棋戦 (囲碁)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:囲碁

棋戦(きせん)とは囲碁の大会、特にプロのものを指す言葉。

歴史

黎明期

室町時代末期から公家や大名により当代の名手を集めた碁会が催されることが多くなり、著名な碁打ちの強さの格付けもされるようになる。江戸時代になると、その中の本因坊算砂利玄といった者たちから家元制が生まれ、家元が幕府に出仕しての御城碁や、寺社奉行の許可に基づく争碁などが公的な対局として行われていた他、武家や豪商が後援者となっての対局も行われた。

明治時代になって囲碁界江戸幕府の保護を失うと、棋士達はスポンサーの支援によって対局を行った他、新たに結成された方円社では月例会の棋譜は雑誌「囲棋新報」に掲載される。囲碁愛好者の拡大に応じ、1878年(明治11年)に郵便報知新聞で初めて新聞に棋譜が掲載され、時事新報が1896年から「碁の栞」と題して棋譜連載、続いて1898年に國民新聞神戸新聞で棋譜を掲載する。1905年に萬朝報で開始された「碁戦」は、本因坊門と方円社それぞれの勝抜き戦を交互に掲載し、1910年からは両派合同の連合選手戦となった。その後、日本新聞讀賣新聞、その他の新聞が棋譜掲載を行うようになった。この頃対局料は、講評や弁当代まで含んで20円で、萬朝報が参入した頃には25円になった。

代表的な新聞の棋譜掲載

トーナメント制の発展

大正時代に設立された裨聖会では、その棋譜を報知新聞に掲載。1924年に日本棋院が設立されると、1927年からその大手合朝日新聞、日本棋院を脱退した5名の棋士による棋正社の手合は報知新聞、日本棋院対棋正社敗退手合は読売新聞と、それぞれの組織が新聞社と契約するという形になる。國民新聞は日本棋院の少年棋士の対戦譜、東京日日新聞では日本棋院の新進棋士の新進打切碁戦を掲載。また1928年(昭和3年)には東京日日新聞主催で全国素人囲碁大会が開かれ、全国規模のアマチュア棋戦の嚆矢となった。

その後、プロ棋士によるトーナメント戦としては、1933年(昭和8年)に読売新聞主催の日本囲碁選手権手合が行われ、優勝者呉清源本因坊秀哉名人との記念対局が話題となった。同年には、時事新報による木谷實と呉清源の十番碁も行われた。

1938年(昭和13年)に本因坊秀哉の引退に伴い、本因坊の名跡を日本棋院に譲渡し、その名跡を選手権制で争う「本因坊名跡争奪全日本囲棋選手権大手合」いわゆる本因坊戦が昭和14年から毎日新聞主催で開始される。その後、同様のタイトル戦形式の棋戦が行われるようになり、1953年に王座戦、1954年にラジオ放送によるNHK杯争奪トーナメントなどが始まる。1961年(昭和36年)には多くの軋轢を経た後、名人戦も開始される。

また女流棋士による棋戦として1930年(昭和5年)に時事新報主催の東西対抗女流棋士戦、早碁棋戦として1936年(昭和11年)に時事新報主催の早碁選手権大会など、様々な形の棋戦が行われるようになった。

世界への拡がり

日本で発展した棋戦の形式は、韓国でも1947年の朝鮮棋院設立(後に韓国棋院)とともに行われるようになった。中国では中華人民共和国の囲碁強化政策により、1957年に全国囲棋個人戦開始、1962年に中国囲棋協会がプロ棋士制度を取り入れたことにより、日本や韓国と同様の形式の棋戦が行われるようになる。台湾でも1974年開始の名人戦など、同様の棋戦が発展した。ヨーロッパでも明治以降に囲碁の愛好者が少しずつ増え始め、各国でトーナメント戦が行われるようになり、1957年にはヨーロッパ碁コングレスが開始された。

各国間の交流も次第に盛んになり、1955年に5ヶ国のアマチュア棋士が参加しての国際囲碁トーナメント大会、1963-64年に9ヶ国によるインターナショナルアマチュア•碁•トーナメント開催。1979年からは世界アマチュア囲碁選手権戦がには15ヶ国の参加で開始、2007年には68ヶ国•地域が参加するまでになっている。プロ棋士の国際棋戦としては、1988年に世界囲碁選手権富士通杯IBM早碁オープン戦応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦が開始、1990年代以降は韓国や中国の主催による世界選手権も開始され始めた。

