知床斜里駅

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ファイル:Shari eki.jpg
1977年の斜里駅(当時)と周囲約500m×750m範囲。左が網走方面。右にこの写真の7年前に廃止された根北線の軌道跡が真っ直ぐ伸びている。右側下へカーブしてゆくのが本線釧路方面。駅舎は鉄筋コンクリート製に改築されているが、一方駅裏の転車台と車庫を持つ小さな機関区は、蒸気機関車時代の施設を殆んど残している。相対式ホーム2面3線と外側に4本の留置用、または仕分用の側線、そこから機関区へ伸びる入出庫線。さらにその外に保線車両用と思しき車庫と引込み線。写真外の駅裏網走方面にある木工場前へ、本線に併行して引込み線が引かれている。駅舎横の釧路側にある大きな屋根の取扱所を持つ切り欠き形の貨物ホームへは、釧路側より途中留置線を挟みながら2本の引込み線となって引き込まれている。 この後、貨物ホームの引込み線や、網走側の木工場の引込み線が撤去され、貨物ホームは埋められて駐車場になり、駅裏の貨物用側線は間引かれ、最終的には1本だけ留置もしくは退避用として残り、代わりに車庫が置かれた。転車台もかなり後まで残されていたが、こちらも現在は撤去されている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

知床斜里駅(しれとこしゃりえき)は、北海道斜里郡斜里町港町17にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線である。駅番号B72電報略号シヤ。かつては、根北線が接続していた。

世界遺産知床の玄関口で、知床方面へ向かうバスが接続している。

駅構造

2面3線の島式ホーム単式ホームのある地上駅。2・3番のりばへは跨線橋で連絡する。

のりば
1 釧網本線 (下り) 摩周釧路方面  
2 釧網本線 (上り) 網走北見方面  
3 釧網本線 (下り) 緑・摩周・釧路方面 (臨時列車など一部)
(上り) 網走方面

社員配置駅、みどりの窓口(営業時間6時30分 - 18時00分)設置。夜間は営業上での無人駅扱いとなるが、運転扱いの駅員は終日配置され、車両の滞泊も行われる。自動券売機、売店、観光案内所が設置される。

駅名の由来

斜里は、アイヌ語の「シヤリ(ヨシの生えている湿地)」によるもの[1][2]。また、「サルン、ペッ」の意訳である「芦川」や、「サライ」が変化した「広々とした野原」など諸説ある[1]

駅周辺

斜里町の中心駅で、斜里港・オホーツク海に近い。駅前にはバスターミナルとホテルがあり、北海道道沿いを中心に公共施設などが点在する。国道244号国道334号からはやや距離がある。

歴史

バス路線

ファイル:Shari bus Shari01.JPG
斜里バスターミナル

駅前の「斜里バスターミナル」に発着する。

隣の駅

北海道旅客鉄道
釧網本線
止別駅 (B73) - 知床斜里駅 (B72) - 中斜里駅 (B71)

脚注

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参考文献

関連項目

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外部リンク

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  1. 1.0 1.1 『北海道鉄道駅大図鑑』 p. 306
  2. 『北海道 釧網本線』 p. 80
  3. 『鉄道百年の歩み』 pp. 83 - 84
  4. 『鉄道省年報. 昭和6年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  5. 『鉄道百年の歩み』 p. 90
  6. 『鉄道百年の歩み』 p. 94
  7. 『鉄道百年の歩み』 p. 97
  8. 『鉄道百年の歩み』 p. 102
  9. 9.0 9.1 『鉄道百年の歩み』 p. 103
  10. 『鉄道百年の歩み』 p. 105
  11. 11.0 11.1 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  12. 『鉄道百年の歩み』 p. 116
  13. 『鉄道百年の歩み』 p. 133
  14. “知名度アップ狙い「知床斜里駅」出発”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年4月12日)
  15. テンプレート:Cite web