斑鳩町

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町の風景(斑鳩神社の近くより)

斑鳩町(いかるがちょう)は、奈良県生駒郡飛鳥時代聖徳太子の手によって法隆寺が建立されたことなどでよく知られる、古い歴史を持つまちである。法隆寺のすぐ西に広がる西里の集落は、近世初期の日本で最も組織的な力をふるった大工棟梁中井正清の育った集落でもある。それ以外にも多くの古い町並みが存在するが、高度経済成長以降、大阪のベッドタウンとして都市化が進み、落ち着いた町並みも、もはや過去のものとなりつつある。

地理

南に大和川が流れ、北には法隆寺の裏山にあたる松尾山を中心とした矢田丘陵を仰ぐ。西部には在原業平の和歌で知られる紅葉の名所、竜田川が、東部には「富の小川」として詠われている富雄川が流れる。

町域・郵便番号

  • 阿波 (あわ) 636-0122
  • 阿波 (あわ) 1丁目~3丁目 636-0122
  • 五百井 (いおい) 636-0124
  • 五百井 (いおい) 1丁目 636-0124
  • 稲葉車瀬 (いなばくるませ) 636-0141
  • 稲葉車瀬 (いなばくるませ) 1丁目~2丁目 636-0141
  • 稲葉西 (いなばにし) 1丁目~2丁目 636-0144
  • 岡本 (おかもと) 636-0102
  • 興留 (おきどめ) 1丁目~10丁目 636-0123
  • 興留東 (おきどめひがし) 1丁目 636-0121
  • 幸前 (こうぜん) 636-0103
  • 幸前 (こうぜん) 1丁目~2丁目 636-0103
  • 小吉田 (こよしだ) 636-0142
  • 小吉田 (こよしだ) 1丁目~2丁目 636-0142
  • 神南 (じんなん) 636-0143
  • 神南 (じんなん) 1丁目~5丁目 636-0143
  • 高安 (たかやす) 636-0104
  • 高安 (たかやす) 1丁目~2丁目 636-0104
  • 高安西 (たかやすにし) 1丁目 636-0106
  • 龍田 (たつた) 636-0152
  • 龍田 (たつた) 1丁目~4丁目 636-0152
  • 龍田北 (たつたきた) 1丁目~6丁目 636-0151
  • 龍田西 (たつたにし) 1丁目~8丁目 636-0154
  • 龍田南 (たつたみなみ) 1丁目~6丁目 636-0153
  • 東福寺 (とうふくじ) 1丁目 636-0105
  • 服部 (はっとり) 636-0131
  • 服部 (はっとり) 1丁目~2丁目 636-0131
  • 法隆寺 (ほうりゅうじ) 636-0116
  • 法隆寺 (ほうりゅうじ) 1丁目~2丁目 636-0116
  • 法隆寺北 (ほうりゅうじきた) 1丁目~2丁目 636-0111

郵便の集配は斑鳩町全域とも王寺郵便局が担当している。なお、郵政事業の民営化以前は竜田郵便局(竜田南)が集配特定郵便局として「636-01xx」区域(斑鳩町全域)の集配業務を担当していたが、2007年2月5日付で王寺郵便局に移管、現在は窓口業務のみとなっている。[1]

人口

テンプレート:人口統計 平成22年国勢調査(速報値)より前回調査からの人口増減をみると、0.31%減の27,731人であり、増減率は県内39市町村中7位。

奈良県統計 斑鳩町の人口

  • 2007年10月1日現在 : 27,602人
  • 人口増加率(2002年→2007年) : -2.7%

歴史

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世界遺産 法隆寺

古代の大和国平群郡夜麻(やま)郷、坂戸郷の地である。龍田川が大和川に合流する地点の北西にある神南備・三室山山頂に延喜式内・神岳(かむおか)神社が鎮座する。飛鳥時代には聖徳太子が斑鳩宮を営み、当時創建された法隆寺法起寺法輪寺中宮寺は現在に伝わり法隆寺法起寺世界遺産に登録されている。

近年、藤ノ木古墳の発掘でも有名になった。

沿革

町域の変遷

明治22年 明治24年 明治29年 昭和22年 現在
奈良県
平群郡 生駒郡
竜田村 竜田町 斑鳩町
法隆寺村
富郷村

経済

テンプレート:節stub

商業施設

金融機関

  • 南都銀行 法隆寺支店(龍田南)、法隆寺駅前出張所(興留)
※その他、斑鳩町役場内に同行の ATM を設置。

農業協同組合

  • 奈良県農業協同組合(JAならけん)
    • 総括斑鳩支店(龍田南)
      ※郡山・生駒地区(生駒市・大和郡山市・平群町・斑鳩町・安堵町・三郷町・王寺町・河合町・上牧町)の総括支店。
    • 斑鳩支店(小吉田)

日本郵政グループ

(2014年6月現在)

  • 日本郵便株式会社
    • 法隆寺郵便局(法隆寺)
    • 竜田郵便局(龍田南) - 元集配局。ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局。
    • 斑鳩興留郵便局(興留)
    • 竜田西の山簡易郵便局(龍田西)

前述のとおり、斑鳩町全域(「636-01xx」区域)の集配業務は王寺郵便局が担当している。

教育

高等学校

中学校

  • 斑鳩町立斑鳩中学校(龍田北)
  • 斑鳩町立斑鳩南中学校(目安北)

小学校

  • 斑鳩町立斑鳩小学校(法隆寺南)
  • 斑鳩町立斑鳩東小学校(法隆寺南)
  • 斑鳩町立斑鳩西小学校(神南)

交通機関

鉄道

バス

道路

一般国道

県道

名所・旧跡・観光・祭事・催事

名所・旧跡

古墳

など多数。

合併問題

生駒郡安堵町三郷町平群町北葛城郡王寺町上牧町河合町(西和7町)との合併が審議されていたが、斑鳩町・王寺町平群町で実施された住民投票の結果、財務状況が良好である斑鳩・王寺両町で反対票が多数となり、両町が合併協議会を離脱。協議会は解散され、合併は白紙となった。 また、新しい市の名前の候補は、西和市、法隆寺市などが候補に上がり、新市名「西和市」の決定まで行っていた。

出身有名人

その他

  • 衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第2区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「生駒郡選挙区」(定数:3)となっている[2]

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Commons&cat

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  1. 「集配拠点等の再編」実施局(旧日本郵政公社近畿支社・2007年1月31日発表分)
  2. 選挙区と定数 奈良県選挙管理委員会