これまでのプロ棋戦はスポンサーとの契約金を主催する棋士組織内で成績や段位に応じて分配する形で行われていたが、2009年開始のBCカード杯世界囲碁選手権ではトーナメント上位者に賞金を与えるという賞金制の試みもなされている。

囲碁はマインドスポーツの一つとしての位置づけも広まり、2008年開始のワールドマインドスポーツゲームズや、2010年第16回アジア競技大会でも競技種目と採用されるようになった。

また中国では団体戦形式の中国囲棋リーグ戦が1999年に開始、同形式の韓国囲碁リーグも2004年に開始、高い人気を持っている。

国際棋戦

世界選手権

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 決勝 持ち時間 秒読み コミ 優勝賞金 出典
応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦 応昌期基金会 1988年 五番 3時間30分[注釈 1] なし 8目 2億5000万ウォン [1]
三星火災杯世界囲碁マスターズ 中央日報
韓国放送公社
三星火災海上保険
1996年 三番 3時間 5分前 6目半 3億ウォン [2]
LG杯世界棋王戦 朝鮮日報
LG
1996年 三番 3時間 5分前 6目半 2億5000万ウォン [3]
春蘭杯世界囲碁選手権戦 春蘭集団 1999年 三番 3時間 5分前 7目半 15万ドル [4]
百霊愛透杯世界囲碁オープン戦 貴州省人民政府
貴州百霊企業団
2012年 五番 2時間45分 1分5回 7目半 180万元 [5]
Mlily夢百合杯世界囲碁オープン戦 国際囲碁連盟
中国棋院
2013年 五番 3時間 1分5回 7目半 180万元 [6]
終了棋戦
棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 廃止年 決勝 持ち時間 秒読み コミ 優勝賞金 出典
BCカード杯世界囲碁選手権 BCカード 2009年 2012年 五番 2時間 1分3回 6目半 3億ウォン [7]
世界囲碁選手権富士通杯 読売新聞社
富士通
文部科学省
1987年 2011年 一番 2時間 5分前 6目半 1500万円 [8]
トヨタ&デンソー杯囲碁世界王座戦 トヨタ自動車
デンソー
日本経済新聞社
2001年 2009年 三番 3時間 10分前 6目半 3000万円 [9]
中環杯世界囲碁選手権戦 2004年 2007年 2時間30分 5分前 6目半 [10]
IBM早碁オープン戦 週刊碁
日本アイ・ビー・エム
1988年 1990年 1時間 30秒 5目半 300万円
東洋証券杯世界選手権戦 ソウル経済新聞社
韓国東洋証券
1989年 1998年 五番 3時間 1分 5目半

国際対抗戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 持ち時間 秒読み コミ 優勝賞金 出典
テレビ囲碁アジア選手権 日本放送協会
中国中央電視台
韓国放送公社
1989年 なし[注釈 2] 6目半[注釈 3] [11]
農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦 韓国日刊スポーツ
農心
1999年 1時間 1分 6目半 2億ウォン [12]
阿含・桐山杯日中決戦 毎日新聞社
京都新聞
KBS京都
中国中央電視台
阿含宗
1999年 なし[注釈 2] 6目半 500万円
中韓天元対抗戦 中国新民萬報
スポーツ朝鮮
華中実業
東亜製薬
1997年 3時間 1分5回 6目半
国際新鋭囲碁対抗戦 1997年
鳳凰古城世界囲棋嶺鋒対決 鳳凰古城旅行
北京天下鳳凰文化伝播
2003年 7目半 5万ドル
関西棋院台湾棋院交流戦 2004年 2時間30分 3分前 6目半
日台精鋭プロ選手権 海峰棋院
日本航空
大通旅行社
LGS傳奇圍棋網
2008年 1時間 1分 6目半 120万元
中国・常徳杯世界囲棋名人争覇戦 人民日報
湖南省体育局
常徳市人民政府
2010年 2時間45分 5分前 7目半 30万元
招商地産杯中韓囲棋団体対抗戦 招商地産 2011年 2時間45分 1分5回 60万元
終了棋戦
棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 廃止年 持ち時間 秒読み コミ 優勝賞金 出典
日中スーパー囲碁 週刊碁
新体育雑誌社
朝日新聞社
NECグループ
1984年 2001年
日中天元戦 ブロック紙3社連合
新民晩報
囲棋月刊
富士通
1988年 2002年 3時間 1分 5目半
日中名人戦 朝日新聞社
人民日報
1988年 1994年 3時間 1分 5目半
真露杯SBS世界囲碁最強戦 ソウル放送
眞露グループ
1993年 1997年 1時間 1分 5目半 20万ドル
ロッテ杯中韓囲碁対抗戦 囲棋電視 1994年 1997年 30分 1分1回 6目半 7万ドル
世界囲碁最強戦 東亜日報 1996年 1996年 4時間 5分前 5目半
中韓新人王対抗戦 スポーツソウル
BCカード
上海建橋学園
1998年 2005年 3時間 1分5回 6目半 3,000ドル
CSK杯囲碁アジア対抗戦 CSKグループ
日本経済新聞社
全日本空輸
沖縄タイムス
琉球新報
琉球放送
沖縄テレビ放送
琉球朝日放送
NHK沖縄放送局
囲碁・将棋チャンネル
2002年 2006年 2時間 5分前 6目半

