渡島砂原駅

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ファイル:Oshimasawara station 2.jpg
駅舎内(2005年3月撮影)

渡島砂原駅(おしまさわらえき)は、北海道渡島総合振興局茅部郡森町砂原4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)のである。駅番号N66電報略号オラ

前身は渡島海岸鉄道砂原駅(さわらえき)であり、同鉄道の国有化に伴い現在地に移転し、改称した[1]

歴史

ファイル:OshimaSawara eki.jpg
1976年の渡島砂原駅(中央より右下)と周囲約1×1.5km範囲。右が鹿部・大沼方面。写真左端中央、港の堤防基部へ向かう道路との交差付近が渡島海岸鉄道の砂原駅跡。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[5]。互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム中央部分を結んだ構内踏切で連絡している[5]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっている(番線表示なし)[5]。上下線共に安全側線を有する[5]。そのほか1993年(平成5年)3月時点では下り線の森方から外側に分岐し対向側ホーム外側への行き止りの側線を1線有する[5]。転轍機の形状は上り線からの片開き分岐である[5]。尚、1983年(昭和58年)4月時点では、対向側ホームの現・下り線は上下共用だった[6]

森駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接している[5]有人駅時代の、鹿部駅と同じ形の駅舎が継続使用されている[7]。建築当初からの原型を良く留めている建物である[7]。駅舎のホーム側に無料のレンタサイクルの受付がある[7]。駅舎内にトイレを有する[7]。ホームには地元の中学生の手による花壇が設置されている[7]。駅の標高は35mである[8]

渡島海岸鉄道

渡島海岸鉄道時代の砂原駅は、現在の渡島砂原駅から1kmほど西側[8]の、標高10mの地点[8]で、史跡・南部藩砂原陣屋跡の裏に位置した[8]。旧駅の跡地は2003年(平成15年)時点では道路になっていた[8]

また、砂原線に転用されなかった線路跡は、2003年(平成15年)時点では国道278号に転用されていた[8]

駅名の由来

当駅の所在する地名(旧町名(茅部郡砂原町))に旧国名の「渡島」を冠する。地名は、アイヌ語の「シャラ」(広い砂地)に由来する[9]成田線佐原駅と区別するため「渡島」を冠している。

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は227人[6]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は228人[5]

駅周辺

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
テンプレート:Color函館本線(砂原支線)
渡島沼尻駅 (N67) - 渡島砂原駅 (N66) - 掛澗駅 (N65)

かつて存在した路線

渡島海岸鉄道
渡島海岸鉄道線
掛澗駅 - 東掛澗停留所 - 度杭崎停留所 - 砂原駅

脚注

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関連項目

テンプレート:函館本線1
  1. 1.0 1.1 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)14,27ページより。
  2. 座標:[[[:テンプレート:座標URL]]42_7_24_N_140_40_49.8_E_region:jp 北緯42度7分24秒東経140度40分49.8秒]
  3. 小冊子『HANDBOOK 1990』「駅は旅の出発点」(発行:北海道旅客鉄道、1990年発行)より。
  4. 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)83ページより。
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 『北海道630駅』39ページより。
  6. 6.0 6.1 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)54ページより。
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)22ページより。
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 書籍『鉄道廃線跡を歩くX』(JTBパブリッシング2003年10月発行)49ページより。
  9. 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)30ページより。