さいかい号

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さいかい号(九州産交バス)
ファイル:Saihibus N812.JPG
さいかい号(西肥自動車)

さいかい号(さいかいごう)は、熊本県熊本市長崎県佐世保市を結ぶ高速バス路線である。九州産交バス西肥自動車(西肥バス)によって共同運行されている。

概要

九州自動車道長崎自動車道西九州自動車道を経由して熊本市熊本交通センター佐世保市佐世保バスセンターおよびハウステンボスの間を結ぶ路線で、1日6往復運行されている。なお、「さいかい号」という愛称が用いられるのは熊本側(九州産交)のみで、佐世保側(西肥自動車)では同社の昼行高速バス共通の総称である「ハイウェイエクスプレス号」が用いられる。そのため市販の大型時刻表には「さいかい号」と「ハイウェイエクスプレス号」の2つの愛称が記載されている。

座席指定制のため乗車の際は予約が必要。SUNQパス(全九州版・北部九州版)の利用が可能である。また、クローズドドアシステムになっており、熊本県内の区間のみ、または長崎県内の区間のみの利用はできない。

運行会社

運行形態

所要時間

山浦PAで10分間の途中休憩有り 

停車停留所

▼:佐世保行きは乗車のみ・熊本行きは降車のみ可能
▽:熊本行きの降車のみ可能
◆:双方向に乗降可能
▲:熊本行きは乗車のみ・佐世保行きは降車のみ可能
停車停留所名 停留所所在地 乗降 備考
熊本交通センター 熊本県 熊本市中央区 佐世保行きはAホーム6番のりばから発車
通町筋  
味噌天神  
水前寺公園  
熊本県庁  
自衛隊前 熊本市東区  
東町中央  
益城インター 上益城郡益城町  
武蔵ヶ丘 熊本市北区  
西合志 合志市  
植木IC 熊本市北区  
鹿央 山鹿市  
菊水IC 玉名郡和水町  
高速鳥栖神辺 佐賀県 鳥栖市  
高速金立 佐賀市  
波佐見有田IC 長崎県 東彼杵郡波佐見町  
佐世保バスセンター 佐世保市 熊本行きは2番のりばから発車
卸本町入口  
ハウステンボス  

運行経路

使用車両

車内設備

沿革

ファイル:Kyusyusanko saikai LV.jpg
運行開始当初のさいかい号
九州産交便(1992年撮影)
  • 1990年10月1日 - 九州産交、西肥自動車の共同運行により、1日3往復で運行開始。所要時間は2時間30分。
  • 1992年 - 1日6往復に増便(産交3往復、西肥3往復)。うち1往復をハウステンボス経由に変更(停車順は、~植木IC - ハウステンボス - 卸本町入口 - 佐世保バスセンター)。
  • 1997年 - ハウステンボス経由便の停車地追加(波佐見有田IC)。
    • この時期において九州産交の車両が更新され、塗色も同社高速バス共通カラーに変更された。
  • 1998年 - 熊本市内および熊本側の高速内停留所が追加され、熊本市内各停留所においては熊本発着の九州内高速バス路線すべて統一される。
    • 追加された停留所 - 通町筋(熊本行きの降車のみ)、味噌天神、水前寺公園前、帯山中学校前、西原、西合志鹿央菊水IC
  • 1999年 - 佐世保側の運行経路を佐世保みなとIC経由に変更、全便が佐世保バスセンター経由ハウステンボス発着になる。
    • 停車順は、~波佐見有田IC - 佐世保バスセンター - 卸本町入口 - ハウステンボス
  • 2008年7月1日 - 熊本IC経由(熊本県庁前 - 帯山中学前 - 西原 - 松の本 - 武蔵ヶ丘)から益城IC経由(熊本県庁前 - 自衛隊前 - 東町中央 - 益城インター口 - 武蔵ヶ丘)に経路変更。
  • 2009年4月25日 - 高速金立停留所を追加。
  • 2012年10月1日 - ダイヤ改正を実施。所要時間が5分延びる(新たに山浦PAでの途中休憩を設定)。
  • 2013年8月1日 - ダイヤ改正。新たに高速鳥栖神辺停留所を追加。これに伴い、熊本⇔高速鳥栖神辺⇔佐賀間の「高速鳥栖神辺」乗継乗車券の取扱いを開始(高速鳥栖神辺⇔佐賀間は西日本鉄道が運行するわかくす号を利用する)。また、山浦PAにおける途中休憩がこれまでの5分間から10分間に延長。
  • 2014年8月14日 - 2014年9月30日(火)をもって、運行を終了することが、西肥・産交の2社の両方で発表。
  • 2014年9月30日(予定) - 運行終了

外部リンク

テンプレート:KyushuSankoBus