設立、TVスタジオおよび関連設備を有している。

高槻ミューズキャンパス

  • 使用学部 : 社会安全学部
  • 使用研究科 : 社会安全研究科
  • 使用附属施設 : 安全ミュージアム、生涯学習センター、エクステンション・リードセンター
  • 交通アクセス : 高槻駅から徒歩約5分、阪急高槻市駅から徒歩約10分

2010年4月、大阪府高槻市白梅町(JR高槻駅北東地区のユアサコーポレーションの工場跡地)に都市再生緊急整備地域の指定に基づくJR高槻駅北東地区開発事業の一環として、同事業地内北東地区Cエリアに開設された。キャンパス名は、ギリシャ神話の学芸の女神「MUSE(ミューズ)」に由来する。合わせてキャンパスが所在するJR高槻駅北東地区開発事業のタウンネーミングも「MUSE(ミューズ)たかつき」に決定。これは歴史・文化など多彩な機能が音楽のように奏でながら互いに響きあうようなまちづくりを目指すものであるとした。

堺キャンパス

  • 使用学部 : 人間健康学部
  • 使用研究科
  • 使用附属施設

大阪府堺市堺区香ヶ丘町に所在。堺市立商業高等学校跡地に2010年新設。

天六キャンパス

  • 使用学部

大阪府大阪市北区長柄西1に所在。1993年度までは第二部(夜間部)があった。

サテライトキャンパス

入試情報等のサービス提供拠点

学生寮

  • 千里凱風寮(スポーツ競技成績が優れた男子専用寮)
  • 学生国際交流館・秀麗寮(男子専用寮)
  • ドミトリー月が丘(女子専用寮)

セミナーハウス

施設一覧[10]

対外関係

他大学との協定

包括学術交流協定

包括連携協定

学術交流協定

上記2大学との協定より、2009年に文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択され、3大学が共同で「三大学医工薬連環科学教育研究機構」を設置し、「医工薬連環科学」の教育とその具体的実践活動を開始した。
  • 早稲田大学
    2008年に交流協定締結記念として、同年6月8日に両校のアメリカンフットボール部の交流試合(第63回早関定期戦・兼第1回記念試合)が、千里山キャンパスのグラウンドで行われた。その後同年8月3日には、両校でそれぞれ開催されたオープンキャンパスにて、双方の大学がお互いにブースを設けて参加した。2009年度以降も、アメリカンフットボール部の交流試合(偶数年度は関西大学、奇数年度は早稲田大学で開催)、およびオープンキャンパスへの相互参加は継続して行われている。

学術連携協定

信州大学大学院医学系研究科と人間健康学部による連携。

協定留学


認定留学

系列校

関西大学関連の学校はいわゆる「附属学校」ではなく、学校法人関西大学のもとで平等の取り扱いを受ける「併設学校」である。そのため、本節にて掲載している。

連携校

学校法人関西大学との連携校。

その他

「大阪マラソン」協賛スポンサー

  • 同学は、地元大阪に本拠を置く大学として、大阪マラソンの協賛スポンサーとなっており、同大会運営への協力や、マラソンや大阪の魅力を紹介する一般市民向け公開講座、スポーツ教室、通訳ボランティア、給水ボランティア、海外協定大学を通じた大会広報などの取り組みを行っている。第1回大会は、2011年10月30日に開催された。

出典・参考文献

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Wiki関係他プロジェクトリンク

公式サイト

外部リンク

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  1. 関西大学 留学生別科
  2. 関西大学大学要覧『HAND BOOK』(毎年発行)
  3. コミュニケーションマーク 関西大学公式ページより
  4. 関西大学應援團OB千成会ホームページ 応援団の歴史
  5. 関西大学大学要覧・1993年発行版『大学』裏表紙、関西大学大学案内・1993年発行版『INFORMATION 1993』99ページ
  6. 主専攻言語に加え、「プラスワン外国語」としてドイツ語フランス語スペイン語ロシア語朝鮮語、英語(中国語を主専攻言語とした場合)、中国語(英語を主専攻言語とした場合)のいずれかを選んで学ぶ。また、2年次には海外の提携大学への留学が義務づけられているが、主専攻言語が英語の学生が韓国または台湾の大学を選択する場合、朝鮮語または中国語を副専攻言語として時間割数を増やして学ぶことになる
  7. 2つ以上のプログラムを修了することも可能
  8. 関西大学アイスアリーナ(概要)
  9. 日本拳法宗家 澤山宗海先生
  10. 関西大学公式サイト内 セミナーハウス一覧
  11. 2008年に発足したファカルティ・ディベロプメント(Faculty Development、通称:FD)に関する日本で初の私立大学連携協定。
  12. 毎日新聞 2012年2月24日