国際女流棋戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 持ち時間 秒読み コミ 優勝賞金 出典
穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 蘇州市呉中区人民政府 2010年 2時間 5分前 7目半 20万元 [13]
黄竜士双登杯世界女子囲碁団体選手権 2011年 1時間 5分前 7目半 550万円 [14]
華頂茶業杯世界女流囲碁団体戦 2012年 2時間 1分5回 7目半 20万元 [15]
中韓女子囲碁対抗戦
終了棋戦
棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 廃止年 持ち時間 秒読み コミ 優勝賞金 出典
大理杯世界女流プロ世界選手権 2006年 2007年 2時間 5分前 7目半 [16]
遠洋地産杯・世界女子プロオープン戦 北京龍沢源置業 2007年 2007年 2時間 5分前 10万元 [17]
翠宝杯世界女子選手権戦 翠宝公司 1993年 1993年
宝海杯世界女子選手権戦 韓国経済新聞
韓国放送公社
宝海醸造
1994年 1997年
興倉杯世界女子選手権戦 韓国経済新聞
韓国放送公社
興倉社
1999年 2001年 3時間 6目半
東方航空杯世界女子プロ囲碁選手権戦 中国東方航空
上海東方電視台
2000年 2000年 70分 なし 5目半 9万元
山水黔城杯国際女子プロ囲棋選手権戦 貴陽市 2001年 2001年 10万元
豪爵杯世界女子プロ囲碁選手権戦 江門市
大長江グループ
2002年 2002年 3時間 5分前 10万元
正官庄杯世界女流囲碁最強戦 2002年 2011年 1時間 40秒3回 6目半 [18]

日本の棋戦

本因坊戦などの棋戦は日本棋院によって行われたが、1950年の関西棋院独立以後は、本因坊戦他多くの棋戦は日本棋院と関西棋院の2組織の共同で行われる[注釈 4]。その他に日本棋院単独、関西棋院単独で行われる棋戦もある。

タイトル戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 挑戦手合 持ち時間 秒読み 優勝賞金 出典
棋聖戦 読売新聞社 1976年 七番 8時間 10分前 4500万円 [19]
名人戦 朝日新聞社[注釈 5] 1976年[注釈 6] 七番 8時間 10分前 3700万円 [20]
本因坊戦 毎日新聞社
大和証券グループ
1940年 七番 8時間 10分前 3200万円 [21]
天元戦 ブロック紙3社連合 1975年 五番 3時間 5分前 1400万円 [22]
王座戦 日本経済新聞社 1952年 五番 3時間 5分前 1400万円 [23]
碁聖戦 新聞囲碁連盟 1975年 五番 4時間 5分前 800万円 [24]
十段戦 産経新聞社 1961年 五番 3時間 5分前 700万円 [25]

上記が日本棋院の七大タイトルで、棋聖・名人・本因坊はリーグ戦で挑戦者を決定し[注釈 7]、他の棋戦はトーナメントで挑戦者を決める(十段戦は、第49期まで敗者復活式トーナメントで挑戦者を決定していた)。[注釈 8]。特に賞金額が大きい棋聖・名人・本因坊の3つを、三大タイトルと呼ぶことがある。2003年以後の昇段制で棋聖戦・名人戦・本因坊戦・世界戦優勝1回、天元戦・王座戦・碁聖戦・十段戦優勝2回で九段昇段、また棋聖戦・名人戦・本因坊戦の挑戦権獲得あるいは天元戦・王座戦・碁聖戦・十段戦優勝1回で八段昇段となっている。

