大中山駅
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大中山駅(おおなかやまえき)は、北海道亀田郡七飯町大中山1丁目2番地にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH72。電報略号はオウ。
快速「アイリス」の停車駅となっている。
歴史
- 1946年(昭和21年)12月1日:国有鉄道函館本線の大中山仮乗降場(局設定)として開業[1]。旅客のみ取扱い。
- 1950年(昭和25年)1月15日:旅客駅に昇格[1]。大中山駅となる。荷物扱い開始。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 1991年(平成3年)12月:駅舎改築。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
- 2013年(平成25年)
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅。転轍機を持たない棒線駅となっている。互いのホームは両ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[2]。
1 | テンプレート:Color函館本線(上り) | 函館方面 |
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2 | テンプレート:Color函館本線(下り) | 七飯・長万部方面 |
簡易自動券売機設置で七飯駅管理(夜間連絡先は五稜郭駅)の無人駅となっているが、有人駅時代からの木造平屋建ての駅舎が残っていた。旧駅舎は構内の東側(旭川方面に向かって右手側)に位置し、上り線ホームに接していて[2]、出札窓口は閉鎖されていた[3]。また開口部が塞がれていて、駅舎外の別の小さい建物に汲み取り式トイレを有していた。
2013年12月12日から供用が開始した新駅舎のトイレ(水洗)は、JR側は「無人駅にはトイレは設置しない」ということであったが、通勤通学などの利用客が多いため、トイレは七飯町が設置した。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、村内を流れる大川から村名に採用された大川村と、1858年(安政5年)当時の箱館奉行所の開拓係・中島辰三郎の名字から採用された中島村の2村が合併の折、村名を大中山村としたことに由来する[3]。
利用状況
駅周辺
- 国道5号 - 桔梗駅付近から七飯駅まで続く赤松並木が有名で「赤松街道」と呼ばれ[3]、日本の道百選である
- 函館新道七飯大川インターチェンジ
- 七飯町役場大中山出張所
- 函館中央警察署七飯南駐在所
- 大中山郵便局
- 新函館農業協同組合(JA新はこだて)大中山支店
- 七飯町立大中山小学校
- 七飯町立大中山中学校
- 株式会社ジェイデバイスセミコンダクタ 函館センター(旧:ルネサス北日本セミコンダクタ本社・函館工場 - ルネサス エレクトロニクス子会社)
- 横津岳登山口
- 横津岳国際スキー場跡
- 函館バス・大沼交通「大中山」停留所
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color函館本線