  • 各タイトルを5連覇または通算10期以上保持した者は、現役引退後または60歳を過ぎた後に「名誉○○」(○○はタイトル名)を名乗ることが許される。ただし本因坊戦はかつて「名誉本因坊」の称号を用いていたが、1998年以降「○○世本因坊××」(××は棋士の雅号)と呼称することに変更された。本因坊9連覇の高川秀格はその栄誉をたたえ、特例として現役時代から「名誉本因坊」を名乗ることが許された。また趙治勲も本因坊10連覇により、「25世本因坊」の称号で呼ばれる。
  • タイトルの序列は2012年以降は上記の順序で、賞金額によって決まっている。日本棋院の棋士の序列は、七大タイトル保持者、名誉称号保持者、三大タイトル経験者、以下九段・八段・……とされている。
  • 複数のタイトルを持つ棋士の呼称についての規定はない。なお、名人と本因坊の二冠を達成した場合は「名人本因坊」と呼ばれる[26]
  • 七大タイトルを全て一回以上経験する事をグランドスラムと呼び、これを達成したのは趙治勲張栩井山裕太の三人(2013年現在)。
  • 棋聖名人本因坊を同時に保持する事を大三冠と呼び、これを達成したのは趙治勲と井山裕太の二人(2013年現在)。
  • 七大タイトルを同時に最も多く制したのは井山裕太の六冠(棋聖・本因坊・天元・王座・碁聖・十段 2013年3月14日〜4月25日;棋聖・名人・本因坊・天元・王座・碁聖 2013年10月17日〜[26])である。

主要棋戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 持ち時間 秒読み 優勝賞金 出典
阿含・桐山杯 毎日新聞社
京都新聞
KBS京都
阿含宗
1994年 2時間[注釈 9] 1分 1000万円 [27]
新人王戦 しんぶん赤旗 1975年 3時間 5分前 200万円 [28]
フマキラー囲碁マスターズカップ フマキラー 2011年 1時間 5分前 500万円 [29]
広島アルミ杯・若鯉戦 広島アルミニウム工業 2006年 なし[注釈 2] 200万円 [30]
NHK杯 日本放送協会 1953年 なし[注釈 2] 500万円 [31]
竜星戦 囲碁・将棋チャンネル 1990年 なし[注釈 2] 600万円 [32]

女流棋戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 挑戦手合 持ち時間 秒読み 優勝賞金 出典
女流本因坊戦 共同通信社
パーク24
1981年 五番 4時間 5分前 580万円 [33]
女流名人戦 産経新聞社
クイーポ
1988年 三番 3時間 5分前 500万円 [34]
女流棋聖戦 NTTドコモ 1997年 三番 なし[注釈 2] 500万円 [35]

地方棋戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 持ち時間 秒読み 優勝賞金 出典
王冠戦 中日新聞社 1953年 4時間 5分前 170万円 [36]
関西棋院第一位決定戦 山陽新聞社 1957年
産経プロアマトーナメント戦 産経新聞社 2005年 1時間30分 5分前 100万円

非公式棋戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 持ち時間 秒読み 優勝賞金 出典
おかげ杯 濱田総業 2010年 なし[注釈 2] 300万円 [37]
中野杯U20選手権 中野孝次基金 2004年 1時間[注釈 10] 1分 100万円 [38]

ペア棋戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 持ち時間 秒読み 優勝賞金 出典
プロ棋士ペア碁選手権 日本ペア碁協会
囲碁・将棋チャンネル
週刊碁
THE DAILY YOMIURI
読売新聞社
1995年 なし[注釈 2] [39]

終了棋戦

棋戦名 主催・協賛・後援 創設年 廃止年 決勝 持ち時間 秒読み 優勝賞金 出典
大和証券杯ネット囲碁オープン 大和証券グループ 2006年 2013年 一番 なし[注釈 2] 500万円 [40]
NECカップ囲碁トーナメント戦 日本電気 1981年 2012年 一番 10分 30秒 1000万円 [41]
東京精密杯女流プロ最強戦 東京精密
碁ワールド
1998年 2008年 三番 1時間 1分 450万円 [42]
大和証券杯ネット囲碁レディース 大和証券グループ 2007年 2010年 一番 なし[注釈 2] 100万円 [43]
幽玄杯精鋭リーグ戦 2007年 2011年 なし[注釈 2] 10万円 [44]
JALスーパー早碁 テレビ東京
日本航空
2003年 2005年 なし[注釈 11]
JAL新鋭早碁
JAL女流早碁
鳳凰杯オープントーナメント戦 2000年 2007年 1時間 100万円
関西女流囲碁トーナメント テレビ大阪 2002年 2007年

韓国の棋戦

韓国ではプロ棋戦は韓国棋院が中心となって実施される。

一般棋戦

若手棋戦・シニア棋戦

女流棋戦

韓国囲碁リーグ

テンプレート:See also 2004年より開催。4人一組のチームで行われるリーグ戦。8チームがそれぞれ18試合を行い、リーグ終了後に3位と4位が戦い、勝者が2位と戦い、更にその勝者が1位と戦い優勝を決める。優勝チームは中国甲級リーグの勝者と対抗戦を行う。

中国の棋戦

中国では、中国囲棋協会、または1992年設立の中国棋院が中心になって行うが、成都棋院による西南王戦など地方独自に実施される棋戦もある。また全国運動会全国体育大会や、全国智力運動会などでも種目と採用されている。

一般棋戦

若手棋戦

女流棋戦

ペア碁棋戦

地方棋戦

中国囲碁リーグ

1999年より開催されている地域毎のチーム対抗のリーグ戦。甲級の下に乙級、丙級があり、乙級の上位と甲級の下位各2チームが入れ替えとなる。日本、韓国、台湾よりの参加者もあり、台湾のチームの参加もある。

台湾の棋戦

台湾では、1952年設立の中国囲棋会によって棋戦が行われていたが、2000年に台湾棋院、2008年に海峰棋院が設立され、それらによる棋戦も行われるようになった。

一般棋戦

限定棋戦

  • 新人王戦(台湾棋院文化基金会主催)2002-
  • 女子名人戦 2011-

脚注

注釈

  1. 使い切ると3回まで、35分ずつ2目コミだし。
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 初手から1手30秒、1分単位で10回の考慮時間。
  3. 日本、韓国開催時。中国開催時は7目半。
  4. 瓊韻社棋士の参加する場合もある
  5. 旧名人戦は読売新聞社主催。
  6. 旧名人戦は1962年創設。
  7. 棋聖戦は2001年度第25期よりリーグ戦導入。
  8. 天元戦は1980年度第6期より挑戦手合制を導入。碁聖戦は1980年第5期からリーグ戦方式からトーナメント方式に移行。
  9. 決勝のみ1時間30分。
  10. 決勝戦は90分。
  11. 初手から1手10秒、1分単位で10回の考慮時間。

出典

  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web
  4. テンプレート:Cite web
  5. テンプレート:Cite web
  6. テンプレート:Cite web
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
  16. テンプレート:Cite web
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite web
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web
  23. テンプレート:Cite web
  24. テンプレート:Cite web
  25. テンプレート:Cite web
  26. 26.0 26.1 テンプレート:Cite web
  27. テンプレート:Cite web
  28. テンプレート:Cite web
  29. テンプレート:Cite web
  30. テンプレート:Cite web
  31. テンプレート:Cite web
  32. テンプレート:Cite web
  33. テンプレート:Cite web
  34. テンプレート:Cite web
  35. テンプレート:Cite web
  36. テンプレート:Cite web
  37. テンプレート:Cite web
  38. テンプレート:Cite web
  39. テンプレート:Cite web
  40. テンプレート:Cite web
  41. テンプレート:Cite web
  42. テンプレート:Cite web
  43. テンプレート:Cite web
  44. テンプレート:Cite web

参考文献

  • 安藤如意、渡辺英夫『坐隠談叢』新樹社 1955年
  • 木谷實『囲碁百年 2 新布石興る』平凡社 1968年
  • 安永一『囲碁百年』時事通信社 1970年
  • 「囲碁史略年表」(『1993年度版囲碁年鑑』日本棋院、1993年)

関連項目

テンプレート:Navbox